並行輸入車&ハーレー新規登録規制問題の回答集

目次
並行輸入車&ハーレー新規登録規制問題の回答集
古い自動車やハーレーの規制問題(禁止/法改正/厳格化/パブリックコメント)
並行輸入車が新規に登録できなくなる問題の結論からの続きになります。
並行輸入車が新規に登録できなくなる問題について
(法改正/厳格化/規制/審査要領の一部改正)
2021年3月29日付で
独立行政法人 自動車技術総合機構より
パブリックコメント(意見募集)に対しての回答がありました。
2021年3月9日(火)~3月21日(日)の間に
一般の方から意見を募集する事をパブリックコメントと言います。
合計5,048通の質問・抗議・意見に関するパブリックコメントが集まったようですね。
これだけ短い期間にも関わらず、物凄い影響となっています。
いつもながら最初に全文を掲載しておりますが、
分かりづらくなってしまうと思いますので、
「これ知っておけばOK!」の名前通り
並行輸入車の新規登録するために重要となる部分のみ
抜粋して解説させて頂いておりますので、ご安心下さいませ。
審査事務規程の一部改正に係るパブリックコメントの募集について(実施結果公表) -並行輸入自動車の事前審査書面等の明確化等について-
令和 3 年 3 月 29 日 <問い合わせ先> (独)自動車技術総合機構検査部検査課 電話 03-5363-3441(代表)
標記について、令和 3 年 3 月 9 日から 3 月 21 日までの間、ご意見を募集したところ、5,048 通のご意見を頂きました。 お寄せ頂いたご意見とそれらに対する当機構の考え方について、 以下のとおり取りまとめましたので公表いたします。
なお、頂いたご意見は、適宜整理集約して掲載しております。 今回、貴重なご意見をお寄せ頂いた方々には、御礼申し上げますとともに、頂いた 意見を踏まえ、適切に並行輸入自動車の審査を実施するよう努めて参ります。
<本内容のPDF資料> https://www.naltec.go.jp/topics/fkoifn000000ccl5-att/fkoifn000000ccma.pdf

誰でも簡単に分かりやすくお伝えするために
重要となる質問&回答集部分の3点のみを抜粋して解説させていただきますね。
Q1. WVTAラベルと自動車&バイクメーカーからの証明書取得について
―― 質問1.
WVTA ラベル等の真正性の確認が取れない場合に 自動車メーカーから証明書を取得することは非常に困難。
― 回答1.
真正性の確認が取れないWVTAラベル等とは 正規のラベルと判断できないラベルのことを示しており、正規のラベルが貼付されていれば、自動車メーカーの証明書を取得する必要はありません。
※ WVTAラベル/プレートとは?
EC指令に基づく総合車両型式認可(Whole Vehicle Type Approval)を受けた車両に貼付されている当該総合車両型式認可番号が表示されている事を言います。
簡単に言いますと、本物の正規品かどうかの証明をするために車体に取り付けられているラベル&プレートだと思って頂ければOKです。
個別情報を判別するために昔ながらの自宅住所の青いプレート(所在地/番地が書かれた物)や水道プレートみたいな車体Verだと思って頂ければ分かりやすいですね。
海外・日本問わずにWVTAラベル/プレートがついている車両 = ナンバープレート取得可能な状態の車両と理解頂ければOKです。

→ 基本的に正規ラベル/プレートが確認出来ない怪しい車両においてのみ「自動車&バイクメーカーからの証明書が必要になる」という事になります。
例えば、
・ラベル&プレートの一部が削れていたり ・曖昧で読みにくく分かりづらかったり ・偽造された偽物プレートや不正書類だったり ・ラベルを取得していないレーシング車両や改造車
→ この場合は輸入元の現地でもナンバープレートの取得が不可能な状態になっています。
また、中国にある車やバイクの多くはWVTAラベル認定を受けていないので、並行輸入出来ないようです。
このように正規品と確認出来ない車両には証明する事が出来ないので、自動車&バイクメーカーから証明書を用意して下さいという不正を防止するために当たり前の内容になっています。
Q2. メーカーから資料が手に入らないので輸入車新規登録は出来なくなるの?
―― 質問2.
技術基準等の適合性を証する書面は、原則、自動車製作者等から発行された資料が必要とされているが、現在存在していない自動車製作者の資料は手に入らないし、そもそもメーカーは発行してくれないので、実質並行輸入車は登録できなくなるのではないか。
― 回答2.
「原則、自動車製作者等から発行された資料」を求めるのは、当該並行輸入自動車の構造・装置が、技術基準等に適合している指定自動車等の構造・装置と同一構造、同一位置であるとして技術基準等の適合性を証明する場合のみとなります。 従いまして、これまでも技術基準等の適合性を証するものとして取り扱ってきた書面等(WVTA ラベル又はプレート、FMVSS ラベル、CMVSS ラベル等を含む)が使用できなくなるということではありません。
また、指定自動車等の構造・装置と同一構造を有し、かつ、同一位置に備えられているということのエビデンス(根拠)を書面により示すことは、指定自動車等の構造・装置の情報を持ち合わせている自動車製作者等でなければわからない情報があることから、原則として自動車製作者等が発行した資料を求めることとしております。 しかし、上記エビデンスをその書面の確からしさを含め明確に示していただいた場合には、その有効性を考慮いたしますので、まずは届出先の事務所にご相談ください。

