ニキビ治療に使われるベピオゲル2.5%(過酸化ベンゾイル配合)
目次
● ニキビに効果的ベピオゲル2.5%(過酸化ベンゾイル配合)のまとめ
過酸化ベンゾイルが配合された新薬「ベピオゲル2.5%(15g)」が2015年4月1日より皮膚科で処方されるようになりました。
皮膚科の料金はいくら掛かるの?(保険適用料金)
・ベピオゲル2.5%(15g)は1本辺り544円前後になります。
・皮膚科で初診料含めて「合計1,814円前後」になります。
・保険適用薬になりましたので、三割負担で「1本544円前後」になります。
・個人輸入すると1本辺り「2,000円~3,000円前後」します。
→ 病院(皮膚科医院)の初診料・最初に掛かる平均料金まとめ【再診料含む】
使用方法
1日1回の洗顔後、適量(人差し指の第一関節の長さくらい)を塗ります。
6ヵ所(右額・左額・花・右頬・左頬・顎)に点在させた後、 眼囲、口唇を除く顔面全体に薄くのばし塗布するようにします。
使用期間
塗布期間の制限は定められていないようです。
12週投与試験では有効性・安全性が52週投与試験では長期投与の有効性・安全性が確認されたようです。
有効期限
過酸化ベンゾイルは製造から「2年有効」とされています。
副作用
・本剤を投与した435例中190例(43.7%)に副作用が認められました。
・発現率5%以上):鱗屑(りんせつ)・落屑(らくせつ)、刺激感、紅斑、乾燥です。
・5%未満の副作用:そう痒、接触性皮膚炎注、皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、間擦疹、乾皮症、脂腺機能亢進、腫脹、ピリピリ感、灼熱感
注意点
・使用中には日光への曝露を最小限にとどめ、日焼けランプの使用、紫外線療法は避けること。
・漂白作用があるので、髪、衣料等に付着しないように注意します。
・眼、口唇、その他の粘膜及び傷口に使用しないこと。
どのような効果があるのか?
ニキビの原因菌であるアクネ菌等を退治しまして厚くなった角層を剥がすことが出来るニキビ治療薬になります。
ダラシンTゲルとは作用が異なり、アクネ菌を徹底的に退治します。
但し、当方では散々経験して判明している事なのですが、繰り返し出来るニキビ(吹き出物)には何らかの原因が必ずありますので、お薬に頼るのは絶対にNGです。
個人的に食べ物が大きく関係しておりました。
過酸化ベンゾイルとは?(今まで保険適用されなかった理由とは?)
アメリカ版プロアクティブ(アクネフリー)に配合されている世界標準で効果的なニキビ治療薬(白ニキビ+赤ニキビ)になります。
日本版のプロアクティブにはかそんかベンゾイルは含まれておりません。
アクネ菌は「皮脂を好み」「酸素を嫌います」 吹き出物(ニキビ)ができた時にアルコールが効果的とも言われておりますが、毛穴の奥まで浸透しないので殺菌効果が弱まります。
しかし、過酸化ベンゾイルは酸素と同じように働く物質を塗ることにより、アクネ菌やブドウ球菌に対して高い殺菌効果をもった大変画期的なニキビ治療薬になります。
1960年代から欧米をはじめとした世界中でニキビの治療に使用されています。
では、なぜ日本では許可されなかったのか? 30年以上前に某会社が過酸化ベンゾイルを保険適用で製造することに対して許可書を求めていたのです。
しかし、濃度を高い数値のまま申請してしまい、その薬を使用した患者さんが副作用を起こしてしまいました。
これにより、厚生労働省は承認を拒否してしまい、2015年4月1日まで日本国内で過酸化ベンゾイルが 保険適用として許可されることはありませんでした。
これまでの日本のニキビ治療薬と言えば、 初期段階の白ニキビに対して、毛穴に詰まった汚れや厚い角質層を取り除いて、新しい皮膚の再生を促進する方法をとっていました。
サリチル酸の効果として、角質を取り除く作用があります。
→ 日本版プロアクティブやディフェリンゲルを使った方法になります。
アメリカ版プロアクティブは、毛穴の中に直接入りこんでニキビ菌を殺菌して治療していく方法を取っています(過酸化ベンゾイルはニキビ菌を殺菌+ピーリング効果)
アメリカ版プロアクティブには日本では認められていない「過酸化ベンゾイル」が主要成分として含まれていることで効果も高いです。
また、赤ニキビには菌を殺す抗生物質(ダラシンや飲み薬)を塗るのが主流でした。
長期で使用していると薬の効果が効かなくなり、耐性菌の出現が最大の問題でありました。
ペピオゲル2.5%が登場したことにより、これらの問題は解消されることになります。
アクネ菌を殺菌・抗菌(耐性菌がつかない)+ピーリング効果になります。
酸化ベンゾイル=「抗菌作用」+「角層剥離作用」になります。
アクネ菌は酸素を嫌います。酸素と同じような働きをする物質を肌に塗れば、 アクネ菌を殺すことができるのが最大のポイントになります。
過酸化ベンゾイルの有効期限は製造から2年になります。
今後の新薬について
2015年5月からは「デュアック配合ゲル」が処方されるようになるようです。
・ベピオゲル(過酸化ベンゾイル(耐性がつかず、アクネ菌を抗菌
+
・ピーリング作用) + ダラシンTゲル(クリンダマイシン)が配合されている処方薬になります。
今後の処方予定
・EPIDUO エピデュオ配合ゲル
→ ベピオゲル(過酸化ベンゾイル:アクネ菌を抗菌+ピーリング作用) + ディフェリンゲル(アダパレン)が配合されている処方薬になります。
2種類ともピーリング効果のある処方薬のため、かなり強力にピーリングになる新薬と想像できます。
補足
ピーリング効果の強さにおいては、ディフェリン(アダパレン) > ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)になるようです。
また、ピーリングの作用が若干異なるようでして、ベピオゲルは皮膚の一番外側の薄皮を剥がす感じなのですが、 ディフェリンは、皮膚のターンオーバーに合わせて自然に剥がすように促進する作用があるらしいです。
皮膚のターンオーバーが鈍ってくる35歳以上の方はベピオゲルがおすすめらしいです。
→ 皮膚科医院の料金(ニキビ/初診料/再診料/治療費/処方薬)
→ ジェネリック医薬品の疑問解決/先発医薬品との違いまとめ(メリット/デメリット/病院/処方薬)

