Wi-Fi5→Wi-Fi6にする唯一のメリット

● Wi-Fi5→Wi-Fi6にする唯一のメリット
Wi-Fi5で安定しているのにWi-Fi6にする必要ある?
Wi-Fi5からWi-Fi6にする
唯一のメリットになります。
Wi-Fi5とWi-Fi6の最大速度については
・WI-Fi5: 最大9.6Gbps ・Wi-Fi6: 最大6.9Gbps
正直申し上げまして
体感的な速度的には大きな違いはありません。
Wi-Fi5 → WI-Fi6に乗り換えたとしても
少しだけ速度が早くなった”気がする程度の差”になります。
一部環境によっては速度が10%~30%アップする事もありますが、体感的な変化はありません。
Wi-Fi5 → Wi-Fi6にするメリットとして
WI-Fi6接続で「2.4Ghz帯が利用可能」になります。
意外にも気にせず使用されている方が多いのですが、
Wi-Fi5接続のままでは
Wi-Fi5接続が2.4Ghz帯に対応しておらず
一昔前のWI-Fi4接続になってしまいます。
その点、Wi-Fi6接続になりますと…?
2.4Ghz帯 + 5Ghz帯の両方を活用する事が出来ます。
これにより2.4Ghz帯で
回線速度がアップしますので
WI-Fi6にする事で恩恵を受ける事が可能になります。
2.4Ghz帯と5Ghz帯の使い分けについては
5Ghz帯では
皆様が普通に利用している
一般的なネット接続によるWebサイト閲覧&動画がメインになります。
2.4Ghz帯で接続するとWebサイト閲覧には問題ありませんが…?
動画を見ると明らかに速度が遅くなっているという事が感じ取れます。
そのため、一般的なWi-Fi接続は5Ghz帯が基本となります。
それでは、2.4Ghz帯では
どのような内容で使われているのか?
PC周辺機器のプリンタだったり
エアコン・テレビ・電子レンジをはじめとして
電化製品全般の家電で使われている事が多いです。
Wi-Fi4(2.4Ghz)→ Wi-Fi6(2.4Ghz)にする事で
回線速度が速くなったというよりは
アプリ起動直後の”反応が良くなった実感”を得られます。
正確には電化製品へ接続する際に

Wi-fi接続時の待機時間 = ドーナツマークの待ち時間がかなり減って短くなりました。
当方ではエコキュートによるスマホのアプリ上で操作できる
接続直後~操作後の反応が爆速になった実感を得ております。
2.4GHzと5Ghzの性能違いについては
◆ 5Ghzの特長&速度として
(メリット&デメリット)
5Ghz規格の種類&最高速(最大速度)
・IEEE802.11ax = 9.6Gbps ・IEEE802.11ac = 6.9Gbps
・IEEE802.11n = 600Mbps ・IEEE802.11g = 54Mbps
5Ghz規格の特長として
・回線速度:600Mbps~9.6Gbps ・回線速度が速いです。 ・通信距離が短いです。
・壁や床などの障害物に弱いです。 ・電波干渉を受けにくいです。
◆ 2.4Ghzの特長&速度について
(メリット&デメリット)
2.4Ghz規格の種類
・IEEE802.11ax ・IEEE802.11n / IEEE802.11g / IEEE802.11b
2.4Ghzの特長として
・回線速度:11Mbps~9.6Gbps ・回線速度が遅いです。 ・通信距離が長いです。
・電波干渉を受けやすいです。 ・壁や床などの障害物に強いです。
乗り物で例えますと
・2.4Ghz = 自転車 ・5Ghz = 車
くらいまでの違いがあります。
2024年に誕生したばかりで
今後主流になるであろうWi-Fi7(11be)より
なかなか普及しない6Ghzは「F1レーサー」とまで言われる始末です。
WI-Fi7の最大速度が36Gbpsと、まず使い切れない速度となっています。
※ 正確にはWi-Fi6進化版のWI-Fi6Eから6Ghz帯に対応となります(WI-Fi6E = 最大9.6Gbps)
Wi-Fi5からWi-Fi6に乗り換える
唯一のメリットとしましては
TWT機能になります。
◆ TFT機能とは?
