東名あおり運転死亡事故 石橋和歩の生い立ち(人物像)

● 東名あおり運転死亡事故 石橋和歩被告の生い立ち(人物像)
過去の交通トラブル集(複数の余罪あり)
2017年6月5日(月)の夜
神奈川県大井町の東名高速道路で
夫婦2人があおり運転被害により死亡した事故がありました。
東名あおり運転死傷事故(東名高速夫婦死亡事件)の詳細について
きっかけは、東名高速パーキングエリア内にて
迷惑駐車を注意した些細な事から大きなトラブルに発展してしまいます。
あおり運転の末に危険な高速道路の追い越し車線上(一番右車線)で、無理やり急停車させられた挙げ句に後続トラックに跳ねられて夫婦2人が亡くなられた事件になります。
東名あおり運転死傷事故の容疑者となった
(東名高速夫婦死亡事件)
石橋和歩(かずほ)被告の
生い立ち&人物像について

福岡県・鞍手郡出身で
(ふくおかけん・くらてぐん)
男3人兄弟の次男として生まれます。
小さい頃から口数は少なく、おとなしい性格。
他人としゃべるのが苦手で、あまり友達もいなかった(小中学生の同級生談)
地元・福岡ではいじめを受けていた過去があり、自分の意見を主張しないので、いじられキャラだったと知人が語る。
高校に入ってからは周りに対して嘘をついたり、虚勢を張り出しますが、高校を中退して建設関係と派遣の仕事を転々とします。
高校2年の時に両親が離婚した事で、石橋和歩被告のみが母親に引き取られ2人暮らしが始まります(長男と三男は父親に引き取られる)
それまでは父親が建築関係の経営者だけあって裕福だった生活もガラリと一変してしまいます。
築30年以上の木造アパート1DKに母の面倒を見る形で、石橋和歩被告が働いては母の生活の面倒を見て家賃3万3,000円を支払っていた親孝行想いで、優しい一面もあった。
それから間もなくして
運転免許を取得してから人生の歯車が狂ってしまいます。
21歳で運転免許を取得後、
交通違反を7回・事故を4回起こす
(フライデーより)
逮捕当時の年齢は25歳となります。
少なくとも運転免許を取得してから
逮捕まで3年~4年の間に交通違反を7回(年2~3回)
事故を4回(年1回)も起こしている計算となります。
石橋被告は一人でいる時は温厚で、口数少なくおとなしい性格。
女性が一緒にいたりすると運転の態度が豹変したりすると裁判で語られています。
よく通っていた近所のコンビニ店員からは
1人で来ると普通なのに、女と一緒だと態度が変わる
やたらイキった姿で、「なんでレジそんなに遅いんか!」と怒鳴り散らして小銭を投げつけてくる事もあったので、殴ってやろうかと思った事が何度もあった。
近所住民からは
1人でいる時はおとなしい性格で、子供や老人に対して優しい。
2017年当時の友人の話では
「近所の子供が熱が出た時には車を出してくれたり、出張言うたら駅まで送ってきてたりしてくれた」
「車を運転すると豹変する男もおるけど、和歩は違うち。いつも安全運転やったっけ?同乗してた女にかっこつけようとしたんと違うか」
といった声があります。
過去に石橋被告と
1年半交際していた女性より(週刊文春)
普段、道を歩いている時は、他人に喧嘩をふっかけたりする事はないんです。
ただ、車を乗るとわざとゆっくり走り、後ろの車が追い越すと、追いかけて文句をいうような事が何度もありました。
理由は分かりませんが、車のハンドルを足で操作していたこともありますし、私自身、暴力を振るわれた事もあります。
まるで、こち亀の白バイに乗る事で態度が急に豹変してしまう
リアル本田速人(ホンダハヤト)さんのような性格かもしれません。
過去に交際相手の女性から
「もう(交通トラブルは)やめとき」
「次(あおり運転を)したら、うちは知らんよ」
と説得した時に
石橋和歩「分かった。迷惑かけてごめんなさい」
と素直に応じていた事もあったという。
東名あおり死亡事故の逮捕後には
被害者2人の娘さん宛に手紙を送り
(第5回公判の被害者の子供たちに書いた謝罪文より)
高校&大学の入学に必要な費用は支払う。
旅行に行きたいのであれば、その費用も支払う。
この事故がなければ、私は交際相手と結婚していた。
彼女は身体が弱く、自分が支えなければならないので、許してほしい。
という手紙を送っていた事も明らかになっています。
後に大切にしていた交際相手の女性とは別れる結末を迎えます。
石橋被告の父親は
事件直後に取材に応えており
息子は、おとなしい性格で
なぜ事件を起こしたのかまったく分からない。
被害者の家族には、ただ、ただ申し訳ない…
同級生 & 知人の声として
交通事故を起こした原因について
「女の前だからイキがっていたんやないか」
と口を揃えて語っています。
裁判員裁判の第4回公判では
同乗していた交際相手の女性より
(事件1年前の)2017年4月末~8月末にかけて
交通トラブルは10件以上あったと思う。
という供述調書も読み上げています。
わずか4ヶ月の間に10件以上という内容に誰もが驚きを隠せません。
石橋被告の余罪として
いくつもの交通事故を起こしていた事も明らかになります。
いずれも地元の山口県内にて
全て車を運転中の「交通トラブル」となっています。
その中で、4つも起きてしまった
交通トラブル内容の詳細につきましては
◆ 交通トラブルその1
