NEC Wi-Fiルーターを安定させる解決策(接続が頻繁に切れる)
● NEC Wi-Fiルーターを安定させる設定手順(解決策)
Wi-Fi接続が頻繁に途切れるAterm病の解決策(初期設定の見直し)
NECのWi-Fiルーターについて
・Wi-Fi接続が頻繁に途切れて安定しない
・無線LANルーターのWi-fi接続が不安定
という方へ
Wi-Fiルーターの”初期設定を見直す”ことで 「安心・安定ルーター」に変わります。
NEC製ルーターを元に解説しておりますが、
その他メーカーをお使いの方にも応用して頂ける内容となります。
特に数分~数十分~数時間おきに Wi-Fi接続が頻繁に切れて不安定な症状になります。
最低でも毎日1回は途切れてしまう問題も発生します。
Wi-Fi5 → WI-Fi6へ買い替えてから
目立って多く見かけるようになりましたが…?
この現象は、Wi-Fi5ルーター時代から同様の症状が報告されております。
NEC AtermシリーズのWI-Fi5以前より
(エーターム)
一部機種でWi-Fi接続が途切れて安定しない事が報告されています。
とは言いつつも、Wi-Fi5でも問題ない機種は安定して稼働しています。
初期設定のまま何も変更しなくても安定している機種は存在しております。
当方ではWI-Fi5を9年使い続けておりましたが、
これまで一度も途切れる事はありませんでした。
なぜかWi-Fi6に切り替えた瞬間から接続切れが多発しました。
主な特長として
メインルーターの”有線LAN接続時”には症状が現れず
(ONU機器/ホームゲートウェイ)
WI-Fiルーター追加時のWi-Fi接続中に問題が発生する症状になります。
不安定になる原因には
大問題となる理由がございまして
メーカーごとに初期設定は異なりますが…
NEC製WI-Fiルーターを例に挙げますと
初期設定のままでは、「Aterm病」が発症します。
具体的な症状として
NAT/NAPT変換テーブルのログ記録が溜まりすぎた時に 耐えきれなくなってしまい「本体が勝手に再起動される現象」となります。
※ NAPT = IPマスカレードと言われ、IPアドレスを変換する技術になります。
何らかのサービスを利用する際にポート番号を利用する事で世界で提供されたグローバルIPアドレスを別のプライベート用ローカルIPアドレスに紐づけて変換する技術になります。
NEC製無線ルーター特有の「Aterm病(NAT/NAPTテーブル溢れ病)」については、別で詳しく解説しております。
NEC Atermのルーターは作りが丁寧で、安定した動作をする事でも有名なのですが、唯一のデメリットとして2000年代より問題になりました。
その結果、
定期的な頻度で ネット接続が途切れて安定しなかったり 再起動を繰り返してしまう症状となります。
購入時よりWi-Fiルーターの動作が不安定のまま
いくら再起動を繰り返しても動作が安定しません。
環境によってはWi-Fi6(11ax)動作時のみ安定せず
Wi-Fi5(11ac)動作時は安定している症状になります。
またAterm病以外にも
Wi-Fi5 → WI-Fi6へ買い替えてから
初期設定のままでは”動作が不安定になる症状”が報告されています。
そんなAteam病 & 初期設定問題を解決するためのベスト設定対策となります。
しまいには、Aterm病対策として
1日の決まった時間に自動的に再起動する
「リフレッシュ(機能)」が実装されてしまうと話題になるくらいです。
しかしながら、初期設定では「OFF」になっておりますので、ご安心下さい。
これらの症状とは気づかずに
・NECルーターが安心・安定だった時代は終わった…
・ま~たぁ不安定だった時代のバッファローに戻るしかないのか…
※ まだWi-Fiという言葉が主流ではなく無線LANと言われていた2000年代初期の話になります。
・近年のNECルーターは品質が落ちてしまいWi-Fi6接続が安定しない
・もうNECルーターから最近よく見かけるTP-LINKに買い替えなきゃいけない
と勘違いしてしまう事があります。
まさに当方でも同じく”不安定な症状”に直面しておりましたが、
初期設定を見直す事で見事に改善しておりますので、お伝えさせて頂きますね。
ざっくりと変更内容を簡単にまとめますと…?
