救急車&消防車の到着時間(平均)
● 救急車&消防車の到着時間(平均)
救急車&消防車の通報は119番
119番へ通報すると救急車&消防車が無料で来てくれます。
緊急時に一体どのくらいの時間で来てくれるのか?
いざ病気したり、火事になった時に慌てないためにも
救急車&消防車の平均到着時間を把握しておく事が大切になります。
消防庁発表による
平均到着時間については
(2023年度発表)
・2022年度: 全国平均は「9.4分(約9分)」
・2021年度: 全国平均は「8.9分(約9分)」
今から20年以上前の
2002年度では「6.3分(約6分)」
だったのですが…?
令和の現在では当時と比べて
”3分以上”も遅れている事が分かりました。
この遅れの理由については
緊急性の低い119番の通報だったり
イタズラが原因とも言われております。
楽天モバイルの電波が繋がらない時の不具合症状(現象)のように
・電気工事、まだ終わってないんかい?(電気工事の番号教えて)
・お腹空いたから何か買ってきてくれる?(腹減ったから作りに来て)
・電球の玉がずっと切れて、ちょっと困っているの(真っ暗でオバケが出るの)
・雨戸のシャッターが飛んで家がガタガタしてるんやけど(直しに来てくれる?)
・家のガラスが割れてるから交換しに来てちょうだい!(ケガはしていないんけど)
さらに判明している内容として
全体の60~70%(約7割)以上の方が
「軽症」による119番通報
で、人命に無関係な通報内容が多くなっているようです。
例えば、緊急を要する
”心筋梗塞”で倒れた場合には
倒れてから”6分以内に処置できれば、助かる確率は37%”と言われています。
8分が経過する頃には助かる確率は17%までに激減してしまいます。
たった2分遅れるだけで、”命を救える確率が20%も減ってしまう”というのです。
病院までの平均到着時間は42.8分(前年度は約40.6分)となっております。
これだけにとどまらず、119番が繋がらなくなる恐れがありまして、過去に回線が込み合ってパンクして繋がらない出来事があったようです。
それが大阪で起きた2018年9月の「台風21号」の当時です。
119番が永遠と鳴りやまずに10時間で、463件もの通報があったようです。
この影響により多くの方が119番通報しても
まさかの繋がらない事態で困り果てたようでありました。
そのため、「イタズラや緊急を要さない軽い相談&通報はお控え下さい」という事であります。
消防庁より緊急性以外の通報については
病院へ行ったら良いのか?
救急車を呼ぶかどうか迷われたら
#7119
まずは上記に電話をかけるように呼びかけています。
119にラッキーセブン「7」をつけると覚えておけばOKですね。
電話に対応してくれるのは看護師の専門家になります。
症状を聞き取って緊急性を判断してくれるようです。
滅多に電話をかける事はないかとは思いますが、
119番通報で伝えるべき大切な内容として
1.火事なのか? or 緊急(ケガ/病気)なのか?
2.救急車 & 消防車が来て欲しい現場の「場所」
3.緊急の場合には具体的な「症状」と「現在の状況」
という事を覚えておけばOKでございます。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。