ワープロは将来なくなる?(1989年各社の回答)

ワープロは将来なくなるのですか?
1989年当時の各メーカーへ問いかけ
1989年10月発売された雑誌「DIME」にて
業界の公開質問状に対する各社メーカーの回答になります。
まだパソコンが流行っていない時代の1989年当時
ワープロは将来的にどうなっていくのか?の見解になります。
◆ 質問内容について
Q. ワープロは将来なくなるのですか?
◆ NECの回答より
ワープロは文章を書く機械として特化されていますから
その必要性はなくならないんじゃないじゃないかな。
ただ、パソコンとワープロを分解すれば同じもの。
基本的にはイコール(=)なのですから
どちらかが消えることになっても
それは単に名前が変わっただけってことになると思いますが…
◆ TOSHIBA(東芝)の回答より
そんな事、誰が言っているのですか?
パソコンとワープロは、これからますます共存共栄していきますよ。
今はワープロとパソコンの台数がほぼ同数ですが、将来的にはワープロ10に対してパソコン1ぐらいの割合になると思います。
文章を打つだけで良いなら、パソコンの面倒な事をするよりも、ワープロを併用します。
実際にそういう使い方をされている方が多くなっています。
◆ CANON(キャノン)の回答より
ワープロがパソコンに取り込まれることはないでしょう。
これからも共存し、今よりも、さらに密接に連帯していくとは思いますけど。
ワープロのみが持っている機能を求めるユーザーが多いのではないでしょうか。
これから伸びるのは、住所録などの個人の情報処理用、清書書き機能を発揮したプレゼンテーション用といったジャンルでしょう。
◆ FUJITSU(富士通)の回答より
例えば、車の会社を考えてみてください。
セダンをワープロとすれば、パソコンはトラックに相当します。
両方を持っている人はいても、セダンをトラックで代用することも、その逆もないでしょう。
これからは、ワープロの使い方を仕事から趣味へと広げていく時期です。
特にワープロ通信が普及し、将来的には誰もが1日に1回はアクセスすることになるでしょう。
◆ SHARP(シャープ)の回答より
歴史の流れから考えると、コンピューターからオフコンへ
そしてパソコン、ワープロという順で技が広がっていったのです。
そうすると、ワープロは文章専用の端末機、電卓は計算専用の端末機なわけです。
人間の扱う道具は使いやすいことが一番だと思いますから
ワープロは文書専用機として残るでしょう。
またワープロ通信を使った、新しいコミュニケーション手段としての可能性もあります。
現在はソフトが不足していますが、これから各社とも力を入れてくるでしょう。
◆ Panasonic(パナソニック)の回答より
5年前、パソコンの普及台数は100万台、今は120万台と伸びはゆるやかです。
一方、ワープロは30万台が280万台にまで伸びています。
この数字を見ただけでも、パソコン社会よりワープロ社会到来の方が早いと考える材料になります。
また、ワープロがパソコンに進化する可能性も高い。
ワープロを必要としなかった主婦層などの知的部分を刺激する。
通信機能も充実していき、生活型の機械になっていくでしょう。
ネット回線速度1Gbps必要ない?(100Mbpsで十分?)

