一時停止違反の罰則 簡単解説(違反点数&反則金)
目次
● 一時停止違反の簡単解説
一時停止義務違反の「止まれ」とは?
一時停止線については
信号がない危ない交差点から
交通事故が多い場所に設けられています。
他に絶対にあるのが「踏切」の手前で、
必ず一時停止が義務付けられております。
実は、交通違反の中ではNo2の取り締まり検挙数になっています。
一時停止は「止まれ」といった標識・標示がある所では必ず止まらなければいけません。
もし止まらなければ、「一時停止義務違反」となります。
違反点数と反則金(違反金)が取られますので、必ず一時停止では止まる事が大切になります。
当方の近所でも定期的に一時停止の取り締まりを行っている箇所が数箇所あります。
いずれも見ていると一時停止をせずに捕まっている方は圧倒的に多く感じられますね。
検挙数ではNo2になっていますが、個人的にはNo1の速度違反(スピード違反)よりも多く取り締まりを行っている印象を受けます。
その後、2021年~2022年度では「一時停止違反がNo.1」になっておりました。
No2がスピード違反(速度違反)となっております。
どおりで、一時停止の取り締まりを頻繁にやっている姿を見かける訳ですね!
当方の近所では週に1回~2回の頻度で、定期的に一時停止の取り締まりが行われている場所が2箇所あるくらいであります。
いずれもパトカーと白バイが意図的に気づかれないように隠れて取り締まりが行われております。
いつも通っている場所で面白い事に気づいてしまったのですが、この1年の間に待機している場所をコロコロと3~4箇所に変えているくらいに巧妙な手口でありました。
最初の内は目立つ位置で待機しており、違反者がいたらそのまま追跡して取り締まる形だったのですが…?
最終的には誰もが分かりづらい場所から確認しつつ追跡せずに、別の方が一時停止先の所で待機していて無線の連携プレイで取り締まりを行っているくらいでありました。
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
道路交通法上では一時停止の意味は以下の通りに定められています。
道路交通法 第四十三条
(指定場所における一時停止)
車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあっては、交差点の直前)で一時停止しなければならない。
この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
なにやら難しい言葉で解説されておりますが、
簡単に言いますと
1.信号がない危険な道路(交差点等)では
2.優先道路を走っている車の邪魔をしてはいけません。
3.一時停止の指示がある所では「必ず直前で止まりなさい(安全確認をしなさい)」
という意味になります。
車両の種類には
・自動車 ・バイク & 原付 ・自転車
が対象になります。
自動車&バイク(原付)は多くの方が理解していらっしゃると思います。
ここでの差ポイントは、軽車両である「自転車」も含まれるという点ですね。
最近では自転車にも罰金・罰則を設けようとする動きで法律が動いております。
止まれの路面ペイントは止まる義務はない?
近年では滅多に見る事はなくなりましたが…?
一昔前は「止まれ」といった道路路面標示を見かける事がありましたね。
実は、この白く路面にペイントされた「止まれ」には法律で定められた路面標識ではないのです。
一時停止の義務がないということになります。
つまり、道路標識がなく路面標示の「止まれ」のみだった場合は停止しなくても道路交通法上の”一時停止義務違反”にはなりません。
但し、「止まれ」と書かれている所には
何らかの意図や意味があって、一時停止してもらいたい切実な願いだと思います。
きっと左右の見通しが悪く近くに学校(学童)があったり
事故多発エリアである事には違いありません。
法律では決まってなくとも、きちんと一時停止をして安全運転を心掛ける事が一人でも多くの命を救う事になるのだと思います。
一時停止する位置は決まっているの?
一時停止する位置については
「道路標識の停止線がある直前」と決まっています。
厳密には停止線を超えるのは絶対にNGなのですが、停止線の白線を踏んでもいけないのです。
教習所の試験では減点されたりしましたね。
しかしながら現在行われている交通取り締まりでは、そこまで厳密に細かくは行われておりません。
当方が何度も見てきているケースでは…?
