生卵で食中毒になる確率(サルモネラ菌)
● 生卵で食中毒になる確率
サルモネラ菌
生卵のサルモネラ菌により
食中毒になる確率になります。
食品安全委員会が実施した調査によりますと…?
(日卵協&東洋微生物病研究所より)
市販の生卵からサルモネラ菌が検出されたのは
10万個中の内、たった「3個のみ」
という事が判明しています。
つまりは
サルモネラ菌になる確率は
「0.003%」となります。
(正確には0.0029%)
これは一生の内に”交通事故に合う確率”よりも低く
多くの方が直接、見かけた事がないであろう
チョコボールの”金のエンゼルが当たる”よりも低いです。
それでは、どのくらいの確率になるのか?
年末ジャンボ宝くじの「3等 100万円(0.002%)」に当たる同等レベルになります。
そのくらいまでに現代の日本で出荷された
「生卵は安全」と言われております。
その理由として
一昔前の時代では生卵の殻(から)に付着する
サルモネラ菌が原因となり「食中毒」を引き起こすリスクがあったからです。
現代では、生卵を洗浄・殺菌後に出荷されておりますので、生卵の食中毒の話はあまり聞かなくなりました。
一昔前では生卵を収穫後、洗浄&殺菌もされずに
お店に出荷したためにサルモネラ菌が大きな問題となりました。
そのため、生卵を触った日には”手洗いをした方が良い”と言われておりました。
近年でも安全とは言われつつも
生卵が原因で食中毒が発生しています。
2000年代に入ってから
生卵による食中毒については
・2006年以降:一桁台
・2020年:2件
・2021年:0件
・2022年:2件
そのため、生卵を触った直後は手を洗っておいた方が良いですね。
特に食パンと一緒に目玉焼きを食べられる方においては
生卵を触った手で食パンを触ると思いますので、手を洗っておいて損はなさそうです。
加熱して食べる分には殺菌・洗浄されておりますので、まず問題になる事はないとは思いますが…念には念をおいてですね。
何よりも生卵を割った際に
容器内に「殻も一緒に入ってしまう問題(カラの混入)」
も忘れてはなりません。
そして、黄身が2個入と同じくらいレア度が高い
生卵内に”血が混入”していたら
絶対に取り除く事をおすすめいたします。
◆ 生卵の血が混入する原因とは?
ニワトリさんが季節の変わり目で
ストレスを感じて卵巣の毛細血管がキレてしまう事で血が混じってしまいます。
一応は、食べること事態は「問題ない」とされていますが、加熱は必須になります。
また、よくありがちでありますが、
食品スーパーから持ち帰ったり保存時に
生卵の殻が割れてしまった場合でも
よく加熱して食べる事が大切となります。
絶対に「生卵」として食べてはいけません。
最後に生卵の食中毒(原因)となる
サルモネラ菌は熱で死滅しますが…?
それよりも恐ろしいのがウエルシュ菌となります。
翌日のカレーは危険(ウエルシュ菌は熱で死滅しない)に要注意です。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。