VW車 ゴルフ リコール対象車 簡単解説(車両火災の恐れ)
● VW車 ゴルフ リコール対象車 簡単解説(車両火災の恐れ)
ブレーキ液の不具合で車両火災の恐れ
2023年12月22日(金)
VW(フォルクスワーゲン車)について
9車種(8型式)合計6,512台のリコール届が出されました。
<リコールとは?>
車を動かしている部品に
不具合問題が確認された状態となります。
早急にディーラーに出向いて
新しい部品に交換する必要がございます。
具体的には…?
製造上の”欠陥ミス”になりますので、
新しい部品の交換は「完全無料(無償修理)」になります。
今回のリコール対象車種として
・ゴルフTDI(パチンコ火災の原因車種だった事が判明)
・ゴルフヴァリアントTDI
・ゴルフGTI
・ゴルフR
・ゴルフRヴァリアント
・パサートセダンTDI
・パサートヴァリアントTDI
・パサートオールトラックTDI
・アルテオン2.0
リコール対象車かどうか?
確認方法については、とても簡単です。
まずは車検証に記載してある
「初年度登録(年式)」
※ 初年度登録 = 製造された車を新車として
初めて国(運輸支局)に登録申請して認められた年月日になります。
上記を確認して頂きまして
◆ 2023年12月発表分より
<初年度登録>
令和3年(2021年2月)~令和5年(2023年11月27日)までの車両がリコール対象車
→「2021年~2023年」に生産された
VW車がリコール対象となります。
簡単な確認方法として
最初に「初年度登録」を確認いたしますが、必ずしも「初年度登録 = 製造年」とは限りませんので
初年度登録が該当した方は必ず「型式」→「車体番号」の順番で要チェックです。
※ 稀に古い車両が後から新車登録される事もありますが、それでも99%は該当しています(特に正規ディーラー店以外のルートの並行輸入車は合致していない事が多々あります)
リコール対象車の
不具合箇所については
エンジンの熱でブレーキ液のタンクが溶ける事により
ブレーキ液がマフラー等の排気系部品に触れて火災の恐れがあり。
熱を遮断してくれるマットを正しく取付けられていなかった事の不具合としています。
簡単に説明しますと…?
ブレーキ液が漏れてマフラー等の
排気系部品に触れる可能性あり
不具合症状として
最悪の場合には「車両火災」を起こしてしまいます。
ブレーキ液(ブレーキフルード)は
200度前後の温度で発火しますので、要注意です。
ゴルフTDIは横置きエンジンにて排気系が後方になるように搭載されており、熱が溜まりやすい部品が装着されています。
熱を遮断してくれるマットの取付け不良は命取りとも言われております。
リコールに該当された方については
なるべく早めに最寄りのディーラーにて交換してもらった方が良いと思います。
まだ正式に発表された訳ではありませんが
残念な事に今回のリコール発表される前の
2023年8月20日(日)午後2時45分頃
神奈川県厚木市のパチンコ屋の立体駐車場(2F)で
車が152台が燃える火災(火事)がありました。
VW車が車両火災の原因ではないかと言われております。
その後、消防本部より
フォルクスワーゲン車の「ゴルフTDI」が火元の原因と発表しました。
その証拠として
事故の有無: 火災1件となっています。
事故の有無に記載のある1件について
備考欄には「調査の結果、製品の欠陥を一切特定できず、本件に起因している可能性を排除できないことが判明したため、記載するものである」とされています。
いずれにしましてもリコール対象である方は
なるべく早めにリコール対象である「ブレーキ液の不具合」を直す事をおすすめいたします。
冒頭でもお話しましたが、
修理費用は「完全無料(無償修理)」になります。
リコールによる不具合については
「中古で購入された方も対象」になります。
→ 購入店でなくとも近くのディーラーにて
「無料にて修理」をしてもらう事が出来ますので、ご安心下さいませ。
リコール対象車の確認方法として
車検証 = 2年に一度ある検査の書類より
1.型式 2.車体番号
上記2点をチェックする必要がございます。
型式が該当された方については
次に「車体番号」をチェックする必要がございます。
下記よりホンダの対象全車種の型式&車体番号をご確認頂けます。
◆ リコール対象車の型式&車体番号(早見表)
いずれにしましても、リコール対象車には
自宅宛に郵送にてハガキ(ダイレクトメール)が届く事になっております。
その辺は心配しなくても大丈夫だと思います。
ただ、リコール修理によりディーラーは非常に混み合う事が予測されます。
早めに予約をしておく事だけ覚えておけば大丈夫ですね。
◆ フォルクスワーゲン お客様相談センター
電話番号: 0120-993-199
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。