プラグの正しい見方(黒い/白い)

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プラグの正しい見方

はじめに

よくキャブレターのセッティング&調整した後にはプラグの焼け具合をチェックすると言われますね。

でも、プラグの正しい焼け具合の見方は具体的に、どこを?どう見れば良いのやら?さっぱり分からない方も多いと思います。

自分も全然知識がなかった頃に一体どこを見れば良いか?分からなかったです。

しいて見ていたのはプラグの色だけでした。

プラグが黒かったら濃いセッティングになります。

濃い状態と言いますのは、空気よりもガソリンが多い状態ですね。

プラグが白かったら薄いセッティングになります。

薄い状態と言いますのは、空気が多くガソリンが少ない状態ですね。

キャブの濃い症状(故障トラブル事例)

キャブの薄い症状(故障トラブル事例)

古いバイクにはオーバーヒート対策として多少なりとも濃い状態が良いと言われています。

ひと目で分かるプラグの見方の画像を用意いたしましたので、ぜひ参考にして下さいませ。

プラグの焼け具合はどう見ればよいの?

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)で解説させて頂いている内容になりますが、今回は一般の方にも公開させていただきますので、ぜひご覧下さいませ。

プラグの焼け色具合を見る時に一番肝(キモ)となりまして、

もっとも重要となるのは、

プラグの碍子(ガイシ)

・プラグの新品状態が真っ白い部分 = 碍子(ガイシ)と言われる真ん中部分の色合いを見ます

街乗りでもっとも多様する、この碍子部分が綺麗な色に焼けるかどうかが重要になります。

碍子部分は発進後の加速中~街乗り走行中の25%~75%(ジェットニードルの棒(JN)/スロージェット+ミクスチャー)が関係してきます。

ネジ山から続く○になっている外形の外フチはアイドリング~発進直後の0%~25%(スロージェット+ミクスチャー)になります。

プラグの火花が出る電極裏面の□はアクセル全開に近い高速域の75%~100%(メインジェット)になりますので、街乗りでは重要ではありません。

プラグの正しい見方

1.アクセル/スロットル開度:低速域(0~25%)

スロージェット(SJ)+ミクスチャー/エアスクリュー(パイロットスクリュー)

2.アクセル/スロットル開度:中速域(25%~75%)が関係しています。

スロージェット(SJ)+ジェットニードルの棒(JN)が関係しています。

3.アクセル/スロットル開度:高速域(75%~100%)

メインジェット(MJ)が関係しています。

詳しい焼け具合の色合いと意味については、下記と一緒にご覧下さいませ。

プラグのベストな焼け具合(画像あり/見方/黒い/白/きつね色/焦げ茶色/ハーレー/バイク/車)

プラグの故障トラブル症状(正しい清掃方法)


キャブのセッティング調整方法

CVキャブのベストセッティング調整方法(ハーレー)

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集)安心・安定・優秀「キャブ大特集」をやりました!

ショベルまとめメモ帳に含まれている「キャブレターの内容一覧」

01-b.【キャブ調整】 各キャブレターの基本・種類・特性・特長・調整の仕方から主なトラブル症状・セッティング情報を解説!.txt

自分なりに一生懸命セッティングを試行錯誤して分かった事は、

・極低速の下から上まで物凄く気持ちが良い加速感と伸びがあった状態にて

・ショベル特有のドコドコ感(ゴツゴツ感)と鼓動を残した

・最高の乗り心地がベストセッティング状態

になる事も判明いたしました!

セッティングがでないと加速中にもたつき詰まりが発生 & つまらない乗り心地(スムーズすぎて全然ゴツゴツ感がない薄いフィーリング)になります。

最大の特長はショベル特有の

・乗っていて楽しい”ドコドコ感(ゴツゴツ感)”を残しつつ

・加速では綺麗に下から上まで吹け上がり(詰まりが一切なし)

・エンジンの掛かり良し & 真冬の暖気も早く終わり、さらに燃費も良いです!

