バッテリー電圧を調べる時に大切なこと

● バッテリー電圧を調べる時に大切なこと
バッテリー電圧はエンジン始動時に最も消費する
バッテリー電圧の健康状態について
大前提の知識として絶対に覚えておいた方が良い
大切な内容を簡単に解説させて頂きますね。
まずバッテリー健康状態と言いますのは
キーOFF状態 = エンジンをかけない状態による バッテリー電圧(数値)が「正常値」になっております。
なぜならバッテリーの健康状態を
調べる目的(意味)と言いますのは…?
1.最初にセルボタン(エンジンスターター)でエンジンを始動できるかどうか? 2.セルスターターを押した時にセルモーターで回すだけの電圧(電気の力)がバッテリーにあるかどうか?
上記2点を調べるために必要になるからですね。
バッテリーが存在する意味として
カーナビ&ドラレコをはじめとして
ライト類を点灯させる目的以外に
エンジンスターター = セルボタンで 「エンジンをかけるために必要」になっています。
※ ライト類 = ヘッドライト/ウインカー/ブレーキランプになります。
その中でもエンジンを最初に始動させるためのセルスターター(セルモーター)が、もっともバッテリーの電圧を使う = 電気を消費する消耗部品パーツになっています。
このような理由から
基本的にはキーOFF状態のエンジンを セルボタン(エンジンスターター)でかける前に バッテリー単体の「健康状態(正常値)」を見なければいけないのです。
さらにバッテリー寿命が末期の頃になりますと
バッテリーに負荷をかけた状態の 電圧を見る事も重要になります。
具体的には
1.キーON状態でエンジンをかけずに電圧は、どのくらい減るのか? 2.エンジンをかけた瞬間 = エンジンスターターを押した瞬間電圧の下がり具合ですね。
その電圧目安として
11V~10V台までは正常であり 9V~8V以下で危険領域となりまして 6~7Vになってしまう場合には要交換となります。
※ 正確には9.6Vまでは正常と判断出来ます。
バッテリー満充電の12.8V(12V)を基準とした場合、
エンジン始動時に100A流れると電圧は3V減って9.8V(9V)となります。
以上の内容より9V台までは正常であると判断出来ます。
そして、エンジン始動直後の電圧が減った瞬間に
「何Vまで素早く回復するかどうか?」の電圧数値を見て総合判断ですね。
上記内容を調べるためにも
まずは基本中の基本となる
エンジンをかける前 = 無負荷状態である バッテリー電圧状態(健康状態)を見る事が大切になります。
エンジンをかけた後の電圧状態を調べる意味は
また別の問題で発電機を調べるために必要になります。
当然ながらキーをONにした瞬間のエンジンをかける前にも、さらに沢山の電気を消費します。
エンジンをかけずに車&バイクの電源のみをONにした状態ですね。
ブレーキを踏まずにエンジンスターター(セルスターター)を押した状態 = メーターが点灯してカーナビ&ドラレコのみ起動する状態の事を言います。
エンジンをかけるために絶対必要になる「点火系パーツ(ガソリンに火をつける部品)」だったり
車を運転するために必要になるヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプからカーナビ・ドライブレコーダー・スマホの充電といったようにですね。
当方では、まだバッテリーに関する知識がなかった頃に「何のためにバッテリーの電圧を調べているのか?」といった意味と目的すらも分からなかったです。
バッテリーの健康状態を調べるためには
・エンジンをかけた状態?(キーON状態?) ・エンジン始動前の状態?(キーOFF状態?)
