4630万円誤送金事件の真相(給付金騒動)
● 4630万円誤給付事件の真相
給付金10万円が4630万円の誤入金騒動に発展
新型コロナウイルスの影響により
生活に困った住民税非課税世帯に向けまして
1世帯あたり「10万円が支給される臨時給付金」について
山口県・阿武町(あぶちょう)で役場の職員が操作を誤ってしまい
個人の口座へ「4,630万円」を振り込んでしまう出来事がありました。
阿武町の人口は約3,000人(全1,500世帯)になります。
その内の463世帯が給付対象となっており
正しく全員に10万円が振り込まれました。
なぜか追加で、さらに1世帯(24歳男性)だけに
「4,630万円が誤って入金」されてしまい
世間の大きな注目を集めてしまった
令和の4,630万円騒動(誤送金事件)
になっています。
それくらいのインパクトがある出来事となりまして
誰もが「4630万円」という金額は覚えてしまうくらいまでになっています。
へたしたら、もうすぐ「令和の4630万円 誤送金事件」に発展する恐れもありますので、簡単に内容をまとめて解説させて頂きますね。
まず原因としまして
山口県阿武町より
1.フロッピーディスク(給付金を支給する463世帯を記録)
2.振込依頼書(提出不要)
フロッピーを銀行(金融機関)に提出後、
臨時給付金が支給される仕組みになっています。
なぜか本来は提出しなくても良かった「振込依頼書」を提出した事で、誤入金を招いてしまったようです。
振込依頼書に町の職員が誤って1世帯だけを記載して銀行に提出してしまった事で、今回の問題が起きてしまったと言われています。
振込依頼書には、1世帯に対して463世帯分の10万円を入金依頼(463世帯 x 10万円)
その結果、4,630万円の誤入金(4月8日付の入金)になってしまったという経緯になります。
それよりも驚いてしまったのですが、いまだにフロッピーディスクを使っていた事も判明してしまいました。
フロッピーディスクは銀行から提出を求められていたようです。
入金ミスが発生後、
町の職員「すぐにお金は返してもらえるだろう…」
と油断していたのも、つかの間でした。
これまでの経緯を簡単に説明しますと…?
◆ 2022年4月1日(金)
山口県阿武町よりフロッピーディスクを銀行へ提出(全463世帯を記録)
463世帯へ「臨時給付金 10万円」は4月8日付で入金されました。
通常は、この作業だけで正常に給付金が入金されて済んでいたはずだったのですが…?
◆ 4月6日(水)
山口県阿武町から「振込依頼書」を銀行に提出してしまった事で、誤入金が発生してしまいました。
463世帯中の1世帯に対して
給付金10万円 x 463世帯の「合計4,630万円」を
男性(24歳)の銀行口座へ誤入金されてしまったという事です。
本来であれば、銀行へ「(追加の)振込依頼書の提出は不要」になります。
町の職員が手続きに必要な書類だと勘違いをして提出してしまった経緯があります。
振込依頼書はプリントアウトすべきではない書類で(なぜか1枚のみミスで印刷された事で)、振込先として”24歳男性の名前のみが記載”されており、この仕組を認識していなかった事が原因と言われています。
◆ 4月8日(金)
口座残高 665円の所に…?
まさかの
大金が舞い込む
夢が叶う日になります。
・本来の給付金: 10万円
・給付金の誤入金: 4,630万円
→ 合計4,640万円が彼の口座に二重で入金されます。
入金日の午前中
銀行からの報告により誤送金が判明します。
すぐに町の職員は入金ミスに気づいて、男性に連絡をして自宅に訪問しています。
その前段階で、事前に電話で連絡をしていたのですが、一向に繋がらず。
当日、午前9時50分 男性の家に行った所…?
寝起き姿で、24歳の男が飛び出てきました。
誤って入金してしまった支出伝票を見せながら事情を説明をした所…?