<2017年5月8日 夜8時半前>
山口県下関市にて
一般道を走行中に時速10km/hまで急に減速して
追い越しされた車に腹を立ててパッシング・クラクション・進路妨害。
停車させた相手に「俺に喧嘩をうっているのか!」
「出てこい!」「殺すぞゴルァ!」と怒鳴りつける行為をする。
→ 自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、書類送検されています。
最終的に「起訴猶予処分」で終わっています。
その翌日…
◆ 交通トラブルその2
<2017年5月9日 夜中1時>
山口県下関市にて
(同日に2回問題を起こす)
(1件目)石橋被告が信号が青に変わっても10秒ほど発進せず
ゆっくり走行中していた所に追い越そうとした車へ幅寄せして衝突。
この日は他にも事故を起こしており
(2件目)早朝に追い越そうとした車の進路を2回妨害させて停車させる。
相手の運転席ドアを3回蹴ってへこませる「器物破損罪」を起こす。
→ 山口地検が横浜地検に移送して
横浜地方裁判所にて追起訴されています。
損害額 23万6,300円となっています。
さらに3ヶ月後…
◆ 交通トラブルその3
<2017年8月21日 昼12時>
山口県山口市にて
車を運転中に車線変更・減速・幅寄せ・進路妨害を繰り返す。
相手の助手席のドアを手で叩く行為をして
「降りてこい!」「出てこいゴルァ!」と怒鳴りつける行為をする。
→ 被害者が警察に通報した事で「未遂」に終わります。
この事件は、東名あおり運転死亡事故を起こした後、
神奈川県警に自分の車を受け取る手続きの帰宅時に起こしています。
警察官を呼ぶと「殺すぞ!」「俺は人を殴るために生きている」と叫んでいた事も明らかになっています。
偶然にも東名あおり夫婦死亡事故の被害者と同じハイエースといった事も明らかになっています。
その、わずか1ヶ月後…
◆ 交通トラブルその4
<2017年9月>
福岡県にて別の車とトラブルになって
男性に暴行を加える事件を起こしています。
→ 暴行容疑として福岡地方検察庁から書類送検をされています。
最終的に福岡地裁から横浜地裁へ移送されましたが、2018年1月31日に「不起訴処分」で終わっています。
その他、元交際相手の供述調書より
石橋和歩と車に乗っている時には、5回警察沙汰になりました。
警察沙汰になっていないトラブルも合わせれば、去年8月までの4ヶ月で10回以上あります。和歩はドライブが好きなのですが、トラブルのない日は数えるほどしかありませんでした。
一晩に3件続けて、トラブルになる事がありました。私も警察に事情聴取され、本当に疲れて和歩の車に戻って寝ていると、すぐに別の車にぶつかって、また警察を呼ぶことがありました。
和歩は普段からクラクションを鳴らされたりするとすぐキレます。
石橋被告は別の車を追尾中だったパトカーに対しても「警察のくせに速度を守ってないな」と追いかけいき、パトカーに急接近するなどの危険運転行為をしていたようです。
元交際相手より
「警察のくせにスピードを守っていない」と言って、猛スピードでパトカーを追いかけていき、和歩は警察に抗議をしていたこともありました。
警察からは「回転赤色灯をつけていたらスピードを守らなくてもいいんだよ」と聞かされて納得していました。
交通トラブル以外に
横浜留置所にて産経新聞の記者宛に
金銭を要求している事も分かっています。
「俺と面会したいなら30万くれないと受付しないけん」 「それが無理なら(取材は)諦めた方がいいよ」 「人の事をネタにするのにタダで面会してもらうとか考えが甘いばい」
神奈川新聞社の取材に対しては
記者の事は信用していないから
無料(タダ)で事件の事は教えない。
事故を起こしてから逮捕されるまでの間に
石橋和歩被告の自宅まで押しかけた
テレビ局の記者に対して
「ぶっ殺すぞ」と恐喝した事も
そのまま報道されてしまいます。
石橋被告は事故発生から4ヶ月後に
事件へと発展して2017年10月10日に逮捕されています。
「ぶっ殺すぞ」は、さすがに言い過ぎかもしれませんが…
いきなり自宅までマスコミに
しつこく何度も押しかけられた日には
誰もがそんな気持ちになってしまうかもしれません。
もちろん、全ては日頃の言動による
死亡事故を起こした事が原因なので仕方ありませんが…
逮捕前に石橋和歩被告の
自宅に出向いて取材していた
テレビ記者からの面会取材に応じた。
記者より
私のことは
覚えていますか?
石橋被告より
うん、逮捕前に
なんか俺のこと報じたやろ
こいつ ぶっ殺そうと思った。
こう切り出した石橋被告だが
遺族に対しては…
ここを出たら
謝りに行きたいと思っとる。
やり過ぎたなと思っとる。
Q. 友人などから
運転について言われた事は?
…特にないかな
Q. 自分の性格を
どう思いますか?
ふつう
事故に至った理由について
Q. なぜあんな
危険な運転をしたんですか?
「邪魔だボケッ!」と言われて
カチンときたけん
逮捕前と同じ言葉を
繰り返すだけだった。
詳しい事故当時の内容&裁判の判決を含みまして
これまでの経緯については、まとめて解説おります。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。