抵当権抹消手続きの手順解説(必要書類/記入例)

目次
抵当権抹消手続きの手順解説
抵当権抹消手続きは何で必要なの?
住宅ローンを組んだ際には持ち主(所有権)は銀行となります。
住宅ローンを完済(返済)した後にご自身の名義になるよう銀行の抵当権を外してもらうために必要な手続きになります。
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
抵当権抹消登記を手続きしないと、どうなるの?
そのまま放置しても問題はないのですが、権利を譲渡したり売却時等に色々と面倒な問題が出てきてしまいます。
いざという時に困らないように住宅ローンを完済したら、お早めに手続きする事に越したことはないです。
どこで手続きすれば良いの?
・法務局(最寄りの出張所)へ出向いて相談しながら手続きが出来ます。 ・パソコンによるオンライン手続き(登記ねっと)で手続きする事が出来ます。 ・司法書士へ「依頼を代行」することも出来ます。
上記3種類の方法にて手続きを行う事が出来ます。
ご自身にて簡単に手続きを行う事ができますので、必要になる書類からご自身で用意する申請書類(雛形テンプレート/書き方)をご用意させて頂いております!
後半ではパソコンによるオンライン手続きをも解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
費用はどのくらい掛かるの?
ご自身で行った場合、登録免許税(印紙代)が掛かるだけになります。
登録免許税って、なんなの?
土地、建物のそれぞれ「1件につき1,000円」が掛かる税金(印紙代)になります。
抵当権抹消手続きの際に絶対に掛かる費用になっています。
もし手続きが分からない場合には「司法書士へ代行(依頼)」する事もできます。
司法書士へ依頼した場合の「平均金額(相場)」とは?
司法書士による抵当権抹消手続きの相場は最安値で「平均1万円前後」も掛からない所が多いと思います。
戸建て & マンションで登録免許税(絶対に掛かる税金)を入れても最安値で「7,000円~1万以内」に収まれば、良心的な価格であると判断出来ると思います。
参考までに司法書士の平均相場をまとめましたので、ご確認下さいませ。
司法書士の平均報酬内訳(平均料金相場)
・司法書士報酬:
→ 1,000円~4,000円前後の所が多いです。
・登録免許税(印紙代):
→ 2,000円(多くの方は土地と建物で2,000円ですね)
・不動産の事前確認(調査代):
→ 834円~1,168円
・郵送費等のやり取り:
→ 1,500円~2,000円
・出来上がり後の謄本代:
→ 500円~1,000円 ← こちらは希望者のみになります。
全てコミコミで「合計7,000円~10,000円前後」になれば良心的な相場だと判断出来ます。
絶対に掛かる登録免許税(印紙代)2,000円を合計金額から引きますと5,000円~8,000円となりますので、司法書士さんの最安値の報酬額は5,000円~8,000円になると思います!
必要になる書類とは?
住宅ローンの返済が完了すると「約1ヶ月~1ヶ月+1週間~2週間後」くらいに銀行から抵当権抹消に必要な書類一式が届きます。
銀行から届く抵当権一式の書類の中には以下の過去に契約した書類等が含まれております。
1.ご案内 2.(根)抵当権設定契約証書(含む変更分) 3.登記識別情報通知 4.登記簿謄本 5.(根)抵当権解除証書 6.委任状 7.保証委託契約証書一式 8.ローン契約終了のお知らせ一式
こんなに沢山の書類があると混乱してしまいそうですが、抵当権抹消手続きに必要となる書類はシンプルで4点だけになります。
申請に必要になる書類は以下の通りになります。
抵当権抹消登記申請に必要となる書類一式とは?
・(根)抵当権解除証書 ・登記識別情報通知(薄緑の紙になります。シールが剥がれづらいので要注意です) ・会社法人等番号 ・委任状・・・「日付」と「名前」を記入します。
上記全ての書類は銀行から送られてきますので、ご安心下さい。
自分で作成しなければいけない書類(テンプレート雛形/記入例あり)
・抵当権抹消登記申請書
→ 抵当権抹消登記申請書のみ自分で作成していかなければいけません。
と言っても、とても簡単です!
誰でも分かるように下記にテンプレート雛形書類を用意させて頂きましたので、ぜひご活用下さいませ。

・抵当権抹消登記申請書のダウンロード - テンプレート雛形/記入例あり
2ページ目に「印紙」を貼れる雛形も一緒にご用意してあります。
不動産情報は銀行から送られてきた登記簿を見ながら埋め込むだけでOKです。
法務局へ提出する書類まとめ
全て記入が完了しましたら、下記5点の書類を持って最寄りの法務局へ出向けばOKです。
1.抵当権抹消登記申請書(先ほど作成した書類)
→ 当方で準備した参考例を元にテンプレート雛形を記入すればOKです。
2.(根)抵当権解除証書 3.登記識別情報通知 4.会社法人等番号 5.委任状
→ 上記は全て銀行から送付されてくる書類になります。
委任状のみ名前・住所を記入して印鑑を押せばOKです。
オンライン手続きについて(登記ねっと・オンライン登記)
オンライン申請でも「窓口」or「郵送」で提出が必要になる書類2点
・(根)抵当権解除証書
・委任状・・・「日付」と「名前&住所」を記入します。
→ 委任状は名前だけではなく「住所(名前の欄の上へ2行書き)」も記載が必要になるようです。
上記2点の書類はオンライン申請時添付したのですが、改めて「窓口」or「郵送」で提出が必要と言われました。
準備するもの
1.ICカードリーダーが必要になります。
パソコンから申請するためにはマイナンバーカードをパソコンに認識させる必要があります。
そのためには「ICカードリーダー」が絶対に必要になってきます。
下記のソニー製品 or NTT製が一番安定していて長年仕様しても全然故障しないので大変おすすめでございます。
他の聞いたことがない海外製の安物のメーカーは980円~、1480円~とかもあるのですが、マイナンバーカードが正常に認識しなかったり、すぐに故障するので絶対におすすめできません。
2.申請用総合ソフト
3.PDF電子署名プラグイン(AdobeAcrobat必須)
全て無料になります。
詳しい手順について
・登記ねっとで申請者情報の登録とは?
→ 申請用総合ソフトを利用するために登記ねっとで「申請者情報の登録」をする必要があります。
・最後に申請用総合ソフトとは?
→ 申請用総合ソフトを起動して書類を作成する手順になります。
まずは登記ねっとの公式サイトへアクセスします。

