死刑制度の最終結論(本当に必要なのか?)

死刑制度の最終結論
死刑制度の賛否(本当に必要なのか?)
死刑制度の賛否(最終結論)についてになります。
当方なりに色々と考えた末に導き出した答えとして、冤罪事件に巻き込まれるといったチョコボールの金のエンゼルよりも確率は低いであろう内容を考慮しましても
少なからず人間という感情を持ち合わす生き物の世界ですから
戦争の「核保有」と同じように”一定の抑止力効果”といった期待の意味も含めまして
”死刑制度は必要”なのかもしれません。
犯罪を事前に防止する意味でも死刑制度は必要になってくるのではないかと思ってしまいます。
※ 抑止力とは? = 相手に悪質な言動を思いとどまらせる対策になります。犯罪の行動に移さずに未然に防ぐための自己防衛策となります。
絶対的に(100%)「死刑賛成だ!(死刑反対だ!)」という両極端の強い想いがある訳ではないのですが…9:1 or 8:2の割合となっています。
それこそ、絶対に100% 死刑賛成派となった日には冤罪事件も受け入れる覚悟も必要となりかねません。
それでも、誤認逮捕&冤罪事件というものは滅多にある事でもないですね。
誤認逮捕&冤罪事件に共通している内容として、常日頃の行いと過去の余罪が関係して極悪人の犯人扱いされてしまう事が多いです。もちろん、これ以外のケースもありますが、本当にごく稀です。
例え、研究データで「死刑制度が一定の効果がない」と言われていたとしても、疑ったら何もかもきりがありませんが、その研究内容が本当に100%完璧なものなのか、どうにも気になる所です。
人の死に関わる研究となりますので、犯罪率が高い治安の悪い地域等(エリア)で調査したかどうかも含みまして、具体的な検証内容が気になる所でもあります。
なぜなら、身近な分かりやすい例で申し上げるならば…?
という当方独自の実験結果より
一定の抑止力というものは絶大なる効果を発揮する
という事が長年の実体験による実証(経験)から判明しているからであります。
まるでクソガキどもを糾弾するホームページの恐ろしさのようにです。
人様に対しての事前に防止する意味での抑止力というものは「実に効果バツグンだった!」という事を身をもって感じていますね。
決して、人の生命に関係してくる死刑制度と比べられるレベルではありませんが…
それでも毎日、起こっているであろう凶悪殺人事件こと犯罪件数に比べましても…?
冤罪という”当事者になる確率は限りなく低い”のではないだろうかとも考えられまして、それよりも、逆に”犯罪被害者側の立場になる確率”の方がはるかに高そうです。
参考までに殺人事件については
1954年(昭和29年)の年間3,081件が最多ピークになっています。
その後は徐々に減っていきながら1989年(平成元年)に入ってからは年間1,200件~1,450件の横ばいの状況が続いていました。
2000年(年間1391件)→ 2005年(年間1392件)→ 2010年(年間1068件)→ 2020年(年間929件)→ 2022年(年間853件)と近年は減少傾向になっています。
意外と知られていないのですが、全ての犯罪を含めた刑法犯は1990年代後半から2000年代前半頃までが最多となっています(もっとも危険な暗黒時代となります)
これらを天秤にかけた時に
死刑制度は残すのがベストではなく”ベターなのではないか”という結論に至りました。
※ ベター(better) = ベスト(BEST)の選択肢とは言えないですが、ないよりはマシ(比較的良い方)
まさかに世論調査の”約8割の方が死刑制度に賛成”している通りの結果になりまして、極悪人には「死刑もやむを得ない」といった感じです。
それも何度も再犯を繰り返す輩ではないですが、残忍な殺害対策としてですね。
なぜなら、刑務所から出所した人の「2人に1人が再犯を繰り返す現状」となっております。
一度、刑務所へ行ったら悪い人とのネットワークが必然的に広がり、再犯率もアップしてしまう現状となっています。
具体的な内容として
元受刑者による再犯率は「49.1%」
2人に1人が再犯者となっている事も忘れてはなりません(法務省発表の犯罪白書2021年度より)
死刑制度に賛成せざるを得ない
決定的な理由の1つとしまして
日本は犯罪を受けた「被害者」ではなく
殺人の罪を犯した犯罪者(加害者)に非常にあまかった!