まずはルーター管理画面に入りまして
上記それぞれの設定に対しまして
詳細設定 > その他の設定より
もしくは
Wi-Fi(無線LAN)設定より
・Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)
・Wi-Fi詳細設定(5GHz)
上記それぞれの個別設定に対しまして
最下部にある
詳細な項目を表示しまして
下記の設定内容に変更すればOKです。
◆ NAPT設定より
・TCPタイマ(秒):3600(1時間) → 900(15分) ・UDPタイマ(秒):300(5分) → 75(1分15秒)
基本的には上記の余計に溜まるログを破棄する
NAPT時間を短くするだけで解決する事が多いですね。
それでも安定しない方は以下を変更する必要があります。
機種によって設定項目がない場合もあります。
◆ Wi-FI詳細設定(5GHz)より
・オートチャネルセレクト:使用しない ・使用チャネル:W52
オートチャンネルセレクト機能では
Wi-Fiルーター起動時に電波の良い状態のアクセスポイントを検出してくれます。
接続が不安定な時に周波数帯の「2.4GHz」or「5GHz」を自動的に切り替えて
通信を安定させる機能になりますが、Wi-Fi接続が悪い環境では逆に不安定になります。
Wi-Fiでは同じチャンネルを使って接続している時に他の家のWi-Fiルーター親機が近隣にある事で電波干渉して速度が低下する現象が起きます。
速度低下を防ぐ意味で事前に電波状況を検索して空いているチャンネルを最適に選択してくれる機能となっています。
集合住宅&周りにWi-FIがたくさんある環境ではチャンネル干渉によって接続が不安定になる事が多々ありますので、マンション等ではOFFが理想とされています。
基本的にはONのままでも問題ない機能となりますが、5Ghz帯で接続しているのにも関わらず、勝手に2.4Ghzに接続されてしまう現象が頻繁に発生する時にはOFF(オフ)にする設定がおすすめです。
例: 後半で解説する送信出力を100% → 75%~50%に低くする事により電波強度レベルが低く弱まる事で頻繁に2.4Ghz or 5Ghzに切り替わる症状が発生する事がありますので、その場合にはOFFが安定です。
・使用する(標準)= 起動時のみチャンネルをリサーチ(検索)してくれます。通信開始前に1分間のレーダーは検出を行う事により接続が安定しなくなる事があります。
・使用する(拡張)= 起動時 + ネット利用中(動作稼働中)も常に電波状況をリサーチ(検索)して、定期的に別のチャンネルへ自動的に変更します。通信中に快適なチャンネルを発見した場合にはネット接続が途切れてしまい安定しなくなる事があります。
・使用しない + 使用チャンネルW52 = 基本的に自動切り替えは行われないので、Wi-Fi接続が安心します。
使用チャンネルは5GHz帯では「W52」が安心・安定になります。
デメリットとしては
W52固定での速度の理論値は最大1200Mbps(1.2Gbps)となりますので、今後2.5Gbps&10Gbpsで利用する際にはWi-Fi6の理論値である最大2400Mbps(2.4Gbps)の本領発揮が出来なくなります。
W52以外のチャンネルと併用して、ようやく2.4Gbps出る事になっています。
W52は屋内のみになります(条件付きで一部屋外も可能)
W53も屋内のみで、W56は屋外でも使用可能になります。
W53とW56は気象レーダー&航空機レーダーとの干渉する可能性がありますので、近隣エリアに空港&米軍基地が近い場所では接続が不安定になってしまう事がありますので、W52が安心・安定になります。
使用チャンネルは5GHz帯では「W53/W56」は速さがありますが、通信が安定しない事があります。
具体的な症状として、レーダー波が受信する事によりルーター内蔵のDFS機能が動作して1分間の待機モードになってしまいWi-Fi接続が不安定になります。
※ DFS機能(Dynamic Frequency Selection) = レーダー波を検出して電波を停止させたり、チャンネルを切り替えて移動する機能になりますので、一時的にWi-Fi接続が途切れてしまいます。
DFSの稼働は、5Ghz接続時のW53/W56チャンネルのみで稼働します。
W52はレーダー波を使用しないので安定になります。
