エコキュート ヒートポンプカバーの外し方(修理分解)

目次
● ヒートポンプ室外機のカバー取り外し手順解説(ダイキン)
室外機のヒートポンプユニットとは?
エコキュートについて
エアコン室外機のような見た目をしている

ヒートポンプ本体「カバーの取り外し方法」になります。
お湯を貯めておくエコキュートタンクとは別で
空気の熱で水を温める機械がヒートポンプユニット(室外機)になります。
エコキュートでは故障しますと
リモコンの液晶画面に「エラーコード」が表示されます。
故障内容を特定して部品を交換するために
内部へアクセスするための手順方法になります。
当方のヒートポンプユニットはRQWN45LVになりますが、
ダイキンのエコキュートでしたら本体の型番・品番問わずに
どの商品でも共通して同じエラーが表示される仕組みになっています。
今回はヒートポンプユニットカバー分解方法手順の解説になります。
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく
簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
修理には何の部品&工具が必要になるの?
まず大前提としまして
ヒートポンプユニット本体は長年に渡り
雨にも風にもさらされておりまして
外に置かれているために「ネジが硬く固着」しています。
ご自身で交換された方はカバーを外すためのネジが緩まずに苦戦されている方がいます。
上記問題さえクリアできれば、ケーブル配線を交換するだけなので、簡単に交換出来ます。
間違っても電動ドライバー&インパクトでやってはいけません。
手動のドライバーにてネジを緩めるためにラスペネ(円滑剤)は必須になります。
今回の作業では下記が必要になります。
まずは基本中の基本となるドライバーになります。
基本的に下記を購入しておけば、絶対に間違いありません。
・(+)プラスドライバー 15cm
・(-)マイナスドライバー 15cm
→ 一家に1本あれば絶対に間違いないドライバーになります。
ハンマーは錆(サビ)で固まった所へ振動を与えるために必要不可欠になります。
100円均一の物でも大丈夫です。
傷つけたりするのが嫌な方はプラスチックハンマーでも良いですね。
ラスペネ 350ml(業務用の浸透防錆潤滑剤)
→ ネジが硬くて回らない固着時に絶対欠かせないです。
プロの修理工場&現場で使われるA121後続の新型で「超強力版」になります。
エラーをリセット解除 & 遮断ブレーカーをオフにします
下記の手順にてエラーをリセット解除しまして
作業中に感電しないために遮断ブレーカーをオフにします。
ダイキンのエコキュート トラブル時のエラーリセット解除方法(漏電ブレーカー)
ヒートポンプカバー本体の分解手順
室外機本体こと
ヒートポンプユニットになります。
まずは上部の鉄板を外す必要があります。
左右上部についているネジを4本外せばOKです。
左側に2本の
プラスネジがついています。
右側にも2本のプラスネジがついています。
いずれもネジが硬く固着しておりますので、
なめてしまった日には最後です。
ネジを緩めるためにも
ラスペネの潤滑剤を噴いてから
数分待てばOKでございます。
プラスドライバーに対して
トンカチで振動を与えると緩みやすくなります。
左回し(反時計回り)で緩める事が出来ます。
当方では12年4ヶ月触っておりませんでしたが…?
ラスペネを噴いて数分で、すぐに緩める事が出来ました。
4つのネジを取り外して
手で上にあげるだけで
簡単に鉄板カバーを外せます。
次はファンカバーになります。
ファンカバーも
上・下・左・右に
4つのプラスネジを
緩めるだけでOKです。
ファンのカバーは↑に上げてから
手前に引くだけで簡単に取り外し可能です。
6箇所にツメが引っ掛けてあります。
ファンカバーを取り外しましたら
残っている右上のネジ
最下部に2つのネジ
右サイドには2つの
プラスネジを緩めればOKです。
すると…?
