電子レンジで火が出た時の対処法(火災が急増)

電子レンジ(火事・火災)

電子レンジの火災が急増中

火事になりやすい原因(食べ物)

電子レンジを使用中に火事・火災になるケースが急増しています。

2021年~2022年にかけて消防庁より発表された

もっとも多い出火原因としては

・1位: 食べ物を長時間、加熱しすぎによる火事

・2位: 使用方法を誤った間違いによる火事 = アルミ&紙皿を加熱

・3位: 電源コンセント等の電線ショート = 掃除をしないでホコリが溜まった状態

出火原因として

時間を気にせず「長時間の加熱」

もっとも出火が多かった

食べ物の種類として

・じゃがいも

・さつまいも

・里芋

イモ類がもっとも多く

続いて多い食品として

・冷凍食品

・パン類

電子レンジ実験によりますと

・焼き芋(120グラム): 6分26秒で出火(燃え上がる)

・あんまん(110グラム): 7分37秒で出火

・肉まん(90グラム): 5分34秒で出火

特に、いも類やパン類は水分が少ないために

加熱しすぎると火災になりやすいので、要注意となります。

ゆで卵・目玉焼きをはじめとして、たまご類も爆発しますので、ご注意下さい。

近年は電子レンジのワンタッチ機能(自動モード)も関係していそうですが、加熱し過ぎの火事が増えておりますので、皆様もお気をつけ下さいませ。

火が出た時のベストな対処法

もし電子レンジ内で

火災があった際のベスト対処方法として

火が出始めた時には

1.絶対に「扉は開けないで下さい」

2.すぐに「電源コードだけ外すのがベスト」になります。

3.そのまま自然に火が沈下するのを待つ方法が最もベストな適切対処法 or 消化器を使用

火が燃えている最中に

扉を開けてしまうと…?

空気(酸素)が入って火に油状態になります

電子レンジの扉はガラスで出来ているために

水をかけると簡単に割れてしまいます。

余計に空気が入って火が大炎上してしまいます。

もしも、水をかける時には

下記2点の条件が出た時に限られます。

1.電子レンジの「扉が割れた時」

2.火が沈下せずに「長時間に渡り燃え続けている時」

電子レンジの火事は火災保険が使える?

最後に電子レンジの火災については

火災保険から補償されます。

但し、誤った使用方法の場合には

重大な過失 または 法令違反となり

保険の対象にはなりませんので、ご注意下さいませ。

参考までに過去の裁判として

火を消さずの寝タバコだったり、油の入った鍋を火にかけたまま離れてしまった事で、火災保険が出なかった判例があります。

基本的に簡易消火器を用意した上で、電子レンジの前にいた方が無難です。

一般家庭にはミニタイプの消火器が一番ですね。

ミニ消火器(高さ38cmx幅13cmx重さ1.0kg)ミニ消火器のホースなし(高さ38cmx幅18cmx重さ1.2kg)ミニ消火器(高さ44cmx幅20cmx重さ3.9kg)

一般家庭用としましては

上記いずれかで十分になります。

近年では電源コンセントからの発火からスマホ&モバイルバッテリー(リチウムイオンバッテリー)の爆発も油断なりませんので、一家に一台消火器は必須だと思っております。

大変おすすめでございます。

それでもミニ消火器が邪魔という方は

火消しスプレー1本キッチン消火スプレー1本キッチン消化スプレー2本

火災スプレー(簡易消火器)でOKでございます。