オクタチャネル機能:使用する(必要に応じて使用しない)
オクタチャンネル機能では
チャンネル幅を20MHzから160MHzに拡大する事で、
Wi-Fi6 最大速度2.4Gbps(約8倍)の通信速度を実現する機能になります。
速度を早くするためにはオクタチャンネルを「使用する(ON)」のままでも問題ありません。
というよりもオクタチャンネルが悪さをしている原因ではない事がほとんどです(あっても極希)
通信速度が早くなる代わりにチャンネル数が減りまして、電波干渉を発生しやすくなります。
回線速度の速度を求めている方は8チャンネル(160MHz)が必須となりますが、安定を求める方は4チャンネル(80MHz)or 2チャンネル(40MHz)が安心となります。
基本的には使用する(ON)のままで問題ありません。
TVモード: OFF
Wi-Fiに接続したテレビ&ひかりTVを利用していない方は
余計な機能となりますので、OFFがベストです。
無効にする事で速度がアップする事があります。
暗号化モード: WPA2-PSK(AES)
Wi-Fi接続時のパスワードを暗号化するための種類になります。
基本的には初期設定のWPA2-PSK(AES)のままで問題ありません。
安定しない場合には「WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)」にする事で安定する事があります。
その他に
・WPA2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)
・WPA3-SAE(AES)
上記に変更した場合には古い機種では接続出来なくなりますので、ご注意下さい。
暗号化無効化は、絶対にダメです。
暗号キー更新間隔(分)は30分のままで問題ありません。
◆ Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)より
・オートチャネルセレクト:使用しない
5Ghzのオートチャンネルセレクトを使用しないに設定した場合
2.4Ghzの方も同じく使用しない(オフ設定)にする事が大切になります。
5Ghzだけオフ設定にしても2.4GhzでWi-Fi接続が繋がってしまう事が多々あります。
デュアルチャネル:使用する
2.4Ghzで存在するデュアルチャンネルでは
チャンネル幅を20MHzから40MHzに拡大する事で
約2倍の通信速度を実現する機能になります。
基本的に速度を早くしたいためにはONのままでも問題ありません。
先ほど説明した5Ghz接続によるオクタチャネル機能の劣化版になります。
◆ 拡張設定より
送信出力: 100%(場合によって50%~75%)
送信出力は、Wi-Fi電波を届く範囲(距離)を調整する機能になります。
送信出力を下げる目的として
1.屋外に電波が漏れないための不正アクセス防止の意味合い
2.周囲との電波干渉を避けて安定させる目的があります。
送信出力を下げる事で電波の届く距離が短くなり、受信エリアが狭くなってしまいます。
常にフル稼働の100%のままですと
長時間ネット&動画を利用する方をはじめとして
本体が熱暴走して耐えきれずに再起動を繰り返してしまう事があります。
送信出力を低くしてもすぐ目の前の”至近距離で利用する分”には通信速度は変わりません。
少し距離が離れてしまう場合には徐々に通信速度が下がってしまうが判明しております。
送信出力を25%~100%に設定したとして
2m離れた至近距離での通信速度では、ほぼ変わらず一定。
5m離れた場所で速度が2~3割減(ほんの少し遅くなる程度)
※ 送信出力75%設定 = 2割減 / 50%設定 = 3割減となります。
10m離れた場所で速度が約5割減(約半分の速度まで低下します)
※ 送信出力75%設定 = 4割減 / 50%設定 = 4.5割減となります。
20~30m離れた場所では最高速から3割程度の速度しか満足に出ない事が判明しております(75%設定でも最大速度2割程度・50%設定で最大速度1割程度の速度の著しい低下が見受けられます)
送信出力を25%では10mから最高速3割までの著しい低下が見受けられますが、50%と75%設定では、そこまで”差”が変わらない印象を受けます。
