翌日のカレーは危険(ウエルシュ菌は熱で死滅しない)

● 翌日のカレー&自然解凍は食中毒リスクがあり危険
常温保存&自然解凍は危険(季節問わずウエルシュ菌が潜む)
翌日のカレー&自然解凍は危険となります。
正確には食中毒の一種であるウエルシュ菌は
火で加熱しても死滅しないので危険となります。
5月以降の暑い季節になりますと
「食中毒リスク」が増します。
【重要】その後、季節問わずに真冬でも
ウエルシュ菌が発生する事が判明しましたので、ご注意下さいませ。
真冬に横浜刑務所でカレーを食べた受刑者285人が
集団食中毒被害によりウエルシュ菌が発見されています。
そんな中、翌日に食べようと
作り置きした「カレーは危険」
という事が分かりました。
カレー以外にも特に”煮込み料理(全般)”で危険になります。
正確には
”常温保存”で鍋に寝かせたまま
翌日、食べると危険になります。
さらには
冷凍保存したとしても
いざ食べようと準備した時に
出しっぱなし行為 = 自然解凍する過程が「非常に危険」になります。
特に蒸し暑くなる5月以降ですね。
お腹を壊してしまう食中毒の原因となりえる
大抵の”菌”というものは熱で沸騰させる事で死滅するのですが…?

なぜか「ウエルシュ菌」は
”熱で死なない”というのです。
→ 100度の熱で温めても
死なない「最強の菌」となっております。
ウエルシュ菌を退治する方法として
・110℃で「1時間以上」
・121℃で「15分以上」
(圧力鍋必須)
で加熱しないと殺菌出来ないくらい
無敵の菌となっています。
身近な食中毒の菌として
黄色ブドウ球菌 / サルモネラ菌 / ボツリヌス菌 / 腸管ビプリオ
腸管出血性大腸菌(O157) / ウェルシュ菌 / エルニシア / カンピロバクター
ノロウイルス / ピロリ菌 / アニサキス(寄生虫)
ちなみに腸管出血性大腸菌が
一昔前に流行った「O157」となっています。
これだけの食中毒の原因になりえる菌が潜んでいます。
◆ ウエルシュ菌とは?
1.自然界に生息して「野菜」「肉」「魚」に付着します。
→ 人や動物の腸管から
土・水中の自然界に存在します。
2.作り置きした煮物料理・カレー・シチュー・スープの鍋&弁当に常温保存した食品に多いです。
→ 一度でも常温保存にて発生した
ウエルシュ菌は100℃で加熱しても死ぬことはありません。
3.作り置きして常温のまま放置すると「40度~50度」くらいで一気に菌が増殖します。
→ 常温保存にて45℃まで下がると急速にウエルシュ菌が増殖します。
たった1個の菌が3時間40分で、食中度を起こします。
恐ろしい事に10分毎に菌が倍増します。
潜伏期間として
約6時間~18時間になります。
主な症状として
腹痛~下痢の症状が出ます。
どんな事に気をつけたら良いのか?
5月以降(気温20度以降)~10月下旬頃のまでの暑くなる時期において
カレー&スープや煮込み料理は「常温のまま保存せずに冷蔵庫に入れて保存する」(冷蔵庫に保存しておけば、そこまで菌は増殖しないので、発症リスクが抑えられます)
冷凍食品でも自然解凍する過程で菌が多く発生するので、この時期は自然解凍させない(温めて解凍させたら、すぐ食べる)
つまりは
1.調理後に「すぐに食べきる」(鍋に残さない)
2.すぐに食べれない場合には小分けにして「冷凍保存する」(冷ましたり常温保存しない)
3.鍋を再加熱する時には、よく混ぜながら中心部まで加熱します(再加熱時はボコボコ言う熱々の状態まで温めます)
忘れてはならないポイントとして
ウエルシュ菌は
酸素こと「空気」を嫌います。
無酸素で45℃以下の条件を好みます = ウエルシュ菌が発生します。
昔から言われている事ではありますが、
一度でも開封した物は
必ず「冷蔵庫で保存」ですね。
さらに
作り過ぎてしまったり
量が多く余った食べ物は
すぐ当日中に「冷凍庫に保存」
した上で、
期限は「約1ヶ月以内」に食べきる
または
常温保存せずに
(常温で放冷せず = 常温で冷めるまで待たずに)
すぐ冷蔵庫に保存して「翌日中までに食べる」
と覚えておけばOKでございます。
でも、忘れてはならないのが…
2023年5月 大阪・堺市にある病院の職員食堂にて
昼食を食べた21歳~81歳の医師&看護師 約80人が下痢 & 腹痛になりました。
結果的に重い重症の人は誰一人とおらず
現在は体調は回復しているという事だったのですが…?