上部メニューのダウンロード(ソフトウェア操作手引書)をクリックします。

ソフトウェアのダウンロードをクリックします。

申請用総合ソフトのダウンロードをクリックします。

PDF署名プラグインのダウンロードをクリックします。

必要なアプリケーションがダウンロード出来ましたら、
左メニューより申請者情報登録(アカウント作成・登録)をクリックします。

規約を確認して同意するをクリックします。

登録が完了しましたら、申請用総合ソフト&PDF署名プラグイン(AdobeAcrobat)をパソコンに導入します(省略しています)
申請用総合ソフトのアプリケーションを起動します。

登記ねっとで登録した申請者IDとパスワードを入力してログインします。

正常にログイン出来ましたら左メニューより「申請書作成」をクリックします。

不動産登記申請書をクリックします。

書面提出用登記申請書・嘱託書(書面申請のための様式です。別途登記申請書を登記所に提出する必要があります。)【署名不要】をクリックします。

書面提出用登記申請書(権利に関する登記)【署名不要】 をクリックします。

書面提出用登記申請書(権利に関する登記)(11)抵当権の抹消【署名不要】 をクリックします。

申請に必要するための項目が表示されますので、必要事項を入力します。

冒頭で解説しました以下を参考に入力して頂ければ幸いです。
→ 抵当権抹消登記申請書 - テンプレート雛形になりますので、よろしければお使い下さいませ。
登記識別情報通知の注意点(シールが上手く剥げされないトラブル)
1点だけ注意点としましては、「登記識別情報通知」を入力する必要があります。
銀行から送られてきた登記識別情報通知書類の下の方に「目隠し用のシール」が貼ってあります。
このシールがべったりで上手く外せない事がありますので慎重に剥がして下さい。
このシールが上手く剥がれない場合はこちらから再発行手続きが必要になりますので、ご注意下さいませ。

ご覧の通り、ぎりぎりで文字が見えなくなる所でした…
12桁の英数字でパスワード暗号キーみたいな物になりますので、剥がします。
申請書入力の銀行会社名を入力下辺りに「登識提供様式作成」がありますのでクリックします。

登記識別情報の入力欄は標準の画面では右端に隠れて表示されませんので、画面を拡大 または 右へスクロールして表示させます。

最後に「ファイル添付」をクリックして下記4点の書類をアップロードします。
![]()
・(根)抵当権解除証書 ・登記識別情報通知 ・会社法人等番号 ・委任状
その後、右上メニューより添付ファイルに対して「署名付与(ICカード接続)」すればOKです。
ここでマイナンバーカードのパスワードが求められます。
電子署名付与(ICカード)が認識しない場合の注意点
一定の時間が経過してしまいますと署名付与をクリックしてからパスワードを入力してもICカードが認識されません。
この場合、USBよりICカードリーダーを抜き挿し下上で、さらに申請用総合ソフトを閉じてから再び起動させて下さい。これで正常に認識されるようになります。
最後に「申請データ送信」をクリックします。
その後、「更新」をクリックすると以下の画面が表示されます。

納付をクリックして銀行へ免許税を振込します。
臨時、「お知らせ」をクリックする事で状況をご確認いただけます。
しばらく待って「公文書」が出来上がる(クリック出来るよう)になりましたら全ての作業が完了になります。

書類に不備や訂正がありますと以下のように表示されます。
![]()
参考までに当日の朝8時40分頃に申請して13時45分には確認の返答がありました。
当方は「登記識別情報の入力(暗号キーみたいなパスワード入力)」の事が分からなかったので不備となりました。
直接、法務局の担当者から電話が入りました。
その際に2点の書類「(根)抵当権解除証書」と「委任状」は電子送信ではなく原本の提出が必要と言われ「郵送」or「直接法務局へ持参」するか聞かれます。
当日中に訂正をして送信します(なぜか翌日も反映されません)
↑恐らく、2点の書類を提出してから反映されるのだと思います。
2日後に法務局へ出向いて書類を提出します。
書類提出後、帰宅してみると…?
無事に「公文書(登記完了証)」が出来上がりました。

公文書をクリックすると以下の画面が表示されますので、そのまま「電子公文書の書き出し」でも良いのですが、PDFの方を選択して表示でOKです。

無事にPDFの登記完了証(電子申請)が表示されます。

公文書を印刷して大切に保管しておきます。
オンライン(登記ねっと)で手続きされた方でも下記2点の書類は窓口 or 郵送で提出が必要になります。
1.(根)抵当権解除証書 2.委任状

