キャブレターのよくあるトラブル&故障症状
目次
● キャブレターのよくあるトラブル症状&故障 簡単まとめ
キャブレターに多いトラブル症状BEST3
一昔前のバイクに搭載されていた
キャブレターの代表的なトラブルや故障症状について
No1. 突然のエンスト症状
→ 誰もが気づくであろう
突然のエンスト症状が圧倒的に一番多いトラブルですね。
エンジン始動直後、信号待ちから
走行中にアイドリングが安定しないエンジンストップ症状になります。
次に多いトラブル内容については
No2. エンジンが始動しない&始動しづらくなる症状
→ 朝一の冷間時&出先での暖気後に
突然エンジンが始動しづらくなったり
エンジンが始動しなくなる症状になります。
これらの症状が起きる前には”前兆となる症状”がある事が多いですね。
それが
No3. キャブレター・エアクリーナーからの吹き返し症状(くしゃみ&息継ぎ)
→ 故障前兆の症状としてエンジン付近にあるキャブレターのエアクリーナーから
「パスッ」「プスッ」「クシュッ」
「プシュッ」「パンッ」
といったくしゃみ = 息継ぎ = キャブの吹き返し症状が多いですね。
信号待ち等で何もしていないアイドリング状態で吹き返し症状が出たり、アクセル・スロットルを捻(ひね)ったら正常に吹け上がらずに出る場合がよくあります。
同じく他にもマフラーからのアフターファイヤー(音)で不調を確認する事が出来ます。
国産バイクにお乗りの方からハーレーのエボリューション(エボ)、スポーツスター、ツインカム、ショベルヘッド、パンヘッド、ナックルヘッド、サイドバルブにお乗りの方必見です!
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく
簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
多くのキャブレターで共通する内容のよくあるトラブル集になります!
・突然、不意にエンスト症状になります(エンジンストップ) ・エンスト症状とは?エンジン始動後にアイドリングが安定せずに不安定で止まってしまうトラブルになります。 ・エンスト症状はエンジン始動直後~少し経過してからだったり、一定の感覚で何度も繰り返しエンストしたり、一定の距離を走行後に発生したり、エンジンが暖かくなった暖気後だけだったり、一定時間を過ぎた感覚でエンストしたり、信号待ちのアイドリング中に「プスンッ」「パスッ」「何も言わずにス~ッ」とエンストします。
・何の前触れもなく突然エンストしたり、前兆としてアイドリングが不安定になる事も多いです。 ・アイドリング時の音が乱れて変な感じになったりする事もあります。 ・明らかにいつもと音が違うので、どんな鈍感な方でも分かると思います。
・ハーレーの三拍子が出ている車両は、とても分かりやすいくらいに音が乱れます(二拍子風だったり変な感じになります) ・エンジンの始動性が悪くエンジンがかかりづらくなったり、かからなくなります。 ・非常に分かりづらいのがエンジンがかかりやすかったり、かかりづらかったといった波があったりする症状もあります。
・徐々にエンジンがかかりづらくなったりといったパターンもあります。 ・末期と言いますか分かりやすい症状が出る頃には極端にエンジンがかかりづらくなります。 ・セッティングが薄すぎても濃すぎてもエンジンが始動しづらくなりますので要注意です。
・点火系統(エンジンをかけるために必須となるパーツ)、電気系統(バッテリー/レギュレーター)の部品が故障したり故障前兆の症状でも同様にエンジンがかかりづらくなったり、かからなかったり、エンジンがかかっても、すぐにエンスト症状が出たりする傾向にあります。 ・朝一の冷間時にエンジンがかかりづらくなったり、外出先の暖気後にかかりづらくなったりといった症状もあります。 ・アイドリング中や走行中にスムーズに吹け上がらず、加速せずに息継ぎをしたりします。
