ドラレコ画面が映らない故障の解決策

ドライブレコーダー(KENWOOD・ケンウッド・KNA DR300)

ドラレコ画面が映らない不具合&故障症状の解決策

電源ON後に画面が映らない(真っ暗のままLEDランプの通電あり)

ケンウッド(KENWOOD製)

ドライブレコーダーが故障してしまいました。

ドラレコ画面が映らない不具合&故障症状の解決策となります。

当方が使用しているドラレコの型番(品番)はKNA-DR300になります。

KENWOOD製のドライブレコーダーをお使いの方でしたら、型番・品番問わずに不具合の故障症状も似ていると思います。

・KNA-DR300 / KNA-R350

・DRV-320 / DRV-350-B / DRV-355

・DRV-610 / DRV-630

上記のドラレコ機種をお使いの方ですね。

これらの機種以外でも基本的には似たりよったりの故障症状になっていると思います。

基本的にケンウッドのドラレコでしたら、同じ仕組みになっている可能性が高いです。

つまりは、不具合の解決手順は共通で一緒だと思いますので、ご安心下さいませ。

KENWOODに限らず、ドラレコはメーカー問わず、似たような同じ設計の可能性も高いですね。

画面が真っ暗になってしまう不具合&故障症状として

結論から申し上げますと

ケンウッドのドラレコは”駐車監視機能”として

「内蔵バッテリー」が経年劣化でダメになります。

内蔵バッテリーがダメになりますと…?

電源をオンにしてもLEDランプは表示されたまま

画面が映らずに真っ暗のまま録画をしてくれません。

メニュー画面が表示されずに「起動不可能」を意味します。

そんな時にドラレコ本体内に入っている「内蔵バッテリー交換」が必要になってきます。

つまりは、”バッテリーの寿命”が原因という事になります。

何年で故障してしまったのか?

2016年7月17日より使用開始しました(新品)

2023年3月5日に故障となりました。

ほぼ毎日の起動となりまして

週6日~7日の頻度で使用しまして

6年8ヶ月目で寿命の故障となりました。

1日に平均3~4回のエンジン始動(ドラレコ起動)になります。

最低2回~3回・多い日で5回~6回のエンジン始動による使用頻度での故障となりました。

いずれも1日の合計使用時間は「30分~1時間以内(最大2時間)」となります。

故障前兆の症状として

突然、液晶画面が乱れてバグったような画面表示になります。

一昔前の深夜~早朝テレビ放送休止中になると表示される線が沢山入ったカラフルな画面になります。

その後、

画面は真っ暗のまま消えた状態になります。

この時、本体のLEDランプは点灯した状態です。

対処方法として

1.一旦、ドラレコ本体の電源ケーブルを取り外します(USB-MicroB)

2.ドラレコ本体のLEDランプが緑色  オレンジ色に変化して完全に消えるまで待ちます。

電源ケーブルを取り外しますと…?

バッテリーが劣化している症状として

数分~5分しない内にLEDランプが完全に消えると思います。

その後、しばらく待機(数分)してから

再び電源ケーブルを接続すると…?

一時的にドラレコが復活して使用する事が出来ます。

しかしながら、数日後にエンジンを始動しても

液晶画面が映らずに再び”真っ暗のまま”になります。

当方では不具合トラブル症状が出てから

翌日~2日目までは正常に使用できましたが…?

3日目で完全に真っ暗のままになってしまいました。

やはり、画面の乱れは故障・前兆症状だったようでした。

その後、何度も試行錯誤を繰り返しまして、ドラレコ起動を10回~30回に一度の割合にてSDカードを抜き差しすると”液晶画面が正常に映ったり”もしました。

恐らく、一時的にバッテリー残量が回復して

残っている残量で運良く起動しているだけだと思います。

詳しい症状を画像付きで解説しますと…?

バッテリーが劣化した不具合症状として

電源を入れてから

KENWOODロゴが正常に表示されます。
(ケンウッド)

電源のON・OFF(オン/オフ)も問題ありません。

KENWOODロゴの次は

「警告画面」が表示されますね。

次に正常の画面ですと

録画が開始されると同時に

メニュー画面になるはずなのですが…?