日本の住宅(戸建て)は2階建ての高さは7m / 3階建ての高さは12.9mとされていますので、「5m~10m」を目安にすれば分かりやすいですね。
当然ながら送信出力100%設定でも30mも離れてしまえば、最高速度は1/3以下に低減します。
送信出力を下げるメリットとして
送信出力を下げる事で電波の距離が短くなり、必要最小限で運用できるために「本体の熱暴走対策 = 安定を図る意味」としての対策になります。
最初は100%で様子を見て、どうしても安定しないようでしたら75%で設定して、それでも安定しなければ50%に変更しても良いと思います。
但し、1~2階 or 1~3階の別々のエリアでWi-Fi接続を使用している場合には電波強度レベルが低くなり、アンテナ感度が悪くなりますので、注意が必要です。
送信出力を100%から下げてしまう事で、逆にWi-Fi接続の受信レベルが安定しなくなってしまう事態に陥るトラブルケースもあります。
WI-Fiルーターを収納BOX等の中に配置している場合には、さらに送信出力を低くする事で電波強度レベルが悪くなってしまい逆に安定しなくなる可能性もあります。
まずは100%で試してみて安定しなければ、75% → 50%と下げていく事をおすすめいたします。
もし、送信出力を低くした場合には少し離れた場所では電波の繋がりが悪くなりますので、オートチャンネルはOFFが安定となります。
以上の内容より
Wi-Fi接続が安定している方は100%のまま変更する必要はありません。
大家族で一気に複数同時の動画視聴をしない限り、熱暴走は気にしなくてOKです。
基本的には100%で様子をみて、問題があれば50% or 75%で調整がベストです(50%と75%では、そこまで大きな差はなし)
25%まで下げる行為は「受信感度&速度に著しい低下」が見受けられますので、NGと覚えておけば完璧です。
無線暗号化強化(PMF): OFF(基本はON)
無線暗号化強化(PMF)では
セキュリティ強化が仇となってしまい
一部環境において接続に不具合が生じて不安定になる事があります。
但し、iPhone & iPadではOFF(オフ)にする事で
正常に接続できない事がありますので、ご注意下さい。
当方ではOFFにするとWi-Fi接続が不可能になる事が確認出来ております。
Wi-FI接続先としてAP一覧が表示されるのですが、「接続できませんでした」となります。
◆ 状況によっては
Wi-Fi基本設定より
バンドステアリング: OFF
近年では安定しないからなのか?
初期設定ではOFF(オフ)のままになっている事が多いです。
そのまま変更せずにオフのままで大丈夫です。
オンにする事で余計なトラブルに陥りやすいです。
バンドステアリングについては
オートセレクト機能の進化版として
周囲の電波強度&混雑状況を定期的に判別してくれる機能になります。
Wi-Fi接続が不安定な時に周波数帯の「2.4GHz」or「5GHz」を自動的に切り替えて
快適に通信できるように選択してくれる機能になりますが、接続が環境が悪いと頻繁に切り替えを繰り返して不安定になってしまいます。
中級グレード以上では機能をOFFにして手動で設定した方が速度&安定度がアップする声も少なくないです。
その理由として、高機能トライバンドルーター(2.4GHz帯x1 + 5GHz帯x2)なら良いのですが、現在主流となっているデュアルバンドルーター(2.4GHz帯x1 + 5GHz帯x1)の場合には
バンドステアリング振り分けによっては低速側の2.4GHzを優先して速度が遅くなり、自動切り替えによって接続が頻繁に切れて安定が落ちてしまう事が多々あります。
以上の内容より同時接続台数が10台以上に向いている機能であり、少人数の3~4台程度であれば、バンドステアリング機能を利用するメリットはありません。
下記は重要内容となります。
Wi-Fi自動設定動作モード: 5GHz
初期設定は2.4GHzになっている事が多いです。
必ず「5GHzに変更」する事をおすすめいたします。
初期設定のままですと勝手に2.4GHzの回線速度が遅い方に繋がってしまいます。
TWT: OFF
TFTは、Target Wake Timeと言われ
Wi-Fi6から導入された「消費電力機能」になります。
スマホ&タブレット端末のWi-Fi接続側(子機側)の消費電力を抑えてくれる機能になります。
