道路が陥没する理由(下水管破裂の原因)

● 道路が陥没する理由
下水管破裂の原因
道路が陥没する理由になります。
2024年1月29日(水)午前10時頃
埼玉県・八潮市(やしおし)で道路が陥没して
2tトラック運転手が転落した事故が発生しました。
※ 午前9時50分頃に後続車が110番した事で救助活動が開始されています。

交差点付近より
直径5メートル・深さ約10メートルある
大きな穴にトラックごと落ちてしまいました。
既に事故発生から
3日以上が経過していますが、
いまだに救助作業が続けられています。
事故発生から6時間後(午後4時の時点)では
運転手(74歳)の受け答えがあったようなのですが、
24時間経過した翌朝(午前10時段階)の容態は不明とされています。
現在トラック荷台のみがクレーンで引き上げられている状態となっており
男性運転手の救助活動は、運転席部分が水に浸かっている事から中断しています。
懸命に救助しようとしている最中に崖崩れが起こり消防隊2人が負傷しています。
その後、13時間ぶりに救助作業が再開されドローンでの確認作業もされていますが、31時間経過の夕方5時段階では安否不明とされています。
水道管が塞がった可能性があるとして、近くにお住まいの12市町の120万人以上を対象に下水道の使用を控えるように呼びかけています。
こういったトラブル時に水道を使えば使うほど男性の救助が遅れる事を意味します。
午前1時にはクレーン引き上げ作業中にワイヤーが切れるトラブルもありながらも新たな陥没が発生して中断(穴が広がる様子が断続的に確認)
新たに陥没した箇所にはガス管があるために
ガス漏れの危険性があるために近隣では避難勧告が出されています。
すぐ近くにはお店&住宅があるために
さらなる二次災害が心配されています。
二次災害を防ぐ意味でも
陥没した穴付近に重機を近づける事が困難のために
救助作業は現在も難航しています。
クレーン車で引き伸ばしながらの確認作業となっています。
下水管の破裂の影響なのか?
左コンクリ部分より
水が流れている事も確認でいます。
現在は陥没現場を通る下水量を減らすために
近くの川に下水の緊急放流を開始しています。
埼玉県春日部市のポンプ場からポンプ車を使い
下水を汲み上げてホースを使って川へ流しています。
下水は放流前に塩素処理済みで、川の飲水には利用していないので影響なし。
下水の緊急放流は異例の事態となっています。
東日本大震災にも実施されています。
道路が陥没する理由として
地上にある道路の
すぐ地下を通っている
(地上の約10m下)
下水道管が
(太さ4.72m)
何らかの原因により
ひび割れ → 穴が空いて破損してしまい
下水道管が何らかの原因により
ひび割れ → 穴が空いて破損してしまい
水道管の破損箇所へ
土砂が流入した事により
徐々に勢いが増して
空洞が出来てしまった結果
道路が陥没してしまいます。
現在の状況として
肝心な運転席部分(被害男性)ではなく
トラック荷台のみ引き上げに成功しておりますが
新たに2つ目の道路陥没が出来てしまいました。
トラックはキャブオーバータイプ(エンジン部分の真上に運転席があるタイプ)にてエンジンが整備しやすいように運転席部分のみが簡単に開けられるようになっています。
後ろ側の荷台はフック留めされているだけで肝心な車体フレームと繋がっているのは運転席部分となります。
今回、トラック荷台のみが引き上がられた理由として
繋ぎ目部分が土砂に埋まったために泥の抵抗により
ヒンジの繋ぎ目部分が壊れてしまい切り離れた可能性が高いと言われています。
これにより作業が難航しております。
というよりも
救助隊も異例の事態に
”初の試みで苦戦している”
のではないかと思われます。
道路が陥没する原因の多くは
寿命による「水道管の経年劣化」となっています。
水道管の継ぎ足し部分にはパッキン(水漏れ対策のゴム)+モルタル(セメント+水+砂で固めた物)が入っていますが、地震等の災害・年月が経過する事により徐々に劣化していきながら
道路上の交通量の多さから破損して水漏れが発生するとされています。
土砂が空洞を通る事により下水道の配管はコンベアと同じように、どんどん土砂を運び出して穴の空洞が空いて道路にダメージを与えてしまいます。