・キャブトラブルでの加速不良はボコボコ(勢いがあったりなかったり)のような加速をします。・アイドリング中や走行中にくしゃみ&息継ぎ(キャブレターからプスッ、パスッ、パンッ)をします。 ・クシャミ、息継ぎの頻度も様々なパターンが多いです。 ・キャブレターのセッティング調整不足による燃調不良の症状でも多くあります。 ・これはキャブレター(燃料部品)、点火系(エンジンをかける部品)、二次エアー系(別の所からの空気吸い)の不調により濃い症状が出たり吹け上がりが悪くなったり、極端に薄い症状が出たりして吹け上がりが軽すぎたりするといった症状が出ます。 ・走行してから信号待ちの停車中にアイドリングの回転数が落ちづらくなります。
等の症状まで沢山ありすぎるくらいですね。
当方では、もうこれ以上の「キャブレターに関連するトラブルはないんじゃないか?」くらいまで、これら全ての故障前兆~故障症状を経験してきました。
SUキャブレター&CVキャブレターでよくあるトラブル&故障症状
・薄いと暖気中にキャブからクシャミ(パスッ、プスッ)をして暖気終了すれば安定します。 ・濃いと暖気終了後にアイドリングが不安定になります(酷いと濃すぎてエンストします)
・CVキャブであればミクスチャーという物で濃くしたり薄くして調整する事ができます。 ・もしくは、スロージェット(SJ)の番手を上げる事で解決できます。 ・SUキャブであればエアスクリューを時計回りに締め込む事(濃い状態)で解決します。 ・反時計回りに締め込むと薄い状態になります。
・もしくはジェットニードルをBBT(標準)→ BBX(1つ濃く)へ交換する事も出来ます。 ・BBD(1つ薄く)へ交換する事も出来ます。 ・エアーを吸っている場合=アイドリングの不安定=3拍子が出ない 等があります。 ・燃料が濃い(黒煙&プラグのくすぶり)の原因はミクスチャーのOリングが原因の事が多いです。
・二次エアー(別の空気を吸う症状)を吸っていたり濃くなると「くしゃみ(パスッ)」と「エンスト症状」が発症します。 ・キャブレターのフロート調整とフロートバルブのゴミチェックが必要です。 ・油面が高い場合はオーバーフローします(オーバーフローとは?ガソリンが溢れ出れます) ・油面が低すぎる場合はガソリンが足らなくなりますので、息切れをするような感じになります。 ・これによりアクセルへのレスポンスが悪くなりましてガス欠1歩手前の症状になります。
キャブが息継ぎをする場合 & 調子が良くない場合の原因は3つあります。
息継ぎ = くしゃみ = キャブの吹き返し症状 = エンジン付近にあるキャブレターのエアクリーナーから「パスッ」「プスッ」「クシュッ」「プシュッ」「パンッ」といった症状になります。
1.インテークマニホールド(Oリング)からの二次エアー
→ キャブレターとエンジンを繋ぐインテークマニホールド部分にあるOリングの二次エアー問題になります。
Oリング = ゴムの劣化により別の所から空気を吸う症状になります。
2.点火系統 & 電気系統の故障になります。
→ エンジンを始動させるために絶対必要になる部品になります。
具体的には下記の通りになっています。
・イグニッションコイルの故障 ・ダイナSの故障 ・ポイント点火(ポイント部分の接点不良やコンデンサーの故障) ・ダイナ2000iの故障 ・CDIの故障
・レギュレーターの故障 ・バッテリー上がり&故障
・ブレーカー故障(ヒューズ故障) ・メインスイッチ/イグニッションスイッチ/IGNキー(鍵) ・配線不良(マイナスのアース不良含む)
3.キャブレター内部のトラブル&問題
→ キャブレターの正しい調整&セッティングが出来ていない(プラグの焼け具合をチェック)
パイロットスクリュー(ミクスチャー)or エアスクリューの調整不足
キャブレター内部のOリング = ゴムの寿命&劣化や二次エアー問題...etc
CVキャブのベストセッティング/調整方法まとめ(ハーレー/エボ/ショベル/スポーツスター)
バックファイヤー&アフターファイヤー症状と原因まとめ(マフラー/キャブレター/トラブル/故障)
季節問わずキックでエンジンが始動しづらい方&冬になると極端にかからない方は要必見です!
