ダイニチ 石油ファンヒーター E03エラー解決策(修理/直し方)
● ダイニチ 石油ファンヒーター E03エラー解決策
エラーコード E03の原因を解説(修理&直し方)
ダイニチの石油ファンヒーターは
故障 & 故障前兆の症状になりますと…?
液晶画面にエラーコード(番号)を表示してくれます。
長年使用している事により
E03エラー(非常に多いです)
上記のエラーコード(番号)が出やすいですね。
購入したばかりの方だったり(数年経過後)
これらのエラー番号が出ている内は
・本体裏面にある「排気フィルター&回転ファンの清掃」 ・灯油タンク内の最下部にある「灯油フィルターの清掃」
ダイニチ 石油ファンヒーター 給油ランプ点滅が消えない原因&解決策(対処法)
ダイニチ 石油ファンヒーター 回転ファン&フィルター清掃手順(E09/E13の換気エラー)
といった誰にでも出来る簡単な修理で直る事が多いですね。
灯油フィルターの清掃手順を含めて分かりやすく解説しております。
◆ E03エラーコードの意味について
石油ファンヒーターが動作中に電源が落ちて (火が燃えている最中に) 「燃焼が中断してしまう症状」になります。 本体内部の点火安全装置が作動して停止となっています。
他にも
一度の着火&点火動作で、火がつかない症状になります。 一度で火がつかずに再び火をつけようと着火&点火の動作に入ることがあります。 上記の症状以外にも火をつけようとして失敗して煙が出たり、何度か火をつけようと頑張っています。
よくありがちな簡単なトラブル内容として
灯油フィルター&タンク内にゴミ&水がたまり 運転中に自動消火してしまいます(電源が落ちます)
簡単な対処方法として
灯油フィルター&灯油タンク内の「ゴミ」や「水」を取り除きます。 古い灯油ではなく「新しい灯油」を使用します。
それでも解決しない場合の
E03エラーコードの重症&解決策として
灯油を送り込んでいる気化器といった部品の中に入っている ニードルの棒にカーボン(黒いスス)が溜っている状態となります。 内部を分解して清掃する必要があります。
ダイニチ 石油ファンヒーター分解修理 気化器&ニードル清掃手順(E02/E03/F06/HHH)
E03エラーの問題解決方法
これらのE03エラーコードについては
灯油フィルターの清掃で直る事もあるのですが、長年使用している場合には内部の火をつけている燃焼系の清掃が必要になる事が多いですね。
どんな作業が必要になってくるのか?
いずれも本体内部へアクセスしまして
下記の清掃をする必要がございます。
E03:灯油が流れ込んでくる「気化器内のニードル(棒)を清掃します」
で解消します。
もっとも多いトラブル事例の
大抵の原因としましては
1.火を燃やす付近& 回転ファンの「埃(ほこり)の汚れが原因」
→ 外側のカバーを外して内部を掃除機 & ブロワーで清掃で解決します。
E09 & E13による換気エラーが頻繁に出る方に多いエラー内容となります。
E02&E03にも関係してくる事もあります。
2.火を燃やすプラグの「銀色の細い棒2本を清掃」
→ E02に関係してきます。
燃焼内にある点火プラグ&炎の検知器センサー(フレームロッド)=2本の細長い棒に白い酸化したシリコンが付着して点火できない状態 = 火を燃やしている燃焼室の銀の棒を磨く必要があります。
外側のカバーを外して銀色の細い棒2本をヤスリ&ペーパー200番前後で削って解決します。
ヤスリ&ペーパーでも十分なのえすが、理想は「真鍮(しんちゅう)ブラシ」になります。
3.灯油が流れ込んでいる「気化器のニードルを綺麗に清掃」
→ E03に関係してきます。
灯油を送り込んでいる気化器のニードルの棒にカーボン(黒いスス)が溜っている状態なので、綺麗に清掃する必要があります。
外側のカバーを外して右側にある気化器のニードル(棒)を
・消毒用エタノール 500mL(日本薬局方) ・ラスペネ 350ml(業務用の浸透防錆潤滑剤)
ペーパーで清掃して解決します。
上記1&2番で解決できる事がほとんどです。
長年使用しておりますと…?
極稀に3番が原因だったりもします。
それでも解決しない場合には
気化器(燃やしている部品一式)こと 本体の故障が原因となりますので、 気化器を新品に交換する事で解決します。
とは言いつつも
当方では過去に何度も経験しておりますが、
1~3番を全て試して解決出来な事はなかったです。
最終的に3番のニードル(棒)を綺麗に清掃後は正常に動作しております。
火を燃やしている内部へアクセスするのは
大変そうに思いがちなのですが、とても簡単です。
本体の外側カバーは取り外すだけなので、手順は意外と簡単です。
1.必ず電源コンセントを抜きます。
2.本体の前下にある2つのプラスネジを外すだけです。
(一昔前の古い本体は真下の左右横にネジがついています)
3.(+)プラスネジを2つ外してカバーを↑へ引き上げるだけでOKです。
カバーの取り外しましたら、
左にある斜めに入っている銀色カバーの手前にあるネジを2つ外して
左右にある爪をマイナスドライバーで曲げて手前の下に引っ張れば
火を燃やしている内燃機のプラグ(細い銀色の棒2本)へアクセス可能となっています。
ダイニチ 石油ファンヒーター分解修理 本体カバー取り外し手順解説(E02/E03/HHH)
本体カバーを外した右側に灯油が流れ込んでくる「気化器のニードル」があります。
こちらも右側にある六角2本をスパナで緩めて、左のネジを2本外して手前を引っ張るだけで取り外しが可能になっています。
その後、ネジを1本を緩めてカバーを外してペンチでニードルを引っこ抜くだけでOKです。
分解手順は画像付きにて個別に分かりやすく解説しておりますので、ぜひご覧下さいませ。
ダイニチ 石油ファンヒーター分解修理 気化器&ニードル清掃手順(E02/E03/F06/HHH)
上記を試しても改善しない場合には
本体内部にある「基板側の故障(緑色の基盤)」
といった可能性が高いです。
ダイニチへ修理を依頼する必要がございます。
その場合の費用目安として
家庭用の石油ファンヒーターの場合
1.技術料:6,000円~1万円(税込) 2.部品代:1,000円~5,000円前後(最大1万前後)
最低でも1万円以上は掛かってしまうようです。
業務用の石油ファンヒーターの場合には
技術料が2倍~3倍(1万7,000円~2万4,000円)に跳ね上がります。
さらに誰もが忘れがちではありますが、
絶対に忘れてはいけない
重要な内容として
ダイニチは「3年保証」となっております。 保証期間内でしたら「無料」で修理を受けられます。
もし購入してから3年~5年以上経過している方は
素直に新品を買い直した方が後々の事も考えて安上がりだと思います。
◆ おすすめ石油ファンヒーター
・ダイニチ 石油ファンヒーター本体(木造7畳まで/コンクリート9畳) ・ダイニチ 石油ファンヒーター本体(木造9畳まで/コンクリート12畳)
・ダイニチ 石油ファンヒーター本体(木造10畳まで/コンクリート13畳) ・ダイニチ 石油ファンヒーター本体(木造11畳まで/コンクリート15畳) ・ダイニチ 石油ファンヒーター本体(木造15畳まで/コンクリート20畳)
ぜひ1つの参考にしていただければ幸いです。
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