和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 後編(飲食店経営者説)

● 和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 後編(飲食店経営者説)
当初マスコミ&警察が真犯人と疑われていた人物
1998年7月25日(土)午後6時頃
和歌山県和歌山市園部(そのべ)で、夏祭りに参加した
67人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件になります(4人死亡/63人が重軽傷)
2009年に死刑が確定している林真須美死刑囚(63歳)の冤罪が疑われている事件となります。
和歌山カレー事件が発生直後
マスコミから真犯人ではないかと疑われていた飲食店経営者に対して
林真須美さんの長男さんがラジオで語っていた事が分かりました。
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 前編(飲食店経営者説)
前編で解説した内容からの続きになっております。
─ 山口さんより
真犯人と言われる人物は
(林真須美さん)お母さんとは、どんな仲だったんですか?
── 長男さんより
お母さん(林真須美さん)は当時の記事では
町の嫌われ者みたいな扱いで問題を起こしていたとか書かれるんですけど。
僕のイメージでは、その人と啀(いが)み合ってただけなんですよ。
逮捕された後に、みんなが(林真須美さんを)嫌ってたみたいな証言を一斉に始まるんですよね。
でも、逮捕されるまでの前を見ている中では、その…怪しいんじゃないかっていう人とだけ啀み合ってたっていうか。他の人は家に招いてティーパーティしたりやってたりしたんで。
飲食店があって、ここを通って林家なんです。
飲食店は駐車場がないんで道路の両サイドに路駐(路上駐車)するんですよね。
幅のデカい外車で母親が帰ってきた時にクラクションを鳴らすっていう事が何回かあって、そういうのがきっかけで、どんどんx2 不仲になっていく。
林家には三女(4歳)がいて(その人にも)同じくらいの年代の子供がいたんです。
なんていうか、こうブランドの服を着せ合いっ子して競い合うみたいな、そういう仲だったんですね。
後に(その人は)NHKの取材を受けてて映像で見るんですけど、ヒ素の後遺症で爪が割れてっていう後遺症を見せてたんですけど…
お父さん(林健治さん)は保険金詐欺で、ヒ素を飲んでたんですけど、お父さんには、そういう後遺症が全然出てないんです。
首をかしげながら見てたりしてました。
色々な説があるんですよね。
(ここで再びピーが入ります)並んでて、そこがこっちの鍋を使うから、なんていうか…
飲食店の争いではないかという説だったり、(林家の)次女が入れたんじゃないかっていう、うちの次女説ですね。
後は、町内会の会長が狙われたんじゃないかっていう。会長はゴルフ建設に反対していた人間で、いろんな説が色々とあるんですけど…
死刑事案で20年経った今、こんな説が浮上しているようで処刑なんて到底納得できないというか。
─ 山口さんより
家のあった土地は、どうなっているんですか?
── 長男さんより
和歌山市が買い取って公園みたいになっています。
後に(林家の自宅は)火災の放火に遭うんですけど、その犯人は捕まってたりします。
(山口:その犯人は政治的背景があってとかそういう事じゃ?)
なんか前科があって知的障害の方だったみたいです。
知的障害の方が火をつけたっていう。
で、弁護団いわく「全ての証拠がなくなってしまった」という…
事件発生から約3ヶ月後に逮捕されて、家宅捜査で4日後に90人くらいの捜査員があがって
やっと4日後にキッチンからヒ素が見つかって(林家で)誰も触ってもない見たこともないヒ素だった。
この誰も触ってない誰も見た事のないヒ素を、いくら検証してもっていう所で…僕は、そこから疑問に思っていると言いますか?
(嘘のヒ素鑑定を正した京都大学の)河合教授がいくら違うと言ったとしても、ここが誰かが入れているんだとしたら、まったく鑑定すらいかない話しで…(山口:鑑定以前の話だと)
お父さんに聞くと逮捕から一週間前くらいに近くのドブ川からヒ素反応が高濃度出ていると「これは俺(林健治)が捨てたんだ」「果物の中に入れて水道で流したり、裏の水道で流したりしてるから」
警察はそれを発見してて「捨ててるのに何で見つかるんだ?」っていう、見つかるはずのないヒ素がキッチンから見つかっているっていうお父さんいわく(山口:それは物証が出ないから誰かが持ち込んだ可能性も否定出来ないですよね)
─ 山口さん
再審請求が棄却(認められず却下)されちゃった訳ですよね?
── 長男さんより
いやぁ~でも、棄却の文章を見ると
若干ニュアンスが変わっていて
「証拠能力として弱まってはいるが」っていう書き方が入ったんです。
それまでは「合理的疑いは挟む余地はない」って書ききってたんですけど
ちょっと若干ニュアンスが変わった
裁判で、もっとも重要視された
目撃証言をした女子高生について
(民家ガレージの真向かいで林真須美さんの不審な行動の目撃者)
長男さんより
目撃した当時高校生の女の子が
最近(2020年頃)に離婚しちゃったみたいで
なんか不幸が続くと、あの事件以降。
「私があやふやな事を言ったから、こんな事が続くんじゃないか」っていう
ちょっとメンタルが弱っているっていうのを材料に取り入れるみたいです。
(山口:その女子高生は、今となっては証言を…)
あやふやな事を言ったから人生が上手くいかないんじゃないかみたいな事を言い始めているっていう。
(山口:じゃあ、林真須美を入れる所を見た?フタを取る所を見たっていう証言は)
多分、あやふやだったと自分で自覚してるんだと思います。
多分、まだそこを弁護士さんが追求段階だとは思うんですけども。拒否されているかも分からないですけど。
(山口:もう関わりたくないと?でも、それが死刑判決の1つの要素になってるんですから、むしろ責任取って、もう大人なんだから)
それを嘆願書なんだかで、文字に残せればっていう所みたいです。
(山口:その方は、どちらにいらっしゃるんですか?)
