六角穴付ボルトをなめた時の外し方

六角穴付きボルトをなめた時の取り外し方法

なめた六角ボルトを叩かず回して緩める方法

六角穴付きボルトを

なめてしまった経験はないでしょうか?

ねじ山が潰れて空回りしてしまった日には慌ててしまうと思います。

そんな時には誰にでも緩める事が出来る便利で簡単な方法がございます。

今現在は必要としなくとも知識として

頭の隅にいれておく事が何よりも大切になります。

誰かが困った時にも役立つ時が来るかもしれないからですね。

誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく

簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

ネジ山をなめた時の対処方法としましては

下記2つの方法がございます。

1.ネジなめ専用工具の「手動専用のインパクトを使う方法」

2.ネジなめ専用工具の「叩かず緩める方向に回す方法」

その前に六角ボルトが硬くて

回らない固着した初期状態(軽症)であれば、

まずは下記3点の方法を試してみる価値は十分にございます。


1. ネジザウルス(万能ペンチ)

万能ペンチでネジの頭を掴んで外す方法になります。

ねじ頭を掴む部分が独自の技術にて完全密着状態にしてくれます。

【万能ミニタイプ】ネジザウルスGT(対応ネジφ3~9.5mm用/全長16cm)

【万能の強力版】ネジザウルスRX(対応ネジφ3~15mm用/全長20cm)

【細長いVer】ネジザウルスZ(対応ネジφ2~5.5mm用&/全長19cm)

2. 最強のネジ緩め円滑剤「ラスペネ」

いわゆるネジが硬くて回らず

固着した時に取り外す方法になります。

ラスペネ 350ml(業務用の浸透防錆潤滑剤)

プロの修理工場&現場で使われるA121後続の新型で「超強力版」になります。

無臭版との違いは浸透しづらい所でも有効な極圧剤にてフッ素樹脂が配合されており、揮発性のある円滑油 = 石油系溶剤が350ml全容量に含まれています。

噴射後に跳ね返って飛び散りやすいですが、最強です。

初期症状の場合にはラスペネの円滑剤で何とかなる場合もございます。

もちろん、ネジをなめてしまった後の緩める際にも一緒に使用する事により絶大の効果を発揮します。

何らかの物を緩める用途においては、クレ556(CRC556)とは比べ物にならないくらいまでに一家に一台あっても絶対に困らない最強の円滑剤だと思っています。


3. 輪ゴムを使う方法

他にもネジ穴をなめたり

潰れてしまっても

まだ軽症の場合には

(平たい)輪ゴムを使う方法も試してみる価値があります。

まずはお金をかけずに

身近な物を使って出来る事からですね。

手順は、とても簡単です。

きし麺うどんのような平たい輪ゴムを

ネジ穴の頭のプラス(+)部分にのせて密着して緩める方法になります。

ネジ穴の上に平な輪ゴムを置いてからドライバーを回す事で、軽い潰れ&なめ程度なら密着してくれる可能性を秘めています。

平たい輪ゴムがなければ、通常の輪ゴムでもOKでございます。

上記3点の方法については今後のために覚えておくと便利ですね!

他に豆知識として

ネジやボルトに使われる「鉄」については

・熱を与えると膨張します(広がります)

・冷ますと縮小します(縮みます)

そのため、鉄のねじボルト&ナットを緩める場合にはガスバーナーヒートガン等の火であぶる方法も一時的にボルトが膨張して広がるので効果的(有効)となります。

ボルト側を加熱した場合にはナットよりもねじボルトが膨張して広がるので、サビた部分が強く押される事で剥がれて緩みやすくなります。

サビよりもボルトの方が早く縮小する事で隙間が出来まして、緩みやすくなります。

これはナットとボルトでは熱が伝わる早さが異なるためです。

ナット側を加熱した場合にはナットが膨張して広がりますので、緩みやすくなります。

以上の内容を簡単にまとめますと…?

・ボルト側を加熱した時は「十分に冷めてから回して緩める」

・ナット側を加熱した時は「加熱直後にすぐ回して緩める」

と覚えておけばOKでございます。

追加: 上記の方法については今後のために覚えておくと便利ですね!

固着した六角穴付きボルトをなめた時の取り外し方法(叩かず外す方法)

皿ネジ & 平ネジを含む

六角穴付きボルトの取り外しにつきましては

以前に紹介した手動インパクトでも取り外し可能ですね。

いつの間にやらエンジニアのネジザウルでも

今度は新発想の「叩かずに外せる」といった斬新な商品が発売されている事が分かりました。

以前の手動インパクでは六角穴付きボルトは「M4まで」しか対応しておらず

偶然にM5以上のビットを探している時に気づきました。

六角穴付きネジを

なめてしまった場合の対処法として

ビットを押し付けるだけで

「叩かず」に手動で反時計に回すだけで取り外せる

六角穴付きボルトタイプが発売されておりました。

六角穴付き以外に皿ネジ&平ネジにも対応しているようです。

さらに手動のみならず電動工具にも対応しているようです。

手動で使うために必要になる物とは?

グリップ本体

強力グリップ(スパナ&ハンマーが使える貫通にも対応して強力です)

バズーカー用グリップ(少し弱いです)

今から購入するなら強力グリップが断然おすすめでございます。

緩めて外すビットセット

なめた六角穴付ボルト2mm~5mmまで対応のビット4本セット(軽症~重症用)

なめた皿&平ねじプラスの3本+六角 2.5mm~3mm ビット4本セット(軽症+重症用)

なめた皿&平ネジ用の4本セット(軽症+重症用)

六角レンチで回せなくなった

なめてしまった六角穴付きボルトを…?