ハーレーのエンジンスタート始動手順&かけ方(キャブ車/キック/セル)
インジェクション車(FI)の正しいエンジンのかけ方/始動方法 簡単解説
キャブレターの種類によってエンジンの始動手順/方法は違うの?
CVキャブレターのセル&キックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
SUキャブレターのセル&キックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
ミクニHSR42キャブレターのキックスタート始動手順(エンジンのかけ方と方法)
eキャブレター/ショーティーのキックスタート始動手順(エンジンのかけ方と方法)
ケイヒンバタフライキャブレターのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
リンカートキャブのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
↓【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)で安心・安定・優秀な「CVキャブの大特集」をやりました!
ショベルヘッドに関わらず、スポーツスター、エボリューション(エボ)、ツインカム(TC88/TC96)、パンヘッド、ナックルヘッドにお乗りの方に向けたベストセッティング情報もご用意しましたので大変オススメでございます!
ショベルまとめメモ帳に含まれている「CVキャブレターの内容一覧」
01-b.【キャブ調整】 各キャブレターの基本・種類・特性・特長・調整の仕方から主なトラブル症状・セッティング情報を解説!.txt
CVキャブレターの「ジェットニードル(棒)に関連するベストセッティングの情報」は雑誌やネットの記事でも全然出てこないと思いますので、ぜひ【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)をご覧下さいませ!
【画像】CVでベストセッティングが出た時のプラグの焼け具合を4枚追加いたしました。
CVでセッティングが出ない方はプラグの碍子(がいし)と呼ばれる = 新品状態だと”プラグの白い部分の所”が「真っ黒」or「真っ白」になっているのではないでしょうか?
CVキャブを装着している多くの方は「濃すぎの状態」or「薄過ぎの状態」どちらか片方の極端な状態になっている方がほとんどだと思います。
この原因は「スロージェット(SJ)」&「メインジェット(MJ)」+「パイロットスクリュー(ミクスチャー)」の調整と交換だけですと必然的にそうなります。
そうなるように出来ているのです。
だから、CVキャブはつまらないと評価されがちなんです。
多くの方がスロージェット、メインジェット、良くてワッシャーの嵩上げ(かさあげ)程度の「調整しかしていないからなんだっ」と徹底的に調べて判明いたしました!
↓CVキャブで「ベストセッティングが出る」と、こんな感じで綺麗に焼けます! ↓
→ サンプル画像として4枚のベストな焼け具合を公開中です(プラグの状態)
1枚目~4枚目まで、もっともベストな焼け具合状態になっています。
1枚目~3枚目の画像は、それなりに走行した後のもっともベストな状態になります。
→ 少し補足しますと2枚目と3枚目の画像は、安い化学合成オイルを入れた際に少しだけオイル被りをしてしまったので、改めて新品オイルへ交換した直後に撮影した画像状態になっています。
化学合成オイルを簡単に説明しますと、通常の鉱物油と比べて浸透力が強めのオイルになるのですが、高熱と寿命に強い優秀なオイルになります。ショベルヘッドに化学合成オイルはガスケットによっては良いのですが、激安の化学合成オイルだけは絶対に購入してはいけません。これも散々、色々なオイルを試して判明いたしました。
少しだけ先端が黒いのは古いオイルの滲みが残ってしまったせいなのですが、ご覧の通りよくありがちなオイル被りのテカリは消えていますので、その後は正常になって綺麗に焼けているのが何よりの証拠ですね。
4枚目の画像は、比較用として新品プラグへ交換直後に撮影しました。まだ本格的に焼ける前の状態なので若干白よりですが、これから本格的に焼けますと1枚~3枚目のベストな状態になります。
ショベルまとめメモ帳には、あまり経験する事が出来ない完全にオイル被りをした要エンジンOH状態(バルブ曲がり、ガイド割れ)のもっと酷いプラグ状態の貴重な画像もご覧になって頂くことが出来ます!
