Windows11の条件を満たさない古いPCでインストールする方法(TPM認証回避編)
目次
● Windows11の条件を満たさない古いPCでインストールする方法の簡単解説(TPM解除編)
古いパソコンだとTPMの条件に引っかかってしまうよ?
Windows11が正式に発表された事でWindows10から無償アップグレードが可能になります。
Windows10 → Windows11を無料で導入する事が可能になります。
但し、Windows11をインストールためには、これまでにないくらいの厳しい条件があります。
3~4年前までに発売されたパソコンでしたら問題なくWindows11を導入する事ができます。
しかし、5年~6年以上前のパソコンになりますと「TPM2.0」という見慣れない条件が必須になってきます。
Windows11を導入するための条件と手順&TPM(1.2/2.0)の意味と解除方法について
別ページではCPUの条件に満たない方の回避方法も一緒に解説しております。
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
どのくらいのスペックが必要になるの?
Windows11を動かすためには
・CPU: 1Ghz(2コア以上の64bit)
※ IntelのCoreシリーズは第8世代以降(Core i3/i5/i7の8000以降)
※ AMDのRyzenシリーズは第2世代以降(Ryzen 5 2600以降)
・メモリ: 4GB以上
・HDD/SSD容量: 64GB以上
・グラフィックカード: ダイレクトX 12以上
・液晶画面: 9インチ以上(8bit/720P以上)
ここまではよく見かける一般的なパソコンを動かすための条件なので問題ないですね。
余程の古いパソコン出ない限り、多くの方はWindows11の条件をクリアしていると思います。
問題はここからになります。
・システム: UEFI/セキュアブート(boot)
→ 主に自作パソコンの方に関係しています。
BIOSと言われるパソコンを最初に起動した時に出る真っ黒い画面(白字)を制御するための新しい技術になります。
・TPM2.0
→ 新たに暗号化されたセキュリティ機能と思って頂ければOKです。
2016年以降に発売されたWindows10搭載PCで搭載されている事が多いです。
Windows10では必須条件ではありませんでしたが、突然Windows11から厳しくなってしまいました。
上記パソコン機能&スペックが必要になるのですが、何が何やら分からない方は難しく考えないでOKでございます。
現在、お店で販売されているパソコンでは問題なく動作いたします。
つまり、現在お店で販売されているパソコンであれば問題ありません。
Windows11をインストールするために問題になってくる方は
5年~6年以上前のパソコン辺りから
Windows11がインストール出来ない問題
に引っかかってしまいます。
残念ながら当方でも条件に引っかかってしまうくらいでありました。
それもTMP2.0のみならず、CPUの動作条件にも当てはまらなかったです。
CPUでは第7世代以前ではブロックされてしまいますので、「Appraiserres.dll」を削除する必要があります。
詳しく別ページで解説しております。
まずはWindows11動作確認チェックアプリで確認をする事が大切です。
いきなりWindows11をインストール&アップグレードするのではなく
まずはマイクロソフト社から無料で提供されている
Windows11の動作確認チェックアプリで要確認ですね。
Windows11の動作条件を満たしていますと…?
このPCでWindows11を実行できます。
いいお知らせになります。
このPCは、Windows11のシステム要件をすべて満たしています。
しかも、無料です。
インストールの準備が完了したら、お知らします。
と表示されます。
→ この表示が出た方は、後はWindows11に好きな時にアップグレードするだけでOKですね。
あまりにも古すぎるパソコンで試しますと…?
このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません。
・TPM2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
→ 当方の環境ではTPMに対応していないので当然でありました。
・プロセッサ(CPU)は現在、Windows11でサポートされていません。
→ 肝心のCPUに関してもIntel Core i7-2600K CPU 3.40GHzとなりますので、動作対象外であります。
といった感じでTPM2.0の問題&CPUが条件に満たないためにインストールする事が出来ませんでした。
そうなりますと…?
5年以上前のパソコンでWindows11を導入したいけど良い方法はないの?
もちろんございます。
全て自己責任になりますが、TPM2.0&CPU条件を回避する方法がございます。
とは言いつつも、基本的にはマイクロソフト社で対策されない限りは問題ないと思います。
Windows11のTMP回避の手順について(古いパソコンの方必須)
Windows11のインストール画面にてエラーが出ましたら
Shift + F10キーを同時押しします
すると…?
→ コマンドプロンプトが起動します。
真っ黒い画面に白い文字でキーボードを入力できる画面が表示されます。
regedit.exe
と入力してEnterを押します。
→ レジストリエディターが起動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup
まで移動します。
コンピューター
↓
HKEY_LOCAL_MACHINE
↓
SYSTEM
↓
Setupまでクリックしていけば自動的にフォルダを開いてくれますので移動します。
「Setup」を右クリックします。
新規 → DWORD(32ビット)値(D)より
BypassTPMCheck
→ TPM2.0のチェックを回避します。
BypassSecureBootCheck
→ システム: UEFI/セキュアブートを回避します。
上記2つファイルを追加すればOKでございます。
もしも、この時にファイル名を間違ってつけてしまっても大丈夫です。
間違ってしまったファイルを選択してから
右クリック → 名前の変更
BypassTPMCheck
と名前をつけ直せば問題ありません。
2つのファイルを追加しましたら、
まずはBypassTPMCheckを選択して
再び右クリックより「修正」
・値のデータ(V): 1
に変更すればOKです。
0から1に変更に変更になります。
表記は「16進歩(H)」のままでOKです。
同じく
BypassSecureBootCheckを選択して
再び右クリックより「修正」
・値のデータ(V): 1
に変更すればOKです。
0から1に変更になります。
表記は「16進歩(H)」のままでOKです。
上記2つのDWORD (32ビット)値を新規設定して値のデータを「1」にします。
以上を入力しましたら、
TPM2.0のエラー画面を閉じて頂いて
再び実行する事により…?
TPM2.0問題を回避する事ができます。
無事にWindows11をインストール出来るようになります。
ちなみにメモリ容量が4GB以下のパソコンでインストールしたい方は
同じ手順にて
・「BypassRAMCheck」のDWORD(32ビット値)を新規追加
・値のデータ(V)を「1」に修正
することでメモリの容量チェックを回避する事が可能になります。
これらの手順により動作条件を満たしていない古いパソコンにて
Windows11セットアップ時の
・TPM1.2&2.0問題
・システムのUEFI/セキュアブート(boot)問題
をスキップして無事にWindows11をインストールする事が可能になります。
いずれも実行される方は自己責任にてお願い申し上げます。
色々と面倒くさいから手っ取り早い方法はないの?
Windows11 非対応CPU+TPM+セキュアブート回避の簡単解説(手っ取り早い方法編)
当方では上記で解説させて頂いた「手っ取り早い方法」にて
Windows10 → Windows11のアップグレード&動作を確認しております。
時間にして「約1時間(約50分)」も掛からずに、誰でも簡単にアップグレードする事が可能になります。
Windows10当時の各種設定からデスクトップ&最下部タスクバーのアイコンとアプリケーションを含めて、全てそのまま引き継がれますので、まったく問題ございませんでした。
アップグレードした感想としましては
Webブラウザ(Google Chrome/Edge)の動作が早くなった以外は大きな体感はありません。
最下部に表示されるタスクバーが中央よりになったくらいの変更であります。
Windows10のように左寄せに戻す設定も可能でございます。
詳しくは下記にてまとめておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
・Windows11 Home オンライン版 / パッケージ版
・Windows11 Proオンライン版 / パッケージ版
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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