和歌山カレー事件 林真須美さんの嘘(当時のインタビュー)

● 和歌山カレー事件 林真須美さんの嘘
当時のインタビュー
1998年7月25日(土)午後6時頃
和歌山県和歌山市園部(そのべ)で、夏祭りに参加した
67人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件になります(4人死亡/63人が重軽傷)
2009年に死刑が確定している林真須美死刑囚(63歳)の冤罪が疑われている事件となります。
【しらべてみたら】夏祭りの悲劇...毒物カレー事件から24年より
マスコミ週刊誌で保険金詐欺が騒がれた直後、
林真須美さんがFNSの独自取材に答えていた事が分かりました。
林真須美さんは当時

保険金詐欺の疑惑について
FNSの取材に答えています。
林真須美さんより
なんか まるで
私が詐欺行為をしているようにね
マスコミ週刊誌さんだけが騒ぐんですけどね
私自身は、もう自信をもってね
何もしてない事実がありますんでね
堂々としてるんですけれども…
ナレーションより
保険金詐欺を
まったくしていないと「強く否定」
ナレーションより
さらに「毒物カレー事件」に関しては
(首を頷いて)もう明くる日の朝まで
(首を横にふりながら)全然知りませんでした。
(近所の人から)「林さんとこ大丈夫だった?」って電話がかかってきて
(林真須美さんが)「どうしたの」って聞いたら「カレー食べなかった?」とか言って
そんな大変な事が起きてるとは知りませんでした。
ナレーションより
事件が起きたことすら
知らなかったと説明
ナレーションより
さらに「事件の核心」を突く
質問に対しては
カレー鍋はね
左の真ん中らへんに
あったと思いますけど
Q. それは全く触られていなかった?
(首を頷きながら)うん、そこには行ってないです。
Q. じゃあ、少なくとも
一度もカレー鍋には近づかなかった?
そうです。
鍋のあるところまでも
歩いていってませんけど
Q. ヒ素なり亜ヒ酸っていうのを扱ったり見たりした事は?
ないですよ、そんな。ねっ?
Q. 前のお仕事(シロアリ駆除業)なんかでも一切…?
私が?(と聞き返します)
Q. えぇ、あのぉ…例えば、ご主人とか?
(自信まんまに)それはないですよ。
ここで林真須美さんは
涙ながらに訴えかけます。
2人の方がヒ素中毒であるとか
勝手に報道する前にね
なんで事実確認の
警察発表がなされてないのにね
どれだけの人が傷つき
迷惑を被ったかっていうことを
マスコミと報道に対しての
怒りでいっぱいです。 今は。
ナレーションより
涙ながらに毒物カレー事件には
関わっていないと訴えていたのです。
涙ながらに取材に答えている内容になっているのですが、
林真須美さんが嘘をついていた事が分かりました。
冤罪が疑われている今、絶対についてはいけなかった「嘘」とも言えます。
信用を落としかねない言動として、25年の時を過ぎて
ご覧の通り、”しらべてみたら”でも切り取られて使われてしまうくらいです。
内容としましては
保険金詐欺は”やっていなかった”という「嘘の証言」になります。
カレー鍋に行ったかどうかの質問についても
”一度も行っていなかった”と答えています。
ヒ素の取り扱いについては
林真須美さんは「一度も扱った事がない」という内容は本当だと思います。
全て元詐欺師の旦那こと林健治さんが嘘をついていなければ、自らヒ素を飲んで保険金詐欺を実行していたので、林真須美さんがヒ素を扱っていないという内容においては、正しい回答になっています。
林真須美さんは元保険外交員だったので、事務的な手続きをメインに補助的な役割で保険金詐欺を共謀していただけだと思います。
ヒ素を見た事がないという点においては、(本当にないかもしれませんが)少なからずありそうな気がします。
ただ、記者からの質問より
林健治さんの前の仕事(シロアリ駆除業)でもヒ素を見たり、扱っていないという内容の回答も少しだけ気になってしまいました。
この質問をした時に記者の声が薄っすらと聞こえづらいために
質問内容の意味を理解せずに曖昧に回答してしまっただけのか?
保険金詐欺を疑われているために動揺してしまったのか?
「私が?」と聞き直しています。
逮捕前に林健治さんは保険金詐欺の犯行がバレると思ってヒ素を全て処分しています。
これらのインタビューで、林真須美さん側の立場になって弁明するならば、
保険金詐欺の主犯は林健治さん(ヒ素を自ら飲んで実行して指示していたので)であり、”私はやっていない”と言いたかった(かもしれない)
