セルモーター&スターター故障症状トラブル集 簡単解説(寿命/前兆)

セルモーター&スターター故障症状トラブル集 簡単まとめ

セルスターター(セルモーター)とは?

本内容については

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)

上記で解説した内容を、そのまま全文を特別に掲載して公開しております。

セルに関するまとめた内容が分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳も一緒にご覧になって頂けますと本当にx2 嬉しく思っております。

セルスターター(セルモーター)とは?

ボタン1つでバッテリーの電気を使ってモーター回転させてエンジンをスタートさせています。

キックスタートはボタンの代わりに人間の脚力でスタートさせる方法になるのですが、

キックギアを回転させてギアチェンジのミッションからエンジンまで伝わって最終的にはバッテリーの電気の力を使ってエンジンをスタートさせていますね。

セルは、エンジンのオルタネーター/ステーターコイルから自家発電(セルフ)した電気始動(スタート)させる事から「セルスターター(セルモーター)」と名付けられています。

自家発電(セルフ)+ 電気始動(スタート)を組み合わせて「セルフスターター」の略になっています。

ハーレーのセルモーターにはショベルヘッド時代は「日立製」になっています。

それ以降は「DENSO(デンソー製)」といった国産メーカーが採用されています。

セルモーターの動きはエンジンを始動させて回すために必要な歯車ギアを押し出す部分(ソレノイド)とエンジンを回すためのモーター部分(セルモーター)の2つの部品の仕様で構成されています。

2つに分かれている理由はエンジンに直結させてしまう事で、常にエンジンの回転によりセルモーターも一緒に回転して、すぐに消耗して焼きついてしまうからなのです。

そのため、エンジンとは別にセルモーターを用意して始動する時だけに歯車のギアが飛び出て回る仕組みになっています。

セルボタンを押す事によりセルモーターを回転させる電気が、ゆっくりと流れます。

ゆっくりと電気が流れた後にソレノイド内部にある真ん中の円盤(◎)が押し出されてバッテリーの(+)からの電流がセルモータに流れる仕組みになっています。

ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)の小さな歯車の形をしたギアとスターターリングギア(クラッチケースの奥側に付いている直径が大きな輪っかの形をした歯車)が噛み合うことで動きます。

ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)の小さな歯車が飛び出してスターターリングギア(クラッチケースの奥側に付いている直径が大きな輪っかの形をした歯車)と噛み合う事で回転させてエンジンが始動する仕組みになっています。

どんな時にセルがあると便利なの?(セルのメリット)

どんなに古いバイクであっても、セルボタンさえ1つあれば、誰でも簡単に楽々エンジンが始動出来るのが最大のメリットになります。

古いバイクになりますと冷間時の朝一や暖気後の始動性が悪かったりする事があるのですが、セルスターター/セルモーターでは電気の力を使う事で、糸も簡単にエンジンをかけてくれる心強い味方になります。

古いハーレーのエンジンのかけ方/儀式とは?(キック始動手順と意味)でも解説させて頂いている内容になるのですが、

セルが搭載されていないキック始動オンリーのバイクに乗っていて大きな幹線道路や国道や県道、市道に関わらず、道路に一歩でも出て何らかの理由でエンストした時は最悪ですね(笑)

特に後続車がいる状況にて「信号待ち」や「大きな交差点(右折専用車線)」でエンストした日には、それはもう最悪な状況です。

その場で落ち着いてエンジンをかけても良いのですが、多くの方は後続車の迷惑にならないように…と道路端や歩道まで押して歩いていきながらエンジンを再始動させている方が多いと思います。

エンストしてしまった原因にも様々ありまして、クラッチ操作によるミスだったら全然問題ないのですが、アイドリングが安定しない故障やトラブルに関係するエンストだった日には参ってしまいますね。

車体から降りて押して歩こうとしているにも関わらず無意味にクラクションを鳴らしてきた車がいたりと…私も散々な目に遭って色々と経験してきましたので、とても皆様の気持ちが分かります。

それに加えて、その場で再始動出来ないトラブルが発生したりすると大排気量エンジンのキック始動オンリーがしんどくなりまして、もう本当に手放したくなる気持ちになります。

というよりも安心・安定してバイクに乗れないのが、もっとも嫌な気持ちになってしまいます。

そんな時にセルボタンさえあれば、どんなに救われたか…と何度思った事だか数え切れません。

セルスターターさえあれば、ハーレーの特別な儀式や脚力を使ったキック始動が一切不要になりますので何も困る事がないのが最大の魅力とメリットであります。

セルモーターが搭載している事で何か困ることってあるの?(デメリット)

