横山やすしさん 喧嘩&いじめを熱く語る

横山やすしさん 喧嘩&いじめを熱く語る

やっさんこと横山やすしさんが

喧嘩&いじめについて熱く語っています。

最初は、横山やすしさんと

梅宮辰夫さんの対談になります。

やっさんがケンカについて熱く語りだします。

1 対 5とか1 対 10で、喧嘩やりおるからね

そりゃ~、多勢に無勢で一人の方が負けますよ

そういう卑怯な手を今の奴は使えるからね。

多勢に無勢(たぜいにぶぜい)= 相手が多人数で勝ち目がない事を言います。

女性が梅宮辰夫さんにも

「辰夫さんもありますか?」

と質問をします。

梅宮辰夫さんも語ります。

僕らは、ないですね。

(やっさん:わしらはない)

そういう事はないですね。

だけど、よく喧嘩はしましたよ。
僕はねぇ~あのぉ…

転校するたんびにね

クラスの番長とね、必ず対決する。

だけど…やっぱり、喧嘩は最後までしなかったね。

睨み合いが3回くらい続いてね、それで終わっちゃうんだけど。

Q. 普通だと転校していくと

いじめられてショボーンとしちゃうでしょ?

ここで、やっさんがすかさず語ります。

これは、あんねん。

これねぇ~日本人の場合、あんねん。

うちの所のカズヤ(息子)なんかでもね。

静岡の学校から大阪の学校に転校して

預けないといかん状況にあったからねぇ~

ほんでねぇ、引き取ってね。

大阪の学校に行かした時にね。

今日から大阪の学校に行くっていう

初日の日にね。

ワシ、息子にね

「おい、お前、今日から大阪の学校いくねん」

「大体なぁ、転校生とか新入生とかいうたらなぁ、絶対にな?意地悪してくる奴おるからな」

「お前からケンカ売っていかんでもええからな」

「ケンカ売ってきたら潔(いさぎよ)くこうてやれ」

「そんで、殴ってきたら、殴り返せ。分かったな?」

「しっかり行って来い言うてね」

ワシ、肩叩いてな?

玄関出したった。

ほんで、やっぱりなぁ?

いじめてきよったらしいよ

うちの奴は、やっぱりな、しっかりしとる

一週間でBOSSなりよった。

横山やすしさん x 久米宏さんの対談になります。

ワシんとこも、そうやったやで

ワシんとこもね、あのねぇ~

静岡の学校におってね、大阪の学校に移ったんですよ

長男が小学校4年生の時にだ。

大体ねぇ~、転入生いうたら

日本ではようイジメめんねん。

(久米宏さん:いじめる)

学校行く初めての日に

うちの長男に「おい、いいか?」

「いじめられたら、叩きのめせ!行って来い」

(久米宏:だから、日本って、そういう感じありますよね。転校生をイジメるという)

イジメのやぁ~

(久米宏:日本国内での転校生もいじめるのですから、中国から来たとなると余計に)

尚更やと思うわぁ~

久米宏さんは14歳が中国人の女の子の手紙を読みます。

やっさんは真剣な眼差しで聞き入ります。

「日本の学生、大変悪いです。中国人に対して本当に悪い。中国人~、中国人~と、はやしたてる」

「中国語も満足に話せないくせにと、いじめられた8歳の男の子がいた」

「0歳の男の子も中国人と言われた」

「11歳の男の子も中国人、バカバカと言われる」

久米宏さん: 完全に、このイジっめ子にいじめられるアンケートがトップなんです。

(やっさん:なるほど)

殴られたり、服を脱がされたり、仲間はずれにされたり

時には日本の女の子からも、めいっぱい、いじめられる。

ほとんどの残留孤児の子供たちが夜、悔し泣きををしているようです。

これイカンやないかっ!しかし。

こういうのあれかいなぁ~?

学校の先生は止めへんのかいな?

いじめてる日本人の子供を見て。

(久米宏さん:あのねぇ…)

せやから、ワシわはねぇ~

自分の子供がねぇ~、転校した時にねぇ

「いいか?逆らう奴を徹底して、みな潰せ」ワシ言うたった。

そしたら、うちのボウズが1週間でBOSSになりよった。

久米宏:ちょっといいですか?

やっさん:うん

久米宏: そういう僕、日本人なのと言う問題を書いた本があるんですが

やっさん: そりゃ、そうや。当然やぁ。おうおうおう

久米宏: これにもね、坊やが一人いじめられた。

久米宏: でっかい石を6個ぶつけられた。

やっさん: どういうことやねんっ!