Wi-Fi6最大のメリットとも言える「利用端末のバッテリーを長持ちさせる機能」となります。
Wi-Fi接続時にバッテリー消費を劇的に減らせるメリットがあるとも言われるくらいですが、宅内環境のWi-Fi接続側が全てWi-Fi6接続に対応していない場合には接続が不安定になる事があります。
TWTをサポートしていない機器が混ざっていた場合にアクセスポイント(AP)がTWTの接続を開始しても、WI-Fi接続側では認識してくれず、結果的にWi-Fi接続が失敗するケースがあります。
これによりWI-Fi接続が不安定になる事があります。
iPhoneSE2(第2世代) = 2020年発売・iPhone11以降で対応しています。それ以前の機種をお使いの場合にはOFFが良いです。
全てWI-Fi6接続で統一している場合には問題になる事はないのですが、いずれか1つでもWi-Fi6未満の古い機器が繋がっている場合には良きせぬトラブルが起きるケースがあります。
ONにする事でWI-Fi6接続いによる回線速度の性能低下にも影響してきます。本来の性能が十分発揮できずに悪影響を与えます。
そのため、接続が安定しない場合にはTFT(消費電力機能)はOFFにしておけば安心になります。
確実に宅内がWI-Fi6環境と判明した場合にはONのままでも問題ありません。
実害のケース例: TWTをONのままですと古い端末で接続した場合、WI-Fi接続アイコンは表示されているにもかかわらず「インターネット接続がありません」と表示されます。
この場合、一旦WI-Fiを無効から有効化しないと復旧しない状態になります。
はじめからTWTをオフにすることで、この問題は解決可能となります。
オートECO(エコ機能): OFF
消費電力を節約してくれる機能になります。
Wi-Fi接続がない時に自動的に低消費電力モードになります。
上記いずれもエコの消費電力が仇となり、
ON状態では動作が不安定になってしまう事があります。
上記も一緒に変更する事をおすすめいたします。
電気代が気になる方は、ひとまずONにしてから様子を見ても良いと思います。
マルチキャスト伝送速度(Mbps): 初期値6より数値を少しずつ上げます。
Wi-Fi接続と動画 & 映像配信が途切れて安定しない方は
マルチキャスト伝送速度を24Mbps~36Mbpsがベストです。
Wi-Fiルーター設置場所から距離が近い方は54Mbps(最高値)にすると速度が早くなる効果がありますが、WI-Fi接続が安定しないトラブルが出る場合もあります。
送信出力と同じく数値が上がるごとに電波の届く距離が短くなるリスク&ノイズの影響を受けやすくなりますので、電波が安定せずに遠く離れた方は最高値にする事で、逆効果になってWI-Fi接続が安定しなくなります。
最初から6Mbps → 54Mbpsに設定して接続が安定せずにトラブルが発生している方もチラホラ見かけます(その一方で、最初から一気に54Mbpsに上げてWi-Fi接続が安定した方もいらっしゃいます)
その場合には24Mbps~36Mbpsの中央平均値で様子をみながら少しずつ変更がベストです。
一般的に自宅で使用する分には”最高値54Mbpsにしても問題ない”と言われています。
安心・安定志向の方は、初期値6Mbpsのまま or 24~36Mbpsで設定すれば大丈夫です。
Wi-Fi接続が安定している方はマルチキャストの初期値6Mbpsから変更する必要はありません。
動画&映像配信を見る方で頻繁に映像が途切れて安定して視聴出来ない方が設定する項目となります。
Wi-Fiルーターの設置場所
当たり前ではありますが、スマホ接続端末から近ければ近いほど安定します。
Wi-Fiルーター本体を収納BOXに入れていたり、壁に近い方は受信レベルが悪くなります。
その結果、WI-Fi接続が不安定になって接続が安定しなくなってしまいます。
その場合には壁から30~50cm離すと安定する事があります。
どうしても接続が途切れて安定しない方は、設置場所を見直す事も大切ですね。
但し、設置場所問題で接続が途切れたり安定しないというパターンは本当に極希です。
ほとんどが初期設定の問題に原因があります。
以上の設定内容を見直す事により
見違えるまでに一昔前の安心・安定の NEC製ルーターに生まれ変わります。
ここでの大切な注意ポイントとしまして