道路陥没する詳しい原因として
水道管内にある下水に含まれる生ゴミ等の有機物が腐敗 → 腐敗する事で硫化水素が発生 → 硫化水素が空気に触れる事で硫酸になってしまい → 下水道管が徐々に腐食して穴が開いて広がり破損 → 破損した部分に土砂が流入していきながら → 空洞が出来る → 道路と水道管の間に空洞が出来る事により道路に車が通りコンクリが耐えられなくなって陥没します。
硫化水素は”強い毒性”を持ちますので、高濃度になると「即死する可能性がある」という事も覚えておく必要があります。
以上の内容から
下水道管が経年劣化によりサビ&腐食してしまい
水道管に小さな穴が出来て徐々に広がっていきまして
土砂が押し流されて空洞が出来た可能性が濃厚とされています。
というよりも
以前から小さなひび割れ~穴は空いていて
少しずつ水漏れを起こしていたのではないかと考えられます。
最終的に毎日の交通量の多さからトドメがささった可能性が高いです。
近況で道路を補修して穴を掘り起こした事が原因でなければですね。
下水管の寿命(耐久年数)は
「約50年」と言われています。
今回、道路陥没事故があった
下水管(直径4.75m)は
既に40年以上経過している事が分かっています。
1983年から使われており
埼玉県では5年ごとに調査しています。
埼玉県による4年前の点検では
「補修の必要はなし」と判断されています。
※ 2021年度の調査結果では目視で確認した上で、一部に腐食があったが補修等は早急な対応は必要ない状況と判断されています。
深刻度はA・B・Cの内の「Bのただちに工事が必要な状況にない」となっていましたが、2020年の調査では鉄筋がむき出しの状況で最も状態が悪いとされています。
ここで誰もが知っておきたい知識として
下水道が関係している道路陥没事故は
全国各地で相次いで
年間4,000~5,000件も発生しています。
全国の下水管 総延長 約49万kmのうち
(地球約12周分の長さ)
標準耐用年数が50年経過したものは
2017年に約1.7万km(全体の3%)
2022年に約3万km(全体の7%)
2027年に約6.3万km(全体の14%)
2037年には約15万km(全体の35%)
そして…
2042年には約20km(全体の40%)に達する
と予測されています。
近況で下水道管が起因する
道路陥没事故状況については
(国土交通省の2022年度発表より)
全国で2,607件も発生しています
下水管が関係しない道路の陥没事故は
全国で1万548件起きておりますが…?
地震等の災害を除いた
陥没事故は2,607件となります。
つまりは、水道管の経年劣化トラブルによる
道路陥没事故は全国各地で
毎年2,600件以上が起きる事が考えられ
今後はもっと増えるという事を意味しております。
ここで大変困った事に
下水管のメンテナンス点検として
プロの工事業者がマンホールの中に入って水道管を目視しても経年劣化しているかどうかが分からず破損していたとしても見つける事が非常に困難となっています。
同じトラブルを起こさない意味でも
今後は防犯カメラ監視による状態チェックが必須とも言えます。
今回の被害ほどではありませんが
2022年には道路の陥没事故が一部で報道されています。
この事から皆様がお住まいの
すぐ近くで道路陥没事故は
いつ起きてもおかしくない状況
で、もはや…
他人事の問題ではなくなってきております。
それも毎日のように
道路には沢山の車が通りますので、
水道管が日々劣化していきながらも
今以上に道路陥没が起こりやすくなるという恐ろしさです。
それも罰ゲームの落とし穴のように何の前触れもなく
突然、穴に落とされるというのだから、本当にたまったもんじゃありません。
まるで地震の地盤のようにジワジワと劣化しながら
突然、怒り狂って大爆発する現象と同じとなります。
水道管のメンテナンスを含めまして
今後、全国各地で水道料金も大幅に値上がっています。
また道路を整備するために必要となる
ガソリン代の二重課税こと「暫定税率」も関係しています。
もし道路の穴ぼこ・段差・破壊・落石
ガードレール&標識の損傷があったり