どちらで調べれば良いのかすらも分からずに困ってしまった経験がございました。
さらにキーONのエンジンをかけた状態で、バッテリーの健康状態を調べているといった方も非常に多くいる事も判明しております。
これらは、もっとも勘違いしやすい重要な内容であるのではないかと思いまして
バッテリーの健康状態を調べるためには 「キーOFFのエンジンをかける前の状態で調べる事が大切!」
という事を皆様に知ってもらいたく解説させて頂きました。
バッテリー上がりトラブルの多くはキーOFF状態で電圧が落ちている事が多いからですね。
その一方でバッテリー電圧が十分ある状態にも関わらず、
バッテリー寿命を迎える事も稀にありますので、油断は禁物です。
もしも、バッテリー満充電後も
電圧が安定せずに電圧降下(低下)が激しい方に限り バッテリーに負荷を与えた状態 = エンジンスタートボタンを押した時の負荷状態を見る
上記はバッテリー寿命を迎える末期の頃に出やすい現象となります。
バッテリー電圧の「健康状態」をご覧頂ければと思います。
車&バイクのおすすめ充電器~バッテリー充電方法&電圧の確認方法の手順につきましては、誰でも理解出来るように詳しく解説しておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。
皆様が難しいと思っている以上に簡単な手順になります。
普段まったく整備をやらない方や女性から老若男女問わず、誰でも簡単に理解出来るように解説しておりますので、ぜひご覧下さいませ。
最後におすすめのバッテリー充電器&電気テスターについて
◆ バッテリーの充電に必要な物とは?
自動車 & バイク専用の 「バッテリー充電器」になります。
自動車用のバッテリー充電器だけになります。
原付~大型バイク・軽自動車・普通車まで
オールマイティーに対応していますので、大変おすすめです。
テスター同様に複雑な機能がなく使い方もシンプルで簡単です。
もっともコストパフォーマンスに優れた格安のおすすめの充電器とは?
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バッテリー上がりによるトラブルとは完全に無縁になっております。

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価格は4,500円~5,000円前後になります。
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性能(機能)&付属品に違いはありませんので、ご安心下さいませ。
一見すると高く感じてしまうのですが、
長い目で見て十分な元が取れますので、大変お買得だと思います。
最大の特長としてバッテリーの電圧を回復してくれるだけではなく
ワンタッチ接続にて自動的に最適な充電をしてくれます。
さらにバッテリーを復活してくれる回復充電機能を搭載(サルフェーション除去のパルス充電 = 電気の通りを悪くしてバッテリー液が結晶化してしまう不純物を除去して回復してくれる機能)となります。
当方ではバッテリー充電器と電気テスターをセットで購入したのですが、もう10年以上持っています。
+突然バッテリーが上がった時にエンジンがかけられるジャンプスターター(モバイルバッテリー搭載)もあると安心ですね!(別で詳しく解説しております)
貧乏性な自分が思いっきって購入したくらいですので、間違いないと思っております。
沢山ありすぎるバッテリー充電器については
セルスターが一番おすすめだと思っております。
他に電源の延長コードは絶対に必須ですね。
大抵10mあれば必要十分でございます。
電源延長コード10m / その2 / その3(3口)
さらなる高機能バッテリー充電器を希望される方は
◆ 原付~中型バイク~軽自動車まで
・OptiMate3(通常鉛バッテリー):充電時の最大出力0.8A/バッテリー容量2.5Ah~38Ahまで対応/充電可能な電圧2V~14.4V/サルフェ除去3段階+最大20V/バッテリー診断2段階 ・OptiMate4 Quad(通常鉛+リチウム対応):最大出力1.25A/対応4Ah~60Ah リチウムは2~15Ah/電圧0.5V~14.4V/サルフェ除去3段階+最大22V/バッテリー診断5段階
◆ 中型バイク~普通車以上
・OptiMate6 amp.(12V):最大出力6A/バッテリー容量3Ah~144Ahまで対応/電圧0.5V~14.7V/サルフェ除去3段階+最大22V/バッテリー診断5段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり ・OptiMate6(12V+24V対応):最大出力6A/対応6Ah~240Ahまで対応/電圧0.5V~14.4V/サルフェ除去3段階/バッテリー診断5段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり
・OptiMate7(12V+24V対応):最大出力10A/バッテリー容量10Ah~240Ahまで対応/電圧0.5V~15V/サルフェ除去3段階+最大22V/バッテリー診断5段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり ・OptiMate7 select(12V+24V対応):最大出力10A/バッテリー容量3Ah~240Ahまで対応/電圧0.5V~14.4V/サルフェ除去3段階+最大22V/バッテリー診断5段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり ・Optimate PRO1 DUO(12V+24V対応):最大出力10A/バッテリー容量3Ah~50Ahまで対応(リチウム2~20Ah)/電圧4V~14.4V/サルフェ除去3段階+最大22V/バッテリー診断5段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり
・Optimate1 DUO+(6V+12V+リチウム対応):最大出力0.6A/バッテリー容量2Ah~28Ahまで対応(リチウム2~8Ah)/電圧4V~14.4V(12V)+電圧4V~7.2V(6V)/サルフェ除去は簡易回復充電のみ/簡易診断段階 ・OptiMate5(6V+12V):最大出力3A(12V)+4A(6V)/バッテリー容量3Ah~120Ahまで対応(12V)+バッテリー容量3A~160Ahまで対応(6V)/電圧0.5V~14.4V(12V)+電圧0.5V~7.2V(6V)/サルフェ除去3段階/バッテリー診断2段階/容量サイズに応じた最適充電の最大出力調整機能あり
・Optimate リチウム専用(0.8A)/ 2.5A / 10A:最大出力0.8A or 2.5A or 10A/バッテリー容量1~10Ah or 2~30Ah or 3~120Ahまで対応/電圧0.5V~14.4V/バッテリー診断2~5段階&業界初のBMSカット解除モードを搭載
最後にまとめますと
・充電器:セルスター バッテリー充電器(DRC-300AMZ)【Amazon限定】 / 高機能版(バッテリー上がり時のジャンプスタート機能搭載)/ 大型トラック対応 / 最上位高性能版(12V&24Vの両対応)
・電気テスター(電圧用):デジタル電気テスター OHM(オーム電機)/ デジタルテスター(ワニグリップ付き)・・・一家に一台は絶対に必須です!シンプルで余計な機能がなく必要な機能のみで、とても使いやすいです(厚さも薄くて手の平のコンパクト携帯用サイズが嬉しいです)
・電気テスター(電流用):電気テスター1 OHM(安物)/ 電気テスター2(AstroAI)/ 電気テスター2(AstroAI 真の実効値+温度計搭載)・・・しばらく乗らずにバッテリーが上がりしやすくなった時の待機電力&電気がリークしたりの漏電を調べる時に使用します(バッテリー上がり予測日数も調べる事が出来ます)
・電気テスター(電圧+電流の高精度版): 電気テスター3(ELPA)/ 電気テスター4(SANWA)その2 その3 / 電気テスター4(SANWA 真の実効値+温度計搭載)・・・電圧+電流の両方を搭載した高機能版になります。正確で高い精度数値を求める方は必須になります。個人的には計測器専門会社で長年の歴史で定評があるSANWA(三和電気計器株式会社)を購入しておけば間違いないと思っています。
・ジャンプスターター:12V エンジンスターター 12800mAh大容量 / 大容量21800mAh / 大容量26800mAh
・バッテリー寿命が分かるCCAテスター測定器: CCA1 / CCA2 / CCA3 / CCA4 / CCA5 / CCA6 / CCA7
電気テスターの使い分けとしましては
過去に色々な電気テスターを購入してきた経験から申し上げますと
ちょっとした車&バイクの電圧を測定したい方や電気テスターの入門用&携帯用にコンパクトなOHM(オーム電機)のTDB-401を持っておけばOKです。
しっかりと正確な数値を求められたい方は自宅用にSANWAのCD771 その2 その3 / CD772(真の実効値+温度計搭載)を購入しておけば、絶対に後悔はなく間違いありません。
上記の携帯用&自宅用の2個持ちがベストで最強という事が経験から判明しております。
ご予算的に厳しい方は最低でもAstroAI / AstroAI 真の実効値+温度計搭載の購入をおすすめいたします。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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