思いっきり停止線をタイヤで踏んでしまっている方が圧倒的大多数で、白線を超えても捕まってはいないですね。
白線をオーバーしてしまっても取り締まりは行われていない事が判明しております。
ひとまず一時停止がある所では、白線を超えても「止まればOK」という判断のようです。
当然なのですが、ゆっくりそのまま進む行為は絶対にNGですね。
自動車のATのまま、ゆっくり動き出す状態(クリープ現象)のまま通り過ぎる行為ですね。
必ず止まらなければいけません。
バイク/原付/自転車にお乗りの方が気をつけるポイント(豆知識)
バイク・原付・自転車の場合には
必ず片足をつかなければ、止まった事にならないので要注意です。
一本橋の試験のようにバイクに跨った状態のまま
速度を一定にストップしても「一時停止とみなされない」という事です。
必ず片足を地面に付いた状態ではないといけないという事ですね。
参考までにバイク・原付でもエンジンを止めてストップした状態のまま押して歩けば歩行者扱い」になります(自転車も同様な扱いになります)
当然エンジンがかかっている状態のまま押して歩く行為はNGになります。
この場合、歩行者扱いになりませんので、ご注意下さいませ。
但し、厳密に道路交通法等では定められておらず、決まってはいないようであります。
何秒くらい一時停止すれば良いの?(停止時間)
道路交通法では、厳密に停止時間は決まっておりません。
個人的には最低でも「2秒(理想3秒)」といった所でしょうか?
1秒では短すぎると思います。
1秒でも止まっている事には変わりないのですが、
本来の目的である「安全確認をしていない = 安全確認義務違反」と見なされてしまう可能性が高く、取り締まりをやっている白バイ&警察の方に誤解を与えかねないからですね。
最近でこそドライブレコーダーが当たり前になってきましたが、
それでも「止まった」「止まらない」といった水掛け論ではないですが、いちいち証拠である動画を探して再生する手間だったり、何よりもお互いに無駄なエネルギーと時間だけが過ぎ去ってしまいます。
誤解を与えないように「2秒~3秒前後」は停止しない所だと思います。
さらに豆知識として
警察の取り締まりでは
車 & バイクの「タイヤがきちんと止まっているかどうか?」
を見ているようです。
タイヤの回転がきちんと正常に止まっているかどうか?で判断しているという事ですね。
これは覚えておくと良いかもしれないですね。
これまでの当方の個人的な経験で大変恐縮なのですが、
安心・安定は「3秒ルール」だと思っておけばOKです。
この3秒ルールでも、ずっと黙って3秒停止している訳ではありません。
当方では一時停止してからミラー&目視で左から右を確認して、再び出発前に左右を確認しています。
さらに道路に設置してあるカーブミラーだけでは信用できない事が多いので、一時停止線を超えてからも一気に加速せずにズルズルとゆっくり進む方法がおすすめでございます。
最初の内は、今にも止まれそうな速度で発進ですね。
なぜならカーブミラーには写らない場所(死角)だったり、時にはありえないほどまでの猛スピードにてミラーには写ってない状況で発進した直後に急に車が現れたりする事が多々あるからです。
これで何度も危ない目を経験してきました。
カーブミラーだけを頼りにするのは本当に油断禁物であります。
過去に事故が多発している危険な場所だからこそ「一時停止線がある」
という事も頭の隅に入れて理解しておく事が何よりも大切になります。
一時停止に関わらず、交差点等では
発進直後を含めても「二度見する癖(クセ)」をつけていますね。
これで大体、停止してから出発する頃には
「2.5秒~3秒」は超える秒数になっています。
もちろん、秒数だけにこだわらずに
きちんと止まって”左右の安全を確認する事が何よりも大切”になります。
一時停止違反の点数とは?
一時停止義務違反には2種類の違反内容があります。
一般的に良く見かける「一時停止線(道路標識/道路標示)」と踏切の手前の一時停止義務違反となります。
・指定場所一時不停止等違反: 2点
・踏切不停止等違反: 2点
となります。
それだけではなく罰金のお金も掛かってしまいます。
一時停止義務違反の違反金(反則金)
◆ 指定場所一時不停止等違反
・5,000円(原付&小型特殊自動車)
・6,000円(二輪車)
・7,000円(普通車/自動車)
・9,000円(大型車)
→ 上記は「一般的な一時停止線(白線)」による
一時停止義務違反の罰金になります。
◆ 踏切不停止等違反
・6,000円(原付&小型特殊自動車)
・7,000円(二輪車)
・9,000円(普通車/自動車)
・12,000円(大型車)
→ 上記は「踏切」による一時停止義務違反の罰金になります。
一時停止義務違反よりも、ややこしいのが
横断歩道による「歩行者妨害違反」になります。
他にも交通違反内容を簡単にまとめておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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