死刑執行(座間9人殺害事件)

死刑

死刑執行(座間9人殺害事件)

死刑執行

2017年に神奈川県座間市のアパートで男女9人を殺害して

強盗・強制性交殺人罪で死刑囚が確定した

白石隆浩(34歳)について

2025年6月27日(金)に死刑執行となりました。

事件は、2017年10月30日

SNS上で、自殺志願者を自宅に誘い出し

2017年8月下旬から10月下旬の2ヶ月にかけて

女性8人・男性1人(15歳~26歳)合計9人を殺害。

本事件は、10月21日に23歳の女性が行方不明になった事から発覚しています。

殺害動機は「金」と「性的目的」であると、はっきり語っています。

唯一、3人目の被害男性は、証拠隠滅のためとされています。

いずれもロープで首を絞めて殺害して現金は数百円~数万円を奪う。

遺体は風呂場で解体し、アパートの一室でクーラーボックスに9人の切断遺体を入れて保管(証拠隠滅)

実は、被害者9人以外に3人の女性は白石宅を訪れて殺害されなかった事実も発覚しています。

殺害しなかった理由として

「お金になりそうだったからですね(ヒモ)」

とノンフィクションライターへの面会時に語る。

1人目は、2ヶ月付き合った女性(その間、全てのお金を出してもらう)。2人目は部屋に10日間泊めて、生活費を出してもらった女性。3人目は口説いたけど白石の事を気に食わずに、そのまま帰った女性。

初めての殺人について「最初に殺害した女性は一緒に過ごした期間が長かったから情が移ったので、可哀想な事をしたという思いがある。2人目以降は、正直、何も思ってない」とサイコパスの一面も持ち合わす。

事件から1ヶ月後の2017年11月31日未明に死体遺棄で逮捕。

3年後の2020年9月に始まった裁判は3ヶ月の12月に「死刑判決(求刑通り)」

9人の被害者がいる事から裁判の長期化が懸念されましたが、白石被告は容疑を全て容認していたため、異例の早さの判決となっています。

弁護側は判決を不服として

東京高裁に控訴しましたが

白石死刑囚が取り下げた事により

2021年1月5日午前0時に死刑が確定しています。

4年6ヶ月後に死刑執行となりました。

元々、弁護人に「争う姿勢はない」という強い意思を示していました(弁護士が言う事を聞かずに解任等の一悶着トラブルを抱えていた)

日本の死刑執行については

2022年7月26日(火)

日本人死刑囚 1人を執行(秋葉原無差別殺傷事件)を最後に

「2年11ヶ月以来」の死刑執行となりました。

1998年以降では

死刑執行の空白期間が最長となりました。


2025年6月現在

全国の拘置所に収容されている

最新の確定死刑囚は「合計105人」

となっております。