原付免許の見直しを検討(50cc→125cc化)

原付バイク6

原付バイク免許の見直しを検討

まさかの50cc→125cc化!?

車の運転免許を取得すると

自動的におまけとしてついてくる

原付一種こと原付バイクの免許(50cc)について

今後は新たな「原付免許」として

見直しが検討されるかもしれない

という事が分かりました。

2022年11月25日に開催された

全国オートバイ共同組合連合会

第19回通常総会懇親(こんしん)パーティにて

大村会長より

原付一種の新しい枠組みを

来春(2023年春)を目処に策定する

といった大々的な内容を発言されたようです。

このイベントには国会議員をはじめとした

有識者の方々が参加していていたようです。

実は「原付免許(原チャリ)」が
(50ccまで乗れる免許)

「原付二種」になるかもしれない!
(50cc~125ccまで乗れる免許)

といった話題については

ずっと昔から再三に渡り言われ続けている内容になっています。

毎回、話題になっては政府の法案のように実現せずに自然と消えています。

そして、数年ごとに同じ事を繰り返されているような気がします。

でも、今回の内容はEVバイクの免許区分も関係しており、有識者の前で大々的に発表しておりますので、いつもとは少し違うような気がしております。

原付バイク(50cc)については

30km/hの速度制限がある事から

白バイの目の敵にされたり(交通違反切符&点数を引かれる)

一般道&幹線道路をチンタラと30km/hで走っているものなら

「逆に危ない」とも言われていたくらいでした。

この危なっかしい最高速30km/h規制については

戦後間もない1955年に法律が制定されました。

50ccの原付バイク~自転車で右折する時に必要となる二段階右折については、1986年に法令化されました。1986年までは車同様の小回りが認められていました。

二段階右折 = 自転車同様に直進の信号を渡ってから再び右折の正面信号を渡る事を言います。

最近では原付バイクでは言われなくなりましたが…?

今度は自転車で走行するもんなら、自転車横断帯(自転車専用道路)の走行は危ないから「歩道を走りなさい」と多く言われるようになってきました。

さらには原付バイク(50ccまで)は大きな交差点で曲がる時には直角の逆L字型に曲がる「二段階右折」をする必要があります。

自転車の交通ルールは、バイクすり抜けルールと同じく白黒がなくグレーゾーンになっている状態です。

いずれも正しくルールを守っている方は、ごく一部の方に過ぎずに守っている方がいたら、逆に珍しいともくらいとも言われるくらいです。

当時、携帯業界であった日本専用端末の折りたたみパカパカ携帯ことガラケーではないですが…?

バイクメーカーが日本専用のために50ccバイクを製造するのは、コスト的に考えても見合わないといった事情が関係しているようです。

全盛期では200万台の販売から現代では12万台までに落ち込んでいます。

さらに今後オートバイ(バイク)は電動化が当たり前になってきておりますので、原付免許区分が変更される可能性が十分高くなってきています。

当然、原付免許を変更するためには警察&関係省庁との交渉もあるようなので、簡単に出来る話ではないようです。

そうなってきますと…?

もしかしたらなのですが、

今後主流になるであろう

電動バイクにおいての原付免許区分を

「原付二種(125cc)」までの排気量(電動出力)に対応する

という意味合いの可能性もありえるかもしれません。

正確には電動バイク(EVバイク)には電動バイクの出力ごとに免許区分が分かれております。

2022年12月9日追記

その後、詳しい理由が判明いたしました。

ベストカーWebさんの内容を簡単にまとめますと…?

2022年10月末に全面的に適用された排ガス規制の問題が大きく関係しているようです。

原付二種(51cc~)~中型~大型バイクは新たな排ガス規制が適用されました。

但し、原付一種(50ccクラス)のみ2025年10月末まで猶予が与えられており、排ガス規制は排気量が小さくなればなるほど対策が難しくなると言われています。

50ccの販売は価格が大幅に値上がり、メーカーとしてもコストが掛かり割に合わないと言われており、50ccのバイク販売が全滅するかもしれない可能性があったようです。

これらの理由により

メーカー側に技術開発と対策期間として

低コストを求めるために3年の猶予が与えられたという事情が判明しました。

現段階では自民党オートバイ議員連盟には

3つの案を提言されているようです。

1.現行50ccモデルを排ガス規制に無理やり対応させる

2.125ccを含めて最高速度を50km/hにして排ガス規制に対応しない

3.125ccクラスの最高出力を4kW以下(5.4ps)に下げる = 最大出力を50cc+αに制限する

1は現実的ではなく割に合わず達成が困難になります(50ccでは非常に難しい問題)

2は125ccの性能を劣化させるだけで商品価値が下がると言われています(低速トルクが悪化)

3の内容であれば、排ガス対応&商品コスト的に、もっとも現実的な内容で、議連・経産省・国交省・総務省・警察庁の間で調整が進められているという事でした。

但し、警視庁は最高速度30km/h上限・二段階右折といったルールの見直しによる免許制度の改正には乗り気ではないようです。

つまりは

今後は”50ccという排気量で区別するのではなく”

未来のEVバイクを見据えて「最高出力で原付一種(50cc)を区分する」

とした上で

原付一種(50cc)のバイクは最大出力が

4ps台 5.4psにパワーアップして販売される可能性があります。

一方の50ccと比べて

20~30kg重いとされる

原付二種(51cc~125cc)バイクについては

最大出力を5.4ps = 4kWに下げられて発売される可能性があります。

最後に簡単にまとめますと…?

原付一種免許(50cc)にお乗りの方が「得」をして

原付二種免許(51cc~125cc)にお乗りの方が「損」をする内容

という事でありました。


2023年9月7日

少しだけ動きがあったようです。

警視庁より

原付きバイク50ccを125ccへ

変更する事を検討している

といった事が明らかになりました。

正確には小型オートバイ扱いの125cc(小型二輪)を

今後、原付バイクへ区分するかどうかの検討になります。

この背景にはメーカーよりコスト高で負担になっている

原付バイク(50cc)の生産&販売終了に伴いまして

今後EVバイクの最高出力を原付きバイク並の4キロワット以下に制御した

小型二輪を原付扱いとして販売する事を検討しているようでありました。

今後EVバイク普及に伴いまして

2025年1月1日より国際的な排ガス規制強化により

新たな規制基準が適用されるため、その時に合わせて見直しがされるのかもしれません。

2023年9月11日に有識者による話し合いの検討会を開始して(3回~4回開催予定)

年内までに提言(内容)をまとめるという事でありました。

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