ハーレー&ショベルヘッド大苦戦トラブル故障BEST3

【ハーレー】ショベルヘッド過去の大苦戦トラブル&故障BEST3

はじめに

ハーレー(ショベルヘッド)で起きた

過去の大苦戦トラブルベスト3(故障/壊れる)

のお話になります。

これから初めてショベルヘッドや

古いハーレーを購入しようと考えていたり興味がある方も見ていると思います。

誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく

解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

現在、最新のバイクに乗られている方でも

いざトラブルに遭った時に役立ちますので、ぜひ皆様には覚えて頂きたいと思っています。

これまでエンジンが始動せずに大苦戦したトラブル内容のBEST3は以下の通りになります。

1.エンジンの故障(どんな内容だったの?)

 真冬になってから突然だったのですが、まったくエンジンがかからず始動しなくなりました。

な、なんと!?

原因については

バルブ曲がり & バルブガイド割れでオイル下がり症状…

このバルブやガイドという物は難しくて何のことか、さっぱりですよね。

私も全然意味が分かりませんでした。

簡単に説明いたしますと、ショベルのエンジン最上部の中に入ってあるトイレの詰まりを直す道具(ラバーカップ)= Tの形をした棒みたいな物が曲がって、おかしくなっておりました。

ガイドというのは、このバルブをいれる受け側の部分ですね(お菓子でいうクリームコロンを長くしたVerやトッポみたいな物です。クリームやチョコが入る部分にバルブが入ります)こちらの受け側が、ひび割れておりました。

この他にも「エンジンのヘッドガスケット抜け」なんてありましたね…。

ガスケットとは?

ショベルのエンジンは上部と下部に分かれているのですが、その間に入っているガスケット=紙みたいな物が千切れてなくなってしまう症状です。

よく「ヘッドガスケットが飛んだ」と言うのですが、これはエンジンオイルが漏れないようにボルトで言う所のワッシャーや水道周りで言うOリングやゴムパッキン、シールテープみたいに密閉する役割をしています。

このヘッドガスケットがなくなってしまうと機関車のようにエンジンの上と下にある間の隙間から煙を吐きながら、突然の夕立(雨)と共に、なんとか騙し騙し走っていたのも今となっては、良い思い出です!

その後、晴れ間がさして走っている内に洋服も風によって、すっかり乾いていた初めての思い出があるので、今でもよく覚えています。

土砂降りに遭っても晴れた事によりバイクで、しばらく走れば洋服も完全に乾きますので覚えておくと便利ですね!(20kmも走行していないと思うのですが、乾燥機並に完全に乾いた状態になりましたので衝撃でした)

この時も当然ながらバイク整備の知識は全然ないのにショベルヘッドに乗ってました(^^;)

やっとバッテリーの充電方法とプラグ交換を覚えたての頃で、次のチャレンジとしてキャブレターを初めて取り外して分解してみた時くらいだったと思います。

これもまた、新たな感動がありましたね!

2.赤信号の度に不意にエンストしてしまう困ったちゃん問題

数km走行後、数百メートルの信号ごとに

エンストしながらも諦めずに乗り続けてました…

 納車して間もない頃だったのですが、エンジンのOH直後で1340ccの重いキック始動のみで全然知識がなかった自分には、それはx2 本当に大苦戦でした。

それよりも、いくつかの旧車ハーレー専門店の修理屋(カスタムバイク屋さん)へ依頼したにも関わらず、原因を特定してもらえず、最終的に自分で原因を特定して解決出来た時の喜びは今でも忘れられません。

この時はプラグ交換やバッテリー交換すらした事がないド素人で全然知識がない状態でした。

どのバイク屋さんも「エンジンOH直後はエンジンが渋いので、こんなものだよ」と言われた時には、本当にガッカリしたと同時にショックでした。

この言葉をずっと信じており、とにかく距離を走って稼がなければと一生懸命と必死になり、赤信号の度にエンストしては必死にキックでエンジンを掛けるの繰り返しで数ヶ月の間、平然と乗り続けていました。

確か当時はガソリン高騰の中、必死になって無駄に走りまくっては、とにかく距離を稼いでおりました。これが無駄だったとは!?

そんな事よりも今にして振り返りますと、「とんでもない事をしていたな…」っと我ながら思います。

ショベルヘッドという乗り物は、これくらい出来事が起きても、へっちゃらになるくらいに「楽しさと魅力」が上回るみたいです。

本当であれば、もうこの段階で手放していてもおかしくないですよね…

当然、これだけに留まらず、何度も手放そうと思って嫌な思い出が沢山あります。

何よりも、

頼れるはずのプロの言葉がこれでは…、もう自分にはどうする事も出来ません。

この時はショックと同時に、とても悲しく絶望的でした…、

しかし!

