和歌山カレー事件 当時の新聞報道

和歌山カレー事件 当時の新聞報道
当時の新聞報道(書き出し)
1998年7月25日(土)午後6時頃
和歌山県和歌山市園部(そのべ)で、夏祭りに参加した
67人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件になります(4人死亡/63人が重軽傷)
2009年に死刑が確定している林真須美死刑囚(64歳)の冤罪が疑われている事件となります。
当時の新聞報道の書き起こしになります。
なぜ今頃になって新聞報道なのか?
カレー事件直後の報道なので、誤報はありつつも
何らかのヒントの「真相」が隠されているかもしれません。
なぜなら、林真須美さんが逮捕されたのはカレー事件から「約3ヶ月後」になります。
この事から少なくともカレー事件発生直後の報道については
真実をそのまま伝える隠蔽工作はないありのままの”素直な報道”とも言えます。
もちろん、地元住民から情報を聞き出すインタビューの際に口裏合わせやらで「嘘の証言」を言われていたとしたら、元もこうもない訳ではありますが…
事件直後の新聞報道なので、その可能性は限りなく少ないのではないかと思います。
カレー事件発生直後の「新聞7紙」+「週刊誌1冊」による書き出しとなります。

※ 本記事においては”重要な部分のみ”を抜粋して書き出しております。
◆ 青酸カレー 午後6時直前に前に混入
5時過ぎ 試食の主婦異常なし
夏祭りが始まる約1時間前の7月25日 午後5時すぎ
準備にあたっていた主婦らがカレーを試食していた事が29日、分かった(事件から4日後)
試食した主婦らは、いずれも異常はなかったという。
和歌山東署捜査本部は、この事実を重視。
夏祭りが始まる午後6時直前に青酸化合物が混入された可能性が強まったとみて、引き続いて自治会関係者から詳しく事情を聴いている。
捜査本部や自治会関係者などによると、
カレーは午前8時30分頃から、夏祭り会場となった空き地隣の民家のガレージなど2箇所で作り始め、(お昼)正午頃に出来上がった。調理には地元の主婦ら約20人があった。
その後、ガレージなどで保管。
午後4時から5時前ぐらいにかけ、(夏祭りの)会場に運ばれた。
この後の経過について自治関係者の話をまとめると、
午後5時頃からカレーにコンロで火をかけて加熱。
カレーが温まると、調理担当の主婦ら数人が最終的に味をチェックするため、試食をしたという。
主婦らは3つの鍋に入ったカレーすべてを試食したが、吐き気など異常を訴える主婦はいなかった。
捜査本部では、主婦らが味見をした午後5時すぎから、祭りの始まる6時までの間に、何者かがカレーの鍋に青酸化合物を混入させた可能性が強まったとみている。
一方、カレーに混入された青酸化合物は、水に溶かした液状ではなく、粉末か粒上だった可能性が高い事が捜査本部の調べで分かった。
トレーに盛り分けられたカレーを一皿全部食べながら、比較的症状が軽かった住民がいる一方
2~3口食べただけで入院した住民もおり、捜査本部は混入された青酸化合物が鍋の中で均一に混ざっていなかったとみている。
その他の新聞の報道については
下記の通りになっております。

◆ 食事直前に混入?
検出の大鍋 住民以外は近づかず
「カレー食べるな」
和歌山の青酸カレー事件で、カレーを煮込むために使った大小3つの鍋の内の大鍋の1つだけに青酸化合物が混入されていた事が26日(事件翌日)、和歌山県警和歌山東署捜査本部の調べで分かった。
捜査本部は亡くなった被害者4人の内、3人までが食事が開始された25日午後6時頃に集中している事を重視。青酸は食事開始の直前に混入された可能性が強いとみている。
また、外部の参加者がほとんどいないイベントだった事から、自治会などに絡んだトラブルがなかったかなどについても捜査している。
和歌山本部のこれまでの調べや関係住民の話によると、問題のカレールーは25日午前8時30分ころから、地区の女性約20人が、まつり会場となった広場の東側民家のガレージと台所で調理を始めた。
ガレージに2つ、台所に1つの合計3つの大鍋が持ち込まれ、自治会役員が用意した肉や野菜を使ったという。野菜は前日、肉は当日、スーパーで購入したとの情報もある。
合計100人分のカレーが出来上がったのは正午ごろ。道に面したガレージの2つの鍋は、ラップをかけた上でダンボールでふたがされ、夕刻の祭りを待った。
女性たちは「犬や猫が来ないように、常に2~3人で番をしていた」と話している。調理中も待機中も、不審な人物がガレージに近づいたことなかったという。
一方、ご飯は、同じように自治会役員が用意した米を、数世帯の主婦が手分けし、それぞれの自宅で炊飯したという。
祭り会場の広場では、午後1時ころから、男性陣の手でテント設営などの準備が始まっていた。そこにカレーとご飯が運び込まれたのは午後5時ころ。
「カレーの鍋を運んだのは、男性数人(捜査本部)だったという。祭り開始まで約1時間、鍋はテントの中に置かれていた。テントの周囲では祭りの準備が続いていた。
準備に参加した男性の一人は「新興住宅地とはいえ、住民は皆、互いに顔を知っている。地区の住民以外は来ていなかった」と話す。
つまり、鍋に近づくことが出来たのは、地区の住民だけという事になる。
午後6時ころ、祭りが始まると同時に、テントの下でカレーの盛り付けが始まった。去年の夏祭りが雨で中止になったため、自治会長(この事件で死亡)宅で1年間、保管されていた発泡スチロールの使い捨て食器が使われた。
ご飯の盛り付けは女性一人、その上へのカレーの盛り付けは二人の女性が担当した。住民らは、一人ずつ引換券と交換でカレーを受け取った。異変が起きたのは、その直後だった。
3つの鍋の内、それまでに盛り付けられたのはガレージで作られた1つだけ。捜査本部によると、問題の鍋にカレーから、青酸化合物が検出されたという。

