ストーカー被害は泣き寝入り(事件性なし)

ストーカー被害は泣き寝入り(事件性なし)
ストーカー被害で死亡しても事件性なし(神奈川県警)
神奈川県警の対応が話題になっています。
ストーカー被害を受けたとしても
警察では何も対応してくれる事もなく
重大な殺人事件にまで発展してしまいました。
世間では警察の対応を含めまして
「ま~たぁ、神奈川県警がやらかした」
と問題視(話題)されています。
簡単に事件内容を説明しますと…?
川崎市に住む女性(20歳)が元交際相手のDV男(27歳)からストーカー被害に遭ってしまい
何度も神奈川県警に相談していたにも関わらず、殺害されてしまった痛ましいストーカー殺人事件となっています。
ストーカー殺人事件が起きる度に
昔から言われている事ではありますが…
ストーカー被害で警察に相談したとしても
基本的には話を促されて「何もしてくれない」
という事は過去の未解決事件を含めて
ストーカー殺人事件からも判明しております。
正確にはストーカー被害だけでは
警察側は「何も動けない」
もしくは
余計にストーカー行為を
あおり立てるだけの「口頭注意して終わり」
というよりは…?
ストーカー規制法がまともに機能しておらず「役立たず」となっています。
過去3回も改正しているにも関わらずです。
これはストーカー被害に限らず、近隣トラブル&騒音問題にも同じ事が申し上げられます。
基本的には
重症被害~殺人が起きてから
ようやく重い腰をあげて「動いてくれるレベル」
となっております。
それもそのはずです。
ストーカー被害については
警察の対応も難しいと言われています。
ストーカーDV男から半強制的に監禁状態にされ、時には優しい言葉をかけられたり、相手の脅しによって何度も別れたりの復縁を繰り返したりするため、警察の対応も難しい事案となっています。
それでも川崎死体遺棄ストーカー事件においては
4ヶ月が過ぎても何も取り合ってくれずに「事件性はない」と言われる始末でありました。
厳密には本人が行方不明になってからの対応は難しく申告罪となりますので、被害に遭った本人がストーカー被害を
訴えかけないと罪に問われないという…何とも腑(ふ)に落ちなく、ストーカー規制法が全くの役立たずで、被害者だけが泣き寝入りとなってしまっています。
昭和~平成初期~中期の時代までは当たり前のように許されていたかもしれませんが…令和の時代においては大失態と言われる「国家訴訟レベル」に発展する内容となっています。
もしかしたら、話の食い違いだったり捜査は裏で続けられていた可能性もありますが、報道されているニュースが事実であるとするならばさすがの神奈川県警の対応には問題視されています。
世間では桶川(おけがわ)ストーカー殺人事件から「何も学んでない」と話題になっています。
◆ 桶川ストーカー殺人事件とは?
1999年10月に埼玉県桶川市(JR桶川駅前)でストーカー被害を警察に相談していた女子大生(21歳)が刃物で刺殺された事件になります。
被害女性は交際相手に弱みを握られ脅され続け、被害家族までを巻き込んで嫌がらせ行為をされても警察ではまともに取り合ってくれず、後に週刊誌とテレビ報道で警察のずさんな対応が明らかになっています。
被害者遺族は埼玉県に対して、国家賠償請求で550万円の判決が出ています。
元交際相手の兄ら4人は殺人容疑で逮捕され、無期懲役刑と懲役刑(15〜18年)が確定していますが、交際相手は逮捕前に自殺して不起訴処分となっています。
桶川事件の元交際相手の男も周囲に”死ぬ死ぬ詐欺”を繰り返して精神がまともではなかった事が判明しております
桶川事件は、女子高生コンクリ事件のストーカー版に近いものがあります。
ストーカーという言葉は1996年から日本で急速に使われるようになりました。日本に入ってきたのが1995年10月1日に祥伝社から出版された「ストーカー ゆがんだ愛のかたち(著:リンデン・クロス/和訳:秋山史)」になります。
正確には1995年の終わりに読売新聞の読者欄の声で、初めてストーカーという言葉が出てきたと言われています。
桶川事件を受けた翌年2000年に
つきまとい行為を禁じる「ストーカー規制法」が成立しています。
その後もストーカー殺人事件は2010年代以降にも度々起きており、事件が起きる度に2013年・2016年・2021年と合計3回も見直され
法改正されているにも関わらず、ストーカー規制法が役立たずの機能しなくなっています。
2023年に福岡市で女性が元交際相手に殺害されたストーカー殺人事件後からは法改正がされていません。
警察庁の発表によりますと…?
(2023年度)
ストーカー規制法違反の検挙数は1081件(過去最多)
警察の相談件数は1万9,843件も寄せられています。
今回も一応は元交際相手には複数回に渡り、口頭で注意しています。
但し、ストーカー規制法に基づく”書面での警告”は行っていない事が明らかになっています。
行方不明2日後にも任意での事情聴取をしても「何も知らない」「自分も彼女を捜している」と関与を否定された経緯があります。
行方不明になった2024年12月20日~2025年3月までに事情聴取を合計7回と自宅敷地内の確認は3回行っていました。
行方不明2日~3日後に聴取を行いまして
(12月22日・23日)
自宅を任意で確認しているにも関わらず、神奈川県警が遺体がある床下収納を調べようとした所、ストーカー男より「食事中だから、そこはやめてくれ」と言われた場所を素直に諦めてやめてしまうくらいです。
このように対応に神奈川県警の大失態と言われております。
何よりもたちが悪いのはストーカーDV男となっております。
毎日のように未練がましく女性をつきまといまして
全身目指し帽の異様な姿が防犯カメラに写っています。
日夜、この格好で毎日のようにストーカーを繰り返していたというのだから驚きです。
自宅~職場周辺をうろつかれたら、たまったもんじゃありません。
余計に目立ってしまい”自分の言動が異様で不自然”という事に気づいていない恐ろしさとなります。
まさにストーカーする人物像の特徴(殺人に発展)の典型例となってしまいました。