80人中18人の方が下痢&腹痛の原因となる「ウエルシュ菌」が検出されたようです。
食中毒が起きてしまった原因として
前日に調理した料理を冷蔵庫に保管しておき
翌日に再加熱して追加する形で提供していたようでありました。
献立メニューについては
「肉じゃが」
「ほうれん草の卵炒め」
「白身さかなのパジルソース和え」
いずれかの食べ物が原因だったという事でありました。
きちんと冷蔵庫に入れていたにも関わらず…?
なぜか食中毒(ウエルシュ菌に発症した)になったとの事であります。
これは…単純に元々の食べ物(食材)が腐っていた可能性もありえそうです。
その後、2023年12月20日には横浜の刑務所にて
ウエルシュ菌による集団食中毒で285人が被害となりました。
チキンカレーが原因と言われております。
さらに2024年1月8日には三重県のインド料理店にて
カレー弁当で55人が食中毒被害に遭いウエルシュ菌が検出されました。
いずれも入院した方はおらず
全員が快方に向かっている事が判明しておりますが…?
春夏秋冬の季節問わず、1年中”ウエルシュ菌は危険”という事が分かります。
このようにカレーに限らず
すき焼き&肉じゃが等の煮込み料理にも要注意であります。
ちなみに当方の過去の経験談として
冷蔵庫に入れずに”常温保存のまま”
翌日にカレー&シチューを食べたりしますが、
一度たりとも食中毒の被害にあった事はありませんでした。
但し、これには条件がありまして
その日の夕方(夕食)に作った煮込み料理全般については
「翌朝までならギリギリOK」なのではないかと思っています。
明らかに5月以降から8月の真夏という高温 & 高湿度の状況下にて
現在まで何十年と続けておりますが、
”翌朝”に食べる分には、まったく問題ございませんでした。
それでも気をつけたい点がございます。
翌日の夕方まで鍋に放置したままにしておきますと…?
明らかに夕食時には
”酸っぱい味がしてNG”
という事が実験から確認出来ております。
これはカレーのみに限らず
煮込み料理全般の肉じゃが等でも同じでした。
この対策としましては
当日~翌朝に冷蔵庫に保存して
夕方に電子レンジで加熱してから食べる分には全然問題ありませんでした。
理想は作った直後ですね。
作り置きで気になる内容として
カレーにおいてのみになりますが、
冷凍保存して後日食べると…?
なぜかカレーの「味(品質)」が落ちる気がします。
口にした瞬間のコクが足りないといいますか?
明らかに出来立て直後の時と違って味が変わります。
でも、不思議なのですが…
常温のまま鍋に寝かしておいて
翌朝、食べるカレーは、おいしかったりもしますね!?
恐らく、冷凍~解凍する過程で油(コク)が分離して
味がまずくなってしまうのではないかと思います。
翌日までは許容範囲なのですが、翌々日からは
冷蔵のみならず冷蔵保存でも味が変わる気がします。
以上の事からカレーは作り過ぎに要注意となりまして
丁度、食べきるくらい程度に作るのがベストかもしれないですね。
シチューを冷凍保存した事はないのですが、同じ事が言えそうです。
さらに豆知識として
そういや梅雨前なのにもう暑くなってるな。
調理や保管に気をつけるのは当然として、この時期は朝にでも納豆とか食べるようにすると、納豆菌が生きたまま腸に届いてウェルシュ菌や大腸菌の悪さを抑えてくれるからおすすめ。
作り置き自体は忙しい現代人には必要だしな。
という事でありました。
やはり、「納豆(納豆菌)」は最強なのだと思います。
最後に1つだけ覚えておくと良い内容として
冷凍食品を解凍後、
食べた瞬間に”酸っぱい異様な味”がしたら、もう腐っています。
その場合は、すぐに吐き出して食品を破棄すると覚えておけばOKです。
◆ 酸っぱい異様な味とは?
明らかに舌に突き刺さるような
”キーーーンッ!”としたトラウマ的な味がします。
口にした瞬間、誰もがすぐに気づくレベルだと思います。
こうならないためにも冷凍食品については
冷凍後、「1ヶ月以内」に全て食べきってしまうのがベスト
という事も長年の経験から判明しております。
常温で放冷せず = 常温で冷めるまで待たずにですね。
これは未開封品 & 開封後に関わらず
冷凍した全ての食品全般に共通して申し上げられる内容だと思います。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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