プラグの焼け色具合の状態が
・黒色~真っ黒い焼け具合状態
→ 完全にガソリン(燃料)が濃いセッティングの状態になります。
但し、近場や短距離ばかり走っている場合に限り真っ黒い状態になりがちですね。
完全に乾いた状態であれば問題ないのですが、テカった状態で湿っていたりしたら何らかの問題ですね。
・焦げ茶色~かなり濃く焼けたダークブラウン色の焼け具合状態
→ まさに完璧のベスト・オブ・ベストセッティングです。
試行錯誤して、ショベルヘッドには一番ベストセッティングの状態だと分かりました。
きつね色を、さらに濃くこんがり焼けた状態の色 = こげぱんの頭のてっぺんの色と思って頂けると分かりやすいと思います。
まさに画像通りの状態になります。
・きつね色(茶色)
→ 国産バイクではベストと言われているのですが、ハーレー全般やショベルヘッドでは薄い調整セッティングになります。
・薄茶色(白がかかった薄い茶色)
→ さらに薄い調整セッティング状態ですね。
・白色(ホワイト色)
→ 一番薄い調整セッティング状態になります。
最新ハーレーでは排ガス規制のため、当たり前のようにプラグが白色状態で薄いセッティングが普通になっています。
インジェクション(FI)では電子制御にて自動的に調整してくれるので問題はないのですが、一昔前のキャブレター車の場合は薄いセッティングは何かと弊害が出て問題になる事が多いですね。
実は古いハーレーにおいてはオーバーヒート(熱を持ってダウンしてしまう状態)を起こしやすくなりますので危険な状態だったりもします。
その対策として、ハーレーにおいては多少濃いめのセッティングが良いと言われていますね。
このように色々と検証してきましたが、先ほどのサンプル画像1枚目~4枚目の「焦げ茶」くらいのセッティングが乗っていて一番気持ち良く走れて燃料効率(燃費)もベストだと分かりました。
自分なりに一生懸命セッティングを試行錯誤して分かった事は、
・極低速の下から上まで物凄く気持ちが良い加速感と伸びがあった状態にて ・ショベルヘッド特有のドコドコ感(ゴツゴツ感)と鼓動を残した ・最高の乗り心地がベストセッティング状態
になる事も判明いたしました!
セッティングがでないと加速中にもたつき詰まりが発生 & つまらない乗り心地(スムーズすぎて全然ゴツゴツ感がない薄いフィーリング)になります。
最大の特長はショベル特有の
・乗っていて楽しい”ドコドコ感(ゴツゴツ感)”を残しつつ ・加速では綺麗に下から上まで吹け上がり(詰まりが一切なし) ・エンジンの掛かり良し & 真冬の暖気も早く終わり、さらに燃費も良いです!
もうここまできたら何も言うことがありません。
これこそが素晴らしい「本当の三拍子」だと思っています。
↑正直、HSR42と交換&比較してもあまり変化を感じられないくらいの乗り心地とポテンシャルをCVキャブレターは持っています。
ベストセッティング情報があまりにも少ないので、多くの方に知られていません。
このままCVキャブレターに深入りせずに、よくありがちな単純にジェットニードル(棒)にワッシャーをかます調整だったり、SJ・MJのみを交換しただけの極端に「薄い」or「濃い」状態で乗ると確かに世間で言われている、とてもつまらない乗り心地でした。
・ドコドコ感が全然感じられずスムーズに吹け上がるだけで本当に楽しくなかったです。 ・濃い状態だと1速、2速で、すぐに吹け上がってしまう症状、途中で引っかかり症状や、もたつきがあり全然楽しくなかったです。
ショベルヘッドやエボリューション(エボ)で、純正ノーマルのCVキャブレターがつまらないと言っている方の理由がようやく分かった気がします。
CVをポン付けの薄い状態で、きちんとセッティングを出さないまま試乗すると確かに本当につまらないという事なのです。
これは間違いなさそうです。
この状態では、すぐにCVキャブレターを交換したくなる気持ちも分かります。
当方もそのままで終わっていれば「CVキャブは、なんてつまらない乗り心地なんだ」で終わり勘違いする所でしたが…
