京王線殺傷事件(ジョーカー事件)

● 京王線殺傷事件 簡単解説
ジョーカー事件
2021年10月31日(日)午後7時56分頃(8時10分頃)
京王線 国領駅(東京都調布市)を走行中の車内で、20代の男性が刃物を持って暴れて人を切りつけた後に液体を撒いて火をつける事件がありました。
新宿行き上りの特急電車・京王線 切りつけ放火の男事件になります。
調布駅を出発して名大前駅を目指していました(夜7時29分八王子発)
調布駅を出発した直後に事件を起こしたそうです。
本来は停まるはずではない国領駅で車両は緊急停車しました。
テレビでは、どの番組も総選挙の特番ばかりで、速報ニュースは一切流れませんでした。
これに伴いまして
・つつじヶ丘~飛田給
・調布~若葉台
は運転を見合わせています。
小田急殺傷事件の第二のサラダ油男になろうしてしまう方が現れてしまいました。
その後、驚いた事に
小田急殺傷事件を見て参考にしていた
(サラダ油で火がつかない事も含めて)
という事が分かりました。
今度は火がついて燃えておりますので、サラダ油ではなく「塩酸?」「ガソリン?」のどちらかという事であります。
電車内の5車両目に塩酸?ガソリン?が撒かれました。
報道で
塩酸
現場では
・ガソリンの臭いがした
・変な臭いがした
という情報があります。
5両目で液体を撒いて火をつけたためにシートが激しく燃えました。
現場からは液体が入ったペットボトル」と「ライターオイル(四角いジッポ)」が見つかっています。
24歳の男という事であります。
<犯行までの時系列>
6月~7月に地元福岡を出ます。
8月に神戸から名古屋に拠点を転々として名古屋滞在中に
「小田急線殺傷事件」を見て電車内での犯行を決めたようです。
9月末~10月に「電車内で犯行に及ぶなら東京に行かないと思いついて」東京へ
事件の1ヶ月前にあたる八王子市内のホテルに宿泊していたという事が分かりました。
消費者金融からお金を借りていた事も分かりました。
八王子市を選んだ理由はホテル代が安くて長期滞在できると思ったからという事でした。
<犯人の持ち物>
・刃渡り約30cmのナイフ(6月にナイフで検索してAmazonで購入)
・ライターオイル(10本くらいの4リットル分を購入)
→ 銃刀法違反は刃渡り6cm以上からになります。
<リュックの中身>
・500mlのペットボトル 3~4本(中身の液体は鑑定中)
・スプレー缶 3本~4本(車両内にも遺留品が残っています)
犯人はバットマンのジョーカーの仮装をしていました。
逮捕された男(容疑者)は
・6月頃から仕事で失敗して友人関係が上手くいかなくなった。
・死にたいと思ったが自分では死ねなかった
・人を殺して死刑になりたかった
・2人殺せば死刑になると思った
・8月にあった小田急線殺傷事件を参考にした
(火がつかなかったサラダ油事件)
・サラダ油に火がつかなかったと知り、2Lのペットボトルに入れたライター用オイルを撒いた
・火がついた後にスプレー缶を吹きつけて火勢を広げよう
・東京なら沢山人がいると思った。
・電車内に人が沢山いるハロウィンの日を狙ってやった。
・特急は走行時間が長いから乗った。上りの方が人が多いから乗り換えた。
・東京に来てから乗り慣れた京王線の特急電車を狙おうと思った。
・バットマンのジョーカーは平気で人をやっつけていて憧れていた
・小田急線は8月の事件後に警備が強化されたので京王線にした。
・運転免許証を持っていないのでガソリンを購入すると怪しまれると思ったからライター用オイルにした(ガソリンの購入は2020年2月より本人確認書類&使用目的の確認が義務付けられています)
・ライター用オイルはコンビニ等で簡単に購入できるのを知っていた。
と語っているようです。
男は現場をかけつけた警察に殺人未遂で逮捕されて身柄は確保されています。
犯行後は車内のシートに座っており
現場にかけつけた警察官が「刃物を捨てろ」と言われると、おとなしく刃物をシートに置いて所持品検査に応じて身柄確保となりました。
10代~70代の男女 17人が煙を吸うなどのケガをしており
※ 速報時は6人 → 8人 → 10人(フジ速報)~15人(KYODO) → 16人 → 17人
2人が重症となっています。
その内の1名(70代男性)が3車両目で右胸を刺されています。
この72歳の男性は目に殺虫剤を噴射された後に右胸を刃渡り約30cmの刃物で刺されました。
傷は肺に達してしまい男性は意識不明の重体となっています。
実際に犯人と同じ3号車の現場に居合わせた方(73歳の男性)がインタビューに答えていました。
今回の事件が起きた電車では、新宿行きになりますので、10号車が先頭(運転手がいる進行方向の前)になります。
1号車が後部の一番後ろの車両(車掌さんが1人)という事になります。
・事件が起きたのは3号車の”優先席(2号車の後ろ寄り)で起きました。
・スプレーで噴射していた姿を見て全員が4号車以降の前の方へ逃げた(新宿行き寄り)
・犯人は逃げていく乗客全員を追いかけました。
・5号車まで追いかけた後に犯人はシートへライターオイルで火をつけました。
・この男性は4号車の角で姿を潜めていました(犯人が5号車以降に通り過ぎた所で)
・その後、1号車まで戻って後部にいる車掌さんに伝えました。
・車掌さんは運搬指令所に連絡をしました。
・運転手さん(前)は車掌さん(後)との連絡は取れます(但し、運搬指定所との連絡は不可能)
・車内アナウンスがなかったのは、ずっとマイク握りっぱなしだった。
・この間に1号車に取り残された方がいたようです。
・1号車は5分待って窓&ホームドアの両方が開きました(非常用ドアコック = 手動ドア使用)
・外に出ようと思ったら「非常用ドアコック」で降りられるようです(椅子の下部分&つり革付近にあります)
・3号車&6号車で車内非常通報措置が押されています。
・京王線は不明ですが、東急電鉄では車内防犯カメラが搭載されている。
・今後は運転手が全車両のカメラがチェックできる体制へした方が良い
という事でした。
車内は1分もしない内に煙だらけになっています。
そして、間もなくして炎の姿が見えています。