液晶画面は真っ暗のまま

何も映らない状態になります。

この時、LEDランプは警告色のオレンジ色になっています。

最大の特長として

警告画面の直後、

真っ暗になった瞬間に

一瞬だけ「音」が鳴ります。
(SDカードが入ってない場合の警告音)

真っ暗の状態のまま

LEDランプ(オレンジ色)は常に点灯した状態ですね。

一旦、ドラレコ本体を取り外したまま

パソコン(PC)に接続すると…?

「USB接続」と正常に表示されます。

LEDランプも緑色で正常です。

USBの接続を取り外しますと…?

USB機器が接続されていません。

ドラレコ本体は認識して正常に画面が表示されている事が分かりますね。

以上の内容より

液晶画面 & 本体の不具合による問題ではなく

「内蔵バッテリーの寿命」が原因という事が分かります。

もし本体側&液晶 = 基盤の不具合でしたら

1.KENWOODロゴから警告画面が表示されなかったり

2.パソコンに接続しても「USB接続中」という画面すらも表示されないですね。

3.さらに電源ボタンを押しても反応せずにLEDゲージランプすらも点灯しないと思います。

稀にドラレコ本体の基盤 & カメラ基盤側の故障により

バッテリー経年劣化と同様に”画面が真っ暗になる症状”になる事もあります。

故障前兆症状の見極め術として

画面が乱れて始めた時にバッテリーゲージを確認しておきます。

その際、一時的に復活した時のバッテリーゲージはNGになっている事が多いです。

この一瞬を見逃せませんでした。

ちなみに故障の末期症状になりますと…?

電池マークが表示されて完全に「NG」となります。

しかしながら、ほとんどのバッテリー経年劣化ケースでは

この電池マークが表示されない事が多いです。

画面が真っ暗のままだから非常に分かりづらく厄介ですね。

初めて真っ暗になった日には「故障してしまった」と勘違いしかねません。

こうなりましたら

まず大前提の対策として

1.SDカードをFAT32でフォーマットします(4GB~32GB)

2.本体を最新版へファームアップデートします。

今回のバッテリーNGケースの事例では

上記2点を試してもダメな事が多いです。

但し、当方が同じ症状に陥った時に調べた限りでは、一部の方はSDカードの64GBを使用して不具合症状が出ている方も確認できあmす。

当方では東芝のSDHC64GBを使用しておりましたが、6年8ヶ月の間に一度も不具合症状はでなかったです。SDHCの128GBでも動作に問題ない方がチラホラといる事を確認済みです。

パソコンにて初期化する際には「必ずFAT32形式」でフォーマットする事が大切になります。

話は戻りまして

故障原因としましては

本体に内蔵してある小型バッテリーの寿命になります。

なぜかケンウッド製のドライブレコーダーは

一昔前の駐車監視機能(パーキング監視機能)がある機種に限り

起動には”内蔵バッテリーを優先させている(仕様”

のようでして

バッテリー経年劣化でダメになったら、使えなくなってしまう仕様のようです。

つまりは

内蔵バッテリーが寿命で劣化したら

USB外部電源のみでは起動&稼働できない仕様になります。

KENWOODロゴ 警告画面(ここまでOK) 液晶画面が映らない真っ黒のままの状態。

この時はオレンジ色のLEDランプが点灯した状態になっていると思います。

驚いた事に

録画開始以降の肝心なメニュー画面が一切表示されない欠陥仕様となっています。

欠陥仕様と申し上げてしまいましたが、

駐車監視のパーキング時に録画するためのクレーマー対策として

車のバッテリー上がりを防止するための対策になっているのだと思います。

恐らく、こうでもしないと

KENWOODのドラレコを使った日には

「車のバッテリーが上がってしまったぞ!(怒)」

とクレームの荒らしになりかねないからですね。

ドラレコ内蔵バッテリーで起動出来なくなってしまう

タイマー的なトラブル内容は大変残念ではありますが、KENWOODのドラレコは必要最低限の機能にてコストパフォーマンスが優れておりますので、大変気に入っております。

次回もケンウッド製品を購入するくらい大変気に入っています(後半ではUSBがそのまま使える継続品も解説しております)