もはや…”放置国家”ならぬ法治国家になっておりますので、尚更ですね。
なぜかこの世は被害に遭った側だけが「損」をしてしまいかねませんので、なるべくならトラブルや事件に巻き込まれないようにするために唯一の自己防衛策ではないですが…
日頃の行いこと”普段の何気ない言動”には十分気をつける必要があります。
人類は、失う物が何もない人ほど「この世は最強伝説(理論)」となってしまっています。
お金(資産)が「1円もない人がやりたい放題」になっている現代においては、そんな人物が損害賠償請求をされても痛くも痒くもありません(近年増えつつあり多額な詐欺被害は詐欺師に騙された日が最後です)
まさに、お金がない所からは”1円も取れませんので、被害に遭った日には完全なる泣き寝入り状態”と頭の隅に覚えておくと良いかもしれません。
さらに近年では極稀に裁判の判決がおかしい闇も指摘されており、法治国家ならぬ”放置国家”になってしまっている判例(事例)も多々ありますので、本当に油断なりません。
この背景には時代に合わせてアップデート(更新)されていない昔ながらの古臭い法律も関係しているとも言えます。
世界中の研究者による科学的な研究では
(死刑と殺人発生率の関係に関する研究より)
死刑制度は、他の刑罰に比べても犯罪を抑止する「確実な効果(証明)がされていない」
と言われています。
アムネスティ インターナショナルより
(1996年&2002年の調査)
「死刑が終身刑よりも大きな抑止力を持つことを科学的に裏付ける研究はない」
「抑止力仮説を積極的に支持する証拠は見つかっていない」
「そのような裏付けが近々得られる可能性はない」
として
犯罪発生を抑止するために「死刑が必要である」という事は”必ずしも正しいとは言えない”
つまりは
死刑制度があるからといって必ずしも
”殺人発生率が減少する事には繋がらない”
といった事が立証されているというのです。
これにより世界では死刑反対の動きが増えているという事を意味しております。
別の統計データとして
アメリカでは死刑廃止(地域)よりも
終身刑 = 無期懲役刑(地域)の方が”殺人発生率が著しく高い統計データもある”
とも言われています。
アメリカの地域ごとの統計データにおいては、単純に治安が悪い地域(犯罪率が高いエリア)問題も大きく関係している可能性も否めません。
さらに20年以上前の研究となりまして
必ずしも日本にあてはまるかと言われると正直、微妙な所なのかもしれません。
死刑賛否問題を調べれば調べるほど人権団体&弁護士会による死刑反対派による解説サイトばかりが出てくる事が判明しております。
死刑反対派による約2割(20%)の世論調査とは全く異なってしまっている違和感を少しばかり気になってしまった所でありますが、そのくらい死刑反対派を強く訴えている方の声が多くいらっしゃるという事を意味しています。
いつもながらの閃いたではないですが、
もう1つだけ申し上げられる内容として
世界的に死刑廃止の流れになっているとは思いますが…?
日本という特殊で小さな島国においては
世界各国とは”少し事情は異なる”かもしれません。
それこそ、一昔前にあった折りたたみ携帯ことガラケーと軽自動車のようにです。
日本独自のガラパゴス文化によるオリジナル作品こそが
実に日本の死刑制度に適しているのかもしれません。
※ ガラパゴス = 日本独自による機能・サービス・制度等にこだわった結果、海外では受けいれられにくい状態になっている事を皮肉を込めて言われる言葉になります。
今後、日本の人口が徐々に減っていきまして
その間に昔ながらの”日本の大切な伝統”と”一般常識が通じないであろう外国からの移民”が増えつつ、これ以上の凶悪犯罪が増えた日には、もう手に負えなくなってしまいそうです。
さらには
近年では犯罪者が”死刑目的”の死刑になりたくて
無差別大量殺人事件&放火事件を起こされるくらいです。
極論になりますが、
死刑制度があるからこそ無差別大量殺人事件が起きるんだ!
とも言われた日には何も言い返す言葉がございません。
でも、そういった方々においては
例え、死刑制度が廃止になったとしても
どの道、殺人事件を起こす可能性が高いのではないかと思われます。
まるで「包丁があるから殺人事件が起きるんだ!」という極論に近いものがあります。
死刑制度については
反対派の意見の中には廃止された代わりとして
無期懲役ではなく”終身刑を希望される方”も多いようなのですが…?
今度は”終身刑にした途端に終身刑目的”で
凶悪犯罪がもっと増えそうな気がしないでもないです。
まさに2020年の新型コロナ以降から値上げラッシュブームで
近年、円安から不景気になっていく日本の現代においては
今後は「死刑にはならないから」
凶悪殺人を犯しても全然怖くないし
一生働かないでも「明日、食べる飯にも困らない(衣食住完璧!)
といった気軽な感覚で重犯罪を犯して拘置所に人々が溢れかえりそうな日常を妄想しかねる所でありました(既に刑務作業すらも必要ない拘禁刑が導入されてしまっています)
これは後悔、先に立たずではないですが、死刑囚が真に受けているであろう毎朝、「死刑宣告」の足音に怯えて暮らす恐怖感は一切なくなりまして、凶悪犯の敷居が下がってしまう事を意味しています。
唯一、死刑反対派の立場として考えた時に気になった内容として
死刑囚に陥ってしまった人物像 = 生き様の経緯や生い立ちを含めまして
それこそ、死刑制度の賛否と同じく"科学的研究で死刑囚になってしまった極悪人を解明"して、将来的にも二度と同じ過ちが起きないように明らかになってほしいものであります。
そうは言いつつも、これは…自然災害こと多大なる予算をかけても
いまだに解明されないであろう「地震の研究」と同じで、結局の所は難しいのかもしれません。
何の科学的根拠もなく大変恐縮ではありますが、
大量殺人事件が起こる原因(無差別犯の共通点)で説明した通りになりますが、”幼くして生まれ育ってきた環境”が多大なる影響を与えて関係しているような気がしてなりません。
当然ながら過酷な環境でも、まっとうに育つ方々も一定位数いますので、必ずしも一概に因果関係を申し上げられませんが、全体の割合で言うならば多い傾向にある事には間違いなさそうです。
でも、これらが解明されて明らかになった所で、病気の予防と同じくして対策のしようがないかもしれません(人間は健康だと気にもせず実際に痛い目に遭って困らないと予防が出来な生き物問題に通じます)
一方で、”冤罪疑惑がある死刑囚”こと和歌山毒物カレー事件の林真須美(死刑囚)は死刑賛成派(死刑存置)というのだから驚きであります。
明日、死刑によって命が奪われるかもしれない…絶体絶命の自由が効かない檻(おり)の中から再審請求により「無罪」を訴え続けている死刑囚という立場でいながらも最悪な状況での重みと説得力がある意見となりました。
このように死刑制度の有無については、何とも難しい問題と言えます。