YTX4LとYT4Lの違い(GSユアサバッテリー)

YTX4LとYT4Lの違い(GS YUASAバッテリー)

バイクの純正バッテリー(台湾製ではない)

ホンダ(HONDA)を始めとした

バイクメーカーに純正バッテリーとして採用されている

GSユアサ(GS YUASA)について

「YTX4L-BS」と「YT4L-BS」の違いが気になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

主に原付バイクのバッテリーとして使われています。

その他に旧車カスタムハーレーのキック始動用としても使用されています。

YTX4LとYT4Lの具体的の違いとして

商品名の品番としましては

YTの後に「X」がつくか?つかないか?

といった程度の違いになっております。

販売価格としましては

YTX4L-BSは「5,500円前後」

YT4L-BSは「3,500円前後」

価格は2,000円ほど違います。

YTX4Lの方が高いですね。

バッテリーの性能 & 大きさを

早見表で比較してみますと…?

GSユアサ(YTX4L-BS): 長さ114mm/幅71mm/高さ86mm/重さ1.5kg/容量3.2Ah / その2GSユアサ(YT4L-BS): 長さ114mm/幅71mm/高さ86mm/重さ1.2kg/容量3.2Ah / その2

バッテリー容量は3.2Ahと変わりません。

全体の長さ・幅・高さも同一サイズになっています。

重さのみYT4L-BSの方が「300gほど軽く」なっています。

重さ以外のサイズ(大きさ)は、まったく一緒になります。

気になるYTとYTXの性能の違いについては

バッテリー性能(始動性)の数値を表す

CCA50(YTX) CCA40(YT)になっています。

値段が安いYT4については

低性能(始動性能が少し劣ったVer)」になります。

少し値段が高いYTX4については

「高性能タイプ(始動性能が良いVer)」になります。

一言で簡単に言いますと…?

X = セルスタート用の強化版になります
(バッテリー性能がアップしたバージョン)

YTX4はYT4のセル用の改良版(改善バージョン)のバッテリーとなっています。

GSユアサ(GS YUASA)の説明によりますと…?

YTX4L-BSとYT4L-BSでは、サイズ・容量が同じですが、バッテリーの性能が異なっておりYTX4L-BSの方が高性能タイプでエンジン始動性能に優れています。

新車搭載がYTX4L-BSの車両にYT4L-BSを搭載されますと、早期エンジン始動不能やバッテリーの短寿命の要因となりますので、YTX4L-BSをご使用されますようお願い致します。

結局の所、どちらを使用すれば良いのやら気になっている方が多いと思います。

簡単に説明しますと…?

YT4L-BS適合車両に「YTX4L-BS」を搭載してもOKです(高性能の進化版なので問題なし)

高性能版のYTX4Lを搭載する事により

エンジンの始動性もアップするので良いことだらけです。

その一方で

YTX4L-BS適合車両に「YT4L-BS」を搭載すると…?

”始動性が悪く”なります(始動性&寿命に影響)

バッテリー性能が弱くなった劣化版を搭載する事になりますので、セル始動の場合に限り「始動性に難あり」で寿命を縮めてしまいます。

但し、使用条件としまして

キックスタート付きでセルを一切使わずに

キック始動をメインに使用するのであれば、まったく問題ありません。

この後にも説明させて頂きますが、

キックスタート時は(バッテリーの)電気を多く使いませんので、YT4L-BSでも十分という意味になります。

さらに調べてみました所…?

当時、原付バイクであるスクーターのヤマハのJOG(ジョグ)にはパーツリストに載っているメーカー指定の純正部品の型番はYT4Lなのに対して、新車時にはYTX4Lが標準で搭載されていた事もあったようです。

それでは何のためにバッテリー性能を分けていたのか?