ドラレコの内蔵バッテリー上がり時の対処方法としては

本体を分解してバッテリーを新品に交換すれば、見事なまでに復活します。

本体の分解方法については

1.本体の下にある黒いゴムを取り外してからネジを2本外します(一番短いネジ2本)

2.基盤のネジを4本外します(一番長いネジ4本)

3.バッテリー固定ステーのネジを3本外してアクセスする事が出来ます(中間の長さのネジ3本)

バッテリーは両面テープで止められており、基盤にコネクターで繋がっているだけになります。

新しいバッテリーの入手先&交換手順については

詳しくは本体分解方法と一緒に別で解説しておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。

KNA-DR300バッテリー交換手順(画面が映らない症状)

小型バッテリーは4ピン(3本線の黒/青/赤)= KNA-DR300 / KNA-R350 / DRV-630 / DRV-610共通になっています。

・バッテリー品番はP/N:338040000086(240mAh)

・サイズ:横37mm x 縦20mm x 幅5.8mm

市販されている物は402035が使用できますが、全て配線のコネクターが基盤の接続先とは異なる3ピンで白くなっており、配線の要加工のハンダ付けが必要となっています。

古いバッテリーの既存配線コネクタ部分(基盤接続先の黒い4ピン)をカットして新しいバッテリーに付け替え作業ですね。

【配線要加工バッテリー】KENWOOD リチウムポリマー充電式バッテリーLipo搭載 3.7V 350mAh 402035-JST 3ピン

その後、配線加工なしで

そのまま取り付けできるバッテリーを発見しました。

【配線加工の必要なしバッテリー】KENWOOD KNA-DR300 KNA-DR350 DRV-630 DRV-610(コネクター:4ピン/3配線)適合互換バッテリー

電源ケーブルをそのまま使用できる後続品(代替品)も紹介しておりますので、この機会に買い替えも大変おすすめでございます。

注意点としましては

DRV-610本体に内蔵されているバッテリーのみ

接続コネクタ部分が3ピン&4ピンの2タイプ存在しております。

購入する前に分解して要チェックが必要になります。

【配線加工の必要なしバッテリー】KENWOOD KNA-610(コネクター:3ピン)

KNA-DR300本体については

現在は新品で販売しておらず、Amazonにて状態が良い中古品にて6,980円前後となっています。

【中古品】ケンウッド(KENWOOD)ドライブレコーダー KNA-DR300 スタンダード

但し、中古品は何年使用したか不明となりまして再びすぐにバッテリー寿命を迎えかねないので、あまりおすすめはできません。

KENWOODメーカーへ修理を依頼する場合には

1.部品代:3,000円

2.交換工賃(技術料): 3,000円

3.往復の送料 = 修理品を送る元払いの送料 + 返却時の送料

合計7,600円(税別)前後掛かってしまう事が判明しました。

さらにケンウッドさんに確認しました所…?

正式な修理金額については

不具合商品を送った後の見積もりになるようです。

見積もり後に修理を中止された場合にも

最低1,500円~2,000円(税別)前後の「点検料が掛かってしまう」

という事でしたので、ご注意下さいませ。

さらに”往復の送料代”も忘れてはなりません。

修理完了期間として

受付から動作確認を含めて「約7日~10日前後」

ドライブレコーダー故障の場合、

購入後から1年の保証期間が過ぎた

最低3年~5年(平均5年~6年前後)で、内蔵バッテリーがダメになったりします。

運が悪いと基盤本体&カメラセンサーの何らかの不具合により故障する事が多いと思います。

パーキング機能の内蔵バッテリーが入っている大抵の原因は、バッテリーが消耗してダメになるパターンがほとんどですね。

そのため、多くの方は修理するという選択肢はなく

ドライブレコーダーを新品に買い替える方が大多数だと思います。

当然プロにドラレコ設置をお願いした場合には作業工賃も掛かってしまうと思います。

そんな方のために再び同じ既存の電源配線をそのまま利用して、本体を買い替えるだけで、すぐに使用できるドラレコはないだろうか?と探されている方も多いのではないかと思います。

KNA-DR300の後続商品(代替品)ではないですが、同じ電源ケーブルのUSB Mini-B(Type-B/Micro-B)にて使えるドラレコ本体はないかと探しました所…?