道路の損傷・落下物・動物の死骸を見つけましたら
道路緊急ダイヤル: #9910(無料で24時間受付)
上記の道路緊急ダイヤルへ
電話をすればOKです。
LINEからでも通報可能になります。
QRコードを読み込み後、友達へ追加して
道路の異状を発見したら、気軽に通報可能となっています。
<追記>
元々1つの穴が
2つ目の穴に膨れ上がり
3日目には巨大な1つの大きな穴にまで巨大化しています。
気づいたらハートマーク形の穴まで膨らみまして
直径20メートル以上の大きさまでになってしまっています。
さらに現在では最大40メートル以上までに拡大しています。
穴が大きく膨らんだ影響により
継続的に崩落が続いた危険な状態になっています。
4日目には「公園化」してしまっています。
事故発生から5日目が経過した
現在も男性の救助活動が続けられています。
1日目に巨大化と
言われていた穴が
5日目(2月1日夜)の時点では
ダンジョンの洞窟のようになってしまっています。
深さは最大10m → 15mまでの深さとなっています。
下水管の最下部付近までに到達してしまいました。
5日・午前中には救助作業をするためのスロープが完成
坂道のように傾斜したスロープの大きさは幅4m・長さ30メートル。
午後に複数台の重機が飲食店の駐車場から地面を堀削して路面の強度を高めました。
その後、数十人の作業員が穴の中に入り作業を実施。
重機ショベルカーを使い土砂・がれき・散らばったコンクリ除去作業を再開したばかりだったのですが、穴の中に一定量の水があり、土砂が崩れやすくなる危険性が高まったため、夕方5時から翌朝9時まで救助作業が中断となりました(翌朝は関東で雪・雨予報)
6日~7日が経過しましたが、救助作業は中断されています。
スロープのすぐ下に下水と見られる水が湧き出ている事からがれきの撤去作業のみとなっています。
ポンプ車を使い近くのマンホールから下水を汲み上げる作業を実施しています。
週明けから下水の水量が増え穴の土砂が崩れやすくなる恐れがあるため、周辺住民には風呂&選択の回数を減らしたり雨の時間帯を避けたりするように呼びかけています。
既に事故発生から9日目が経過していますが、いまだに救助再開の見通しは立っていない事を明らかにしました。
その後、下水道管の中でトラック運転席部分と見られる物が発見されましたが、運転手の安否は不明で水に流れた可能性もあるとされています(運転席から外に水で流された可能性)
運転席は、マンホールの穴から下水道管を100~200mほど下流に下った場所で、一部が水に浸かった状態で発見されています(色は白く金属製のもので変形していた状態)
マンホールから下水道管内の異物を調査するためにドローンを飛ばして確認した所で発見となりました。
運転席は水道管が破裂した影響により
そのまま落下した可能性があるとされています。
11日目の朝に捜索活動を再開しましたが、30分程度で終了しました。
陥没した穴の中や土砂の中に運転手の所持品や部品などの手がかりが見つからなかったため、陥没した穴での捜索活動の終了を発表しました。
今後は運転席が見つかった下水道管内の捜索活動に移行します。
2週間経過後、運転席に「運転手が取り残されている可能性が高い」と明らかにしました。
運転席と見られる物は警察や法医学者が運転席の映像を調べた結果、人の可能性は否定できないとして運転席の中に運転手の男性が取り残されている可能性が高いと判断されました。
今後の救助活動の道筋も明らかになりました。
運転席に向けて地上から穴を掘り、運転席を回収する方法を進めると共に下水道管内の堆積物を避けた形で下水管の工事を行う予定となっています(工事に約3ヶ月掛かります)
専門家によりますと現場復旧には2年~3年掛かるという事が分かりました。
今後、水道管破裂の経年劣化以外にも地震なんか発生して道路陥没事故が多発した日には、とんでもない事になりそうです。
この事から”複合災害”にも万全に対策しておく事が何よりも大切な教訓と申し上げられます。
それよりも被害男性の近くに水分が摂れる水があれば良いのですが…
人間が生き延びるためには
「水分補給」だけは絶対的に必須になります。