これは事実であります。
保険金詐欺は全て林健治さんが自らヒ素を飲むという案を思いついて実行しています。
そして、林真須美さんに「援護してくれっ!」と頼んでいます。
林真須美さんは、一度たりともヒ素を入れたりした事はないと林健治さんが語っております。
ただ、保険金に関する知識がありますので、手続き関係は林真須美さんが全てやっていた可能性が高く、保険金詐欺になるという事も知っていたと思います。
そのため、保険金詐欺を共犯としてやっていたのは事実だと思います。
後に息子(長男)さんも居候していた男性2人を含む合計4人で共謀して保険金詐欺をやっていたという事を語っています。
保険金詐欺のヒ素について
俺が自分でヒ素を飲んだから分かっている。
自分でね。
ちょっと、お金欲しいなと思ったらね。
自分で飲むんやな。
Q. 健治さんが初めて保険金詐欺をやろうと思ったのは、いつからですか?
やっぱりね
病院に入院してね。
そんで、「高度障害」と「死亡保険金」は同じ様な金額が出ると教わってからやね。
それが昭和63年(1988年)くらいやったか
それで、真須美に保険どのくらい入っているん?か聞いたら
「(健治さんが)お前が死んだり、高度障害になったら、1億5,000万円入ってくる」と
それが初めてやったな。
やる気にさしたんわ。
それやったら
今から俺が「高度障害を狙う」から
(林真須美さんに)お前、ちょっと援護やってくれへんかと言う事でやったわけ。
もしくは
林健治さんが実行していたであろう保険金詐欺がバレたくなくて、とっさにウソをついてしまった可能性も考えられます。
まだ林さん一家が逮捕前の報道が加熱している最中のインタビューだったので、もしかしたら(よくありがちな)番組の意図的な見せ方や切り取りことカットがあった可能性も十分考えられます。
今回の動画も当時のインタビューを切り取った形となりますので、当時インタビュー動画を全部見なければ何とも言えないかもしれません。
それも地上波で流された内容ではなくノーカット版でなければ、本当の真実は分からない所です。
このインタビューを当時リアルタイム(夕方5時過ぎのニュース)で見ていた記憶が薄っすらとあるのですが、「報道陣にホースを向けて悪い事を企む奴もいるもんだな」くらいの興味しかありませんでした。
まさかの死刑案件からの冤罪疑惑で、ここまでの騒ぎになるとは思わなかったです。
余談はおいておきまして
唯一、カレー事件が発生した件については
「翌日に知った」という自然な感じで答えているようでした。
深夜~未明に帰宅していたとしたら、周りは静まり返ってありえるかもしれません。
この点においては「真実」なのではないかと思います。
林さん一家は夏祭りには参加しておらず
午後4時30分: 真須美さんは近所の家からカレー用のご飯を集めて会場に現れます。
友達と出かけるので、今夜は手伝えないと家族でカラオケへ。
林一家は6時~6時30分から真須美さん・健治さん・次女・長男の4人でカラオケに行く。
長女と三女は自宅で留守番をしています。
事件当日の午後3時頃に「カラオケ行こう」と知人から誘いが入ったために夏祭りの現場には不在だった。
カラオケに行った時間帯&知人からの誘いは当時のTV取材で答えているシーンを確認出来ております(報道特別番組 カレー毒物混入事件容疑者逮捕より)
もう1つだけ気になってしまった点として
林真須美さん本人は
「知人に誘われた」
と答えているシーンがあるのですが、
すぐにナレーションは”林真須美容疑者から知人を誘った”と紹介しています。
林真須美さんより
友達から3時頃にね
カラオケ行こうという誘いが入って
いつもカラオケ行ってるメンバーで。
ナレーションより
カラオケの誘いは
真須美容疑者の友人からではなく
電話は林真須美容疑者、本人がかけていた。
逮捕直後の報道なので、テレビ側が悪意をもって勝手に決めつけているのか?
それとも林真須美さんが「嘘」をついてしまったのか?
上記の矛盾点についても、どちらが正しいのか?
少しばかり気になってしまったシーンとなりました。
和歌山カレー事件が起きる前の保険金詐欺事件についてなのですが、
旦那さんがシロアリ駆除会社を経営していた事と林真須美さんは元保険外交員であり保険の知識があった事により、お金儲けをするために保険金詐欺を起こしてしまいました。
死亡保険(生命保険)の受取人は一般的に配偶者や家族(血族関係者)に限られるのですが、会社によっては赤の他人でも大丈夫といった法の抜け道を利用していたようです。
もし、あの当時に林健治さんが保険金詐欺をしていた事をマスコミに話さなければ、犯人として疑われなかった可能性はなかったかもしれません。
それでも、半年後に新たな保険金詐欺を企んでいた最中の出来事だったとの事でしたので、どちらにしても捕まっていた可能性が十分にありえました。
その場合でも「死刑判決」になる事はなかったと言えます。
保険金詐欺をしゃべってしまった事で、一気にマスコミが手のひらを返すように風向きが変わってしまう恐ろしさを間近で痛感したとも言えます。
一気にコイツは極悪人だストーリーに仕立て上げられるほどまでの連日加熱した報道が開始された経緯になっております。
この事件の教訓から学べる事は、
例え、どんなおいしい話があったとしても…?
