遠方エリアは依頼されず近くの地元エリアしか依頼されない?
お客様が足を運んでくれる距離についてになります。店舗来客型サービスの場合、半径5km~15kmが限度のようです。
それも、ほとんどは半径5km以内がメインの顧客となっています。
ふと冷静に自分の行動を振り返ってみますと余程の事がない限り、まず遠方地域に足を運ぶことはない気がします。
病院を例に例えると分かりやすいですね。
当方のお客様であるでも実験して判明した事なのですが、半径15km以上は、いくら費用をかけても効果がない事が判明しております。徒歩や自転車ではなく、自動車で移動できるサービスですら15kmが限界なので、いくら良いサービスを提供しても絶対数の割合見込みは少ない気がするのです。
名医の病院だったり行列ができるラーメン店などは、元々、人から人の噂が伝わった口コミによるものなので、そこからメディアに取り上げられて一定の知名度がある事が前提になっています。(メディアに取り上げられた時点で、既に一定の知名度を獲得できています)
いくらサイトで専門知識を力説した所で、遠方のお客様が足を運ぶ割合は限られたものではないかと思います。※もちろん解説することにより少数の方は訪れる見込みはあると思います。
ただ、割合でいったら、ほんの限られた僅かな数になりますので、そっちに力を注ぐのは、とてつもなく割に合わないのではないかと思っています。
当方のような距離の関係のないサービスであれば別ですが、店舗来客型の場合は、尚更だと思っております。しかし、13年やっておりますが、最近では近場のエリアの相談が多いです。これにも理由があるのではないかと考えておりまして、
当方では全国各エリアを個別に地域ページ(業種ページも含む)を制作して対策しているのですが、最近では、神奈川(近場)の方の相談ばかりになってきました。以前までは西は九州~名古屋から大阪、北は北海道まで全国各地の相談があり色々と対応しておりましたが、
これだけ全国各地に対策をしていても、多くの方は近場の方に依頼する方が圧倒的だと判明しました。
それは、なぜ分かったのか?
ブロードクリエーションでは開業して間もない頃は携帯の電話番号しか掲載していませんでした。なので、遠方地域の方が検索エンジンから辿り着いたとしても深く考えずに問い合わせしたりしているのだと思いますが、
固定電話番号(市外局番から地域が分かるもの)を掲載した瞬間から遠方地域からの問い合わせが激減したことが判明しております。つまり、いくら全国各地を対象に対策をして上位表示させてたとしても距離が遠いと判明した瞬間、依頼候補から消えてしまうものだと思います。
全国エリアを対象に業種ページまで個別に制作していました。
http://www.broadcreation.com/area-list.html
※ここまでやっても遠方エリアの方は依頼しませんでした。
上記以外にも今で言われるSNSツールを先取りして
・ツイッター
・フェイスブック
・スカイプ
・メッセンジャー…etc
をサイト上で実験しましたが、まったく集客に結び付かなかった事も判明しております。
Facebookは既に知名度がある大手企業などはいくらでも活用方法はあるのですが、小規模・中小企業がビジネスに上手く取り込んで活用するのは難しいのが現実ですね。
世間では一時期ソーシャルメディアサービスと騒がれていましたが、現実を見るとFacebookを活用するためのセミナーや書籍ばかりが、一方通行で盛り上がっている感じが否めないと思います。
しかし、”写真で多くを表現して魅せる業種”の場合には、Facebookで定期的な投稿をするのは集客に有効だと考えております。
最近ではLINEが流行っていますが、まだLINEが普及する前にリアルタイムで対話できるツールはないかと思いまして、メッセンジャーやスカイプを利用してサイトへ貼付けていました。
全ページの最下部に以下の通り配置しておりました。
ここにメッセンジャー画面(アイコン) ↑今すぐサイトに関するお悩みを解決!リアルタイムでやり取り可能です!↑ 1.お客様のサイト・パソコンに関する悩みを質問・相談できるリアルタイムチャットです! 2.登録は一切不要で、会話をしますをクリックして名前を入力するだけで簡単に利用できます! 3.どんな些細なことでも構いません!まずは1人で悩まずプロにご相談・お問い合わせ下さい! <現在の状態> その1.「Windows Live メッセンジャー左上の人間アイコンをご覧下さい」 ※ 緑色(オンライン)の時は「近くにいますので、何でもお聞き下さいね」(退席中・取組中除く) ※ 灰色(オフライン)の時は「不在の時が多く電話が繋がりにくい状態です。誠に申し訳ございません」 その2.「カレンダー表(クリック後、左上画面をご覧下さい)」 ※ ■ は「外出不在日・急遽対応中」を意味します。 ※ 緊急の対応は完了次第・外出時は帰宅次第、リアルタイムで反映しております。
メッセンジャーは、全ページの最下部に以下の文章を追加して数年間実験しましたが、実際に利用された方は1名だけでした。メッセンジャーと言っても、お客様側で煩わしい登録が一切不要で、Web上で気軽にワンクリックにてチャットができる革命的なツールでした。
やはり自分が良いと思っていても、実際にお客様が求めているものは違いますね。店舗来店型の場合、依頼される多くの方というのは遠方からではなく、ほとんどの方が”近いから”という理由で依頼することが多いと思います。
出張依頼についても同様だと考えております。近いけれど高齢だったり身体が不自由だったりして出張を依頼される方が多いと聞いたことがあります。
なので距離については、そこまでシビアにならなくても大丈夫ですね。遠方の方というのは全体の数%いるかいないかのレベルではないかと思います。(稀にいるかもしれませんが)
個人的に地名については、ざっくりと説明を入れてあるだけでも十分な気がします。
不思議なもので何かを依頼したいと思う方は、近ければ近いほど依頼しやすいという確率があるようですね。
当方でも全国展開で実験して分かった事なのですが、最初の頃は遠方からの依頼もあったのですが、ここ数年は近場からの相談ばかりですね。遠方の方もサイトを見られていますが、ほとんどの方がトップページだけ見ていなくなります。
ここでも、さらに勉強になったお話でした。