Target Wake Timeと言われ
Wi-Fi6から初めて導入された「消費電力機能」になります。
スマホ&タブレット端末 = Wi-Fi接続側(子機側)の消費電力を抑えてくれる機能になります。
Wi-Fi6最大のメリットとも言える「利用端末のバッテリーを長持ちさせる機能」となります。
Wi-Fi接続時にバッテリー消費を劇的に減らせるメリットがあるとも言われるくらいですが、宅内環境のWi-Fi接続側が全てWi-Fi6接続に対応していない場合には接続が不安定になる事があります。
例えば、WI-fi環境の中にTWTをサポートしていない機器が混ざっていた場合にアクセスポイント(AP)がTWTの接続を開始しても、WI-Fi接続側では認識してくれず
結果的にWi-Fi接続が失敗するケースがあります。
これによりWI-Fi接続が不安定になる事がありますので、要注意となります。
参考情報として
・iPhoneSE2(第2世代) = 2020年発売
・iPhone11以降で対応しております。
つまりは、Android&電化製品を含めまして
2020年以降の機種よりTWTに対応している機種が多いです。
それ以前の機種をお使いの場合にはTWT機能は「OFF(オフ)」が良いです。
全てWI-Fi6接続で統一している場合には問題になる事はないのですが、いずれか1つでもWi-Fi6未満の古い機器が繋がっている場合には良きせぬトラブルが起きるケースがあります。
TWTをONにする事で、WI-Fi6接続による回線速度の性能低下にも影響してきますので、ご注意下さいませ。本来のWi-Fi6の性能が十分発揮できずに悪影響を与えます。
そのため、接続が安定しない場合にはWi-Fiルーター設定よりTFT(消費電力機能)はOFFにしておけば安心・安心になります。
確実に宅内でお使いの機種が2020年以降で、全てWI-Fi6環境と判明した場合にはONのままでも問題ありません。
実害のケース例として、TWTをONのままですと古い端末で接続した場合、WI-Fi接続アイコンは表示されているにもかかわらず「インターネット接続がありません」と表示されます。
この場合、一旦WI-Fiを無効から有効化しないと復旧しない状態になります。
今現在Wi-Fiルーターの買い替えを検討されている方について
当方が厳選に厳選を重ねたおすすめルーターとして
余計な高機能は一切不要にて
標準的なシンプルな機能を搭載した上で
現在のおすすめ商品は下記となっております。
◆ 必要最小限の格安ルーター
格安で必要最小限の機能で十分な方で
もっとも安くて少人数の方におすすめです。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 1.2Gbps(5Ghz時)/ 300Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大18台(6人) ・ストリーム対応数: 2ストリーム(2x2)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター AX1500HP / WX1500HP(Wi-Fi6)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター AX1800HP / WX1800HP(Wi-Fi6)
ADSL~CATV~光回線1Gbpsまで契約されている方になります。
少人数接続の方で高機能を求めていない方は
こちらの格安版を購入しておけばOKでございます。
余計な機能もついていないために消費電力もわずか11Wとなっています。
価格は1万円以下(6,000円~8,000円)にて
最大速度は1.2GbpsにてWi-Fi6対応で必要十分な機能を兼ね備えております。
一般の少人数家庭は渋滞しませんので、2ストリームで十分でございます。
WX(AX)1500と1800の違いについては
1.メッシュ機能
→ 複数のWi-Fi(アクセスポイント)を設置する事で、広い家で部屋中どこにいても途切れない安定接続を実現する機能 = 鉄筋コンクリ・金属・壁や障害物があって繋がりづらい場合に複数のメッシュ対応機器を設置する事でクモの巣のように部屋中隅々までWI-Fiをカバーしてくれる機能になります(広い家以外は不要)
2.QRコード読み取りの簡単設定
→ スマホ&タブレットからカメラのQRコードを読み取って接続設定ができる機能になります(管理画面に入って設定できる方は不要)
上記2点の機能有無の違いになります。
(1500にはついておらず、1800にはついています)
AXとWXの違いについては
本体の仕様(性能&機能)は変わらず
型番表記の”名称のみの違い”になっています。
A = Amazon限定版(Amazonだけで販売)
W = 一般販売向けの違いになっております。
※ Wi-Fiルーターでは問題ないのですが、Amazon限定版の商品は安い代わりに何かしらの「機能が省かれている」といった事が極希にありますので、他の商品を購入する時にはご注意下さいませ。
◆ 中級グレードのルーター
同時に接続する人数が多くいる方で
少しでも安定した速度が欲しい方におすすめです。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 2.4Gbps(5Ghz)/ 1.1Gbps(2Ghz) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm WiFiルーター AX3600 / WX3600(Wi-Fi6)
一般的な家庭では、こちらを購入しておけばOKでございます。
◆ 上位グレードのルーター
現在NECが販売されているWi-Fiルーターで
もっとも安定していると評判の上位グレードになります。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 4.8Gbps(5Ghz)/ 574Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター WX5400HP(Wi-Fi6)
