和歌山カレー事件 林真須美を目撃した少年の証言 前編(22年後に語る)

和歌山カレー事件 林真須美を目撃した少年の証言 前編
22年後に元少年が語る
1998年7月25日(土)
和歌山県和歌山市園部で起きた毒物カレー事件について
事件当日、林真須美さんの姿を目撃していたとされる
元少年(当時16歳)がインタビューに受け答えしています。
動画は2本あり
1.直接少年にインタビューをして答えてもらう動画
2.警察&検察の供述調書を再現した動画
(2)の供述調書の内容については
誘導尋問ではないですが、
「警察・検察のストーリーに沿って作られた物ではないか?」
と世間では批判の荒らしになっていました。
まずは(1)の直接、少年にインタビューした動画になります。

#6【“消えた目撃少年”の真相】/訴えられた相手は林眞須美/事件当日、目撃したこと/なぜ証言台に立たなかったのか?/22年越しに事件について語る理由より

元少年の証言内容を簡単にまとめますと…?
・目撃した元少年は当時、定時制高校に通っていた16歳の青年。
・定時制に通いながらカレー事件があった近くの飲食店のお好み焼き屋(まるふく)さんでアルバイトをしていた。
・事件当日、林真須美さんの姿を見たとして重要な目撃者とされていましたが、裁判で証言台に立つことはありませんでした。
・少年は朝にお好み焼きのバイト先のマスターに「今日はカレー祭りがあるよ」と知らされる(当日は寝不足だったと発言)
・お祭りのカレーを「すぐそばで作っているよ」と住宅ガレージの場所を教えてもらいます。
・お昼12時の開店する直前に「ちょっと見てきなよ」と言われて11時40分~50分に見にいきます。
・自販機でジュースを買ってタバコを吸いながら休憩がてらガレージにいる林真須美さんを見ていた。
・ガレージまでの距離は10メートルほどで丁度、真正面の位置で、しゃがんで見ていた(事件当時の少年インタビューのTV報道は別で解説しております)
・視力検査 & 色盲に問題がない事を懸命にアピール。
・紙コップを持った林真須美さんが右手にワシ掴みで紙コップをもってガレージに入ってきた。
・以前から林真須美さんの事は知っていた。バイト先によくお持ち帰りで何度か来ていたのを覚えている。
・たまに来る普通のお客さんで対応が悪かった訳でもなく、それは別に感じなかった。
・事件当日の天気は晴れ・最高気温は31.9度(最低気温17.0度)となっています。

Q. ガレージが気になった理由について
すぐそばで作ってるって言ったから、それを見に行ってるから「正面でカレー作ってんのや」っていう。
そこだけしか見てなかった。ただ、ぼーっと見ていただけ。
そしたら、林真須美が来た。
最初に林真須美が来る前に主婦が向かって右側にいたと思う。
時間にして10分~15分くらい間、タバコを2本吸ったくらい。
右手には数枚重ねた外側がピンク色の紙コップを上から鷲掴みで持っていた。
目の検査に行って視力と色盲は、まったく異常なかった(右が1.5/左が0.9/色盲異常なし)
捜査ではヒ素を運んだとされる
水色の紙コップが調理場にあったゴミ袋の中から見つかっています。
ピンク色の紙コップの内側に重ねられていたとされている。
・ガレージ内では林真須美さんと女性たちが言い争いも聞いたと証言(今は当時の事を全く覚えてないと語る)
・夕方6時に夏祭りが始まりカレーが配られている。その最中、少年はアルバイト中だった。
・お客さんを送り出した時に外が騒がしく何が起こったんだろう?という感じだった。当時は食中毒だろうという感じだった。
・店の人が「暇やったら食べに行きなよ」という流れだったけど、忙しかったから食べに行けなかった。
・事件後、林夫夫婦に目が向けられる中、少年は目撃証言をバイト先のマスターに話した。
・当時は、こんな大事になるとは思わなかった。そんな重要な事を見てたっていう自覚もなかった。
・後日、検察庁から人がいっぱい来て自宅にも入ってきた(何回か仕事を休んで対応した)

Q. 警察・検察に誘導された感じはなかった?
誘導されていたら
僕も何か覚えているやろうし
そういうのは一切なかったですね。
あくまでも自分の記憶で覚えている事だけを言っている。

少年の目撃証言はテレビや雑誌等の
さまざまなメディアで取り上げられました。

最重要証人として裁判での証言も期待された。
検察庁の取り調べが全部終わった後(最後)に
今後、裁判が行われる時に
「証言者・証人でお願いする時が来るかも分からないので、その時はお願いします」
と言われた。

少年はカレー事件の裁判の証言台に
立つことはありませんでした。
その理由として

少年は過去に「傷害事件」で
何回か捕まっていたようです。

少年が何回か捕まった内の何回目くらいに
(別件で)捕まっている以上、
裁判で証言をしてもらったら向こうの弁護団に突っ込まれるから。
と検察に言われてしまい
カレー事件の裁判で証言してもらう話はなかった事になったようです。
その後、事件から22年が経過した2019年12月

・林真須美さんは目撃少年を名誉毀損として損害賠償請求で訴えています(請求額1,000万円)
・目撃少年が言っている事は「本当の事ではない」「事実ではない」といったマスコミに答えた目撃証言が虚偽であるという内容だったようです。
その後、2020年9月4日付で
損害賠償請求は棄却されて認められませんでした。

ネット上では
「なぜ彼は消えてしまったのか」
「無責任な噂話やまったくの嘘が拡散され」
「5万円の取材謝礼に味を占めてしまったという話もある」
といった情報が多く出回った。
ネットの誹謗中傷に対して

少年より
知りもせんのに何書いとんねんと思って、腹がたった。
嘘をつくメリットもないし、注目を浴びたいとか別に注目なんか浴びようとか思ってなかったし。
何なら最初は迷惑ぐらいだと思ってた。聞かれたから答えるだけで。

実は、少年の目撃証言と裁判の判決では
大きく食い違うところがある。

少年より
(林真須美さんの姿を見たのは)
11時40分~50分くらいやったような?
ただ(店が)12時オープンやから
それまでに帰るっていうのがあったから。
続きまして、供述調書を再現した動画の後半に続きます。
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