◆ 和歌山県警
捜査範囲 拡大迫られる
和歌山市園部地区の自治会長ら4人が中毒死した青酸カレー事件で、毒劇物取締法で定められた購入者の身分や使用目的の確認が行われず、青酸化合物などの毒劇物が個人でもたやすく入手できる実態が1日、明らかになった。
グリコ・森永事件やオウム真理教による青酸ガス事件など取り扱い規制強化のきっかけとなった一連の事件の教訓が生かされておらず、入手経路の追跡を勧めている和歌山県警捜査本部(和歌山東所)は、操作範囲の拡大を迫られている。
同法では、青酸化合物を含む毒激物販売業者は都道府県に登録が必要で、購入者に住所、氏名、職業の記載となつ印を求めなくてはならない。
和歌山県警でも使用目的を聞き、不審な場合は身分証明書の提示を求めるよう指導している。
今回の事件で、捜査本部は業者から任意提出を受けたリストなどに基づき、和歌山市周辺での青酸化合物流通の実態を追跡。その結果、「写真処理に」と使用目的を聞いただけで初めての個人客に身分確認も行わないまま、2,500人分以上の致死量の青酸化合物 約500gを販売したケースがあった。
また、過去に他の化学薬品を取引した事があるというだけで、使用目的を聞かないまま販売していた事もある。
ある購入者から「署名、なつ印すれば購入できる」という常連客に警察は扱っていない青酸化合物を取り寄せて販売したある薬局は「よく知っている人なので…」といい、一見の個人客に販売した科学薬品販売業者も「身なりがしっかりしていたので、身分証明の提示は認めなかった」と話す。
一方、同法は電機めっき業と金属熱処理業について(読取不可)内のめっき(読取不可)るのは5業者だけ。
グリコ・森永事件やオウム真理教による一連の事件で、使用目的の確認や身分証明書の提示など規制が強化。捜査本部はこれまで、一般の人は入手しにくいとみて、規制対象業者を中心に捜査を進めてきた。
しかし、こうした形が以下の実態から、規制外の業者や施設にまで操作対象の範囲を広げる。
日本中毒情報センター理事長の話し「規制に実態がともなっていないことは以前から問題になっている。事件を教訓に、行政はより関しを強めるべきだ」

◆ 祭りの15分前「誰も見ず」
カレー鍋周辺 市幹部ら2人証言
青酸混入
和歌山市園部地区の夏祭りで4人が死亡した青酸カレー事件で、祭りが始まる直前に会場を訪れた市幹部ら2人が「テント内のカレー鍋のあたりでは、誰も見なかった」と和歌山県捜査本部(和歌山東所)に証言している事が1日、分かった。
祭り開始の先月25日午後6時より15分ほど前で、カレーに対する監視の目が離れた「空白の時間」の可能性もあり、捜査本部は当時、見張り役を割り当てられた住民からも詳細に事情聴取を進めている。
証言によると、市幹部らは事件があった7月25日、園部地区周辺で開かれた4箇所の夏祭り会場に車で挨拶に回っており、三話目の同地区には午後5時45分頃に到着。会場のテント前で出迎えた園部第第十四自治会長の谷中孝寿さん(64)、同副会長の田中孝照さん(53)いずれも死亡としばらく雑談を交わしたという。
捜査本部の事情聴取に対し、市幹部らは「仕事上、地域の行事に協力してくれている人が目に留まったら、相手方が自治会の役員でなくても必ず挨拶するはず。しかし、会長ら二人としか、挨拶はしなかった」などと証言している。
捜査本部はこれまで、カレーを作った主婦や住民の目撃証言など総合的に判断して、カレーの鍋に青酸化合物が混入された時間帯は午後5時30分から6時までの「30分間」との見方を強め、この間にひと目に触れずに犯行が可能な時間帯がなかったか、集中的に調べていた。
住民らの中には「鍋のそばに常に誰かがいた」との証言もある。
◆ 全国から64件の情報
捜査本部は1日、全国から合計64件(31日現在)の情報が寄せられている事を明らかにした。不審人物に関する情報が32件、青酸化合物に関する情報が14件、その他18件。
この内、北海道や福岡、長崎など県外からの情報が51件などを占め、関心の高さを物語っている。
しかし、犯人に結びつく有力情報はないという。
◆ 高校生ら11人 O157感染の疑い
和歌山市保健所は1日、「市内の高校生ら11人が下痢、頭痛、発熱などの症状を示しており、病原性大腸菌O157に感染している可能性が高い」と発表。
同市内に下宿している和歌山県西牟婁郡(にしむろぐん)内の女子高生(16)から先月31日にO157のベロ毒素が検出されたため、女子高生が発症する前に接した同級生ら41人について聞き取り調査。同じ高校の10人が下痢や腹痛を訴えたという。