まとめて同時に全てを変更するのではなく 1つずつ様子をみながら変更していく事をおすすめいたします。
一気にまとめて変更する事で根本的な原因が分からなくなってしまう事もあるからですね。
しなくても良い余計な設定をしてしまったために
せっかくの最高速度が活かしくれないパターンに陥ります。
そのため、1~2項目ずつ設定を見直していきながら
必ず設定変更後は約60秒前後掛かる「再起動」を忘れずにですね。
再起動をしないと設定が有効になりませんので、ご注意下さいませ。
もし、初期設定を変更しても安定しない場合には
「初期不良」or「故障」の疑いも考えられます。
一旦、Wi-Fi6(11ax)動作機能を無効(OFF)にしまして
Wi-Fi5(11ac)接続の動作のみで安定するかどうかも要チェックですね。
上記設定にてWi-Fi6動作時の初期不良を判断する事が可能となります。
その後、2024年現在では”初期設定の変更は不要”で、
ひとまずWi-Fi6接続が安定している事が確認出来ております。
唯一、1点のみ変更した箇所としましては
Wi-Fi基本設定より
Wi-Fi自動設定動作モードのみ
2.4GHz → 5GHzに変更する必要があります。
家電全般&プリンタ等を利用しない方は2.4Ghzを無効(オフ)にしても良いです。
メインの使用は回線速度が早い5GHzでWi-Fi接続すると覚えておけば完璧です。
2.4GHzは電化製品&プリンタ等Wi-Fi接続は低速速度で十分な機種でのみ使用します。
基本的に低速の2.4GHzは安定しており、高速の5Ghzでのみ安定しないトラブルが多いです。
その他、環境によって初期設定のままでは安定しない場合もあります。
特にYoutube動画&インスタ動画を閲覧時に安定しない事が判明しておりまして
Webサイト閲覧 & その他アプリの動作は問題なし。
もしWI-Fi接続が安定しない場合には
1.オートチャンネルセレクト(5Ghz&2.4Ghz): OFF ※ 勝手に2.4Ghz接続に切り替わってしまう方は必須。 2.使用チャネル:W52 ※ 使用チャンネルW56 → W52固定が安定します。 3.送信出力: 100%(50%~75%) ※ 安定しない場合は50~75%で電波レベルを見ながら調整がベストです。 4.マルチキャスト伝送速度(Mbps): 24Mbps~36Mbps ※ 安定しない場合は24~36Mbpsで電波レベルを見ながら調整がベストです。 5.TWT(消費電力): OFF ※ 2020年以前の古い接続端末が混ざっておらず、iPhone SE2&iPhone11以降をお使いの方はONでも問題ありません。
初期設定から上記のみ変更すればOKでございます。
特にWi-Fi接続が頻繁に途切れて不安定という方は
1.オートチャンネル: OFF 2.使用チャネル:W52に固定
上記2点の設定は重要となります。
オートチャンネルセレクトに良くありがちなトラブル現象として、5Ghz帯で接続しているのにも関わらず、勝手に2.4Ghzに接続されてしまう現象時にOFF(オフ)にする設定がおすすめです。
送信出力を低くする事で電波強度が悪くなってしまう方は、まずは100%で様子を見てから徐々に下げて変更する方法がベストです。
当方の環境ではWI-Fi接続は安定して落ち着いております。
WI-Fi5接続時のように一度も接続が途切れることなく快適に動作しています。
参考までに光回線のWi-Fi接続時に実測300~500Mbps(有線LAN接続では平均700~880Mbps)環境での実験となります。
今現在Wi-Fiルーターの買い替えを検討されている方について
当方が厳選に厳選を重ねたおすすめルーターとして
余計な高機能は一切不要にて
標準的なシンプルな機能を搭載した上で
現在のおすすめ商品は下記となっております。
◆ 必要最小限の格安ルーター
格安で必要最小限の機能で十分な方で
もっとも安くて少人数の方におすすめです。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 1.2Gbps(5Ghz時)/ 300Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大18台(6人) ・ストリーム対応数: 2ストリーム(2x2)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター AX1500HP / WX1500HP(Wi-Fi6)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター AX1800HP / WX1800HP(Wi-Fi6)