高機能・安心・安定を求めている方で
接続人数が多い方で安定した速度を重視される方におすすめです。
特に最大速度を重視されている方向けになります。
◆ 最上位グレードのルーター
Wi-Fi6から進化したWi-Fi6E(11ax)となっております。
最高速度の10Gbpsに対応したWI-Fiルーターになります。
・最大速度: 4.8Gbps(6Ghz)/ 4.8Gbps(5Ghz)/ 1.1Gbps(2Ghz) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 合計8ストリーム or 12ストリーム ※ 6Ghz = 2ストリーム(2x2)/ 5Ghz = 4ストリーム(4x4)/ 2Ghz = 2ストリーム(2x2)
NEC Aterm WiFiルーター10Gbps有線LANポート対応(Wi-Fi6E)
光回線10Gbpsを契約されている方で
高機能・安心・安定を求めており、接続人数が多くても
常に安定した速度を重視される方におすすめです。
そこまでの高機能が必要ない方は
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX5400T6 / WX5400T6(Wi-Fi6E)/ その2 / その3
上記で必要十分だと思います。
◆ 安定版のWi-Fi5ルーター
Wi-Fi6の最新機能は必要とせず
少し前の古い製品にて安心・安定の
Wi-Fi5(11ac)で十分な方におすすめです。
・最大速度: 1.7Gbps(5Ghz)/ 600Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大18台(6人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm WiFi ルーター AG2600HS2(Wi-Fi5) NEC Aterm WiFiルーター WG2600HP3(Wi-Fi5) NEC Aerm Wi-Fiルーター WG1800HP4 / WG1800HP3 / WG1800HP2
Wi-Fi6は必要なく安心・安定の
Wi-Fi5で十分の方におすすめでございます。
普通に使用する分には、まったく問題ございません。
Wi-Fi6と速度の体感的にも大きな変化は感じられません。
その中でも特に「WG2600 & WG1800シリーズ」は安心・安定の動作で評判が高いです。
注意点として、WG1800HP4を使用する場合にはオートチャンネルセレクト機能を無効すればOKです。
WG2600HP3とHP4の違いについては
WG2600HP3は安心・安定の高性能CPUにてQualcomm=クアルコム・メッシュ非対応となっています。
WG2600HP4は、新たにメッシュ対応となりますが、CPUチップはHS系と同じMT7621にスペックダウンとなっております。
※ Atermシリーズでは昔からQualcommが”当たり”と言われるモデルになります。
これまで当方では旧製品のWG1800HP2(WG2600HP3)を2016年から長年に渡り使用しておりましたが、まったく9年以上使用しても故障知らずでした。
その前に使用していたNEC製Wi-Fiルーターは型番を忘れてしまいましたが、5年目で故障してしまいました。
何の前触れもなく「カチッ!」という不思議な音がしてダメになってしまいました。
突然エラー(赤ランプ点滅)が出てしまいWi-Fi接続が出来なくなってしまい故障しました。
当時で1万前後で購入した記憶があります。
以上を簡単にまとめますと
WI-Fi6でしたら
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX1500HP / WX1500HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3
NEC Aterm WiFiルーター AX1800HP / WX1800HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX3600HP / WX3600HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3 NEC Aterm Wi-Fiルーター WX5400HP / WX5400HP(Wi-Fi6)
Wi-Fi6Eでしたら
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX5400T6 / WX5400T6(Wi-Fi6E)/ その2 / その3
NEC Aterm Wi-Fiルーター AM-AX11000T12 10Gbps有線LAN対応(Wi-Fi6E)
Wi-Fi5でしたら
NEC Aterm WiFi ルーター AG2600HS2(Wi-Fi5)/ その2 / その3 NEC Aerm Wi-Fiルーター WG1800HP4(Wi-Fi5)
NEC Aterm WiFiルーター WG2600HP3(Wi-Fi5)/ その2 NEC Aterm Wi-Fiルーター WG1800HP2(Wi-Fi5)
上記いずれかを購入しておけばOKでございます。
いずれも大変おすすめでございます。
※ AXとWXの違い = Amazon限定がAXとなりまして、その他の販売がWX。製品は、まったく同じ仕様で中身も同一商品になります(販売ルート+簡易梱包有無+付属LANケーブルが爪折り有無の違いのみとなっています)
WI-Fiルーターの価格関係なしに一番安い低グレード商品(1500/3600シリーズ)でも安定動作を確認出来ておりますので、ご安心下さいませ。
世間では5400シリーズが安心・安定と評判良いです。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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