◆ 祭り直前30分間に絞る
青酸混入 不特定の複数人物
和歌山の事件発生から1週間
和歌山市園部地区の自治会長ら4人が中毒しした青酸カレー事件で、和歌山県警捜査本部(和歌山東署)、犯人が青酸化合物をカレーの大鍋に混入したとみられる時間帯を、祭りが始まるまでの「30分間」に絞り込んだ。
また、この時間帯に大鍋に混入したとみられる時間帯を、祭りが始まるまでの「30分間」に絞り込んだ。また、この時間帯に大鍋付近に名前が特定できない複数の人物がいたことが明らかになり、不審な行動をした人物の目撃情報収集を再充填に捜査している。事件は31日で発生から一週間。
住民が集まる夏祭りを舞台に、無差別殺人を狙ったとも思える特異な事件の(犯人像)に、捜査本部はどこまで迫っているのか。
調べや関係者の証言によると、青酸化合物が混入された大鍋が、調理されていた民家ガレージから祭り会場の空き地に運び込まれたのは25日午後4時頃。
発症者の中で最初に大鍋のカレーを食べたのは、祭りカラオケ大会の受付を担当していた会社員(52)と住民(67)の男性二人だった。
(読取不可)どして会社員が吐き出し、住民も何度も吐いた。これが最初の中毒症状で、犯人が青酸化合物を混入したのはこれ以前になる。
県警科学捜査研究所の分析では、トレーに付着していたカレーから、青酸化合物の結晶構造を検出、青酸混入から最初の発症までそれほど時間が経過していない事が分かっている。
カレーを作った主婦や住民の目撃証言などを総合すると、夕方5時30分から6時までの「30分間」に、混入され目が離れた空白時間がなかったかなど調べ、大なべ付近にいた人物の特定と行動を集中捜査している。
この大なべは主婦らが午前8時30分から近くの民家のガレージで調理、正午から祭りが始まるまで、自治会長班の主婦らが1時間交代で見張り番をしていた。途中で抜けた人や予定より長かった人もいた。祭り会場に運ばれた後、午後5時にはカレーを温め直すため、主婦らが他の2つの鍋とともに火をつけた。
捜査員の中には「嫌がらせをしようと軽い騒ぎを起こすつもりでやったら、(読取不可)まで出る事態になって(読取不可)も驚いているのでは」(読取不可)見方も出ている。
また捜査本部は、大なべ(読取不可)周辺から数十個の指紋を検出。ふた代わりのアルミホイルからも数個見つかった。この中に犯人のものが(読取不可)れている可能性もあると(読取不可)
事件等や、市保健所(読取不可)取していたカレーは警察庁科学警察研究所鑑定結果が出る。
和歌山カレー事件 当時の新聞報道(後編)へ続きます。
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 前編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 長男が真犯人を語る 後編(飲食店経営者説)
和歌山カレー事件 林真須美がホースで水をかける名シーン(報道陣にキレた理由)
和歌山カレー事件 林真須美 ホースで水撒きはやらせ(記者の指示)
和歌山カレー事件 死刑判決した裁判官の弟子より苦言(先入観で判断する所がある)
和歌山カレー事件 林真須美を目撃した少年の証言 前編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美を目撃した少年の供述 後編(22年後に語る)
和歌山カレー事件 林真須美は保険金詐欺でもヒ素を取扱った事がなかった
和歌山カレー事件当日 吉本新喜劇の開始直後に林真須美さんがカレー作りへ
和歌山カレー事件 次女&三女と女の子が味見していた(当時の報道編)
和歌山カレー事件 味見していた次女と三女を病院に連れて行っていた
和歌山カレー事件 林真須美の次女が取材に応じていた(母はやってない)
和歌山カレー事件 夏祭り直前に味見した主婦らは異常なし(午後6時直前に混入)
和歌山カレー事件 逮捕当日の朝を語る(食中毒→青酸カリ→ヒ素へ)
和歌山カレー事件 林健治 当時の心境を深く語る(2009年)
和歌山カレー事件 林健治 ヒ素との出会いを語る(人に騙されて舐めていた)
和歌山毒物カレー事件 林夫婦の所で居候していたIさん(真実を話せない理由)
和歌山カレー事件 林健治 メディアを恨まずに高く評価していた
和歌山カレー事件 林健治 最初は真須美がやっていると思っていた
岩手17歳女性殺害事件の真犯人 前編(逃亡/自殺/他殺の真相)