ADSL~CATV~光回線1Gbpsまで契約されている方になります。
少人数接続の方で高機能を求めていない方は
こちらの格安版を購入しておけばOKでございます。
余計な機能もついていないために消費電力もわずか11Wとなっています。
価格は1万円以下(6,000円~8,000円)にて
最大速度は1.2GbpsにてWi-Fi6対応で必要十分な機能を兼ね備えております。
一般の少人数家庭は渋滞しませんので、2ストリームで十分でございます。
WX(AX)1500と1800の違いについては
1.メッシュ機能
→ 複数のWi-Fi(アクセスポイント)を設置する事で、広い家で部屋中どこにいても途切れない安定接続を実現する機能 = 鉄筋コンクリ・金属・壁や障害物があって繋がりづらい場合に複数のメッシュ対応機器を設置する事でクモの巣のように部屋中隅々までWI-Fiをカバーしてくれる機能になります(広い家以外は不要)
2.QRコード読み取りの簡単設定
→ スマホ&タブレットからカメラのQRコードを読み取って接続設定ができる機能になります(管理画面に入って設定できる方は不要)
上記2点の機能有無の違いになります。
(1500にはついておらず、1800にはついています)
AXとWXの違いについては
本体の仕様(性能&機能)は変わらず
型番表記の”名称のみの違い”になっています。
A = Amazon限定版(Amazonだけで販売)
W = 一般販売向けの違いになっております。
Amazon限定版の商品については安い代わりに何かしらの「機能が省かれている」といった事が多くありますので、要注意であります。
◆ 中級グレードのルーター
同時に接続する人数が多くいる方で
少しでも安定した速度が欲しい方におすすめです。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 2.4Gbps(5Ghz)/ 1.1Gbps(2Ghz) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm WiFiルーター AX3600 / WX3600(Wi-Fi6)
一般的な家庭では、こちらを購入しておけばOKでございます。
◆ 上位グレードのルーター
現在NECが販売されているWi-Fiルーターで
もっとも安定していると評判の上位グレードになります。
・接続環境: Wi-Fi6(11ax) ・最大速度: 4.8Gbps(5Ghz)/ 574Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm 無線LAN WiFiルーター WX5400HP(Wi-Fi6)
高機能・安心・安定を求めている方で
接続人数が多い方で安定した速度を重視される方におすすめです。
特に最大速度を重視されている方向けになります。
◆ 最上位グレードのルーター
Wi-Fi6から進化したWi-Fi6E(11ax)となっております。
最高速度の10Gbpsに対応したWI-Fiルーターになります。
・最大速度: 4.8Gbps(6Ghz)/ 4.8Gbps(5Ghz)/ 1.1Gbps(2Ghz) ・利用台数: 最大36台(12人) ・ストリーム対応数: 合計8ストリーム or 12ストリーム ※ 6Ghz = 2ストリーム(2x2)/ 5Ghz = 4ストリーム(4x4)/ 2Ghz = 2ストリーム(2x2)
NEC Aterm WiFiルーター10Gbps有線LANポート対応(Wi-Fi6E)
光回線10Gbpsを契約されている方で
高機能・安心・安定を求めており、接続人数が多くても
常に安定した速度を重視される方におすすめです。
そこまでの高機能が必要ない方は
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX5400T6 / WX5400T6(Wi-Fi6E)/ その2 / その3
上記で必要十分だと思います。
◆ 安定版のWi-Fi5ルーター
