タクシーが歩道に突っ込む死亡事故(意識を失う)

タクシーが歩道に突っ込む死亡事故
意識を失う
2021年9月11日 午後4時20分頃
東京都千代田区九段南1丁目で
タクシーが歩道に突っ込んで
歩行者&自転車を跳ねる事故がありました。
タクシー運転手(64歳/男性)は意識不明の重体だったのですが、
9月12日(日)午前中にお亡くなりになりました。
死因は「くも膜下出血」という事でありました。
くも膜下出血 = 脳が出血する病気になります。
40歳以降から発症者が増え始めるといわれています。
また、頭部外傷や先天的な血管の形態異常などが原因で引き起こされる事もあります。
発症すると、意識のある場合は突然バットで殴られたような激烈な頭痛や吐き気・嘔吐が発生します。
出血量が多い場合は脳が圧迫されることで意識を失うことも多く、突然死の原因となり得るといいます。
さらに、手術などの治療によって救命できた場合でも後遺症が残るリスクが高く、非常に恐ろしい病気の1つとされています。
タクシー運転手の男性は母親(88歳)と二人で暮らしておりまして、20年前から東京都内で真面目にタクシー運転手をされていたそうです。
普段は午後3時から家を出てから夜中の午前2時まで勤務していたようです。
特に持病もなく、これまでも大きな事故も起こしたことはなかったといいます。
最近では新型コロナウイルスの影響居より売上も少なく、休みを返上して働くことも多くなっていたといいます。
母親曰く
本当に真面目な息子だった。お金がない中で、タクシーの支払いもあり、頑張って働いていたんですが…
一人息子でしたが、もう死んでしまった。亡くなられた方々が気の毒で、申し訳ないです
さらに事後当時の9月11日(土)は午後3時に自宅を出て体調が悪そうな様子も一切なく、普段通りに見えたといいます。
母親が買い物から終えて帰宅すると警察官が自宅を訪ねてきて事故を知らされたといいます。
事故発生から16時間後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
元特捜部主任検事 前田恒彦さんの解説によりますと…?
日本法医学会の全国調査&東京都監察医勤務の事例では
運転している方が死亡した交通事故の内、
運転中の急病死は全体の「8%」
死因の
5割が「心臓疾患」
3割が「脳血管疾患」
になります。
無事故で住む場合が多いそうなのですが、今回のように不幸な衝突事故に至るケースが「3割」もあるそうです。
圧倒的に中年男性で、プロドライバーに多く、「2割」がタクシー運転手だと言います。
プロドライバー=タクシー運転手は乗車時間が長く、それだけ発症の確率が高まる事も関係していますが、長時間運転&深夜勤務などのストレス等の健康面に対するリスク要因も指摘されてるといいます。
今回の事件では
刑事事件として、被疑者死亡により「不起訴」
になります。
個人タクシーにて交通共済保険に加入している事から
被害者&遺族には金銭的な賠償は行われる
と言います。
脳外科医 木村俊運さんによりますと…?
くも膜下出血の
「約9割」は脳の動脈に出来た「動脈瘤」が出血して起こるといいます。
50代~60代の方の脳をレントゲンのMRI撮影をすれば、
100人中「4人~6人」くらいが未破裂脳動脈瘤が見つかるようです。
ほとんどの方が5mm未満の小さなものなので何も症状がありません。
このように脳ドックで偶然見つかるとしても動脈瘤に気付くこともなく
持病なし
で終わる事になります。
以前にも同じような交通事故があり、タクシー会社が運転手さん全員に脳ドックを受けさせるという報道がありました。
しかし、「10mm」を超える大きな動脈瘤が見つかった場合、
医学的にも手術治療を勧める方が良いと考えられるのですが、手術をしたとしても後遺症などのリスクが伴うために小さな動脈瘤が見つかった場合にも職業が運転手だからといって、治療を強制するようなものではないらしいです。
つまりは、「全員にMRIを受けさせる」という対策だけでは上手くいかないそうであります。
他にも
アンパンマンのドキンちゃん/ドラゴンボールのブルマの声優をされていた鶴ひろみさんも同様に高速道路で運転中に突然発症したようなのですが、他の車と接触事故を起こさなかったのが奇跡ともいわれています。
今回の事故は「持病はなし」という事で運転手も何も悪くない事故となってしまいました。
でも、一番困ってしまうのは今回のような事故が今後も起きる可能性があるとなりますと…?
誰もがタクシードライバーさんと同じ加害者になりえる交通事故であります…
こういったケースの場合、何も対策案がなく、なんとも後味が悪い交通事故となってしまいました。
唯一、残された可能性としては
自動運転が1日も早く普及&実現して安全に運転してくれる事を願うばかりであります。
ちょっと明日は我が身 絶対に忘れてはいけない介護殺人(認知症)を思い出してしまいました。