何も火がなかったのに
突然「ボッ!」という爆発音と共に
一気に燃え上がる感じで手前まできています。
これは本気でやばい火災です。
これにより電車は緊急停車しました。
電車に乗っていた乗客の方々は
続々と窓から避難して逃げていました。
ドアがすぐ開かなかった理由は
本来、停車する位置ではなく2メール手前で緊急停車した事により
電車が停まった位置とホームの降りる位置が合っていなかったため、電車とホームの隙間から転落する恐れがあります。
これを防止するために車両ドア&ホームドアを開けない判断をした事が分かりました。
結果的に乗客は窓から脱出する形になりました。

国領駅前は
緊急車両(警察車両/救急車消防車)で埋まった状態になっています。
合計31台も集結する騒ぎとなりました。

2車両目で犯人が警察に確保される瞬間になります。
電車内では容疑者と思われる男性の姿があります。

バットマンのジョーカー衣装を着込んだ
容疑者がすまし顔でタバコを吸っている姿がありました。
※ すまし顔 = 何も起きていない状態のすました顔で、よそ行きのツンとした表情や態度を言います。

同じ電車に乗っていた男性は
人が凄い勢いで走ってくるので
最初は「ハロウィンのイベント」かと思った
と勘違いしてしまうくらい。
さぞかし驚いた事だったと思います。
・3車両目に乗車後、70代男性を刺して(複数人?)
・5車両目で 液体を撒いて火をつける
・2車両目で たばこを一服して逮捕
といった流れと言われています。
その一方で
ネット&SNS上では?
選挙で忙しいから明日にしてくれよ
といった呆れ具合でありました。
最後に犯人が憧れていた
バットマンのジョーカーになります。

逮捕後~現在の供述中も抵抗する素振りは一切なく
素直に応じている事が分かっています。
2023年7月21日(金)
東京地裁にて裁判が行われました。
被告の男より
放火行為については殺人未遂の対象になるか分かりませんと起訴内容を一部否認。
検察は男に対して
「懲役25年」を求刑しました。
判決は31日に言い渡される予定となっています。
その後、2023年7月31日(月)
東京地裁より
「懲役23年」の判決を言い渡しました。
12人中10人に殺人未遂罪の成立を認めて、残りの2人は火を点火した時点から離れた場所にいた事で、具体的な危険性があったとは言えないとして、罪は成立しないと判断されました。
小田急線刺傷事件 簡単解説(電車内で乗客が無差別に刺される)