もうここまできたら何も言うことがありません。

これこそが素晴らしい「本当の三拍子」だと思っています。

ベストセッティング情報があまりにも少ないので、多くの方に知られていません。

このままキャブレターに深入りせずに、よくありがちな単純にジェットニードル(棒)にワッシャーをかます調整だったり、SJ・MJのみを交換しただけの極端に「薄い」or「濃い」状態で乗ると確かに世間で言われている、とてもつまらない乗り心地でした。

・ドコドコ感が全然感じられずスムーズに吹け上がるだけで本当に楽しくなかったです。

 ・濃い状態だと1速、2速で、すぐに吹け上がってしまう症状、途中で引っかかり症状や、もたつきがあり全然楽しくなかったです。

キャブレターをポン付けの薄い状態で、きちんとセッティングを出さないまま試乗すると確かに本当につまらないという事なのです。

これは間違いなさそうです。

この状態では、すぐに純正ノーマルのキャブレターを交換したくなる気持ちも分かります。

当方もそのままで終わっていれば「純正キャブは、なんてつまらない乗り心地なんだ」で終わり勘違いする所でしたが…

しかし、諦めずに何度もx2 試行錯誤を繰り返して「ベストセッティング」を出したら評価が180度ガラリと変わりました。

逆に純正ノーマルキャブレターのポテンシャルの高さに驚かされました。

最大の特長は良くありがちなフルチューン&ダイノジェット(サンダースライド)等の改造・導入は一切不要なので高い費用は掛からずに本体の加工等も一切なしで純正ノーマル本体のまま超絶シンプルにベストセッティングが出せるのです。

これが不思議な事に、全然知られていません。

何事においても最終的には「シンプルがベスト」だという事が良く分からせられます。

ショベルヘッド用のベストセッティング情報を更新。さらに季節ごとに煮詰めた詳しい「ベストセッティング情報」を追加いたしました。

SU・HSR42・Eキャブはキャブレターのセッティング(調整方法)が簡単ですが、「ショベル x CVでベストセッティング」にするために長年悩み続けました。

エボ&ツインカムに乗っている方もぜひです!

エボ&ツインカム共通の「CV用のベストセッティング」を追加いたしました。

走り・加速・燃費も完璧だと思います

CVキャブは適当なセッティングでも走ってしまうせいなのか?

正しいベストセッティングになっていない方が大多数だと思います。

低速は良いけど走り出すと加速中や中速域が濃すぎる or 薄すぎるといった極端の症状等が出るからです。

ジェットニードル(棒)の関連の情報も少ない故に正しいセッティングを行う難易度は高いです。

HSR42のように細かいセッティングが出来たりSUキャブのようにシンプルなセッティングだったら良いのですが、CVキャブはニードル情報が少ないためにベストセッティングが出た時の走りの感動は忘れられません。

スポーツスター・旧アイアン(883cc/1000cc/1200cc/Buell)に乗っている方もぜひです!

883cc(~04)・1200cc(~03)・1000cc(XLH)・Buell(1200cc)のベストセッティングを追加いたしました。

・ショベルヘッドでセッティングが出ない方へ

意外と知られていないのですが【重要】ジェットニードルは年式ごとに大きく変わっていますので曖昧にセッティングされている方は要注意です。

ニードル1本で乗り心地が全然変わります。

SJ(低速スロージェット)& MJ(高速域のメインジェット)だけでセッティングされている方が多いために一番加速で多用する中速域が「濃すぎる状態」or「薄すぎる状態」といった極端なセッティングになっている方が大多数だと思います。

プラグの碍子=白い部分が真っ黒 or 真っ白ではないですか?

ジェットニードルの「太さ」だけの問題だったら比較も簡単なのですが、CVのニードルは太さ以外に「長さ」もそれぞれ異なるので、ややこしくなっています。

ベストセッティングするためにおすすめニードルのご紹介もあります。

例:アイドリングの調子は良いけど走り出すと中速だけが濃い or 薄い感じがする・三拍子が出ない・なんか吹け上がりが悪い・重たい感じがする・燃費が悪い・プラグが白い・プラグが綺麗に焼けない・スムーズすぎる薄い乗り心地で飽きる...etc

【CVキャブでも乗り心地が全然変わります】

ジェットニードル(21種類以上も存在します)を1本変更するだけで全然乗り心地が変わります・交換してすぐに体感出来るレベルです。

重要なのは街乗りで、もっとも多用する(低速~中速域のジェットニードル)の調整になります。

【ベストセッティングを出すために必要なオススメのジェットニードのご紹介】

現在でも単体で入手可能です(ショベルヘッドまとめメモ帳には入手先の紹介あり)!