中央の最上部の
ツメを外してから
右の方から手前に少し力を入れると
手前のカバーを取り外す事が出来ます。
右側から手前に根気よく引っ張ると取り外し出来ます。
カバーの取り外しで苦戦した箇所は
1.プラスネジの固着(天井を外すプラスネジ4箇所)+右下のネジ
2.手前側のカバーを取り外し
上記2点になります。
右には1箇所のツメ
左には3箇所のツメ
中央上部に
ツメがあります。
1.中央上部のツメを取り外す
2.右側のツメ1箇所を外す感覚で手前に引っ張る
3.最後に左側のツメ3箇所を外す感覚で手前に引っ張ればOKです。
カバーの取り外しで
最も苦戦した箇所については
1.プラスネジの固着(天井を外すプラスネジ4箇所)+右下のネジ
2.手前側のカバーを取り外し
上記2点になります。
右には1箇所の
引っ掛けるツメがあります。
左には3箇所の
引っ掛けるツメがあります。
中央上部には2箇所の
引っ掛けるツメがあります。
ヒートポンプユニットカバーを
完全に取り外した状態になります。
基盤は天井(上部)に下向きに取り付けられています。
黒いカバーを外すだけでアクセスする事が可能です(別で解説あり)
一部エラー内容によっては
カバーを全部開けて取り外さなくとも
このような冷蔵庫&ドラム式洗濯機のように
半開きの状態でも作業は可能でございます。
その後、2回目の故障トラブル時の
分解した際に判明した事ではあったのですが、
手前のファンカバーを取り外さなくとも
内部へアクセスする事が可能となっております。
牢獄のように□□□で覆われている出っ張りのファンカバーになります。
わざわざ手前のファンカバーを取り外さなくてもOKでした。
誠に申し訳ございません。
以上にて完了になります。
当方では14年の間に合計2回ほど室外機を開ける事になりました。
2回目の故障にて修理を断念して買い替えとなりました。
最後に今現在エコキュートの買い替えを検討されている方について
当方が厳選に厳選を重ねたおすすめエコキュートとして
余計な高機能は一切不要にて
標準的なシンプルな機能を搭載した上で
エコキュート工事費込みの最安値として
現在のおすすめ商品は下記となっております。
◆ ダイキン エコキュート(工事費込みの最安値)
・ダイキン エコキュート 370L 標準水圧 その2 / 460L その2
・ダイキンエコキュート 370L 高水圧 / 460L
→ 当方では370Lの標準水圧へ買い替えました。
◆ 三菱電機 エコキュート(工事費込みの最安値)
・三菱 エコキュート 370L 標準水圧 / 460L
・三菱 エコキュート 370L 高水圧 / 460L
◆ パナソニック エコキュート(工事費込みの最安値)
・パナソニック エコキュート 370L 標準水圧 / 460L
・パナソニック エコキュート 370L 高水圧 / 460L
各社メーカーの選び方として
少しでも故障トラブルを避けて
安心・安全にこだわりたい方であれば
ダイキン
を選択しておけば、間違いありません。
価格を少しでも抑えて
コストパフォーマンスを重視される方は
三菱電機 or パナソニック
といった選択になります。
シャワーの水圧に不満を感じていなければ、標準水圧で十分です。
なぜなら、高水圧にすると”水道代が上がってしまいます”ので、ご注意下さいませ。
2F~3Fに浴室を設置されている方でシャワーの水圧が気になる方だけ高圧を選択します。
当方では50%節水シャワーを併用して使用しているくらいですが、まったく気になりません。
エコキュートの機能面については
フルオートタイプの「自動保温&追い焚き可能」が基本となります。
セミオート(追い焚き不可能で、高温のお湯を足す機能あり)or 給湯専用(蛇口式でお湯を張るのみ)でも同じく料金に差はなく、2万~3万円前後の差にて取り扱っている所が少ないです。
タンク容量370L or 460Lの差については
”2万~3万円程度”しか変わらないです。
1人用の180L~大家族用550Lも用意されているのですが、
あまり需要がないためか取り扱っている所も少ないです。
同じく金額も2~3万円程度しか変わりません。
当方では余計なごちゃごちゃした機能は一切不要で
シンプルな機能のみでタンク容量も最小限に抑えたかったために
過去に徹底して調べた事があったのですが…?