モグラ本体グリップに

六角穴付きビットを取り付けて

なめたネジに押し付けたまま

反時計回し(左回り)に回します。

もしくは

ハンマーで叩いてビットを打ち込みます
(軽症用のプラスネジNo1以外)

ネジを締める & 緩める時の

基本中の基本となります

・押す力:7割

・回す力:3割

で、ゆっくり左に回します。

強力グリップの場合には上記の力配分がベストになります。

T字型のバズーカグリップの場合には

・押す力:8割

・回す力:2割)

上記の力を意識して一気に回す事で

ビットの性能を最大限に発揮出来るといわれています。

見事になめたネジも取り外し出来るようでありました。

最後に取り外したネジがグリップに固着した場合にはネジザウルスを使って時計回しで外せば良いみたいです。

当方でも使用してみたのですが、

1点だけアドバイスとしましては

本体グリップについては

上記のバズーカータイプではなく

上記の強力グリップタイプがスパナレンチ&ハンマーの貫通にも対応しておすすめです。

当方ではバイク用のブレーキキャリパーの六角穴付きボタンネジをなめてしまいました。

その時の取り外し方法としまして

1つ目の方法として

その1.叩いて取り外すための手動インパクトを利用した

ネジをなめた時の外し方(ネジ山が潰れて空回り時の最強対処法)にて解説しております。

手動インパクトで叩く方法にて

ネジ取りインパクトフルセット(M2~M6のネジ~六角は4mmまで対応)

上記使いましてビットネジのみを六角穴付ビット 5mm(単品)に差し替えて取り外す方法ですね。

アネックスでは5mmは発売されていないため、他メーカーの工具で有名なSK11になります。

2つ目の手順としましては

2.モグラ本体+モグラビットを使う方法として

1-a.モグラ本体グリップを使用して反時計回り(左回し) でモグラビットを押し込みます。

1-b. モグラビットを叩いて打ち込みます(軽症用のプラスネジNo1以外)

2.なめた六角ネジに対してモグラビットが完全に固定した状態になります(何をやっても緩めれない = 動かない状態になりました)

3.本体グリップを装着して真上からハンマーで叩いて衝撃を与える スパナを利用しつつ、モンキーレンチ(200mm~300mm)or プライヤー(180mm~220mm)or 水道工事用のモーターレンチで挟んで緩める事で取り外しに成功しました。
大ラチェット+ビットアダプターソケットを利用する方法もおすすめです。

上記どちらの方法でも

M5(5mm行か)以下の六角穴付きボルトに限り

長年に渡り、固着したサビネジの取り外しに成功しております。

但し、

少し大きめの六角穴付きボルト

M5.5 = 直径5.5mm以上になりますと、どちらの方法もNGでした。

その場合の対策として

六角穴付ボルトをなめた時の外し方(M5以上)

ネジが折れた時の外し方&対処法(逆タップ)

上記の手順にて取り外す必要がございます。

今後M6 = 直径6mmのビットが発売される事を祈るばかりであります。

さらにモグラの方法においては

完全に固着しているM5(直径5mm)の六角付きボルトでは少し厳しいようです。

当方と同じく舐めてしまった事例がありました。

左の緩める方向に回しても

最初の内は固定されるのですが…?

力を入れて回すと固定されずに空回転してしまいました。

この場合には下記の方法で紹介させて頂きました

ネジをなめた時の外し方(ネジ山が潰れて空回り時の最強対処法)

電動工具で削ってネジを取り外す方法 or 手動インパクトの叩いて溝を作る&衝撃を与えて緩める方法がベストだと思います。

最後に六角穴付きボルトに関連しまして

六角ボルト&ナットをなめてしまった場合には

ナットツイスター(ミリ&インチに対応)

を購入すればOKでございます。

今回、使った物は以下の通りになります。


ネジザウルスモグラ(六角穴のネジ外し用)

六角穴付きネジの取り外しにおすすめです。

<グリップ本体>

強力グリップ(スパナ&ハンマーが使える貫通にも対応して強力です)

バズーカー用グリップ(少し弱いです)

<緩めて外すビット4本セット>

なめた六角穴付ボルト2mm~5mmまで対応のビット4本セット(軽症~重症用)

なめた皿&平ねじプラスの3本+六角 2.5mm~3mm ビット4本セット(軽症用+重症用)

なめた皿&平ネジ用の4本セット(軽症用+重症用)

なめたビット(単品)

なめた六角穴付ビット 2.0mm / 2.5~3.0mm/ 4mm/ 5mm

なめた六角穴付ビット(ミニ)3mm / 2.5mm / 1.5mm / 0.89mm

なめた皿&平プラスネジ用 +0 軽症用 /+1 軽症用 / +2 軽症用 / +2 重症用

最強のネジ緩め円滑剤「ラスペネ」

いわゆるネジが硬くて回らずに

固着した時に取り外す方法になります。

ネジが硬くて回らない固着時に絶対欠かせないです。

ラスペネ 350ml(業務用の浸透防錆潤滑剤)

プロの修理工場&現場で使われる

A121後続の新型で「超強力版」になります。

無臭版との違いは浸透しづらい所でも有効な極圧剤にてフッ素樹脂が配合されており、揮発性のある円滑油 = 石油系溶剤が350ml全容量に含まれています。

噴射後に跳ね返って飛び散りやすいですが、最強です。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

ネジをなめた時の外し方(ネジ山が潰れて空回り時の最強対処法)

ネジが硬くて回らない固着時に緩める円滑剤(ラスペネ)

ネジ固着外しの万能ペンチ(ネジザウルス)

ネジが折れた時の外し方&対処法(逆タップ)

六角穴付ボルトをなめた時の外し方

六角穴付ボルトをなめた時の外し方(M5以上)


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