そういう過去の出来事があったからこそ、自分で整備を覚える気になった1つのきっかけだったかもしれません。

その時は、どん底に突き落とされた気持ちでしたが、結果的に良かったです。

人間は最大限のピンチの状況になった時にチャンスに変えられるとは、

まさに、この事かもしれません。

3.購入したばかりの頃にキックのコツが良く分からずに大苦戦…

乗る度にエンジンがかからないので大苦戦しておりました…

 特に真冬のキック始動において突然エンジンがかかりづらくなりました。

真冬で20分、30分以上は当たり前でした。

へたしたら40分、50分、1時間以上?もキックと格闘しておりました。

ショベルに乗る度にエンジンがかかるまでは長い持久戦だと思って本当に諦めきれずに、いつもしつこく粘ってました。

エンジン故障の時は根本的な原因が不明で

分からなかったので何時間以上も粘ってました(^^;)

実は、これ「一番やってはいけない典型的な例」なんです。

なぜなら、むやみになってエンジンを掛け続けてしまいますと、他の故障も招いてしまい余計原因が分からなくなってしまうからなのです。

今の車で言う分かりやすい例がバッテリー上がりですね。

エンジンがかからない状態なのに何度もセルを回し続ける事でバッテリーが消耗してだめになってしまいます。

それ以外にもセルモーター/スターターを回すための関連パーツだったり、点火系パーツ(エンジンを掛けるために必要なパーツ部品)が壊れてだめになってしまいます。

これぞ、負の連鎖になってしまうんです。

もう、こうなってくると「セルモーター/スターター」をつける一歩手前までいったのも、今となっては良い思い出です。

参考までにショベルヘッド、パンヘッド、ツインカムのソフテイル/ダイナ(TC88/96)ではオープンプライマリーベルト形式のまま後付できるセルモーターもあるのですが、テックサイクル製(Tech Cycle製)セル付きスターターモーターの本体価格25万+取付加工の工賃費用で軽く30万~40万をオーバーしてしまいます。

しかしながら、きちんと整備されたショベルヘッドにて掛かりやすいセットアップをすれば、キック始動オンリーでも国産車並と言いますか、セルのように楽々エンジンが掛かります。

詳しくは古いハーレー キックスタートのかけ方&儀式コツショベルヘッドのキックスタートで始動しづらい方は要必見(季節問わず/真冬)をご覧下さいませ。

当方のバイクはキック始動のみになっています。

今振り返りますと、 数件のバイク屋さんで言われた「古い昔のハーレーは個体差がある」なんて事はありませんでした。

もしあるとするならば、稀にガソリンを多く送らないと掛からない車両の差があるくらいだと思っています。

この原因は、単純に「ショベルにとってエンジンが掛かりやすい好条件のセットアップ装備」&「条件を知らなかっただけ」でした。

これは自分なりに、「どうすればショベルでも安心して誰でも簡単にエンジンが掛けられるようになるのか?」← 誰でも簡単にっていうのが最大のポイントになります。

長年の間、試行錯誤の実験と検証を続けまして、 今では真冬でも「100発100中の一発始動」を手に入れる事が出来ました。

国産車両並に、あっさり掛かります。

逆に一発(最低でも2~3発)で掛からないと、明らかに何らかの「原因 & 不調」がある状態という事も判明しております。

それくらいエンジンの掛かりが悪いショベルなんて「整備不良以外の何者でもない」と断言出来ます!

詳しくは【ハーレー】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)にて解説しておりますの、ぜひです!

購入当初は自分に全然知識がなかった事も関係しているのですが、これまでインジェクションのスポーツスターに乗っていた事もあってトラブルとは無縁でした。

そんな中、無謀にも興味本位だけでショベルヘッドを手に入れた経緯がありました。

上記の故障以外にもショベルヘッドには本当に手が掛かりすぎました。

最初の数年間はショベルヘッドに乗る度に「マイナートラブルは日常茶飯事」で何十回もレッカー手配 & バイク屋さん(ハーレー旧車の修理専門店へ依頼)のお世話になったか数え切れませんでした…。

ショベルを何度手放そうと思った事か、本当に数え切れません。

そして、最初の数年間は「壊れては修理するの繰り返しは当たり前」で、今にして振り返ってみますと「とんでもない金額」の「修理代(工賃)」と「カスタムパーツ代」を注ぎ込んでしまいました…

当然、修理中は乗れない期間も多いので無駄に時間だけが過ぎ去っていきます。

これが何よりも一番つらかった思い出デス!

