NTT電話加入権は解約で返金される?(7万円)

黒電話

NTT電話加入権は解約したら返金される?(7万2000円)

NTT電話加入権を分かりやすく解説(相続/売却/休止/消滅)

NTT電話加入権について

返金問題の疑問解決になります。

その昔、昭和末期の1980年代

NTTの固定電話を持つためには

電話加入権の名目として「7万2,000円(税別)

も掛かっておりました。

この当時、まだ消費税は導入されておらず

1989年4月1日より本格的に”消費税3%”が導入されました。

その後、個人情報保護法により

個人情報のやり取りが厳しくなってしまった

2005年より半額セールならぬ

「3万6,000円」までに値下げられました。

さらに2014年~2020年には

ひかり電話(IP電話)に圧倒されるものですから

投げ売り激安セール価格からの

遂には「1,500円」になってしまいました。

2021年の令和時代に入りますと…?

遂には誰もが驚くべき衝撃事態の

こっそりと電話加入権なかったこと

にされてしまいました。

正確には1953年~1983年までは
    (昭和28年~昭和58年)

加入者等引受電信電話債権が発行されておりましたが…?

2021年以降は相続税の申告時における

電話加入権の扱いが変わってしまった事により

「闇市」のように取引市場が存在しなくなりました。

これ以降より

株券の紙切れ同然に

評価額が「実質0円へ」

電話加入権が完全なる”無価値”となりました。

NTTではサービスを謳(うた)う表面上は固定電話を持つための電話加入権とされておりましたが…?

実際には施設設置負担金こと「工事代金」として、固定電話を加入するための初期費用という扱いになってしまいました。

よくありがちな時代の変化と共に楽天モバイルのように無料で会員を集めた所で、こっそりと改編されていったのでありました(当初は1GBまで無料月額990円に値上げ)

1985年当時、日本電信電話公社が民営化してNTTが設立されました。

NTT設立当初に、こっそりと”工事負担金という名称に変わった”らしいのです。

それ以前まではパンフレットや手引書には

堂々と「電話加入権は資産です!」

と書かれていたにも関わらずです。

何よりの証拠として

その昔、役所が税金の取り立てとして
(市役所/区役所/市区町村役場)

差し押さえた「電話加入権の公売をやっていた」

くらいですので、”資産価値あり”と認められていました。

また大々的に

「電話加入権 担保ローン!」

といったPRが存在しておりました。

その一方で、NTTの説明によりますと…?

お客様に支払って頂いた施設設置負担金(NTTの電話加入権)を加入者回線設備の建設費用に充てます。

そのため、月々の基本料を割安に設定することで「お客様へ還元しているんですよ~」

いつもながらお得意の”月々分割払い”からの半ごまかしの詐欺師も騙されかねない手法の説明をされていたようです。

時代はITバブルが終わりかけの2000年代に入りますと…?

2002年には新プランより加入電話・ライトプランとして

初期費用0円!で抑えられる

”毎月640円で徴収していくスタイル”による

クレジットカードの「分割払いタイプ」へと進化していきました。

これ以降は、ほとんどの方が一括で支払わずに分割プランを選択されるようになりました。

その結果として

実質、電話加入権の話題は自然と世間の記憶から忘れ去られて消えてしまいました。

2000年代から2010年代にかけまして

徐々にネット回線によるIP電話(ひかり電話)が普及して以降

一旦、電話加入権については「休眠手続き」をされた方が多くありました。

その当時の国民の心境として、あまり意味を深く考えていなかった方も多かったと思います。

まさに小学生の頃に無理やりやらされていた”ぎょう虫検査”のようにやる目的を考えずに、それが当たり前だと思い込んでいた状態(時代)となります。

なぜなら、NTT一強こと電話加入権一括払いの時代が終止符を打たれ

IP電話(ひかり電話)で、月額料金が500円まで一気に下がり、NTT固定電話による毎月の基本料金2,000円~3,000円が取られなくなるなら「もうNTT電話加入権の事なんて、どうでもいいやぁ~」の能天気状態だったからです。

まさに当方でも、そんな軽い気持ちでいました。

現在に至るまでふと忘れた頃に「そういえば、その昔にNTT電話加入権なんてものがあったな…。あれどうなったんだっけ?」と思い出す事はあっても、まったく深堀りせずに気にもしていなかったと言えます。

ここで忘れてはならない豆知識として

一旦、休眠手続きに入りますと…?

休眠期間は「5年」と決まっております。

その後、10年以内に再手続きすれば

再び”休眠の延長扱い”になります。

これらを繰り返していけば

電話加入権をずっと維持出来るようなのです。

しかし、そのまま忘れてしまい「延長手続き」をしないでいますと…?

まさかの

自動的に解約扱いになってしまう

という巧妙な手口による罠が仕掛けられていたようなのです。

一応はマイナンバーカードや運転免許更新のように最初の内は自宅まで更新案内のお手紙案内が届くようでありますが…?

引越した場合には住所変更手続をしておかないと

自然と届かない仕組みとなっており

現在までに多くの方が電話加入権が破棄された状態だった!