しかし、諦めずに何度もx2 試行錯誤を繰り返して「ショベル x CVの組み合わせでベストセッティング」を出したら評価が180度ガラリと変わりました。
逆にCVキャブレターのポテンシャルの高さに驚かされました。
最大の特長は良くありがちな「フルチューン&ダイノジェット(サンダースライド)等の改造・導入は一切不要」なので高い費用は掛からずに「本体の加工等も一切なし」で純正ノーマル本体のまま超絶シンプルにベストセッティングが出せるのです。
これが不思議な事に、全然知られていません。
何事においても最終的には「シンプルがベスト」だという事が良く分からせられます。
【CVキャブの年式による違い(年式違いにより乗り心地が変わるのか・ジェットニードルの種類の違い・加速ポンプの量・本体の形状・細かい部品の違い...etc)】を細かく追加いたしました。
前期と中期以降では細かな違いがあります。
【ショベル用のCVベストセッティング情報を更新】さらに季節ごとに煮詰めた詳しい「ベストセッティング情報」を追加いたしました。
SU・HSR42・Eキャブはキャブレターのセッティング(調整方法)が簡単ですが、「ショベル x CVでベストセッティング」にするために長年悩み続けました。
エボ&ツインカムに乗っている方もぜひです!
エボ&ツインカム共通の「CV用のベストセッティング」を追加いたしました。
走り・加速・燃費も完璧だと思います
CVキャブは適当なセッティングでも走ってしまうせいなのか?
正しいベストセッティングになっていない方が大多数だと思います。
<例>
低速は良いけど走り出すと加速中や中速域が濃すぎる or 薄すぎるといった極端の症状等が出るからです。
ジェットニードル(棒)の関連の情報も少ない故に正しいセッティングを行う難易度は高いです。
HSR42のように細かいセッティングが出来たりSUキャブのようにシンプルなセッティングだったら良いのですが、CVキャブはニードル情報が少ないためにベストセッティングが出た時の走りの感動は忘れられません。
・【スポーツスター・旧アイアン(883cc/1000cc/1200cc/Buell)に乗っている方もぜひです!】
883cc(~04)・1200cc(~03)・1000cc(XLH)・Buell(1200cc)のベストセッティングを追加いたしました。
・【CVキャブのベストセッティングによる空燃比(ガソリンと空気の比率)】を追加いたしました。
理想的な空燃比は「14.7」と言われています(CVで13~14.6前後のセッティングが出ています
・【ショベルでセッティングが出ない方へ】
意外と知られていないのですが【重要】ジェットニードルは年式ごとに大きく変わっていますので曖昧にセッティングされている方は要注意です。
ニードル1本で乗り心地が全然変わります。
SJ(低速スロージェット)& MJ(高速域のメインジェット)だけでセッティングされている方が多いために一番加速で多用する中速域が「濃すぎる状態」or「薄すぎる状態」といった極端なセッティングになっている方が大多数だと思います。
プラグの碍子=白い部分が真っ黒 or 真っ白ではないですか?
ジェットニードルの「太さ」だけの問題だったら比較も簡単なのですが、CVのニードルは太さ以外に「長さ」もそれぞれ異なるので、ややこしくなっています。
ベストセッティングするためにおすすめニードルのご紹介もあります。
(例:アイドリングの調子は良いけど走り出すと中速だけが濃い or 薄い感じがする・三拍子が出ない・なんか吹け上がりが悪い・重たい感じがする・燃費が悪い・プラグが白い・プラグが綺麗に焼けない・スムーズすぎる薄い乗り心地で飽きる...etc)
【CVキャブでも乗り心地が全然変わります】
ジェットニードル(21種類以上も存在します)を1本変更するだけで全然乗り心地が変わります・交換してすぐに体感出来るレベルです。
重要なのは街乗りで、もっとも多用する(低速~中速域のジェットニードル)の調整になります。
【ベストセッティングを出すために必要なオススメのジェットニードのご紹介】
現在でも単体で入手可能です(ショベルヘッドまとめメモ帳には入手先の紹介あり)!
