SNKがセガのドリームキャストと協力(連携)

SNKがセガのドリームキャストと協力(連携)
ネオジオとドリームキャスト夢の共演
格闘ゲームが下火になる頃には
SNKさんは自暴自棄に入りまして、何を思ったのか?
類は友を呼ぶではないですが、
SNKとSEGAの夢の共演として

「ドリームキャスト」と「ネオジオポケット」が通信できる連携をしちゃおう!
という子供たちに大人気だった任天堂さんの
初代ポケットモンスター(赤/緑)のあまりの人気に嫉妬してしまい
単に”通信ケーブルをマネして出したいだけ”だったのか?
まったくもって「意味不明な商品が発売」されたくらいでありました。
※ ドリームキャストとネオジポケットそれぞれに対応したソフトを用意して通信ケーブル(120cm)を使う事でポイントが送れる仕組みになっています。
ドリキャス → ネオポケ / ネオポケ → ドリキャスは対応ソフトによって変わります。
例:ドリームキャスト版の「CAPCOM VS SNK」とネオジオポケット版の「頂上決戦最強ファイターズ CAPCOM VS SNK」を通信してポイントのやり取りができる物になっておりました。
KOF98ことドリームマッチ1999(R-2) / KOF99(バトルDパラダイス) / ビックリマン2000(ビックリマン2000) / COOL COOL TOON(COOL COOL JAM) / CAPCOM VS SNK1(地上決戦 最強ファイターズ)/ CAPCOM VS SNK2(カードファイターズ)といった6タイトルしか対応していませんでした。
世間様がソニーの「プレイステーション」と「任天堂64」で賑わっている中、
当時ドリームキャスト & ネオジオポケットカラーを同時に所有している人は本当に極わずかの限られた人だけという条件であります。
誰がどう考えても条件に当てハマる = 買う人と言えば…?
ほんの一握りのファンの中でも”相当のマニアしか絶対に買わないであろう”という事が明らかに素人目からしても発売する前から分かっちゃうくらいまでの商品でありました。
これは、まさに…
そんなユーザーの気持ちを理解していないもんだからダメになってしまうんだよ
という総ツッコミはおいておきまして
この通信ケーブルは発売日なのにも関わらず、
ほとんどのお店では入荷していないせいなのか?
お店に全然、売っていないという「レア商品」でありました。
これには思わず、スーパーファミコン版の「龍虎の拳2」を思い出してしまったくらいです。
発売日に近所のゲームショップを探しに探しましたが、どこにも売っておらず…ようやく苦労した末に1件のお店で売っているくらい入手困難でした。
なんともSNKさんには踏んだり蹴ったりでありましたが、
そんな「SNKさん」と「SEGAさん」は何か通じるものがあるゲームメーカーであると確信しました。
たまたま偶然なのかもしれないのですが、
・イニシャルが同じ「S」から始まる共通点を持ち合わせる。
・斬新 & 最先端すぎるアイデアのアーケードゲームをいち早く発売。
・世間大衆の空気を読まなすぎて個性がありすぎる家庭用ゲーム機を平気で出しちゃう。
どちらもアイデアが斬新すぎる&最先端すぎたあまりに失敗に終わってしまいました。
もしも時代とタイミングが少しでも違っていたら…?
今頃はゲーム業界の天下を取って任天堂&ソニーを上回っていた可能性もあったかもしれません。
SNK創業者の川崎永吉へ続きます。