80代姉妹の老介護事件(プライドの高さと親の教えが仇)

80代姉妹の老介護事件
プライドの高さと親の教えが仇となった
そうか
あかんか…
の息子が介護に悩んだ末、
母親を殺害してしまった京都伏見介護事件ではないですが、自宅で介護をしていた80代 姉妹の悲しい事件が起きてしまいました。
詳しい内容とは…?
・84歳の姉
・82歳の妹
二人姉妹の悲しい出来事になります。
今から60年程前の1960年代に喫茶店を開きたいという夢を持ちつつ、福岡県から東京都内へ上京してきました。
そこから姉妹二人の生活が始まりました。
姉は高校を卒業後してから化粧品関連会社へ務めて、妹は家事を担当していました。
両者共に未婚となりまして、姉の退職後は2ヶ月に一度支給される年金20万円を頼りに生活していました。
2016年頃から姉は体調を崩しがちになったといいます。
既に頼れる両親&兄弟は他界しており、妹は一人で背負って介護を始めました。
2017年には週1回の訪問介護とケアマネジャーの助けを受けつつも落ち着いていました。
ところが老いによる老化現象には敵わず
2019年になる頃には一人ではトイレには行けなくなり
トイレの排泄から入浴まで衣服の着脱に至る全面的な介護が必要な「要介護4判定」へ
その内、姉は自宅で転倒してしまい寝たきり状態へ
その間にケアマネジャーの勧めにより
何度も「特別養護老人施設への入所」と「生活保護を受給」する話がありました。
妹は、この提案に対して
老人ホームの入所費用を払うと生活が出来なくなる。
さらに
生活保護は”絶対に受けたくない”
と拒んでいたようです。
この理由は幼い頃から
両親に言われ続けていた
人様には迷惑をかけるな
という教えが関係しているといいます。
その後も懸命にオムツの交換から身体を拭く方法を看護師から学び
全て自分一人でこなしていたようです。
裁判の初公判では
・姉との生活は楽しかった。
・介護中は二人で他愛のない話をしていた。
・姉が満足にしゃべれなくなってからはホワイトボードを使い話をしていた。
・二人で行った北海道旅行が一番楽しかった
とも語っています。
2020年1月になる頃には介護では、もっとも重いとされる「要介護5」へ
その頃になると長年貯めていた貯金も底を尽きてしまい事件直前には訪問介護もやめてしまい
家賃も滞納してしまうほどの悪循環に陥ってしまいました。
そして、最悪な事件当日がやってきます。
姉が熱を出してしまい、妹は体調が悪化。
そこで妹は殺害を決意してしまいました。
ウエットティッシュで
姉の「口」と「鼻」を
2分~3分塞いだ状態で
「姉ちゃん、ごめんね」
と謝りながら手を握った。
姉から抵抗されることはなかったいう。
その後、姉の後を追うように自らの首を手で締めたが自殺に至らず…
110番通報をして現場にかけつけた警察に逮捕されました。
妹は逮捕後の供述で
姉が一番好きだった
姉に申し訳ない
と語っています。
そして、2021年12月2日(木)
東京地裁で判決が行われました。
・懲役3年
・執行猶予5年(求刑懲役5年)
を言い渡しました。
※ 執行猶予 = 裁判確定の日から5年間(執行猶予5年)その刑の執行を猶予するので刑務所に入らなくて良いという意味になります。
裁判長より
殺害方法については
病気で弱り
意識がもうろうとして
抵抗できない被害者を確実に死に至らしめる行為
その一方で
非常に苦しく絶望的な状況下での犯行で
長年2人きりで連れ添ってきた被害者の殺害を決意した心境については十分同情できる
として情状酌量による執行猶予の判決となりました。
82歳になった妹は
・耳も遠くなってしまい
・軽度の認知症も進行しており
・会話が噛み合わない事も多々あった
とも言われています。
今回の事件内容から
1.人に迷惑をかけてはいけないという”真面目な性格”と”親の教えが逆に仇”となってしまった。
2.さらに生活保護は絶対に受けたくないという「余計なプライドが邪魔」をしてしまった。
その結果、もっとも起きてはならない
最悪で悲しい結末になってしまったという訳でありました…
この事から
1.一人で、どうしようもならなくなった時は遠慮せずに「人の手を借りる事が大切」
2.もし生活に苦しくなったら、くだらないプライドなんか捨てて、素直に「生活保護を受けた方が良い」
という事を”絶対に忘れてはいけない大切な教訓”という教えになりました。
岩手17歳女性殺害事件の真犯人 前編(逃亡/自殺/他殺の真相)
ゲームは時間の無駄ではなかった(最終結論)(学べるものが多い)
オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こした真相(麻原彰晃がキレた理由)

