あおり運転被害の実態調査(急激に増える)

危険運転(あおり運転)・交通事故58

あおり運転被害の実態調査

急激に増える

あおり運転被害の調査になります。

2023年~2024年にかけまして

再びあおり運転被害が急増している事が分かりました。

チューリッヒ保険会社で実施された

2024年あおり運転実態調査より
(18歳~69歳の男女2,230人対象)

Q. あおり運転された経験はありますか?

YESと答えた方が「72.5%」となりました。

2023年度の調査結果では「53.5%」となっており、約2割も増えている事が分かります。

特に半年未満で24.1%の方があおり運転に遭遇している事が分かりました。

半年~1年未満でも9.6%(約10%)となっています。

これらを足すだけでも約1年間で「約3割(35%)」の方が、あおり運転被害を受けていた事になります。

ここ最近、急激に増えてきている事が分かります。

逆に「あおり運転された経験はない」と

答えた方が3割(27.5%)もいる事に驚きました。

当方の想像では3~5%もいないのではないかと思っておりました。

誰もが一度は、あおり運転被害を経験してもおかしくなさそうですが…

これはあおり運転行為の内容を含めまして

「自分が被害を受けた事に気づいていないだけ」なのかもしれません。


Q. 悪質なあおり運転事件の報道を受けて

以前よりも意識して運転するようになりましたか?

・意識するようになった: 79.8%

・意識は変わっていない: 20.3%

Q. 2020年6月末に厳罰化された

あおり運転によりは減少したと思いますか?

・減少したと思う:51.5%

・減少したと思わない: 48.5%

Q. あおり運転が減少したと思わない理由について

・危険な運転をする人の心理や行動は変わらないから: 68%

・衝動的なあおり運転することを抑制するのは難しいと思うから: 46.4%
・罰則の厳しさが十分ではないと思うから: 42.3%

・その他: 3.1%

Q. どのようなあおり運転をされましたか?

・接近して速く走るように挑発してきた: 76.5%

・必要のないハイビームをされた: 22%

・左側から追い越された: 19.3%
・不必要なブレーキをかけられた: 18.3%

・幅寄せされた: 17.8%

・執拗にクラクションを鳴らされた: 15.5%
・急な進路変更をされた: 11.5%

・その他: 3%

Q. あおり運転された時の対処方法について

・道を譲った: 44.3%

・何もしなかった: 32.5%

・ドアや窓を閉めてロックした: 11.5%
・他の未知に逃げた: 10.8%

・ドラレコ&スマホで撮影した: 9.3%

・路肩に停車した: 8.8%
・コンビニ&SA施設に逃げ込んだ: 5.3%

・警察に通報した: 4.8%

・ハザートをつけた: 2.8%

・その他: 3.8%
Q. あおり運転被害を受けた
きっかけと考えられる行動を教えて下さい
・制限速度で走っていた: 26.3%

・スピードが遅かった: 17.9%

・車線変更した: 15.8%
・追い越しをした: 15.8%

・車間距離を詰めた: 13.7%

・合流をした: 12.6%
・自分より相手がおとなしそう、弱そうに見られた: 6.3%

・一時停止&黄色信号で停車: 6.3%

・クラクションを鳴らした: 5.3%
・車種を見て: 3.2%

・相手の運転に対して注意した: 2.1%

・急ブレーキをかけた: 1.1%

・ハイビームを使用した: 0%

・その他: 9.5%

Q. あおり運転されないための

工夫している事を教えて下さい

・車間距離をしっかりとる: 52.%

・ドラレコを設置した: 45.8%

・ウインカーを早めに出す: 35%
・周囲をよく見て相手に譲るようにしている: 32.3%

・急な割り込みをしない: 28.8%

・不用意にクラクションを鳴らさない: 25.8%
・不用意にハイビームを使わない: 18.5%

・録画中等のドラレコステッカーを貼った: 10.5%
・特に工夫してない: 14.3%

・その他: 3.5%

ドラレコの普及で

あおり運転が減少すると思いますか?

・減少すると思う: 77%

・減少するとは思わない: 23%

今回の結果から分かる内容として

東名あおり運転死亡事故の真相(危険運転)

常磐道あおり運転事件の真相(妨害運転罪)

これらの事件も人々の記憶から

徐々に忘れ去られているのかもしれません。

あおり運転された時のベスト3か条

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。