→ 先ほどの質問1の回答と同じく基本的に輸入新規登録時にグレー車両と言いますか、怪しい車両においてのみ「自動車&バイクメーカーからの証明書が必要になる」という事になります。
並行輸入車の新規登録において、これまでと同じくプレート&ラベルだけで証明する事が可能になるいますという内容になっています。
明らかに輸入した車やバイクのスペックや構造・技術基準が異なる場合においては、きちんと証明するために自動車&バイクメーカーからの追加の証明書を用意して下さいという内容になっています。
これも不正を防止するためには当たり前の内容となっています。
Q3. 旧車(古い昔の自動車やバイク)が登録出来なくなるのは困りますよ?
―― 質問3.
旧車が登録できなくなるのは困る。
― 回答3.
技術基準等の適用を受ける以前に製作されたいわゆる旧車等、適用される技術基準がない並行輸入自動車の取扱いは変更しておりません。

→ 質問内容通りのまま、とても分かりやすい質問&回答内容になっていますね。
正直、これだけ見ればOKという内容くらいの内容にまとまっています。
旧車 = 古い車両であるバイク&自動車の並行輸入車の新規登録について
これまでと同じ従来通りのラベル/プレートと
書類&申請方式で、新規登録が可能になっております。
この場合においてメーカーからの追加の証明書類は一切不要になりますので、ご安心下さいませ。
つまり、今回の並行輸入車が新規に登録できなくなる問題(登録改正/厳格化/審査要領の一部改正)とは無関係という回答になっています。
これまで通り、古い自動車&バイクの並行輸入自動車の新規登録については基準&内容のまま変更がないという事で完結になります。
最後にまとめますと、
#. 旧車 = 古い昔の自動車&バイクの輸入新規登録は影響なし
1.WVTAラベル付きの自動車&バイクなら新規登録に問題なし
2.輸入元の現地でナンバープレートが付いている車両なら問題なし
3.WVTAラベルがついていない&曖昧な車両 = 現地でもナンバープレートが取得不可能な状態
→ この場合に限り、自動車&バイクメーカーから追加の証明書類が必須になります。
という内容になります。
今回、新規登録の規制/法改正が行われる目的は、本来あるはずのない年代の書類が提出される不正があったためにラベル&書類の厳格化を行われるようになってしまったという訳なのです。
例えば、現地でも新規登録出来ないような車両 = WVTAラベルがないレーシング車両や改造車を日本に輸入後、あたかもラベルを取得しているように書類を不正して新規登録したりする行為が増えていたからですね。
以上により、
今回の並行輸入による新規登録の規制/法改正を簡単に要約しますと、
これまでチラホラと不正に登録する業者がいたもんだからWVTAラベルがなかったり、印字が読み取れなかったり、曖昧なグレー車両においては一括して輸入新規登録時に今以上に厳しくしてしまうよ!
→ でも、どうやって厳しくすればよいかなぁ。
実際問題、輸入元でWVTAラベルがない車両や曖昧なグレー車両は現地でもナンバープレートの取得が出来ない車両同然だからなぁ。
これらの車両を、いかにして陸運局の担当窓口にも負担をかけずに日本で登録させない良い方法はないもんかなぁ~。
そうだ、良い案を思いついたぞっ!(ピカーンッ)
正規品の本物かどうかを確認する術(すべ)がないので、 自動車&バイクメーカーから書類を求める形に変更しちゃえばいいのだっ!
→ そうすれば、いちいち不正な車両を見分ける時には手間が掛からなくなるし、日本で並行輸入の新規登録を事実上の不可能に出来ちゃうので、まさに一石二鳥だね!
という事だったのです。
以上にて今回の登録できなくなる規制/法改正問題は「完結」となります。
徐々に電気自動車や電気バイクのEVが当たり前の時代になってきましたね。
今後も同じように突然、並行輸入車が新規登録出来なくなるといった問題の規制/法改正/厳格化がないとは限りません。
そんな時のために!
パブリックコメント(意見募集)については勉強しておく事が何よりも大切になります。
下記にて詳しく解説しておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。
輸入車&ハーレー規制問題の意見を送る方法(パブリックコメント)