そのまま自然消滅という事でありました。

まさに「やられたぁ~」という感じです。

それもそのはずです。

度が過ぎる頃には当時のNTTさんでは

一人でも多くの”電話加入権をなくす作戦”として

固定電話を解約するもんなら

電話加入権をそのまま放棄しますと

「解約手数料が無料になりますよ~」

といった謳(うた)い文句ならぬセールストークの案内もあったようであります。

現在、NTT固定電話の解約時には「解約」or「休止」のどちらかを選択する事が可能となります。

加入権を維持する場合には休止を選択する事になるのですが、ここでもお得意の別途、手数料3,300円が発生してしまいます。解約の場合には解約料は発生せずに無料(0円)となりますが、加入権破棄となりますので、ご注意下さいませ。

さらに昭和~平成の時代には

電話料金(通話料金)を支払わずに踏み倒すものなら

電話加入権が身代わりの「担保」となりまして

未払いの電話料金と引き換えに

電話加入権で相殺されてしまいまして

なぜか「勝手に電話加入権を強制剥奪してなかったことに…」

された方もチラホラといらっしゃるようでした。

まるで、昔ながらの”質屋のような役割”までを勝手にしてくれたという訳なのです。

NTTによる黒歴史ではないですが…

そこまでして「電話加入権を国民の記憶から消し去りたかった」のかも分かりません。

簡単にこれまでの経緯をまとめますと

当初NTTさんでは

電話加入権は「立派な資産です!」
(7万2,000円の価値)

いつしか我々が気づかない間に

こっそりと初期費用の「工事負担金」に変わりまして

電話加入権の費用が返金されるわけもなく

NTTが買い取ってくれるわけもなく…

電話加入権という名の新たな「闇市のような取引市場(価値)」が生まれました。

影でこっそり勝手な取引が行われた

懐かしき昭和~平成の時代でありました。

これはゲーム・本・ビデオ(ベーターではなく)・シングル・アルバムCD(シーデェー)・古着で言う所の1990年代に流行っていたであろう新たな価値を生んだ「中古市場(中古ショップ/古本屋)」みたいなものかもしれません。

最終的な末路は著作権問題の訴訟にまで発展してしまう平成の闇市は幕を閉じました。

以上を簡単にまとめますと…?

令和となった現代におかれましては

大変残念ながら固定電話を持つために

なけなしのお金を集めて苦労して支払ったであろう

電話加入権 7万2,000円(3万6,000円)の費用は

(今のところは)永遠に戻ってくる事はない!

と覚えておけばOKでございます。

まるで民間保険の掛け捨てのようにウヤムヤにされたままです。

病気・交通事故で困った時・お金のない人のために加入するはずの保険なのにも関わらず…?

いざという困った時に”出し渋られる民間保険サービス”と同じような構造となっております。

でも、冷静に考えますと…?

固定電話を持つためだけに「7万2,000円」も掛かってしまう

という莫大な大金を支払わなければならないといった、とんでもない金額の条件であります。

昭和という時代が日本が期待されていた高度経済成長~バブルで盛り上がってたから良かったものの…

これもまた時代が現代で違っていれば、電話加入権を偽った詐欺も横行して多くの人々が騙されていた二次被害へと発展していそうです。

その裏ではNTT電話加入権の紹介料をもらいつつ、ボロ儲けされていた方もいたという噂もあります。

この件は深入りして調べておりませんので、噂の真相は定かではありませんが…

芸能人やら資産家の一部の方だけに良い話が回ってきてNTT代理店として著作権料のようにチャリン♪チャリン♪と「電話加入権でボロ儲けした!」という話を聞いた事があります。

これは、まるで週刊少年ジャンプより遊戯王(作者)の打ち切り寸前からのカードゲームバトルへ方針を変えて大逆転劇によるカードが売れる度に刷る = お金を刷っているようなボロ儲け状態であります。

まさに90年代の任天堂がスーパーファミコンの1強時代に殿様商売をしていたではないですが…

ゲームメーカーは、ゲームを売るためには任天堂に媚を売るではないですが、ゲームプログラムを入れるためのカセット使用料を任天堂に支払わなければ、ゲームを開発&売ることが出来ず

その代償として

消費者である我々はゲームカセット使用料が上乗せされた

今となっては絶対に考えられない

定価を軽く「1万を超えるゲームソフトを買われていた!」

といった「独占禁止法状態」に通じるものがあります。

それを打破したのがソニー(SONY)によるプレステの誕生によりゲームカセットからCD-ROM化にして、ゲームソフト代が低価格の定価5,800円~6,800円(約半額)になりました。

正確にはソニーはゲーム業界の流通を簡略化した事もゲームソフトの低価格化に繋がっています。

さらには、それだけにとどまらず

ヒットした大人気ゲームソフトにおいては

ザ・ベスト(THE・BEST)として、定価2,800円の格安価格で売られるといった消費者にとって、これほどまでに忘れてはならない大変有り難い手法でありました。

このように任天堂が殿様商売をしていた当時、購入者の事を一番に考えていたからこそ、ソニーのプレステは90年代後半~2000年代前半頃までは「任天堂に勝てた」とも言えそうです。

本当の意味での”任天堂の倒し方(攻略必勝法)”になりました。

上記に加えまして、ゲームメーカーが揃って国民的ゲームソフトのファイナルファンタジーVII & ドラゴンクエストVIIの参入(発売)を決めた事が最大の決め手となっています。

その一方で、セガはドリームキャストと言われる「名機」を世に生み出してゲームとインターネットの「融合」といった独自路線にて時代の先を行き過ぎて大失敗に終わりました。

まさにゲームセンターや駄菓子屋で、一躍有名になれたSNKのネオジオ状態です。

余談が長くなってしまい大変恐縮ではありますが、最後に世間の声を代弁して1つだけ申し上げられる事としましては

資産が後から戻ってくる予定だったはずなのに…

いつしか、こっそりなかった事にされてしまい

詐欺に近い「ボッタクリ価格」を支払っていた!

という事だけは多くの国民の記憶から永久に消え去る事はなさそうです。

殿様商売ではないですが、現代で言う所の情報商材による詐欺師並みの高額費用により

どれだけの人が苦労して電話を引けなかった事か計り知れなかったと思われます。

昭和というインフラ環境が整っていなかった時代が時代なだけに事なきを得たようでありますが…

現代だったら”国家ぐるみの詐欺に近い大問題”となっていた事には違いなさそうです。

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