”二度見して驚いていた”ようです。
その瞬間に
「100万円くらい欲しいなぁ~」
と冗談めかして言っていたという事が判明しました。
職員は事情を説明してお詫びした上で、銀行での手続きが必要になるため、本人の同意を得ます。
当初、男は事情を説明した事で4,630万円を「返還する意思」がありました。
ただ、ここで
風呂に入るから「1時間くれ」
と言われたようです。
この時、礼儀もきちんとしていて、悪い印象はなかったと職員は疑いもしなかったようです。
そのまま返還する気があった男性と銀行まで出向いて、お金を返してもらうための”組戻し手続き”をするため、職員と一緒に同行します。
※ 組戻し手続き = 銀行の窓口を通じて行う返金依頼の手続きになります。一度でも相手の口座に入金された場合には、どんなミスであっても受取人の承諾がなければ、勝手に返金手続きが出来ないとされています。
必ず受け取った本人が窓口での手続きが必要になっています。
会計管理者・町の職員・男性の合計3人は公用車で移動します。
12時30分に男の家から出発します。
事情説明 & お風呂タイムにて2時間も掛かってしまったようです。
途中で
銀行へ行くなら「印鑑(ハンコ)が必要だ」
と100円ショップに立ち寄って認印を購入。
阿武町から宇部市の銀行まで”片道2時間の道のり”をかけて無事に銀行の駐車場に到着します。
阿武町から宇部市までは山口県の北と南で遠く離れており、かなり時間が掛かるようです。
銀行の入り口前で
いきなり立ち止まり
何を言い出すかのかと思っていた所…?
男性より
大金が入ったことで詐欺ではないか?、怖い。
あなた達は本物の職員であるかどうか。
やはり、今日は手続きをしない(そういう気分じゃない)
後日、公文書を郵送してくれっ!(じゃないと返さない)
その場での「返還手続きを拒否」しています。
そのまま銀行窓口の営業終了時間を迎えます。
遂に駄々(だだ)をこねてしまいました。
突然、到着すると同時に気が変わってしまったという事でした。
これは、もしかしたらなのですが、お風呂タイム & 車で移動中にネットで必死に調べたり、LINEやら知り合いから”悪知恵を仕入れていた”のかもしれません。
心の中で、自分の中にいる悪魔と正義が戦っていて迷いが出ていたとも言えます。
というよりも当日の組戻し手続きを逃れるために
銀行の窓口が終了する時間を見計らって
・お風呂タイムに「1時間」
・あえて印鑑を購入するための「寄り道作戦」
・銀行の出入り口で時間稼ぎの「駄々こね最終手段」
これらも全て計算した上での行動だとしていたとしたら、プロ技であります。
彼の中では札束をイメージした悪魔のストーリーが出来上がっていたのかもしれません。
コロナ給付金の入金日
支払いを拒んで職員と別れた直後(推定時間 午後3時~夜)
ちゃっかり「67万8,967円」を出金
カジノ口座へ移動して使ってしまう。
◆ 4月10日(日)
口座残高 4504万1,172円
男性より
知人の弁護士と相談する
といった連絡が職員に入ります。
◆ 4月14日(木)
口座残高 2,286万7,658円
この日までに既に2,400万円を使い込んでいます。
役場の職員は、山口県内に住む男性の母親と共に勤め先にあるお店へ訪れて説得を試みます。
男性は、阿武町の隣にある萩市内の町で、ホームセンター販売員として働いていたようです。
「自分は悪くないのに、何で追い詰めるような事をするんですか!(怒)」
この時、男は役場の非について話をして「弁護士と話してから対応すると一点張り」で会話が成り立たないような状況になってしまったようです。
「自首する」「精神的に不安定なので、弁護士に相談する」といった発言もあったようです。
その後、会話内容は以下の通りという事が判明しました。
ここまで、きちんと説明を受けていない。
そっちが悪いのに「ああしろ、こうしろ」と、なぜ一方的な事ばかり言うのか?
