世田谷一家殺害事件 20年目のスクープ 怨恨説の犯行(廣瀬案)

世田谷一家殺害事件 20年目のスクープ(未解決事件SP)
恨みの怨恨説の犯行(廣瀬さん考察)
世田谷一家殺害事件について
2020年12月19日(土)
未解決事件SP 世田谷一家殺害事件
20年目のスクープ ~3つの影を持つ男~として
フジテレビで2時間スペシャル番組の特集が放送されました。
その中より

警視庁
捜査第一課 廣瀬 泰教
(元管理管)
”一方的” 怨恨説
恨みをずっと持っている
いつかやってやる
◆ 一方的な恨みの怨恨説
廣瀬さん考察案より
・男は犯行の強行を決意しては辞め、また思い描いた(何度もやろうと思いながら決心がつかず行ったり来たりを繰り返す)
・そして、犯行当日に宮澤さん宅を玄関から訪ねた。男はみきおさんに身勝手な恨みを持っていた人物と見る。
・顔見知りだった男は玄関から普通に靴を脱いで上がりこんだ。というのも中2F 浴室の窓を侵入口とするのは無理があると言うのだ。
・浴室のどこにも「土足の痕がない」という事。外の環境が土・泥・草があるのに、どこにもないのは不自然だと言う。加えて窓枠からも繊維痕は検出されていない。さらに窓からの侵入は自分の姿が周りから見られたり、柳刃包丁を持った状態でジャンパーを着用して雪だるまみたいな感じで無理がある。
・現場を精密に再現したセットでプロのスタントマンの協力をしてもらい犯人と同じ服装で実験しました。窓枠にジャンパーが擦れた状態&足痕を残さずには厳しそうな感じしたが、侵入に成功。
・窓枠に入った瞬間に思いっきりジャンパーの繊維をつけて、かなりきつそうであります。勢いをつけて浴槽に両手をつけて側転するように侵入していました。
・浴室に侵入の痕跡が全くないため、犯人は玄関から入ったとしか考えられない。
・つまり、犯人は宮澤みきおさんと、ある程度の顔見知りの仲だった。年末の夜に尋ねられる程の関係性があった。
・2F リビング(居間)の食卓机に案内されるとユニクロジャンパー(上着)を椅子にかけてマフラーを置く。そして、みきおさんはやり残した仕事を片付けるため、1Fの仕事場へ
・ここで男が隠しもっていた靴をバッグから取り出す。玄関で脱いだフリをして密かに持ち込んでいて1Fの床へ上がる所は高さがあり死角で履いてきた靴を隠せるといいます(本人も相当な計画をしているはずと言います)
・わざわざ靴を履いたのには理由があった。万が一の際、すぐに逃げるため。また、土足の痕を残すことで玄関から入った顔見知りの犯行とも見られにくくなる。
・男は礼くんが夜遅くまで起きていた事を知っていた。そのまま中2Fにある子供部屋で騒がれては困るといって礼くんを殺害。
・本当の目的である みきおさんを確実に殺害するために再び2F リビング(居間)に戻って準備に取り掛かる。
・持ち込んだ黒いハンカチを▼にして覆面のように顔を覆った。顔を知られているから隠したい。そして、予め穴を開けておいたもう1枚のハンカチで包丁の持ち手を包む。ヒップバッグの底には町長の先が貫いた穴が数多く開いていた(包丁を入れたまま長時間歩いた事を物語っていると言う)
・その頃、1Fで仕事をしていた みきおさんが作業を終えて、やけに静かだと不自然に思い2Fへ上がろうとした所で男に殺害される。殺害方法から、もっとも、みきおさんに強い恨みが感じられたと言います。
・自分の訪問を知る泰子さんの元へ行って容赦なく泰子さん&にいなちゃんを殺害
・何度も包丁を突き立てられた一家の遺体を見て単なる物取りの犯行ではないと確信したと言う(傷口の傷・みきおさんも、ほぼ即死に近い状態から、どうみても怨恨)
・中2Fの廊下には男が顔を隠すために使ったと見られるハンカチが両端がよじれた形で落ちていた。
・一家を惨殺した男は指紋や血の痕を躊躇する事なくあちこちに残した。男は自分に犯罪歴がなく、それらを元に身を知られない確信があったからだ。
・男は、みきおさんへ恨みを晴らす殺害動機を隠すために「物取りによる犯行を偽装」しようとした。そのため、浴槽に書類を投げ込んだり各部屋を物色した行為は偽装行為と言う。
・物取りによる犯行と偽装するために部屋中を荒らし回る行動の中に犯人のある性質が滲んでいた。タンスの引き出しを浴室に運ぶ際に大きな引き出しは中2F廊下にあるハシゴに引っかかり中身がこぼれてしまう(男はこぼれ落ちた物を全て拾い几帳面な正確が隠しきれなかった)
・実際に体格が違う複数の捜査員で検証したが、必ずハシゴの所でこぼれ落ちると言います。実際には何も落ちていなかった。つまり犯人は落とした物をわざわざ拾い、浴槽へ投げ込んだと見られる。これらの行為が偽装以外に考えられないと言います。
・その後の、行動は一緒で2F リビング(居間)にあるソファー前の床で少し仮眠。
・2000年12月31日未明(午前0時~3時)の夜中に玄関からではなく「中2F 浴室の窓から逃走」
・逃走時には既に靴底には泥は付着しておらず、着替えて薄着だっため、窓枠に「繊維痕」もつかなかったとされる。
・逃げたのは玄関ではないと言う。深夜であっても玄関を出た瞬間に誰が見ているか分からない。そういう心理が働いたのだと思う。4人も殺したという事で。