元々和歌山で、(今は)和歌山を離れているみたいです。
(和歌山市)園部って小さな村で…誰か一人が「おかしいんじゃない?(噂される)」と言われると、そこに住めなくなる。
だから、みんな静観してる(余計な行動を起こさずに物音を静かに見守る空気を読む行動)のが、そこに住む条件みたいになっている。
それが嫌な人は(園部から)出ていっている状態です。
(山口:ちょっと不可解な事がありますねぇ…)
メディアの方に聞くと、メディアの方って、もう事件現場に何十回も行ってる方が来るので「なんかおかしい…」みたいな事を感じてる人もいますね。
という内容になっております。
初めにラジオを聞いて思った事ではありましたが、
いきなりの始まりが「超能力が」とかいう内容でしたので衝撃的でありましたが…
誰もが一瞬だけ胡散臭そうと思いがちになられる所ではありますが、
山口敏太郎さんは自ら以下の事を語っておられました。
どうしても僕だと作家ですけど
やっぱり、オカルト系を扱ってるんで
「あいつオカルト作家だから頭おかしいんだ」っていう僕は凄い差別されてきたんで…
それはギミックとしてやっている所があって本当は物凄い客観的に物を見る癖があって。
脱サラして作家になったんで、元々は普通な人なんです。ノーマルの感覚です。
もちろん、オカルトは好きなんですけどね。
(長男:見たりは出来るんですか?占ったりとか出来るんですか?)
見える訳ではないです。ただ、異様に感が鋭いのは事実です。
会ってみて、相手が何を考えているっていうか観察力が鋭いので見破るのは得意です。
長男さんより
ある時に何も素性を明かさずに手相を見てもらったら
「あなた一回、人生が終わるような体験をしていませんか?」って言われて怖くなって
なんで分かったんだと思って、あるのかなぁとは思いますね。
最後に長男さんより
昔、東スポさん
僕、魚釣りが好きだったんですけど
釣った魚を道路に置いておいたんですよ。
そしたら、それを(真に受けた)東スポさんが写真撮って
「ヒ素による変死」という見出しつけて記事にしてましたね。
まさかの生きの良い釣った魚の死因までもが
ヒ素による変死に変わってしまいました。
さすが地上波で言う所のテレビ東京的な役割であり、立ち位置を理解している東スポさんの姿は当時から健在でありました。
真面目にヒ素として報道したいのか?
愉快犯的に面白がってネタとしてやっているのか?
絶妙に判断しがたい所が最大のポイントになっています。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 前編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 後編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 林真須美さん ホースで水をかける名シーン(報道陣にキレた理由)
和歌山カレー事件 林真須美さん ホースで水撒きはやらせ(記者からの指示)
和歌山カレー事件 死刑判決した裁判官の弟子より苦言(先入観で判断する所がある)
和歌山カレー事件 青酸化合物→ヒ素報道になった経緯(弁護士が解説)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の証言 前編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の供述 後編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美さんを目撃した少年の証言(TV報道)
和歌山カレー事件 平成の毒婦の名付け親(林真須美さんのあだ名)
和歌山カレー事件 林真須美さんは保険金詐欺でもヒ素を取扱った事がなかった
和歌山カレー事件当日 吉本新喜劇の開始直後に林真須美さんがカレー作りへ
和歌山カレー事件 次女&三女と女の子が味見していた(当時の報道編)
和歌山カレー事件 味見していた次女と三女を病院に連れて行っていた
和歌山カレー事件 林真須美さんの次女が取材に応じていた(母はやっていない)
和歌山カレー事件 夏祭り直前に味見した主婦らは異常なし(午後6時直前に混入)
和歌山カレー事件 逮捕当日の朝を語る(食中毒→青酸カリ→ヒ素へ)
和歌山カレー事件 林健治さん検察との裏取引に応じていなかった
和歌山カレー事件 林健治さん当時の心境を深く語る(2009年)
和歌山カレー事件 林健治さんヒ素を舐めた時の感覚と特長を語る
和歌山カレー事件 林健治さんヒ素との出会いを語る(人に騙されて舐めていた)
和歌山毒物カレー事件 林夫婦の所で居候していたIさん(真実を話せない理由)
和歌山カレー事件 林健治さんマスコミに刀を振り回す寸前だった
和歌山カレー事件 林健治さんメディアを恨まずに高く評価していた
和歌山カレー事件 林健治さん最初は真須美がやっていると思っていた
和歌山カレー事件 長男と副会長の意見の食い違い問題(被害者の回)
和歌山カレー事件から25年 林真須美さん絶対にやってないと訴え続ける
あおり運転された時のベスト3か条(キチガイだらけと思えばOK)
一生大切にします!という言葉の軽さと嘘(1598万円のポケモンカード)
人から注意された時の論破術(トラブル時に恐怖感を与える方法)
ゲームは時間の無駄ではなかった(最終結論)(学べるものが多い)
オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こした真相(麻原彰晃がキレた理由)
キムマサオこと金正男さん 優しい性格の持ち主(時にはお茶目な姿を披露)
日本が戦争になったら覚えておくと良い心得(国なんかあてにしちゃだめ)
NHK受信料 自宅の訪問営業を廃止(今後スマホ&ネット契約)