メリットと比較しますと、特別これといったデメリットはありません。

しいて申し上げるならば、セルモーターが搭載する事で車両の総重量が重くなってしまうという点です。

他にはショベルヘッドの後付セルモーターまとめ(オープンプライマリー/テックサイクル)でも解説させて頂いているのですが、

昔ながらのキック始動オンリーのバイクにおいてはエンジンを始動させる際にはハーレー特有の儀式と手順が必要だったり、慣れるまでに色々とつらい事や苦労を絶えない事が多いと思います。

但し、その分だけシンプルな必要最低限の構造設計と電気配線になりますので、何かトラブルがあったとしても比較的、すぐに原因を特定して出来たりしますので、シンプルイズベストな状態になっています。

これがキックスタート(キック始動)の最大のメリットでもあります。

これに対しまして、セルを搭載する事によって電気配線が複雑になってしまったりします。

・スタータースイッチ

・スターターリレー

・ソレノイド

・ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)

・スターターリングギア

といったセル関連の沢山のパーツ部品が追加されてしまいます。

そうなりますと…?

余計なトラブルを招くといった可能性が出てきてしまいます。

それが唯一のデメリットになると思います。

しかし、普段からセルボタンで誰でも簡単に楽々エンジンが始動出来る最大のメリットがあります。

その恩恵(おんけい)を受けておりますので、そんな内容に比べたら、ちょっと部品が増えただけでも頻繁にトラブル故障が起きる訳ではありませんので、デメリットにはならないくらいですね!

そんな事よりも古い昔のハーレー(ショベルヘッド/パンヘッド/ナックルヘッド)のオープンプライマリーベルト状態のままフルカスタムされた車両へセルスターター/モーターを後から追加しようとすると、とんでもない金額が掛かってしまいます。

テックサイクル製(TechCycle製)セル付きスターターモーターの本体価格21万(以前は15万前後でした)+取付工賃と加工費用を含めましても、合計30万~40万を軽くオーバーしてしまいます。

冷静に考えますと国産バイクが1台買えてしまうくらいの値段って、とんでもないですね。

これが何よりも最大のデメリットだと思っています(笑)

セルに関する故障トラブル集と症状まとめ

・セル関連の故障やトラブルはセルモーター本体自体がだめになる事は非常に稀なレアケースになります。

・その理由の1つとして、セルモーター本体には国産メーカーのパーツが多数採用されており、そのくらいセルモーター本体は、しっかりとした設計で頑丈に出来ています。

・海外メーカーであるハーレー(ハーレー・ダビッドソン)のセルモーターにはショベルヘッド時代は「日立製(HITACHI)」、それ以降は「デンソー製(DENSO(デンソー)」といった国産メーカーが採用されているくらいになります。

・そのため、セルモーター関連を分解&組み立てる際にはインチ(inch)工具ではなくミリ(mm)工具が必要になってきます。

・セルに関するトラブルの原因の多くは、セルスターター関連パーツによるソレノイド / ワンウェイクラッチ(スタータークラッチスターターピニオンギア)/ スターターリレー / リングギアの故障になります。

・故障やトラブル時の症状別に誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

・セル関連で、もっとも頻繁に多い故障やトラブル箇所のベスト3は「バッテリー上がり(電圧不足)」「ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)」「ソレノイドの故障」の3点になります。

・セルボタンを押しても何も反応がない場合、「バッテリーの電圧不足」「ソレノイドの故障」「配線不良」「セルボタン(スタータースイッチ)」が原因になります。

・セルボタンを押しても「カッカッカッ」「カチカチッ」「コツコツッ」という引っかかるような連続音が鳴ってエンジンがかからない場合、「バッテリー」「ソレノイド」が原因になります。

・セルボタンを押しても「カチッカチッカチッ」というマウスをクリックする小さな音がしてセルモーターが回らずにエンジンがかからない場合、「スターターリレー」が故障しています。

・セルボタンを押しても「ウィ~~~~ン」というスムーズな機械音と共にセルモーターだけが回ってエンジンがかからない場合、セルモーター内部にある「ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)」が故障しています。

・ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)の故障や前兆の特長として「ガチャンッ」「ガシャンッ」「ガチッ」「ガシャ」「ガキッ」「カンッ」「カキンッ」という金属のような大きな音と共にエンジンが始動したりしなかったりの動いたり動かなかったりといった症状があります。

・テックサイクル(TechCycle)で「ガガガガ」「ガチャッ」といった異音はスターターピニオンギア(小さな歯車のギア)が削れてしまう症状になります。

・遊びがある事でワンウェクラッチのスターターピニオンギア(小さな歯車)が飛び出てスターターリングギア(クラッチケースにある大きな歯車/ベルトの奥側)が擦れ合ってしまい異音が出てしまいますので、スプリングで遊びを対策する必要があります。

ワンウェイクラッチとは?(スタータークラッチ/ピニオンギア)