ショベル、エボ、ツインカム、スポーツスター共通でオススメのベストセッティングが出るジェットニードルがあります。
【好みのジェットニードルの入手方法】
ご希望のジェットニードル(JN)を入手しやすいようにCV本体に入っているJNの品番表をまとめてみました。
例:「NOKK(品番)のジェットニードルが欲しい場合は”27490-96(CV品番)・緑x白字(シールの色)”のCVキャブ本体に入っています」
・【画像】CV用の21種類以上あるジェットニードルの低速・中速・高速域の太さ&長さの違い ・セッティングの濃さ&薄さもひと目で分かる数値比較チャート画像を3枚+PDFを1枚追加いたしました。
JN1本で乗り心地も変わります。
・【画像】ジェットニードルの比較画像(長さ・太さの違い)を追加いたしました(詳しくは数値のチャート表で比較するのがベストです) ・【画像】スロットル(アクセル)とジェットの関係性のグラフ表を複数枚追加いたしました。 ・【アフター音】CVキャブで走行中にマフラーからアフター音が悩み続けている方へ ・なぜかCVキャブに限り走行中にアクセルを戻した時だけアフター音が出てしまう問題で解決まで時間がかかりましたが原因が判明しております。 ・【故障してしまったら…】チョークケーブルに要注意です!
意外と知られていない根本のプラスチックナット部分の詳しい解説を追加いたしました。
取付&取り外し方法・パーツ入手先有り(なぜかよくあるハーレーショップのネオファクトリーやガッツクローム等では売られていません)
・【チョークが問題で濃い状態に…】こちらも意外と知られていないのですが、チョーク根本部分のニードル&スプリングも年式によって異なります。そのまま使用しているとチョーク垂れ流しの濃い状態で正しいセッティングが出ませんので要注意です(意外と気づかずに使っている方も多いのではないでしょうか?) ・【バックファイヤー & アフターファイヤーとは?】それぞれの出やすい傾向と意味 & 故障時にも出やすい事例を分かりやすく複数まとめております。 ・【CV本体の違いまとめ】CVキャブの「初期型」と「中期型以降」の細かい本体の違いをまとめました(所々細かく変わっています) ・【キャブからの二次エアー】負圧ニップル(真鍮ゴールドの穴)を塞ぐ方法を追加いたしました。 ・【画像】黒いゴム状のダイヤフラムにあるスプリングの長さの違いを追加いたしました。これも年式で変わっています。 ・【画像】ニードルジェットの向きを追加いたしました(上下間違いやすいので要注意です!)棒のジェットニードルと間違いやすいですね。ニードルジェットは棒の受け側の部分になります。 ・【動画】バキュームダイヤフラムの正常動作の動画を追加いたしました。 ・【豆知識】上部のバキュームピストン(ダイヤフラム)を交換される方へを追加いたしました。 ・意外と知られていないコツと大切な内容になります。 ・CVキャブの「バキュームピストン(ダイヤフラム=ゴム部分)のトラブル」&「画像(新品・劣化の比較)」を追加いたしました。
→ ダイヤフラム(ゴム部分)の状態・新品 & 劣化版との比較になります。
見た目が正常でも要注意です。
過去に当方もかなり苦戦したトラブルで経験しているのですが、このバキュームピストンのダイヤフラムゴムの劣化により、これが非常に厄介な故障症状になります。
実際に経験した故障前兆・トラブル症状・ダイヤフラム(ゴム部分)のみを交換する方法 & コツを分かりやすく解説しておりますので、ぜひです!
・【フロート(油面)の動作 & 意味を分かりやすく解説!】を追加いたしました
→ フロートの動作から油面の高さ&低さの意味や動作・フロート設定によるガソリンの濃い・薄いを調整方法を含めて分かりやすく解説させて頂いております!
自分自身が全然分からなかった当時、油面の高さや低さ と 濃さ・薄さの関係性とフロートの動作をイメージ&理解するのに苦労しましたので、プッシュロッドの調整並みに理解するまでにお時間が掛かりました。
油面の高さの意味や動作をイメージ出来ずイマイチ理解されていない初心者の方へ向けて分かりやすく理解出来るように心掛けて解説しております!