一昔前にあったキックスタート(キック始動)がついていた2stバイク(YT4L)と4stバイク(YTX4L)の違いで分かれていたようでした。

白煙を出しながらビリビリと甲高い音で走る2stバイクではキックスタートがついており、あまり電気を使わずに始動出来ておりました。

その一方で、現在の主流になっている4stバイクではセルスターター(セルボタン)となりますので、大きな電気が必要となるためにバッテリー性能が重要となります。

正確には2stバイクと4stバイクのエンジン特性の仕組みによる違いも大きく関係しています。

エンジンの中の動きが現在主流の4stバイクは、一昔前の2stバイクに比べても「二倍の力」が必要になります。

それだけエンジンを始動させるためには電気の容量が必要になるので、バッテリー性能を高めなければいけないという意味になります。

このような違いにより

ポケットモンスターことポケモンの赤Ver・緑Verではないですが、YT4LとYTX4Lの2種類のバージョン違いが出来たようでありました。

YT4L YT4XLと改良した進化版になります。

簡単な覚え方としましては

1.YT4L-BSについて

価格は安いけど性能が落ちたVer(バッテリー性能 = 始動性CCA40)

キック始動バイク向きならOKでございます(初期型バッテリー)

2.YTX4L-BSについて

価格は高くなるけど性能が良いVer(バッテリー性能 = 始動性CCA50)

セルスターター向きになります(進化した始動性改良版バッテリー)

3.どちらもバッテリーサイズの「長さ・幅・高さに違いなし」

価格が安いYT4Lが重さだけ300g軽くなります。

・キック始動メインの方は「YT4L-BS」の使用でOK。

・原付セル始動の方は「YTX4L-BS」を購入すればOK。

と理解しておけばOKでございます。

GSユアサ(YTX4L-BS): 長さ114mm/幅71mm/高さ86mm/重さ1.5kg/容量3.2Ah / その2GSユアサ(YT4L-BS): 長さ114mm/幅71mm/高さ86mm/重さ1.2kg/容量3.2Ah / その2

最後におすすめの充電器&電気テスターについて

・充電器:セルスター バッテリー充電器(DRC-300AMZ)【Amazon限定】 / 高機能版(バッテリー上がり時のジャンプスタート機能搭載)/ 大型トラック対応 . 12V&24V対応版

・充電器2:メルテック バッテリー充電器(車~バイク対応/6.5A) / 高機能の液晶表示版(小型トラックまで対応/15A)/ 高機能版 大型トラック対応(12V&24V対応/25A) / 大型トラック対応(12V専用/12A) / 小型版(軽自動車~軽トラ専用/3A)/ 小型版(原付&バイク専用/3A)
・電気テスター(電圧用):デジタル電気テスター OHM(オーム電機)/ デジタルテスター(ワニグリップ付き)・・・一家に一台は絶対に必須です!シンプルで余計な機能がなく必要な機能のみで、とても使いやすいです(厚さも薄くて手の平のコンパクト携帯用サイズが嬉しいです)

・電気テスター(電流用):電気テスター1 OHM(安物)/ 電気テスター2(AstroAI)/ 電気テスター2(AstroAI 真の実効値+温度計搭載)・・・しばらく乗らずにバッテリーが上がりしやすくなった時の待機電力&電気がリークしたりの漏電を調べる時に使用します(バッテリー上がり予測日数も調べる事が出来ます)

・電気テスター(電圧+電流の高精度版): 電気テスター3(ELPA)/ 電気テスター4(SANWA)その2 その3 / 電気テスター4(SANWA 真の実効値+温度計搭載)・・・電圧+電流の両方を搭載した高機能版になります。正確で高い精度数値を求める方は必須になります。個人的には計測器専門会社で長年の歴史で定評があるSANWA(三和電気計器株式会社)を購入しておけば間違いないと思っています。
・ジャンプスターター:YABER 12V エンジンスターター 12000mAh大容量(代替品)/ 2倍容量の23000mAh(代替品)大容量版

・バッテリー寿命が分かるCCAテスター測定器: CCA1 / CCA2 / CCA3 / CCA4 / CCA5 / CCA6 / CCA7

電気テスターの使い分けとしましては

過去に色々な電気テスターを購入してきた経験から申し上げますと

ちょっとした車&バイクの電圧を測定したい方や電気テスターの入門用&携帯用にコンパクトな「OHM(オーム電機)のTDB-401」を持っておけばOKです。

TDB-401は電圧測定がメインとなりまして、暗電流は測定出来ませんので、ご注意下さいませ。

しっかりと正確な数値を求められたい方は自宅用に「SANWAのCD771 その2 その3 / CD772(真の実効値+温度計搭載)」を購入しておけば、絶対に後悔はなく間違いありません。

上記の携帯用&自宅用の2個持ちがベストで最強という事が経験から判明しております。

ご予算的に厳しい方は最低でもAstroAI / AstroAI 真の実効値+温度計搭載の購入をおすすめいたします。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

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