ノババックスワクチン 簡単解説

目次
ノババックスワクチン 簡単解説
ノババックスワクチンとは?(塩野義製薬と同じタイプ)
厚労省はアメリカの「ノババックス」の新ワクチンを手に入れました。
厚労省 1億5千万回分の新コロナワクチンをGET(ノババックス製)
それも1億5千万回分だというのです。
モデルナワクチンを取り扱っている武田薬品工業が日本国内生産に取り組むとされています。
統計ラボさんの元を内容に簡単にまとめさせて頂いております。
この新しいノババックス製ワクチンは「組み換えタンパクワクチン」と言います。
一言で簡単に言いますと「従来からあるタイプのワクチン」になります。
副反応も比較的、穏やかといいます。
これまで
・B型肝炎(かんえん)= 肝臓が炎症して発熱&ダルさ
・百日咳(ひゃくにちぜき)= 激しい咳(せき)が伴う感染症
・破傷風(はしょうふう)= 口が開けにくく全身の筋肉が動かなくなる死に至る病気
上記の予防等にも使われてきたようです。
ファイザー製&モデルナ製の新タイプのメッセンジャーRNA(mRNA)が不安に思っていた方には朗報かもしれません。
2~8℃で安定的に保管できるので、輸送&保存にも便利と言われます。
つまりは冷蔵庫でも簡単に保存できちゃう手軽さであります。
さらに日本の塩野義製薬と同じタイプらしいです。
ウイルスの遺伝子情報からワクチンの元となる物質 = 抗原タンパク質を作る組み換えタンパクワクチンとなりまして、海外ではインフルエンザワクチンなどで既に実用化されているようでした。
今年(2021年)6月の段階では臨床試験が行われておりまして、既に「90.4%」の有効性が確認されており、9月末まで緊急使用許可を申請する予定となっておりました。
名称の簡単な覚え方は

駅前留学のCMで流行っていた
(いっぱい聞けて、いっぱい喋れぇ~る)の
「NOVA(ノバ)うさぎ」= ノババックス
と覚えておけばOKでございます。
組み換えタンパクワクチンの仕組みとは?
ウイルス全体を身体に入れ込むのではなく、ウイルスの一部 = たんぱく質のみをワクチンに使っています。
この正義の味方のタンパク質が人の身体の中に入り込む事により、新型コロナウイルスから守ってくれています。
※ ファイザー製&モデルナ製のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンのように「フルーツのドリアン」と「きのこの山」に例えて説明をさせて頂きたいのですが、まだ仕組みを完全に理解していないため、中途半端な説明で申し訳ございません。
何回接種するの?
ファイザー製と一緒になります。
1回目を接種後、3週間をあけてから2回目を接種する必要があります。
有効性は、どうなの?
2回接種の1週間後以降のコロナ発症予防効果は「89.7%」になります。
イギリス株に対して86.3%の有効性を示しています。
従来株に対しては「96.4%」の有効性があります。
変異株に対しても高い有効性が報告されています。
但し、南アフリカ株に対しては51%と弱いようです。
他に65歳以上の高齢者・リスクを高める合併症を持つ人・ウイルスにかかりやすい状況の人等のリスクがある方に対しても「91%の予防効果があった」とされています。
副反応は、どうなの?
1回目の接種では
・頭痛:24.5%
・疲労感:19.4%
・筋肉痛:21.4%
・注射部位の痛み:29.3%
・圧痛(押さえると痛い状態):53.3%
いずれも多くの方が軽度と言います。
2回目の接種では
・頭痛:40.0%
・疲労感:40.3%
・筋肉痛:40.3%
半数程度が軽度となります。
1日~2日程度となります。
ファイザー&モデルナでは2回目の接種で
発熱は「30%~40%」
を起こしてしまうのに対して
ノババックスのワクチンは
2回目でも発熱は「4.8%」程度
といいます。
そして、
39度以上の発熱は「0.6%程度」
だというのです。
さらに
・死亡者&入院数: 0人
という結果になっています。
つまりは?
ワクチン種類のメリット&デメリットとは?(良い点 & 悪い点)

岡山市立総合医療センターより https://okayama-gmc.or.jp/shimin/application/files/4116/1465/9788/202103_1rheumatism.pdf
上から3段目の
組み換え蛋白(たんぱく)ワクチンの
・長所: 感染&発症しない「安全」
・短所: 複数回の接種が必要「開発に時間がかかる」※ 通常アジュバンド(免疫増強剤)が必要
という事でありました。
※ アジュバント(免疫増強剤)= ワクチンと一緒に接種することでワクチンの効果を最大限に高める物質の事を言います。
アジュバントの役割があるお陰でワクチンに含まれているウイルスの量が減って免疫の低い子供や高齢者への効果の改善が出来るという訳でありました。
薬物がん治療で行われる補助治療自体の事を示したり、ラテン語で「助ける」という意味になります。
簡単に言いますとワクチンを製造する際に添加物を一緒にいれて、さらに効果を高めようという物になります。
いつから使用できるの?
日本国内では2021年内中に国内治験の結果(臨床試験結果)を発表するとの事です。
早ければ、年明けから提供して開始できるように目指しているとしています。
既に日本以外では申請手続きを始めているようであります。
どこで作られるの?
日本向けの生産は武田薬品の光工場(日本国内の山口県)で製造されます。
ここでワクチン原液とアジュバント(免疫増強剤)を混ぜて作るといいます。
このアジュバントのみはAGCの海外子会社が製造受託したようです。
既にノババックスを年間2億5,000万回分製造できる体制を準備する契約を結んでいます。
来年の生産能力で残り1億回分を海外へ供給も検討中との事でありました。
新型コロナワクチンによる日本国内の状況
ファイザー(mRNAワクチン)
→ 有効性「95%」
接種回数 2回(3週間間隔)
保存温度 -70度
1.94億回分契約済み
国内承認(2021/2/14)
モデルナ(mRNAワクチン)
→ 有効性「94.1%」
接種回数 2回(4週間間隔)
1億回分契約済み
国内承認(2021/5/21)
アストラゼネカ(ウイルスベクターワクチン/国内製造)
→ 有効性「76%」
接種回数 2回(4週間~12週間間隔)
保存温度 2度~8度
保存温度 -20度
1.2億回分契約済み
国内承認(2021/5/21)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(ウイルスベクターワクチン)
→ 有効性「72%」
接種回数 1回
保存温度 2度~8度
国内で申請(2021/5/24)
ノババックス(組み換えタンパクワクチン/国内製造)
→ 有効性「90.4%」
接種回数 2回(3週間間隔)
保存温度 2度~8度
1.5億回分契約済み
国内承認(2022年4月)
東京都医学総合研究所(天然痘ワクチン/純国産の日本製)
→ 有効性「期待大」
接種回数 1回のみ
保存温度 常温OK
持続効果は「最低数十年」というのです。場合によっては「一生持つ」
臨床試験 2022年中
提供予定 2023年(再来年)
最後に簡単にまとめますと…?
ノババックス(組み換えタンパクワクチン)というものは
1.過去に沢山のワクチン使用実績があり
2.副反応(副作用)が少ないので安心&安全(高齢者&合併症がある方)
3.日本の塩野義製薬も開発している今までと同じ従来型のワクチンタイプ
という事であります。
2021年12月18日(土)
世界保健機関で緊急使用を承認した事が分かりました。
2022年4月18日(月)
厚生労働省の専門部会より承認を了承されました。