これを見て仕組みを理解すれば「完璧にフロートの動作を理解して調整出来るようになります」ので、出先でキャブからのオーバーフロー(ガソリン漏れ)も怖くなくなります!
他に下記の記事でも説明させて頂いているのですが、
→ 季節問わずエンジンが掛かりづらい方 & 冬になると極端に掛からない方は絶対に必見です!
よくバイク屋さんでは都合の良い言い訳の1つとして「車両によって癖や個体差が違う」とか言われますが、どんなショベルヘッドであっても基本的にはエンジンの掛け方が違う程の個体差なんてありませんでした。
「個体差がある」なんていう事は都市伝説に過ぎませんでした。
これもしいて言うならば、特にエンジンの修理(OH=オーバーホール)をした直後の車両と、それなりに走行してアタリが出た車両でエンジンの掛け方の儀式やキャブレターのセッティングが変わってくるという事も当方の経験から判明しております。キックの重さも肌として感じられる変化がありました。
実は、これらの内容は個人的に、とても重要な内容ではないか?と思っています。
上記を追加した内容が、
・「エンジンの状態(圧縮の変化)= キックの重さによってセッティングは変わるの?」を追加いたしました。 ・「CVキャブレターのベストセッティング情報(まとめ含む)」を更新いたしました。
→ 一般的に世に出回っているセッティング情報はエンジンがある程度、落ち着いている状態の時の内容が多いです。
当方もこれに気づかずに真に受けてセッティングしていた事があったのですが、まさか○○○だったとは!?の結論でした。エンジンをOHされている方は絶対的に必見の情報です!
当方の経験談(エンジンOH後、走行距離とキック感触の変化)と合わせてまして、ぜひ参考にして頂ければ嬉しく思います。
最後に
CVキャブレターは「安心・安定・最高!の三拍子キャブレター」だと思っています。
当方のベストセッティングでは以下のようになっています。
1.最高の楽しい乗り心地になります!
→ 加速中はショベルのドコドコ感、ゴツゴツ感と鼓動維持/個人的にSUより好きな乗り心地です!
2.安心・安定で滅多にトラブルもなく燃費が素晴らしいです!
→ 国産の安心・安定で街乗りでも燃費が最高に良いです!
3.真冬でも掛かりが良くて暖気時間も非常に短いので、すぐ出発です!
→ アイドリングでは「気持ちが良く・歯切れの良い三拍子が安定」して出ています!
さすがハーレーが18年間も純正で採用していただけありますね!
個人的に、ついつい何事も深入りしてしまうタイプなのですが、CVキャブレターの事が良く知れたので結果的に本当に良かったです!
CVキャブ最高です(^-^)/
ぜひ皆様も最高のCVキャブライフを手に入れて下さいませ!
ショベルヘッドまとめメモ帳では下記の内容にて1つ1つ分かりやすく解説しております。
01-b.【キャブ調整】 各キャブレターの基本・種類・特性・特長・調整の仕方から主なトラブル症状・セッティング情報を解説!.txt 07-d.【キャブ選び】 どんなキャブを選べば良いの?(乗る用途に合わせたキャブレター選びを解説)・エアクリーナー交換時のセッティングの必要性を解説.txt
詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。
【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集
誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!
ハーレーによくありがちな故障&トラブルに関する知識が誰でも簡単に身につきまして
初めてのハーレーや古いバイクを購入して1円でも安く維持していくために失敗や後悔をしないための秘訣とトラブル経験ノウハウ集の対策になっております!
