異所性胃粘膜とは?(ことどころせいいねんまく)

腹膜炎

異所性胃粘膜とは?(ことどころせいいねんまく)

異所性胃粘膜とは、胃粘膜が胃以外の臓器に見られたり増殖したりすることをいいます。

主に先天的のものと後天的ものとに分けられます。

先天的なものは、通常、食道や十二指腸球部に分節状の小結節または茎のないポリープとして見られ、あまり病的な意味がないものです。

胃液を分泌する主細胞や副細胞を持つ胃底腺粘膜から成っています。

後天的なものについては、再生性変化(キズの治癒)に関連しており十二指腸潰瘍や十二指腸炎の治癒過程・炎症性腸疾患(たとえばクローン病などの瘢痕)によく見られます。

この場合の胃粘膜は主細胞や副細胞がない、またはあっても粗い幽門腺粘膜から成っています。

異所性胃粘膜は非常に稀なことですが、胃粘膜が腫瘍性変化を起こす、または潰瘍や消化管穿孔の可能性があります。

異所性胃粘膜それ自体は普段の症状は特にありません。

胃痛や胸焼けなどの症状があって、たまたま受けた内視鏡検査で偶然発見されるというケースがほとんどです。

しかし、胃ではない臓器に生息しているので、大きく育とうとして腫瘍のように変化してしまい実際に組織を奥深くまで調べると悪性細胞が含まれています。

または周囲の組織が胃酸分泌に耐えられず潰瘍を作ったり消化管穿孔(消化管に穴が空いてしまうこと)を起こし緊急手術になる場合もあるなど、普段無症状の割にはかなり恐ろしいことが起こることもあるのです。

・穿孔(せんこう)= 腸内に穴があくこと

・クローン病 = 小腸・大腸・消化管の至る所に慢性的な炎症をきたす病気(腹痛・発熱・下痢の3大病・原因は不明で遺伝と食生活の関係性)

・潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん):http://www.nanbyou.or.jp/entry/62

・慢性(まんせい)= 急激な症状の変化もなく、良くも悪くならないまま長引いて、治りにくく、経過が長引く病気。

・カゼイ菌は、NS6乳酸菌とされ酸に耐える力をもち、悪玉菌が繁殖するのを抑え腸管を刺激して宿主の免疫力の向上に寄与します。クローン病には特に効果が高いという報告があります。

・リーキーガット:食物が原因で腸に穴があくこと