Wi-Fi6の最新機能は必要とせず
少し前の古い製品にて安心・安定の
Wi-Fi5(11ac)で十分な方におすすめです。
・最大速度: 1.7Gbps(5Ghz)/ 600Mbps(2Ghz時) ・利用台数: 最大18台(6人) ・ストリーム対応数: 4ストリーム(4x4)
NEC Aterm WiFi ルーター AG2600HS2(Wi-Fi5) NEC Aterm WiFiルーター WG2600HP3(Wi-Fi5) NEC Aerm Wi-Fiルーター WG1800HP4 / WG1800HP3 / WG1800HP2
Wi-Fi6は必要なく安心・安定の
Wi-Fi5で十分の方におすすめでございます。
普通に使用する分には、まったく問題ございません。
Wi-Fi6と速度の体感的にも大きな変化は感じられません。
その中でも特に「WG2600 & WG1800シリーズ」は安心・安定の動作で評判が高いです。
注意点として、WG1800HP4を使用する場合にはオートチャンネルセレクト機能を無効すればOKです。
WG2600HP3とHP4の違いについては
WG2600HP3は安心・安定の高性能CPUにてQualcomm=クアルコム・メッシュ非対応となっており、WG2600HP4は、新たにメッシュ対応となりますが、CPUチップはHS系と同じMT7621にスペックダウンとなっております。
※ Atermシリーズでは昔からQualcommが当たりと言われるモデルになります。
これまで当方では旧製品のWG1800HP2(WG2600HP3)を2016年から長年に渡り使用しておりましたが、まったく9年以上使用しても故障知らずでした。
その前に使用していたNEC製Wi-Fiルーターは型番を忘れてしまいましたが、5年目で故障してしまいました。
「カチッ!」という不思議な音がしてダメになってしまいました。
突然エラー(赤ランプ点滅)が出てしまいWi-Fi接続が出来なくなってしまい故障しました。
当時で1万前後で購入した記憶があります。
以上を簡単にまとめますと
WI-Fi6でしたら
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX1500HP / WX1500HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3
NEC Aterm WiFiルーター AX1800HP / WX1800HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX3600HP / WX3600HP(Wi-Fi6)/ その2 / その3 NEC Aterm Wi-Fiルーター WX5400HP / WX5400HP(Wi-Fi6)
Wi-Fi6Eでしたら
NEC Aterm Wi-Fiルーター AX5400T6 / WX5400T6(Wi-Fi6E)/ その2 / その3
NEC Aterm Wi-Fiルーター AM-AX11000T12 10Gbps有線LAN対応(Wi-Fi6E)
Wi-Fi5でしたら
NEC Aterm WiFi ルーター AG2600HS2(Wi-Fi5)/ その2 / その3 NEC Aerm Wi-Fiルーター WG1800HP4(Wi-Fi5)
NEC Aterm WiFiルーター WG2600HP3(Wi-Fi5)/ その2 NEC Aterm Wi-Fiルーター WG1800HP2(Wi-Fi5)
上記いずれかを購入しておけばOKでございます。
いずれも大変おすすめでございます。
※ AXとWXの違い = Amazon限定がAXとなりまして、その他の販売がWX。製品は、まったく同じ仕様で中身も同一商品になります(販売ルート+簡易梱包有無+付属LANケーブルが爪折り有無の違いのみとなっています)
WI-Fiルーターの価格関係なしに一番安い低グレード商品(1500/3600シリーズ)でも安定動作を確認出来ておりますので、ご安心下さいませ。
世間では5400シリーズが安心・安定と評判良いです。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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