自分は精神的にも不安定で睡眠障害もあり、弁護士と話してからではないと対応しない
◆ 4月15日(金)
口座残高 1,750万6,454円
返還を拒否してから一週間後、
男性側の弁護士から連絡が来ます。
近日中に母親が立会の元、本人が組戻手続きを行うので、日時が決まったらお知らせします。
阿武町役場では、この段階で男が別の銀行にお金を移動させていた事は知らなかったようです。
◆ 4月18日(月)
口座残高 6万8,963円
時系列で簡単にまとめますと…?
・4月8日(金):口座残高 4,640万 → 4,572万
コロナ給付金の入金日
支払いを拒んで職員と別れた直後(推定時間 午後3時~夜)
ちゃっかり「67万8,967円」を出金
カジノ口座へ移動して使ってしまう。
・4月10日(日): 口座残高 4,504万 → 4,310万(194万使う)
・4月11日(月): 口座残高 4,242万 → 3,386万(856万使う)
・4月12日(火): 口座残高 3,086万 → 2,686万(400万使う)
・4月13日(水): 口座残高 2,553万 → 2,419万(134万使う)
・4月14日(木): 口座残高 2,286万(132万使う)
・4月15日(金): 口座残高 2,152万 → 1,750万(402万使う)
・4月16日(土): 口座残高 1,616万 → 1,480万(136万使う)
・4月17日(日): 口座残高 1,348万 → 678万(670万使う)
・4月18日(月): 口座残高 543万 → 6万8,963円になる運命の日になります(537万使う)
最初に入金されてから10日後…
もう彼の口座残高は「543万」しかありません。
朝の段階で「543万8,405円」あったはずなのですが…?
その日の内に「6万8,963円」になっちゃいました。
◆ 4月16日(土)~20日(水)
連絡を待つも男性からの音沙汰は一切なし
その後、職員は懸命に電話&メールで連絡をしつつ
自宅&職場に行きましたが、会えない状況が続きます。
◆ 4月21日(土)
ようやく面談が出来たようでした。
当日、朝から町の職員は複数回にわたり、男性の自宅を訪問しています。
車が停めてあるのを確認しても呼びかけには一切応答せず
夕方に再び自宅を訪問した所…?
屋外で”たばこを吸っている所”を遭遇
ようやく接触に成功しました。
そこで4,630万円を何事もなく返還される予定かと思っていた所…?
驚くべき発言がありました。
男性より
返還できないです。
既に入金した金は動かしている。
別の銀行の口座に移した。
もう元に戻せないので、どうしようもない。
逃げることはしない。
犯罪になる事は分かっている
だから、罪を償います!
と話していました。
つまりは
これから、どんな厳しく険しい道があろうとも
”絶対にお金だけは返したくない”から
「罪」を償います!
といった一般常識とはかけ離れた
普通だったら、絶対に思いつかないであろう
とんでもない発想と申し出があったようでした。
何があっても
一度でも手に入れた
大金 4,630万円
を自分のお金と思い込んでしまい返したくないというのです。
これは、もはや…
こち亀の両さんばりに
お金に執着している”札束大好きさん”
(令和の大金泥棒)
であります。
3億円事件には敵いませんが、自治体を相手取った令和の新しい時代に合わせた”新種かつ巧妙の手口”とも言えます。
もはや給付金を使った「逆詐欺バージョン」になってしまっています。
この男性の行動と発言から分かる通り
意図的に分かっててやっているにも関わらず
悪びれた様子は、これぽっちもないくらいまでに
平然な顔で立ち振る舞って
俺は悪い事は何1つしていないんだ!
といった言動を繰り返して
最後は何事もなかったように約束を破って逃げてしまいました。
”悪い事を悪いと思ってなさそうなタイプ”なので、相手の気持ちなんて考える余地もありません。
まさに、戦争が起きた時に自国を優先してしまう考えと一緒で
思い込みが激しい”一番厄介な相手”であります。
そんな事はおいておきまして
その後、最悪な展開へと進展してしまいます。
4630万円誤送金事件の真相(給付金騒動) 後編に続きます。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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