人間は2~3週間は食べ物を何も食べなくても
平気と言われており、生き延びる事は可能となります。
その一方で、自然と喉(のど)が乾いてしまう
水分補給だけは最低でも
”3日~5日まで”が生命の限界
という事が証明されております。
そのため、水分補給の「水は必要不可欠の死活問題」となります。
今後は全国的な道路陥没を意識しまして
いざという時のために”水の持参”が必須となります。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
横断歩道で歩行者をひきかねないトラック(一瞬の出来事が命取りに)
直進バイクVS右折車の事故で気をつけるポイント(バイクに乗らない方必見)
相手が違反した事故でも過失割合は10対0にならない(乗り物で7対3に変わる)
10対0の交通事故は保険会社が対応してくれない?(過失割合)
オービスで速度違反を繰り返した運転手が袋叩き(運転免許取消処分)
自転車で2人死亡事故の状況を作って実刑判決(車2台は不起訴処分)
ジャンプスターターの選び方&使い方(バッテリー上がりの始動方法)
初めてバイクの電気配線を整備するために購入しておけば間違いない物一覧
ショーライバッテリー簡単解説(Shorai/評判/寿命/儀式/トラブル)
ジャンプスターターの選び方&使い方(バッテリー上がりの始動方法)
初めてバイクの電気配線を整備するために購入しておけば間違いない物一覧
ショーライバッテリー簡単解説(Shorai/評判/寿命/儀式/トラブル)
ショーライバッテリー充電方法&手順解説(Shorai/バッテリー上がり/復活)
ショーライバッテリー詳細編(SHORAI/充電/寿命/儀式/上がり/冬)
Amazon購入の中国製バッテリーから出火(1000万円超の被害)
初めてバイクの電気配線を整備するために必要な物一覧(購入先)
ハーレーを整備する上で必要な工具(電気テスター/電気配線/ケミカル用品)(購入先一覧)
電気の基本編(基礎知識/一般家庭/自動車/バイク/電圧V/電流A/電力W)
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
任意保険未加入車からの10対0追突事故で泣き寝入りと話題(驚くべき加入率)
10対0の交通事故は保険会社が対応してくれない?(過失割合)
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
信号無視で不起訴→免許更新時にブルーでゴールド免許を求めて提訴
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
横断歩道で歩行者をひきかねないトラック(一瞬の出来事が命取りに)
直進バイクVS右折車の事故で気をつけるポイント(バイクに乗らない方必見)
相手が違反した事故でも過失割合は10対0にならない(乗り物で7対3に変わる)
10対0の交通事故は保険会社が対応してくれない?(過失割合)
オービスで速度違反を繰り返した運転手が袋叩き(運転免許取消処分)
自転車で2人死亡事故の状況を作って実刑判決(車2台は不起訴処分)
ジャンプスターターの選び方&使い方(バッテリー上がりの始動方法)
初めてバイクの電気配線を整備するために購入しておけば間違いない物一覧
ショーライバッテリー簡単解説(Shorai/評判/寿命/儀式/トラブル)
運転免許更新手続き後の受け取り日はいつ?(必要な物/代理人/郵送)
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
信号無視で不起訴→免許更新時に青色でゴールド免許を求めて提訴
原付免許で50cc→125ccが運転可能へ(EV電動バイク)
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
直進バイクVS右折車の事故で気をつけるポイント(バイクに乗らない方必見)
オービスで速度違反を繰り返した運転手が袋叩き(運転免許取消処分)
インジェクション車(FI)とキャブレター車の違い&見分け方(メリット/デメリット)
インジェクション車(FI)の正しいエンジンのかけ方/始動方法