走行中の電動自転車が爆発(バッテリーが燃えて大炎上)

● 走行中の電動自転車が爆発
非純正の中国製バッテリーから発火して全焼(PL法&PSEマーク)

2023年5月30日(火)午前11時30分過ぎ
東京都新宿4丁目のローソン付近にある交差点の歩道にて
電動自転車のバッテリーから
爆発した事が分かりました。
30代の女性が電動アシスト自転車を走行中に
突然、バッテリーから煙が出始めてから…?
見事なまでに
炎上してしまい
その後、
爆発しまして
車体が全焼したようです。
女性は爆発前に避難したため
ケガはありませんでした。
自転車の持ち主より
自転車に乗っていたら煙が出てきて
危ないぞと思って歩道に自転車を止めた所、
バッテリーが爆発した。
現場近くにいた目撃者によりますと…?
一番大きい音がした時は
「パンッ!パンッ!」といった音がして
火の玉みたいな物が20cmくらいあった
という事でありました。
バッテリーの位置については
サドル付近(下部)に
取り付けてあったらしいです。
警視庁&消防庁は当時の状況&爆発の原因を調べています。
真っ黒コゲ状態でありました
遂には中国だけの話ではなくなってきました。
今後、電動自転車のみならず
電動スケボー & EVバイクも増えてきそうです。
それよりも自転車のメーカー&品番(バッテリー)が気になる所です。
特に激安の非純正バッテリーは要注意であります。
自転車については
フレームの形からトラスコ中山さんの
TRUSCO 電動アシストノーパンク三輪自転車
”ハザードランナー トライアシスト”っぽいですね。
純正バッテリーの電圧が24Vの所…?
25.2Vの少し電圧が高めの中国製バッテリーを使用した可能性が高そうです。
その後、バッテリーについては
な、なんとっ!?
純正品を使わずに通販で
社外品を購入し取り付けていた
注意書きには「不具合による出火の可能性もあると書いてあった」
という事でありました。
さらには
バッテリーは通販で購入した中国製の物で
不具合による出火する可能性を認識した上で購入していた。
案の定でありました。
見知らぬメーカーの
激安の非純正の中国製バッテリーが原因により
過熱後に爆発した可能性があるとの事でした。
近年のバッテリーは激安で怪しいバッテリーが
世に沢山で出回っておりますので、十分ご注意下さいませ。
マキタの電動工具 & ダイソン掃除機の互換バッテリーでも火災が起きているくらいですね。
多少、高くとも身の回りに使う物であれば、純正バッテリーが間違いありません。
もしくは、きちんとPSEマーク(賠償責任)がついた物を選んでおいた方が無難です。
偽物のPESマークがついている物もありますので、十分ご注意下さい。
純正バッテリーを選ぶ最大のメリットとして
例え、純正バッテリーが爆発して炎上したとしても「補償」があるからですね。
安い非純正バッテリーを購入して炎上しても何も残らず損しかしません。
一応、製造物責任法ことPL法として
1995年7月に「製造物責任法(PL法)」が施行されました。
同法は6つの条文からできており、その基本的考えは、
「客観的に見て製品に欠陥があれば製造業者等は賠償責任を問われる」というものです。
製造業者等の中心になるのはメーカーですが、
輸入品の場合には、同法第2条3項により輸入した者が製造業者等に該当します。
という事でありました。
簡単に言いますと…?
・日本国内の場合、商品に欠陥があれば、製造者に賠償責任がある。
・輸入品の場合、輸入した業者(販売業者)に賠償責任がある。
という事になります。
いずれにせよ純正バッテリーすら怪しくなってきておりますので、リチウムイオンバッテリーの取り扱いにはご注意下さいませ。
なぜなら、2020年4月
パナソニック製 電動アシスト自転車でも
「バッテリーから発火する恐れがある」としてリコールが出てしまっているからですね。
2015年11月~2020年4月までの合計37件のバッテリーパックで事故が発生しており、その内の16件は周辺を焼いて損出を出す事故だったようです。
リコール対象の物が合計34万6,291個となりまして、自転車に搭載した物が31万6,000個。
交換が必要な物は3万個にて全て日本国内市場向けとされておりました。
今後バッテリーは持ち運びが主流になってきそうですが、自転車も盗難防止としてマンションへ持ち込む方がもいらっしゃると思います。
中国ではエレベーターでの使用も禁止されているようです。
2021年5月にエレベーター中に
突然、炎上して大人4人+乳児1人がやけどする程度で済んでいます。
これに伴いまして
2001年8月より「高層民用建築消防安全管理規定」を実施されまして、高層ビル等の建物内で電動自転車を駐車したり充電することを禁止されているようでありました。
9月には北京市の住宅団地では5名が死亡する事故もあったようです。
火災の原因は3階に住む住民がリチウム電池を自宅に持ち込んで充電中にバッテリーが炎上して死亡事故へ繋がりました。
中国では電動アシスト自転車は炎上&爆発が起こりやすく、特に「充電中に危険リスクが倍増します」ので、十分ご注意下さいませ。
発火&爆発の原因としましては
バッテリー内部の電池みたいなセルが弱まり
充電上限を制御するパーツが故障したりして機能しなくなり
過充電 = 充電のしすぎにより爆発・発火する事がほとんどと言われているくらいであります。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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