久米宏:それで、その坊やは思わず、泣きながら石をカバンの中に入れて家へ帰った。そのイジメた子の親に担当の先生が話に行く所があるんです。

久米宏: すると、親の言った言葉が

「悪いのはうちの子だけじゃない」

「向こうもイジメられるには、いじめられるだけの理由があるでしょ?」と言って

非常に悲しい思いをして先生は、その家から帰ってきて

お母さんに話を通じなかったという話もあるんです。

ここでやっさんがキレだしまして

そのいじめた奴の親が

そなこと言うわけかいな?

(久米宏:そう)

すると…?

ここで、いつもながらの

やすし節が飛び出します。

そんなもん、ワシやったら

「家、燃やすで!」

はっきり言うて

会場は「大爆笑の渦」となりました。

(真剣な表情で)いや、ほんまにぃ。

ほんで、きっちりとケジメ取ってなぁ~

(久米宏:それはねぇ、過剰防衛)

(怒りながら)そんな事あらへん、そんなもん!

(キレながら)そんなもん、何を抜かしとんねん!

アフォ、ほんまぁ~!

(久米宏:その通りです!)

最後に

横山やすしさんと

ビートたけしさんの貴重なワンショットとなります。

第5回 花王名人大賞

大賞 ビートたけし

ビートたけしさんが

大賞を取った時には

昨年度の大賞受賞者

やすしさん、きよしさんから

トロフィーを渡されます。

やっさんからたけしさんに

お祝いのメッセージを伝えます。

たけしさんが、まだ売れん頃ねぇ~

まぁ~あのぉ…亀有でですね、あるいは錦糸町で

こう電話かけてね

「ちょっと一杯飲もう」と呼んだ時にね

電話かけた時にね

お前は絶対に!

関東の毒舌の

横山やすしになれっと!

(たけしさんが)
「分かった、兄さん」

と言うて

やっぱり、ようやってくれましたな。

本当におめでとう!

たけしさんも

この笑顔となりまして

やっさんも

この笑顔でありました。

ここで見逃せなかったシーンとして

最後には

しっかりと周りをみながら

遠慮深く、お辞儀の礼をしつつ

後ろを通り過ぎる

女性に対しても

しっかりと頭を下げまして

最後には

観客に対しても

礼を忘れません。

これには

たけしさんも

礼を返しておりました。

最後に

やっさん流の教育論として

大切な事も語っておられました。

さんま:(息子さんに対して)たばこ吸ったら、怒られるね?タバコだけは…

やっさん: いや、だから、今は吸うてるから。まぁ、これもえぇがな。

さんま: え?吸うてるの?(笑)いやいや、吸うたら、あきまへんがな。

やっさん: なにがや?

さんま: まだ17歳でっせー

やっさん: そんなもん、お前、一回経験せん事には、たばこが苦いもんか甘いもんか分からへんやないかっ!

さんま: (やっさんに同調して息子さんの方を見ながら)そりゃ、そうやがな~

さらには

かなり真剣な表情に変わりまして

お前な? 何でもかんでもな? 

止めたらアカン

一回は経験させんことには
甘いか吸いか辛いか経験して

初めて辞めよう思うかもしれんから。

という大切な事を語っておられました。

根が正直すぎるのか?

波乱万丈な人生から過激で破天荒(芸人)すぎるあまり

色々と問題になり、世間を騒がしたりもしましたが、何とも”人間味溢れる人情に熱い方”には違いなさそうです。

実は不器用でありつつも、繊細で気弱な性格にて横山やすしという人物を演じていたからなのか?

51歳という若さで早死してしまいました。

死因はアルコール性肝硬変となっています。

やっさんの大阪弁が一番大阪人らしくて良い(芸人の完成形)と言われるくらいです。

20世紀を代表する天才漫才師とも呼ばれています。

何よりも昭和という時代背景も関係しているとは思いますが、まだ年齢は30代後半~40代半ばというのだから身振り素振りから感じられる貫禄には大変驚きでありました。

横山やすしさんの家を燃やす発言について

いじめ x 放火に関連しまして

まさかの何十年という時が過ぎまして…

本当に行動を起こした人物がいるようなのです。

いじめの恨みで家が燃やされる(腹いせに放火)

甲府夫婦殺人放火事件(特定少年)

普通の青年がヤクザになる理由(川口和秀会長の生い立ち)

いずれも偶然にも19歳少年の犯行となります。

もう一人だけ横山やすしさんの雰囲気を醸し出す人物がいるようなのです。

その人物とは…

和歌山カレー事件 林健治さん 保険金詐欺の手口を語る

ぜひ1つの参考して頂ければ幸いです。