何よりも自分は諦めが悪いのが幸いでしたが…

これ何も知らずに見た目のカッコよさだけでショベルを手に入れて手放した方は、どれだけの数がいることか数しれずだと思います。

そのくらい頼れる存在の方が周りにいないと本当に苦労の連続になると思います。

これから古い昔のハーレーやショベルに興味を持った方には絶対に同じ目に遭ってほしくないので、ぜひ!

詳しくは【初心者の方へ】初めてのハーレー&古いバイクの完全攻略法 まとめメモ帳(車両の見極め方法/維持費/厳選SHOPリスト/適正工賃相場)にて解説しております!

それでも乗っていて最高に楽しいのがショベルヘッドの「最大の魅力」であると思っています。

またまた余談が長くなりすぎてしまい誠に申し訳ございません…

ここからが、ようやく本題なのですが、

いつも通りキック一発にて始動後に暖気しながら、チョークを緩めると、突然エンジンがストップしました。

いわゆるエンスト症状になります。

真冬の暖気前という事もあり、たまたま寒いせいなのかな?と最初は全然気にもしていなかったのですが、これが後で大変な道のりになってしまうとは…

何度かキックを繰り返しますが、一向にエンジンが掛かる気配がない・・・

詳しい症状を説明いたしますと、

エンジンから何も反応がない状況 = 初爆すらせず(バフ、ボフ、ボンッ等が一切なし)で、うんともすんともいわずに粘って粘って最後に1回だけエンジンが掛かるだけでした。

この時もチョークを引くと、すぐエンストしました。

気になっていた前兆

1.燃費がほんの少しだけ悪化してました。

以前コイルが故障した際は

-5km/㍑の差があったので気づいたのですが、今回は-2~3km/㍑僅かの差です。

2.気になる程ではないのですが、キャブレターの調整後から少しだけアイドリング時の乱れが気にはなっておりました。

いつも一発始動で正常な時が多かったので深く気にしてませんでした。

3.1ヶ月くらい前に1、2回だけ始動性が悪くなってエンスト症状がありました。

その後、ずっと調子が良かったので

全然気にしていなかったです。

4.真冬になってから濃いニードルにも関わらず暖気前のみキャブからの吹き返しが2~3回ありました「パシュッ」

新たなセッティングでの冬で暖気後は正常で始動性も絶好調だったので気にもしなかったです。

5.フロントプラグだけ少し黒く濡れてしまう症状。

 これは古いハーレーやショベルヘッドで、

よくありがちなトラブルになりますので要注意ですね。

これまでのトラブル経験で判明した「重要な内容と教訓」

・バッテリー & 点火系(プラグ・プラグコード・コイル・ダイナS)の故障において「プラグの火花(目視で確認出来ても全然始動しない事が沢山ありました)」と「抵抗値(導通)」はあてにならない事が本当に多かったです。

・始動不良の際には必ず「プラグ」「プラグコード」「イグニッションコイル」「バッテリー」「点火システム(ダイナS・ポイント)」の5セットを新品に交換して1つずつ検証する方法がおすすめです。

・過去にエンジンOK・燃料OK・プラグの火花OK・テスターの抵抗値が正常でも故障した経験がありましたので要注意です(万が一の事も考慮して新品の初期不良も疑って下さい)

・ガソリンOK・火花OKで始動不良の際には「クレ556」をキャブ内から1秒程度かけてエンジンが掛かるどうかを試す必要があります(燃料系に原因があるかどうかの切り分けが出来ます)

・イグニッションコイル・プラグ・プラグコード・ダイナS・ブレーカー・バッテリーの点火系システムが中途半端に故障するとマフラーからアフター音「パーンッ(鉄砲の音)が鳴る」&「燃費が悪くなる」特長がありますので見逃せません。

・これはエンジン内で正常に点火出来ていない証拠 = 燃えなかった不燃焼ガソリンが空気(酸素)と混ざってマフラーまできてしまっているので点火不良の最大の特長です。

それ以降はうんともすんとも一切反応がない状態になります。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

古いハーレーの年式と壊れやすさは関係する?(故障トラブル)

ハーレってすぐ壊れたり故障のトラブルが多いの?

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詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集

誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!

ハーレーによくありがちな故障&トラブルに関する知識が誰でも簡単に身につきまして

初めてのハーレーや古いバイクを購入して1円でも安く維持していくために失敗や後悔をしないための秘訣とトラブル経験ノウハウ集の対策になっております!

皆様にハーレーに関する「こういう事が知りたかったんだよ」と思って頂けるような内容に凝縮して全て解説した上で重要な要点だけをまとめた集大成になっております。

当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/

ハーレーまとめ記事一覧(厳選版)

ショベルヘッドのキックスタートで始動しづらい方は要必見(季節問わず/真冬)

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