つまりは、下記を選ぶと「損」をしてしまいます。
1.給湯専用 & セミオート
2.タンク容量の1人用(180L)& 大家族用(550L)
あまりにも人気がなく各社メーカーでも生産数が少ないために
工事業者も仕入れ価格が高くついてしまうケースが多く取り扱っている所が少ないです。
また既にエコキュートを設置されている方でフルオートの追い焚き → 給湯専用 or セミオートに変更する場合には別途配管工事が必要になりますので、余計な費用が発生してしまいます。
追い焚き配管を塞ぐ工事が発生して損をしてしまうという訳になります。
おとなしく大衆に人気がある最安値のフルオート機能+370L or 460Lを選ぶのが正解になります。
タンク容量の選択ついては
家族1~5人までは「370L」を選択して
4人~7人は「460L」を選択すればOKになります。
なぜなら、タンク容量の370Lと460Lばかりに気を取られてしまい
あまり気にされて選んでいる方が少ない印象を受けるのですが、
実際に使用できる湯量は42度前後のお湯にて
タンク容量370Lで「実質650Lのお湯」が使用できます。
お風呂張り1~2回+シャワー5人分+洗面&台所含む
タンク容量460Lで「実質850Lのお湯」が使用できます。
お風呂張り1~2回+シャワー7人分+洗面&台所含む
この事から大家族でもない限りにおいては、370Lで十分ですね。
エコキュートは10年を超えたあたりから
故障トラブルによるエラーが頻繁に起こりますので、要注意です。
各社メーカーの対応として延長保証も10年までと決まっています。
10年以内でエラーで故障になったり、壊れる方は本当に極稀なケースです。
10年を超えたあたりから買い替えを視野にいれて見積もりをしておく事をおすすめいたします。
なぜなら、10年を超えたあたりから
修理をしても次から次へと繰り返し故障していきます。
10年を超えたあたりから
恐怖に怯えながら過ごす事になりまして
12年~13年目で致命的なトラブルが発生している事が多いですね。
エラーが発生 → 故障を修理 → 今度は違う箇所が故障...etc
結局、延命させる修理費用だけで高くついてしまうケースが後を絶たない事も判明しております。
もちろん、長い方ですと15年~20年もっている方もいます。
但し、上手い話には裏のカラクリがあるようでして
これまで一度も故障トラブルを経験していない訳ではありません。
徹底して調べてみますと…?
これまで一度もトラブルなくして
15年~20年の寿命をもっている訳ではありませんでした。
いずれの方々も
何度かトラブル故障を繰り返しており
既に「数万円~数十万円の費用が掛かっている」
酷い方ですと20年目までに
既に20万~30万円の修理費用を支払っている
という事が判明しております。
正直、少し金額を足せば新品エコキュートが
買い替え出来てしまう金額が掛かっている事が分かりますね。
また、10年以上前と現在では省エネ効率(給湯保温効率)の電気代も変わってきます。
2010年代以前の給湯保温効率が2.5~3.0となりまして
2020年代では給湯保温効率が3.0~4.0となります。
数値が0.1違うと電気料金が年間1,000円変わってくると言われております。
つまりは、10年前と1.0~1.5も違うとなりますと…?
電気代が「年間1万円~1万5,000円」も変わってくる事になりますね!?
突然、故障してシャワー&お風呂に入れない等の余計なトラブルを避ける意味と”電気代を1円でも安くするため”にも、早めの内から買い替えを検討される事もおすすめでございます。
過去の故障トラブル経験談より
理想の交換時期としましては
・故障トラブルが心配な方は「10~12年」
・少しでも長持ちさせたい方は「13年~15年」
上記で買い替えをおすすめいたします。
少なくとも13年~14年以上使用した方であれば、
この機会に素直に買い替えがベストなのかもしれません。
その後、当方では14年目にてダイキン 370Lの標準水圧へ買い替えました。
◆ ダイキン エコキュート(工事費込みの最安値)
・ダイキン エコキュート 370L 標準水圧 その2 / 460L その2
・ダイキンエコキュート 370L 高水圧 / 460L
◆ 三菱電機 エコキュート(工事費込みの最安値)
・三菱 エコキュート 370L 標準水圧 / 460L
・三菱 エコキュート 370L 高水圧 / 460L
◆ パナソニック エコキュート(工事費込みの最安値)
・パナソニック エコキュート 370L 標準水圧 / 460L
・パナソニック エコキュート 370L 高水圧 / 460L
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
エコキュート タンク内の水&お湯の出し方(定期メンテの排水/災害時)
ダイキン エコキュート J3エラー修理手順(吐出サーミスタ部品交換)
ダイキン エコキュート 給湯混合弁&湯はり混合弁部品の入手先
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。
エコキュート タンク内の水&お湯の出し方(定期メンテの排水/災害時)
ダイキン エコキュート J3エラー修理手順(吐出サーミスタ部品交換)
ダイキン エコキュート 給湯混合弁&湯はり混合弁部品の入手先