老老介護殺人(執行猶予はつく?)

介護

老老介護の末に殺害

介護疲れで娘が母親を殺害

2024年7月

東京都国立市の自宅にて

(70歳)が母親(102歳)を介護疲れの末に

首をひもで絞めて殺害した痛ましい事件がありました。

母親は足腰が弱り・認知症

娘さんは12年間、ほぼ1人で介護する日々。

事件の一週間前より10分ごとに「トイレに行きたい」と頼まれるようになった末の出来事となりました。

事件当日の状況として

ガタンと大きな音がしてベッドの方に行ったらお母さんがベッドの下に落ちていた。

腰を痛めていて1人では持ち上げられなかったので、「誰かに助けてもらわないと…」と

119番へ電話をしましたが

「本来の仕事ではないので、次からは119番に電話をかけないで」と言われました。

どうしたらいいのか…

誰かに助けを求めたらいいのかと…

(弁護和側より質問)

Q. 殺意を感じたのはいつ?

この世の中に自分1人しかいなくて

「自分1人でどうにかしないといけないと、思い詰めてしまった…」

「殺すしかないという考え方になってしまったんだと思います」

Q. 長年の介護は嫌になった?

嫌になるとか介護したくないとかはなかった。

Q. お母さんへの今の気持ちは?

娘に殺されるという

乱暴な死に方をさせてしまい

申し訳なかった。

検察側より

「介護疲れの事案とは一線を画する」として

8年の求刑を求めていましたが

弁護側の主張として

「介護の負担によって追い詰められた」として

東京地裁 立川支部より

懲役3年(執行猶予5年)の判決となりました。

裁判長より

長年の介護より

疲労を蓄積させていった中で

急激に介護の負担が高まり被告の対応能力を超えたことで起きた事件。
12年間の介護負担と切り離してみるべきではない。

介護疲れによる事案とみるべき

検察側は控訴しない意向となっています。


厚労省の調査より
(2022年度の国民生活基盤調査)

高齢者65歳以上がいる世帯は全世帯の約3割。

65歳以上が介護する老老介護は「6割超」となっています。

いずれも調査開始以来の最多となっています。

日本は高齢化社会と言われており、もっと同じ事案が増える事が予測されます。

既に無期懲役刑の刑務所が老老介護状態となっています(刑務作業自体が高齢受刑者が高齢受刑者を介護する日々)

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