過去に本当に良い事なのか?と考えさせる行動 = 自ら疑われるような紛らわしい行動を取るという事は、将来に対してリスクが残るだけで、何1つ良い事がないという事を改めて勉強させられます。
まさに日々の積み重ねではないですが…
いかに日頃の行いこと言動や行動が大切だという事が良く分かります。
後に林真須美さんの旦那である林健治さんも深く反省していると語っておられました。
報道の仕方が偏りすぎる内容も影響しているせいでマスコミのみならず
林真須美さん一家は世間からも酷いバッシングを受けまして
放火被害にも遭っています(2000年2月16日)
既に放火犯は捕まっており、前科ありの知的障害がある人物。
犯人は近所の人で、仏壇に供えてあるお菓子+金目の物を3,000円分だけ持って帰る。
弁護団いわく「全ての証拠がなくなってしまった」と言われております。
放火被害後、火災保険の補償金5,000万円が入金されるも
口座に入った瞬間に抜かれて即没収されていたようです。
息子さんより「家も土地も親戚も家族も全て失いました」
元ヤクザが住んでいたと言われる立派なご自宅は保険金詐欺の賠償として、競売にかけられた後に更地となり、現在は和歌山市が管理しているようです。
息子さんより「家も土地も親戚も家族も全て失いました」と発言されています。
そんな中、林真須美死刑囚の息子さん(長男)が母親の冤罪を晴らすために懸命に取材を受けたりの活動をされています。
ツイッター(Twitter)等のSNS・和歌山カレー事件の真相に迫るdigTV(ディグTV)・密着1DAY・街録のYoutube動画をはじめ色々なメディア媒体でインタビューを受けられたりしています。
母からは毎年、途切れることもなくハガキや手紙が送られてくるようです。
月1回の面会にも行かれて定期的に林真須美さんともお会いしているようです。
林真須美さんは、もう25年以上も拘置所に入っています。
冤罪が証明された日には、とんでもない事になりそうです。
冤罪が発覚した場合には支払われる保証金は1日あたり1,000円~1万2,500円とされています(刑事補償法)
布川事件(無期懲役から無罪となった強盗殺人の冤罪事件)では、無罪が確定した2ヶ月後に刑事補償金として、29年の冤罪牢獄生活で1億3,000万円が支給されました(刑事補償法)
その後、国と県に対しての国家賠償金として、約1億9,000万円の支払いを求めましたが、約7,600万円の支払いを命じた判決が出ています。
最後に、息子さんや娘さんをはじめとして
ご遺族の方には”何の罪はない”と個人的には思っております。
「もしも、自分が同じ目に遭ったら…」という想像力を高める事が何よりも大切になります。
まだ幼かった子供たちは、事件当日から無理やり施設に入所されて、酷いイジメ被害等にも遭い、とても苦労されて現在まで生きられておられます(長女はお亡くなりになりました)
和歌山毒物カレー事件は世間でも関心度が高く状況証拠のみで、死刑判決を受けてしまった「冤罪事件」と呼び声が高いです。
冤罪疑惑の声は年々高まっており、真実は1つしかありません。
誰もが知っておくべき冤罪疑惑がある事件となりまして
決して、他人事で済まされる問題ではありません。
それこそ、明日は我が身であります。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 前編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 後編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 林真須美さん ホースで水をかける名シーン(報道陣にキレた理由)
和歌山カレー事件 林真須美さん ホースで水撒きはやらせ(記者からの指示)
和歌山カレー事件 死刑判決した裁判官の弟子より苦言(先入観で判断する所がある)
和歌山カレー事件 青酸化合物→ヒ素報道になった経緯(弁護士が解説)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の証言 前編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の供述 後編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の証言(TV報道)
和歌山カレー事件 平成の毒婦の名付け親(林真須美さんのあだ名)
和歌山カレー事件 林真須美さんは保険金詐欺でもヒ素を取扱った事がなかった
和歌山カレー事件当日 吉本新喜劇の開始直後に林真須美さんがカレー作りへ
和歌山カレー事件 次女&三女と女の子が味見していた(当時の報道編)
和歌山カレー事件 味見していた次女と三女を病院に連れて行っていた
和歌山カレー事件 林真須美さんの次女が取材に応じていた(母はやっていない)
和歌山カレー事件 夏祭り直前に味見した主婦らは異常なし(午後6時直前に混入)
和歌山カレー事件 逮捕当日の朝を語る(食中毒→青酸カリ→ヒ素へ)
和歌山カレー事件 林健治さん検察との裏取引に応じていなかった
和歌山カレー事件 林健治さん当時の心境を深く語る(2009年)
和歌山カレー事件 林健治さんヒ素を舐めた時の感覚と特長を語る
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和歌山カレー事件 林健治さんメディアを恨まずに高く評価していた
和歌山カレー事件 林健治さん最初は真須美がやっていると思っていた
和歌山カレー事件 長男と副会長の意見の食い違い問題(被害者の回)
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