・エンジンとセルモーターの橋渡しとして連動させる部品でセルのスタータークラッチの事を「ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)」といいます。

・ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)は小さな歯車の形をしたギアになっています。

・1way(ワンウェイ)という名前の通り、一方向のみに回転して力が加わる仕組みになっています。

・ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)が故障しますと両方向に回るようになってしまう事でスターターの力が伝わらず、空転の空回りしてしまいます。これによりウィ~~~ンといったモーター音だけが鳴る故障となります。

・ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)の故障原因の1つとして電圧が弱ったバッテリーでセルを回し続ける事で故障しやすくなります。

・この原因はワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)の構造上、バッテリーが元気な状態で大きな力が瞬時にかかった場合には、きちんとロックして稼働するのですが、中途半端な力で、ゆっくりとかかったりしたら滑ってしまいます。

・この滑りが段付きと言われる磨耗の最大の原因で故障しやすくなります。

・よくセルボタンを押してエンジンがかかりづらい時に「キュッ…キュキュッ….キュッキュッ……etc」といった事を何度も繰り返す行為は徐々にダメージを与えています。

・そうならないためにも常に「バッテリーの電圧」を把握しておく事と「スターターリレーの故障(セル本体の状態含む)」を見逃さない事が何よりも大切になりまして故障しづらくなる最大の対策になります。

ソレノイドとは?

・セルモーター内にタルの形をした部品が装着されておりまして、これをスターターソレノイド(電磁スイッチ)と言います。

・ソレノイドにはキノコの形をした棒状部品がスプリングと共に入っています。プランジャー/リターンスプリングと言われる円盤型の銅端子がついた部品になります。

・ソレノイドは「セルモーター本体」「スターターリレー」「バッテリー(+)」の3つの配線が繋がれています。

・ソレノイドはバッテリーから直接モーターに電気を流す役割のスイッチになっています。

・セルスターターを回す時に大きな電流が必要になります。大きさの違うスイッチを組み合わせる事で流す電流を増幅する構造になっています。

・セルボタンを押す事でソレノイドが飛び出て動く仕組みになっています。

・ソレノイドの故障原因としてはセルノイドの配線劣化、セルノイド本体内部の経年劣化による腐食が原因で故障してしまいます。

ソレノイドスタータースイッチとは?(直押しボタン)

・セルを動かすためにはセルボタンを押してスターターリレーを通りまして、ソレノイドまでアクセスしています。

・ソレノイドのボタン(スタータースイッチ)を用意する事でスターターリレーを通さずに直接ソレノイドを動作させてセルを動かす事が出来ます(この場合、スターターリレーが不要になります)

・ソレノイドのスタータースイッチ本来の目的はスターターリレーが故障した時の緊急用のためにダイレクトでセルが回るように緊急時のためのセルスタートして用意されておりました。

・例えば出先にて「カチッ、カチッ….etc」といってセルのスターターリレーが故障した時にソレノイドのスタータースイッチ(直付ボタン)を押す事でスターターリレーを通さない分だけ余計な電力が消費せずにセルが回ってエンジンを始動させる事が出来ます。

・セルのスターターリレーが不要になりますので、余計なトラブルがなくなるのが最大のメリットになります。また、バッテリーが少し弱った状態の時にも有効になります。

セルの配線図について

・イグニッションスイッチ/キー~~~セルボタン(スタータースイッチ)~~~スターターリレー~~~ソレノイド~~~~セルモーター本体へと繋がっています。

・スターターリレーには「セルボタン(スタータースイッチ)」「ソレノイド(ソレノイドからセルモーター本体へ)」「バッテリー(+)」「ボディーアース(-)」と4つの配線が繋がっています。

・バッテリーの状態が正常でもスターターリレーが故障しているとセルは動きません。

・スターターリレーが動いていてもソレノイドまで電気が流れていなかったり、ソレノイド本体が故障している場合にはセルは正常に動きません。

・スターターリレーとソレノイドが正常に動作していてもセルモーター内にある「ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)」が故障していたら正常に動作しません。

・セルモーターを動かすためには「スターターリレー」「ソレノイド」「ワンウェイクラッチ(スタータークラッチ/ピニオンギア)」の3つの部品が、とても大切になります。

ショベルヘッドまとめメモ帳では誰でも理解出来るように「キックの配線図」~「セルの配線図」をご用意しております!

ショベルヘッドのオープンプライマリーに後からセルは装着できるの?

下記にて詳しく解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

ショベルヘッドの後付セルモーター簡単解説(オープンプライマリー)

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詳しくは

古いハーレー キックスタートのかけ方&儀式コツ 簡単解説真冬&季節問わずショベルヘッドのキックスタートでエンジンがかからない方は要必見です!

をご覧下さいませ。

詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集

誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!

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当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/

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