冤罪事件の賠償金(補償金額)

● 冤罪事件の補償金額
無罪確定後の賠償金
日本の裁判では起訴されれば、99.8%は有罪判決になります。
これがまた面白い事に日本の刑事裁判では起訴されたら有罪率は99.8%負けます。
※ 2019年の司法統計は有罪判決は4万7,444件・無罪判決は104件で有罪率は「99.78%」となっております。
刑事裁判においては、とにかく無罪を勝ち取る事が難しいのです。
過去の判例として、精神疾患がある方には「無罪判決」が出ている事例もあります。
そのため、一か八かのギャンブルの賭けになりますが、一発逆転方法としての”キチガイめいたフリをする”しか無罪を勝ち取る方法はないのかもしれません。
死刑判決後の再審は認められるケースは、ほぼx2ありません。
ごく一部の事件のみで、現在までに再審は5件しか認められておりません。
これは宝くじの1等レベルかチョコボールの金エンゼルが当たる確率よりも低いくらいになります。
2023年には5件目の袴田事件の再審が認められまして裁判のやり直しが決定しています。
◆ 袴田事件とは?
1966年に静岡県で、みそ製造会社一家4人を殺害した元ボクサー兼従業員の袴田いわおさんに強盗殺人+放火事件により死刑が確定した冤罪疑惑の事件になります(再審請求は合計2回)
2023年3月に東京高裁は犯人の物とされていた重要な証拠5点の衣類は、ねつ造された可能性が高いとして、裁判のやり直しが決まっています。
初公判は10月27日に行われまして
今後の裁判については、5点の衣類が袴田さんの犯行着衣かどうかが争われます。
袴田さんは87歳と高齢の事もあり、すぐに終わるとも言われております。
一般的に再審自体が受理されずに認められませんので、再審が裁判のやり直しが認められれば「無罪」の可能性が見えてきます。
その後、2024年5月22日(水)
静岡地裁で行われたやり直し裁判にて
検察より
「死刑」を求刑されました。
判決は9月26日に言い渡されます。
参考までに再審が行われた
過去の事件としましては
4件ともに全てに「無罪判決」が言い渡されています。
つまり、有罪の死刑判決から一転して
再審が行われれば、「無罪」となっています。
「異議ありっ!」のカプコンから発売された逆転裁判並の逆転劇ではないですが、まだそういった可能性は残されています。
もっとも有名な冤罪が疑われている和歌山カレー事件についても
事件が事件なだけに現段階では再審が受理されただけなので、正式に認められるかどうかは審議中のままとなり、まだ正確には分からないようです。
今後、認められずに棄却(ききゃく)= 却下されたり、認められて裁判を最初からやり直しするかどうかの判断がされていきます。
再審請求を出している間は「死刑を執行有無」はどちらの前例もあります。
その一方で、審請求を何度も出すと”死刑執行が早まる”という恐ろしい話もあります。
そのため、再審請求は慎重にやらなければいけないとも言われるくらいです。
過去の類似事件として
冤罪疑惑があった飯塚事件で逮捕された久間・三千年(くまみちとし)さんは、同じくDNA鑑定が決め手でマスコミが大々的に報道した後に死刑判決となりました。
その後、科警研のDNA鑑定にデータ加工していた事が判明して再審請求しましたが、認められずに却下されています。
再審が却下された理由は、DNA鑑定で覆(くつがえ)してもその他の証拠で犯行を証明できるといった恐ろしさでありました。
犯人とされてしまった久間さんは死刑が執行されてしまった結末で終わりました。
◆ 飯塚事件とは?
1992年に福岡飯塚市で、小学1年生の女児2人が殺害された事件になります。
和歌山カレー事件についても林真須美さんに死刑判決が出ています。
未解決の世田谷一家殺人事件のように毎年夏になると風物詩のように話題にされ冤罪が疑われている事もあり、世間の関心度が年々高まっている事により世論の声を重視して、死刑執行はないのではないかと個人的に思っています。
再審が開始されない限りは「無期懲役(状態)」であります。
和歌山カレー事件が起きる前の保険金詐欺事件についてなのですが、
旦那さんがシロアリ駆除会社を経営していた事と林真須美さんは元保険外交員であり保険の知識があった事により、お金儲けをするために保険金詐欺を起こしてしまいました。
死亡保険(生命保険)の受取人は一般的に配偶者や家族(血族関係者)に限られるのですが、会社によっては赤の他人でも大丈夫といった法の抜け道を利用していたようです。
もし、あの当時に林健治さんが保険金詐欺をしていた事をマスコミに話さなければ、犯人として疑われなかった可能性はなかったかもしれません。
それでも、半年後に新たな保険金詐欺を企んでいた最中の出来事だったとの事でしたので、どちらにしても捕まっていた可能性が十分にありえました。
その場合でも「死刑判決」になる事はなかったと言えます。
保険金詐欺をしゃべってしまった事で、一気にマスコミが手のひらを返すように風向きが変わってしまう恐ろしさを間近で痛感したとも言えます。
一気にコイツは極悪人だストーリーに仕立て上げられるほどまでの連日加熱した報道が開始された経緯になっております。
この事件の教訓から学べる事は、
例え、どんなおいしい話があったとしても…?
過去に本当に良い事なのか?と考えさせる行動 = 自ら疑われるような紛らわしい行動を取るという事は、将来に対してリスクが残るだけで、何1つ良い事がないという事を改めて勉強させられます。
まさに日々の積み重ねではないですが…
いかに日頃の行いこと言動や行動が大切だという事が良く分かります。
和歌山カレー事件の林真須美さんは
もう25年以上も拘置所に入っています。
冤罪が証明された日には、とんでもない事になりそうです。
冤罪が発覚した場合には支払われる保証金については
1日あたり「1,000円~1万2,500円」とされています(刑事補償法)
布川事件(無期懲役から無罪となった強盗殺人の冤罪事件)では
無罪が確定した2ヶ月後に刑事補償金として
29年の冤罪牢獄生活で「1億3,000万円」が支給されました(刑事補償法)
さらに国と県に対しての国家賠償金として
約1億9,000万円の支払いを求めましたが…?
約7,600万円の支払いを命じた判決が出ています。
このように冤罪事件は他人事ではなく
「もしも、自分が同じ目に遭ったら…」
という想像力を高める事が何よりも大切になります。
和歌山毒物カレー事件は世間でも関心度が高く状況証拠のみで死刑判決を受けてしまった「冤罪事件」と呼び声が高いです。
誰もが知っておくべき冤罪疑惑がある事件となりまして
決して、他人事で済まされる問題ではありません。
それこそ、明日は我が身であります。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
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