ハーレー3つのトラブルシューティング(エンジンが始動しない)
● ハーレー3つのトラブルシューティング
はじめに
突然ハーレーのエンジンが始動しなくなった…
そんな時には、ぜひご活用して頂けますと嬉しく思います。
これから初めてショベルヘッドや
古いハーレーを購入しようと考えていたり興味がある方も見ていると思います。
現在、最新のバイクに乗られている方でも
いざトラブルに遭った時に役立ちますので、ぜひ皆様には覚えて頂きたいと思っています。
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
3つのトラブルシューティングまとめ
バイクでエンジンがかからなくなった時に「試すトラブルシューティング」の定番になります!
1.エンジンの圧縮OK(エンジン系)
→ 当方のエンジン始動方法はキックになるのですが、十分すぎる重さが感じられる圧縮があります。
まずはプラグを取り外してプラグホールと言われる穴へ指を突っ込んでキックする事でエンジンの圧縮といった圧力が吸い込まれるように感じられます。
この圧縮を簡単に説明しますとエンジン内の強力な空気圧になります。
この圧力が極端に小さく下がったり、完全になくなる事で元気にエンジンを掛ける勢いがなくなってしまいますので、エンジンの修理(OH=オーバーホール)が必要になってきます。
これらを圧縮比といって数値で表すことが多いです。
もしくは、
エンジン内にエンジンオイルが入り込むトラブルや故障で白煙が出るトラブル(オイル上がり/オイル下がり)でもエンジンの修理が必要になってきます。
どちらもショベルヘッドに関わらず、ハーレーや一般バイク、車のエンジントラブル故障の代表格となります。
エンジントラブルといったら、この2つが本当に多い故障内容になります。
2.ガソリンOK(燃料系)
→ 車体右から見て2つあるV型エンジンのド真ん中の上に付いているキャブレターと言われる装置の加速ポンプからのガソリンも確認!
きちんとガソリンの匂いやプシュ~っといった音がしています。
古いバイクはアクセル(スロットル)をひねりますと、このキャブレターからエンジンに向かってガソリンが飛び出ます。
ハーレーはリッター(1000cc)を超える大排気量エンジンになりますので、冷間時の始動においては、この加速ポンプでガソリンを送らないとエンジンが掛からない仕組みになっています。
この加速ポンプ機能がないキャブレターは、どうなるんだ?と疑問に思いますね?
その場合、チョーク(燃料を増やす機能)にて空キック(キーをOFFのままでキック)をする事でエンジン内にガソリンを吸い込ませるために必要になります。
そのために古いハーレーでエンジンをかける際に「空キック」と言われる儀式が必要になります。
3.プラグの火花OK(点火系/電気系統)
→ 力強く青白い火花がキックする度に確認出来ました。
タンクから燃料ホースを伝ってキャブレターからエンジンまで流れてきたガソリンとプラグの火花が融合することで、エンジンの中で大爆発が起こります。
ガソリンが入った状態でプラグに火がつくと爆発します。
この爆発をすることで、初めてエンジンが掛かる仕組みになっています。
もしもプラグから火花が出ないトラブルになりますと、
点火系(エンジンを掛けるために必要なパーツ部品のダイナS・ポイント点火/コンデンサー・ダイナ2000i、イグニッションコイル)や電気系統(バッテリー周りやブレーカー/配線関係)のトラブルを1つ1つ疑って見ていく必要があります。
以上がエンジンをかけるために必要な「3つの大原則」と言われております。
一般的には上記3つの条件をクリアする事で絶対にエンジンはかかります。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳をご検討頂けますと本当に嬉しく思っております!
詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。
【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集
誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!
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当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/
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