皆様にハーレーに関する「こういう事が知りたかったんだよ」と思って頂けるような内容に凝縮して全て解説した上で重要な要点だけをまとめた集大成になっております。
当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/
ショベルヘッドのキックスタートで始動しづらい方は要必見(季節問わず/真冬)
ハーレーのエンジンスタート始動手順&かけ方(キャブ車/キック/セル)
エンジン始動時の大切なポイント(空キック時のアクセル全開/全閉)
CVキャブレターのセル&キックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
SUキャブレターのセル&キックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
ミクニHSR42キャブレターのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
Eキャブレターのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
ケイヒンバタフライキャブレターのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
リンカートキャブのキックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
CVキャブのベストセッティング調整方法 簡単解説(ハーレー)
SUキャブレターのセッティング簡単解説(エアスクリュー調整方法&手順)
SUキャブのパイロットエアスクリュー回転数の違いまとめ(ハーレー)
SUキャブの頻繁にエンストする故障トラブル症状(原因&解決策)
バックファイヤー&アフターファイヤー症状と原因(トラブル故障)
プラグのトラブル&正しいメンテナンス方法(清掃/交換手順/故障前兆の症状)
ジャンプスターターの選び方&使い方(バッテリー上がり時の始動方法)
バッテリー上がり予測日数の調べ方(暗電流の測り方&漏電の確認方法)
CCAテスター測定器の選び方&使い方(バッテリー寿命が分かる!)
リチウムイオンバッテリー簡単解説(LifeとLipoの違い)
ショーライバッテリー簡単解説(Shorai/評判/寿命/儀式/トラブル)
ショーライバッテリー充電方法(Shoraiバッテリー上がり復活)
インジェクション車(FI)とキャブレター車の違い&見分け方(メリット/デメリット)
インジェクション車(FI)の正しいエンジンのかけ方/始動方法 簡単解説
ショベルヘッド後付セルモーター簡単解説(オープンプライマリー)
エンジン始動直後にアイドリングが安定しないエンスト症状の原因
エンジンが温まっている時に始動しづらい症状トラブル(再始動困難)
バックファイヤー&アフターファイヤー症状と原因(トラブル故障)
ショベルヘッドのクラッチ調整&清掃方法(オープンプライマリー)
詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。
【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集
誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!
ハーレーによくありがちな故障&トラブルに関する知識が誰でも簡単に身につきまして
初めてのハーレーや古いバイクを購入して1円でも安く維持していくために失敗や後悔をしないための秘訣とトラブル経験ノウハウ集の対策になっております!
皆様にハーレーに関する「こういう事が知りたかったんだよ」と思って頂けるような内容に凝縮して全て解説した上で重要な要点だけをまとめた集大成になっております。
当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/
ショベルヘッドのキックスタートで始動しづらい方は要必見(季節問わず/真冬)
CVキャブレターとは?(ハーレー/エボ/スポーツスター/ショベルヘッド)
CVキャブレターのセル&キックスタート始動手順(エンジンの正しいかけ方)
CVキャブレターの始動方法/エンジンのかけ方(ハーレー/エボ/スポーツスター/ショベル)
CVキャブのベストセッティング調整方法 簡単解説(ハーレー)
プラグのトラブル&正しいメンテナンス方法(清掃/交換手順/故障前兆の症状)
インジェクション車(FI)とキャブレター車の違い&見分け方(メリット/デメリット)
インジェクション車(FI)の正しいエンジンのかけ方/始動方法 簡単解説
ショベルヘッドのキックスタートで始動しづらい方は要必見(季節問わず/真冬)
エンジンを始動しやすくするための空キック時のアクセル全開or全閉めを解説
バックファイヤー&アフターファイヤー症状と原因(トラブル故障)
エンジン始動直後にアイドリングが安定しないエンスト症状の原因
エンジンが温まっている時に始動しづらい症状トラブル(再始動困難)
CVキャブレター フロート(油面)の動作 & 意味を分かりやすく解説!
CVキャブ バキュームピストン/ダイヤフラム=ゴム部分のトラブル&画像(新品/劣化/比較)
CVキャブ – 上部のバキュームピストン(ダイヤフラム)を交換される方へを追加いたしました
CVキャブ本体とインマニの間にある差し込み式シール部分からの二次エアー症状
真冬におけるCVキャブの最終ベストセッティングを追加いたしました
CVキャブレターの豆知識(ハーレー/エボ/スポーツスター/ツインカム/ショベル)
CVキャブレターまとめ(ハーレー/スポーツスター/エボリューション)