マイナ保険証 簡単解説

目次
● マイナ保険証 簡単解説
マイナンバーカードの健康保険証一体化とは?
病院へ行く時には必ず「健康保険証」を持っていきますね?(生活保護の方は除きます)
マイナンバーカード1枚で
健康保険証代わりとして利用出来るようになる制度になります。
マイナンバーカード + 保険証を合体させて
マイナ保険証と言います。
但し、多くの方が誤解してしまいがちなのですが、まさに私もそうでした。
マイナンバーカードの健康保険証が一体化って事なんだから手続きをしてしまったら、
もう健康保険証がなくなってしまうのかな?
と同時に
今後は「マイナンバーカードが1枚だけになってしまう」のではないか?
と勝手な勘違いをしてしまいました。
実は、そうではないのです。
マイナンバーカードに健康保険証の一体化登録手続きをしたからといって、これまで発行されていた「健康保険証」が消えてなくなってしまう訳ではないのです。
一体化手続きを完了されましても、これまで通り
従来の「健康保険証」は、きちんと別で送られてきます
ので、ご安心下さいませ。
当方では最初にマイナンバーカードの一体化と聞いた時には
・従来の健康保険証がなくなってしまうのではないか? ・毎回マイナンバーカードを持ち歩かなくてはいけなくなるのかな?
というマイナンバーカードの1本化ではないですが、勝手な勘違いをしておりました。
これにより20%も普及していないマイナンバーカードをわざわざ面倒な思いをしてまで、健康保険証を一体化する必要もないかな?と思いまして
マイナンバーカードへ一体化する登録申請手続きを躊躇しておりました。
よくよく調べて分かった事なのですが、
あくまでもマイナンバーカードを便利に活用してもらうために、
マイナンバーカードに対して
「健康保険証の機能を追加(付与)」してあげる
という事なのです。
マイナンバーカードに健康保険証という新たな機能が1つ増えるというだけだったのです。
その上で、別の健康保険証はそのまま使えるという訳なんです。
遠い未来か分からないですが、いずれは本格的に一本化されるかもしれない?のですが、
現時点では、あくまでもマイナンバーカードに対して
1つの機能が追加されるだけと思って頂ければ分かりやすいと思います。
すぐに全ての病院や薬局で使えるの?
現在マイナンバーカードを健康保険証として
利用できるようにシステムの整備を進めている最中という事なのですが、まだまだ使えない病院や薬局は多いと思います。
2021年3月末時点では6割の導入を目指していたようなのですが、全体の45%にとどまっているようです。
今後の予定では2023年の3月末までには全ての病院&薬局で使えるように目指しているようです。
いつから利用できるようになるの?
2021年10月20日(水)以降から本格的に利用出来るようになります。
但し、病院や薬局では対応している所が少ないと思いますので、まだまだ実用的ではないですね。
マイナンバーカードを健康保険証として使えて対応している病院&薬局は
10月10日の時点で7.9%という結果になっています。
9月の段階で「1万2,894施設」という事が分かりました。
全国にある病院・診療所・薬局は合計22万9,000施設あります。
その内の1万2,894施設となりますので、わずか「5.6%」という事でした。
本格的に開始する直前で「5.6%」というのは、かなり致命的であります。
政府は2022年度末には全ての医療機関&薬局での導入を目指しているだけに難しい課題となりそうですね。
薬局では事前に病院で提示して確認しているため、健康保険証の提示義務はないようです。
そのため、薬局よりも病院での導入普及率が重要になってくるという事でありました。
皆様が健康保険で支払っている病院代の3割(30%)は実費となっていますね。
残りの7割 = 病院の売上7割(70%)は政府からの公費(税金)となっています。
そのため、政府側から病院へ強く言ってくれれば良いのにという声が見受けられました。
但し、病院側ではマイナンバーカードを読み取る専用機器を導入するための値段(コスト)は補助金で賄(まかな)われるので問題ないのですが、大きな病院では院内ネットワークの増設、新しい事を覚えたり、それに伴う労働コストが大変な事になります。
さらにマイナンバーカードの普及率(37.6%)を考えても導入したからといって病院側には、特にメリットがないという点が最大の問題となっています。
特に個人病院だったり、昔ながらの病院ですね。
本気でマイナンバーカードを普及させたければ、健康保険証を完全になくす方向でなければ難しいとも言われています。
どうやって使えば良いの?
今後は病院や薬局の窓口にマイナンバーのICカードリーダー専用機器が用意されます。
そこにマイナンバーカードをかざすだけで利用する事が出来ます。
クレジットカードと同じ仕組みですね。
今後はどんな事が対応して便利になっていくの?(今後の対応予定)
◆ 2021年1月現在
マイナポータルサイトで健康保険証一体化による利用登録申込が受付中です。
◆ 2021年10月(予定)
2021年10月以降に先送りの延期となってしまいました。
医療機関・薬局などで、順次マイナンバーカードの健康保険証利用が可能になります。
マイナポータルで、順次特定健診情報の閲覧が可能になります。
マイナポータルで、薬剤情報・医療費情報の閲覧が可能になります。
◆ 2021年分所得税の確定申告~
確定申告における医療費控除の手続きで
マイナポータルを通じて医療費情報を自動入力することが可能になります。
◆ 2024年秋頃
紙&カードタイプの健康保険証を廃止予定
最後にマイナンバーカードの
今後の予定について簡単にまとめておきます。
・2021年10月: 健康保険証として本格的に利用を開始 ・2022年3月: 給付金受取用の口座登録開始 ・2023年2月: 全国で転居届がオンラインで受付可能
・2023年5月: マイナンバーカードがスマホ対応化(当初はAndroid/後にiPhone) ・2024年秋頃: 健康保険証を廃止(マイナンバーカードへ一体化によりマイナ保険証へ)&運転免許証と一体化(マイナ運転免許証)
今までの健康保険証は使えなくなってしまうの?
マイナンバーカードに一体化(1本化)されたら
2021年3月から健康保険証は使えなくなってしまうの?
いいえ、違うのです。
マイナンバーカードを健康保険証として、一体化手続きしましても従来通りの健康保険証は送られてきます。
これまで通り、紙の健康保険証はそのままの状態で病院で受診する事ができますので、ご安心下さいませ。
例えば、マイナンバーカードを忘れても従来の健康保険証を提示する事で利用したりですね。
その後、健康保険証について
2024年秋頃を目処(めど)に原則廃止される方向
で進めている事が分かりました。
今後、政府は健康保険証を廃止する事によって
マイナンバーカードの普及を進める方向となります。
マイナ保険証のメリット&デメリット
マイナ保険証の良い点&悪い点について
下記にて簡単にまとめて解説しております。
マイナ保険証の申請手順(登録方法)
下記にてマイナンバーカードと健康保険証を一体化するための手順と方法を1つ1つの手順を分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
同じく今後はマイナンバーカードへ「自動車運転免許証も一体化」が予定されています。
ぜひ1つの参考にしていただければと思います。
マイナンバーカード更新は代理人でも可能?(本人が行けない場合)
マイナンバーカード紛失&再発行方法(電子証明書の再交付手順)
マイナンバーカードの受け取りは代理人でも可能?(本人が行けない場合)
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