下記の本体は同じUSB電源にて

そのまま流用して使用出来る事が分かりました。


ドラレコ後続商品の代替品
(USB電源ケーブル流用可能)

DRV-350-B(SDカード16GB付属)/ 本体+駐車監視用電源ケーブルセットDRV-355(SDカード32GB付属)/ 本体+駐車監視用電源ケーブルセット

DRV-350-B&DRV-320はレビューでもチラホラと同じ電源タイプと見かけますが、DRV-355はKENWOOD(ケンウッド)さんにも確認したので、間違いなさそうです。

その後、当方でも購入して動作確認しておりますので、間違いありません。

DRV-350 & DRV-355は、まったく同じ仕様の商品になります。

付属SDカードの16GB(DRV-350-B)or 32GB(DRV-355)の違いになっています。

電源ケーブルをそのまま使用できる後続品(代替品)も紹介しておりますので、この機会に買い替えも大変おすすめでございます。

フロントガラスに両面テープで止められた固定ステーのみは交換となります。

どちらもステーも付属されておりますので、ご安心下さいませ。

既存固定ステーはテープが固着して取り外せない場合があります。

その場合には下記の方法をお試し下さいませ。

ドラレコ取り外し方法(簡単で綺麗に剥がす手順)

電源はUSB-MicroB(mini-B/Type-B)の5V1Aで共通になっている事が多く、

基本的にケンウッドの他の機種でも使用OKになります。


KNA-DR300が故障した時の代替品
(USB電源ケーブル流用可能)

DRV-350-B(最新版)SDカード16GB付属

駐車監視機能が必須の方:本体+駐車監視用電源ケーブルセット

DRV-355(2020年版)SDカード32GB付属

駐車監視機能が必須の方:本体+駐車監視用電源ケーブルセット

電源ケーブルをそのまま使用できる後続品(代替品)になっております。

面倒な配線作業は一切不要になりますので、ドラレコ本体を取り替えるだけですぐに交換作業が完了します。

配線は触る手間はなく以前のUSB-MicroB電源ケーブルをそのまま流用して使用OKです(本体からケーブルを外すだけで再び新ドラレコでも問題なく使用できるという意味になります。購入前にメーカーにも確認済みです)

そのため、この機会に買い替えも大変おすすめでございます。

その後、当方でも買い替えてから数年経過しておりますが…?

バッテリーが内蔵されていないために故障知らずで大変満足しております。

駐車監視機能がバッテリー内蔵ではなくなりましたので、今後は余計なトラブルとは無縁になります。

現在までに一度も不具合 & トラブルなく正常に録画しつつ安心して使用出来ております。

もし駐車監視機能が必要な方は下記にて電源ケーブルで利用可能です。


駐車監視用の電源ケーブル

ケンウッド 駐車監視用電源ケーブル CA-DR350(駐車監視機能を動作するために必須)ケンウッド 駐車監視用電源ケーブル CA-DR350 & 車載電源ケーブル CA-DR250(駐車監視+車載電源セット買い)ケンウッド 車載電源ケーブル CA-DR250(付属シガーソケット以外で電源を取りたい方に必須)

現在入手可能な中古本体

【中古品】ケンウッド(KENWOOD)ドライブレコーダー KNA-DR300 スタンダード

 ドラレコ用バッテリー(配線加工の必要なし)

【配線加工の必要なしバッテリー】KENWOOD KNA-DR300 KNA-DR350 DRV-630 DRV-610(コネクター4ピン)適合互換バッテリー
【配線加工の必要なしバッテリー】KENWOOD KNA-610(コネクター3ピン)

 ドラレコ用バッテリー(配線コネクタの加工が必要版)

【配線要加工バッテリー】KENWOOD リチウムポリマー充電式バッテリーLipo搭載 3.7V 350mAh
【配線要加工バッテリー】3.7V 350mA 約31.9×約19.8mm×厚約5.8mm

バッテリー交換用の専用工具

ベッセル 精密ドライバー4本セット精密ドライバーセット 特殊ドライバー 磁石付き