ショベル、エボ、ツインカム、スポーツスター共通でオススメのベストセッティングが出るジェットニードルがあります。

【アフター音】キャブで走行中にマフラーからアフター音が悩み続けている方へ

なぜか走行中にアクセルを戻した時だけアフター音が出てしまう問題で解決まで時間がかかりましたが原因が判明しております。

【故障してしまったら…】チョークケーブルに要注意です!

【チョークが問題で濃い状態に…】こちらも意外と知られていないのですが、チョーク根本部分のニードル&スプリングも年式によって異なります。そのまま使用しているとチョーク垂れ流しの濃い状態で正しいセッティングが出ませんので要注意です(意外と気づかずに使っている方も多いのではないでしょうか?)

バックファイヤー & アフターファイヤーとは?それぞれの出やすい傾向と意味 & 故障時にも出やすい事例を分かりやすく複数まとめております。

過去に当方もかなり苦戦したトラブルで経験しているのですが、このバキュームピストンのダイヤフラムゴムの劣化により、これが非常に厄介な故障症状になります。

実際に経験した故障前兆・トラブル症状・ダイヤフラム(ゴム部分)のみを交換する方法 & コツを分かりやすく解説しておりますので、ぜひです!

・フロート(油面)の動作 & 意味を分かりやすく解説!を追加いたしました

→ フロートの動作から油面の高さ&低さの意味や動作・フロート設定によるガソリンの濃い・薄いを調整方法を含めて分かりやすく解説させて頂いております!

自分自身が全然分からなかった当時、油面の高さや低さ と 濃さ・薄さの関係性とフロートの動作をイメージ&理解するのに苦労しましたので、プッシュロッドの調整並みに理解するまでにお時間が掛かりました。

油面の高さの意味や動作をイメージ出来ずイマイチ理解されていない初心者の方へ向けて分かりやすく理解出来るように心掛けて解説しております!

これを見て仕組みを理解すれば「完璧にフロートの動作を理解して調整出来るようになります」ので、出先でキャブからのオーバーフロー(ガソリン漏れ)も怖くなくなります!

当方のベストセッティングでは以下のようになっています。

1.最高の楽しい乗り心地になります!

加速中はショベルヘッドのドコドコ感、ゴツゴツ感と鼓動を感じられる好きな乗り心地です!

2.安心・安定で滅多にトラブルもなく燃費が素晴らしいです!

 安心・安定で街乗りでも燃費が最高に良いです!

3.真冬でも掛かりが良くて暖気時間も非常に短いので、すぐ出発です!

アイドリングでは「気持ちが良く・歯切れの良い三拍子が安定」して出ています!

ショベルヘッドまとめメモ帳では下記の内容にて1つ1つ分かりやすく解説しております。

01-b.【キャブ調整】 各キャブレターの基本・種類・特性・特長・調整の仕方から主なトラブル症状・セッティング情報を解説!.txt

07-d.【キャブ選び】 どんなキャブを選べば良いの?(乗る用途に合わせたキャブレター選びを解説)・エアクリーナー交換時のセッティングの必要性を解説.txt

詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。

【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集

誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います。

ハーレーによくありがちな故障&トラブルに関する知識が誰でも簡単に身につきまして

初めてのハーレーや古いバイクを購入して1円でも安く維持していくために失敗や後悔をしないための秘訣とトラブル経験ノウハウ集の対策になっております。

皆様にハーレーに関する「こういう事が知りたかったんだよ」と思って頂けるような内容に凝縮して全て解説した上で重要な要点だけをまとめた集大成になっております。

当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います。

ショベルのキック始動で苦戦している方必見(真冬/季節問わず)

ハーレーまとめ記事一覧(厳選版)